金峰山 翌日は国師ヶ岳の筈でしたが。


- GPS
- 32:00
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 478m
- 下り
- 462m
コースタイム
天候 | 1日目 雲の多い晴れ 2日目 大雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ナビは長坂ICで降りるよう指示しますが、これは無視して予定通り一宮御坂ICまで行きました。高速を降りて少し道を間違えましたが、国道140号線を北上。牧丘トンネルを出てすぐに左折し、県道210号線から川上牧丘林道に向かいます。この間、ナビは頻繁に引き返しを指示します。牧丘林道はナビの地図上には無く、現在地は空を飛んでいます。どうやらナビは長野県側からの道に連れて行くよう指示を出しているらしい。これが判ったのは、もう目的地が目と鼻の先の頃でした。 5時間掛かって到着した大弛峠の駐車場、ウイークデイというのに満杯で、溢れた車が路駐しています。長野県側に入った所の道のふくらみに車を停めることが出来ました。 長野県側川上村からの道はナビに載っていますが、大弛小屋の主人「たまにナビに導かれて連れて行かれる方がありますが、わたしなら通りません」。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大弛峠の登山口から急登ですが、10分間登ると快適な尾根歩きとなりました。朝日峠からは汗をカキカキ登ります。大石の積み重なった場所を抜け、ゼイゼイと朝日岳に到着。ここからの下りは小石コロコロの急坂、落石しないように気を付けてゆっくり下ります。一旦ゆるやかになりますが再びどんどん下ります。およそ100mほど下って今度は鉄山への登りです。鉄山は巻いてトラバース気味に登ると森林限界、周囲がぱっと開けます。金峰山の頂上も見えます。積み重なった大石を伝って、石門をくぐると頂上です。 頂上から石を伝って五丈石の下まで行きましたが、ちょっと登る気にはなりませんでした。 金峰山からの下りは順調です。 が、朝日岳への登り、ここを下ってきた時に思っていたとおり、エッチラコッチラ、ゼイゼイ、ハアハア。朝日岳に登り着けばもう大丈夫。多少のアップダウンはありますが、あとは下り基調。わたしとしては珍しく、2組の先行者を追い越して無事大弛峠に降り立ちました。 |
その他周辺情報 | 山梨市の「ほったらかし温泉」は広々とした露天湯。内湯もありますが、雨降る中、備え付けの笠を冠ってゆったりしました。湯に浸かりながら富士と朝日を見る事が出来るとの事で、朝は日の出1時間前から開いています。本日は雨、何にも見えませんでしたが気持ち良く汗を流すことが出来ました。 |
写真
感想
国師ヶ岳と北奥千丈ケ岳に登る事にしました。遠くまで行ってこの山だけでは勿体ないので、1日目は金峰山に登り翌日に国師ヶ岳と北奥千丈ケ岳に登る事にしました。
金峰山は9年前に大弛峠から登った事がありますが、今回も同じルートになります。前回は雨、頂上では目の前の五丈石も霞んで全く見えませんでしたが、今回は天気予報では晴れマークも出ています。期待出来そうです。
大弛峠までのルート、前回はクリスタルラインを通って行きましたが、洒落た名前から想像される道とは程遠く、細い道で緊張を余儀なくされました。今日はちょっと遠回りになりますが、一宮御坂ICから北上することにしました。ナビは全く信用出来ません、事前の計画通りに進みました。全面舗装の道、狭いところもありますが快適に大弛峠に着くことが出来ました。
ウイークデーと云うのに駐車場は満杯。金峰山、国師ヶ岳の人気の高さを思い知らされます。
金峰山までのルートは快適です。
頂上は晴れ、前回とは全く違った景色が広がっていました。前回の印象記を紐解くと、『遠くから見て金峰山を探す時、頂上に立つ五丈石が目印になるそうだが、目の前のその五丈石さえも強い風に吹き上げられて来る霧にかすんでおり、ましてや遠望は望むべくもない。深田久弥は「そこからの山岳展望がいかに素晴らしいかは、この山の位置を考えただけでも納得出来るだろう」と記しているが、考えただけでは納得いかなかった』と記しています。わたしが五丈石と思ったのは山頂の石の重なり。五丈石は行く手に大きくどっしりと構えていました。これならどこからでも見えるわな、と納得。五丈石には登りませんでしたが、山頂の石の重なり(わたしが前回五丈石と思っていた)に登り四方を見渡しました。残念ながら遠くの山々は雲に遮られて見えませんでしたが、富士山、南アルプス、中央アルプスと、想像する事は出来ました。
帰りの朝日岳への登りはシンドイ、でも前回の経験があるのでゆっくり登り、思ったほどのものではありませんでした。
前回も泊まった大弛小屋、昔ながらの山小屋らしい良い小屋です。大弛小屋は標高2,300m、気圧が低いんですが、ご飯は圧力釜で炊かれていますので美味しいです。今日の宿泊客はわたし一人だけ。わたしのために今日下から上がってこられた太っ腹のご主人、「どこでもお好きな所で寝て下さい。消灯はいつでも良いです」。台風11号が四国に上陸しそう、という事で気象庁のレーダー情報を見て云われました。台風のアウターバンドが関東地方にかかり、ここら辺りは今晩から雨となり、明日は1日中雨になるという事です。外で缶ビールと持参のブランデーを飲みながら、寝っ転がって青い空に浮かぶ雲を眺めます。台風が四国に来るのは明後日、ここははるか遠い奥秩父、雨なんて降るわけ無いよ。
夜中、もの音に目を覚まされ、時計を見ると夜中の11時。雨が屋根を叩き、林がざわめいています。ご主人の云われた通りです。朝になるまで降り続く雨、ウトウトと長い夜を過ごしました。さてどうしたもんか? 川上牧丘林道は1時間20mm、降り始めから120mmの雨量で閉鎖されるそうです。この雨、すぐにクリアしそうです。帰ろっと。朝食を頂き、早々と帰途に着きました。山を下りる時、ワイパーがフル回転で動いていましたが、中央高速恵那山トンネルを越すと雨の形跡はありませんでした。
onisanさん、はじめまして
15日当日、朝方は雲が低くて雲海状態で少し遠くの山々の眺望も有ったのですけど次第に雲が高くなって来てしまいました。
今日は天気悪化の様で国師、北奥千丈ケ岳いけずに残念でしたね。
金峰山到着された頃に私は下山しだしてましたので途中で抜かれてますかね?(行きに転倒してしまい膝かばいながら降りてました、なんか見たようなウェア?)
地域が少し違うので又お会いすること無いかもしれませんけどこれからも怪我の無いように安全に山登り続けていきましょう。(怪我した人間が言うなってか
大ナギでみっともない格好で降りていた クリルでした。
krillさん、今晩は、はじめまして。
金峰山、雲が掛かって遠望は効きませんでしたが、明るい空の下、前回とは全く違った景色を楽しむ事が出来ました。
山登りでは怪我は付き物、注意していてもやっちゃいます。わたしも2週間前に南竜ケ馬場で左下腿受傷した怪我が未だ完治しない状態です。ちゃんと処置が出来るように準備しておられるkrillさんに感心いたしました。
krillさんとわたしのコースタイムを比べて見ますと、帰りの朝日岳までの間でお会いしたようですね。またどっかの山でお会いした時は声を掛けてやって下さい。
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