白馬岳、猿倉からピストン



- GPS
- 13:39
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,685m
- 下り
- 1,719m
コースタイム
- 山行
- 12:35
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 13:41
天候 | 雨のち晴れのち雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
満車の場合は、近くに臨時駐車場(100台程度)が開設されるようです。 https://tozanguchi-p.com/post-228/ 猿倉荘の前にトイレと給水所があります。また登山届用のポストが猿倉荘の玄関前にあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★猿倉~白馬尻★ 猿倉荘の横から一登りして、林道をひたすら歩きます。 長走沢の雪は、今年は既に全部解けてないので、木の橋が架かっています。 林道が終わって登山道になってからも、沢に木の角材が渡してある所が1か所ありますが、幅が狭くて、濡れていると滑りやすいので、かなり注意して渡る必要があります。 まぁ落ちても死にはしませんが、ずぶ濡れになります。 途中雪が残っている所がありましたが、そのままアイゼンは履かずに通過しました。 帰りは非常に滑りやすくなっていたので、雪切れしていましたが、12本爪アイゼンを履いたまま通過しました。 白馬尻に出る直前で視界が広がり、そこで12本爪アイゼンを履きました。 ★白馬尻~葱平★ 一部ですが、クレバスができ始めている所もあったので、歩くルートをよく見て歩く必要があります。 また雪渓の左右両方から、落石があります。岩肌を転がっているときは音がしますが、雪の上を転がってくるときは音がしないので、常に周囲に気を配って歩いた方がいいです。 特に杓子岳の天狗菱直下の岩峰からは、絶えず落石が発生していましたので、あまり端には近づかずに、雪渓の中央部を歩いたほうがいいと思います。 ★葱平~避難小屋★ 一部夏道が出ている所もありますが、基本的に雪の急斜面を直登します。 このルートで一番きつい所なので、慌てずゆっくり登りましょう。 昨年の今頃来た時は、避難小屋周辺で水の補給ができましたが、今年はまだ雪が多くて水の補給はできませんでした。 ★避難小屋~村営頂上宿舎★ 昨年の今頃は、至る所で水の補給ができましたが、今年は昨年の同じ時期と比べて雪が多いので、村営頂上宿舎のすぐ近くまで行かないと水の補給ができるところがありませんでした。 途中で水の補給を考えている人は、最新のルートの情報を確認した方がいいです。 ごく一部夏道が出ている個所もありますが、基本的に雪渓の上を歩きます。 ガスが濃いと違う方に行ってしまう可能性があります。 自分も適当に登っていたら、村営頂上宿舎のやや左に出たので、最後は少しだけ右にトラバースしました。 なので、ガスが濃い時は、GPS等で現在位置を確認しながら登った方がいいです。 ★村営頂上宿舎~白馬岳山頂★ 稜線に出ると雪がありません。白馬山荘の横にだけ雪がありますが、アイゼンはなくても歩けます。 天気がいい時は問題ありませんが、ガスが濃い時は方向を見失う可能性があるので、注意が必要です。 白馬山荘は、既に営業していますが、スカイプラザは7月からの営業開始のようです。 |
その他周辺情報 | 大町温泉郷の薬師の湯で入浴。 10:00~21:00(最終入館20:30) https://www.o-yakushinoyu.com/ |
写真
でも間に合わす、そのままバッテリーと一緒に滑り落ちて、途中で追いつくも、うまくキャッチできず、更に滑り落ちて加速。
下の大岩の横の近くでようやくバッテリーをキャッチして止まりました😭
最初のダイブで左肩を強打して、眉間と唇を切って、少し出血🩸
かなり久しぶりにケガをしました😭
夏道が出てますが、雪の斜面を直登します
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
ネックウォーマー
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
ヘルメット
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感想
会社の後輩で、歩くのが好きで、結構な距離を歩いたり、自転車で横浜から小田原まで出かけたりと中々アクティブの人がいて、時々話をするのですが、去年あたりから近場の山も登るようになったようで、今度一緒に行きましょうと誘ってみるも、自分は低山だけだし、雪は苦手なので…と断られていました。
まぁでも聞くと丹沢の蛭が岳に日帰りで行ってきたようで、ヤマレコの記録を見てみると、コースタイムの半分ちょっとで大倉からピストンしていて、『なんだ、俺より全然早いじゃん、これだけの脚力があるなら、どこにでも連れていけるなぁー』と思い、自分が有給を取って休みを合わせて、一緒に行くことにしました。
丹沢の蛭が岳に余裕で日帰りで行ってこれる脚力があるなら、是非北アルプスの絶景を見せてあげたいと思い、今ちょうどこの時期は、ライチョウの繁殖シーズンでもある事から、猿倉から白馬大雪渓を登り、白馬岳を日帰りでピストンすることにしました。
この時期の白馬大雪渓は、雪の急斜面を直登するので、夏場に比べると体力的には結構厳しくて、雪は苦手で、しかも仕事が終わってから、ろくに寝ないで横浜を出発して、前日に自分の実家に泊まって、体力の回復具合が若干心配で、自分もつい先日、硫黄岳と天狗岳を縦走した疲れがまだ残っている状態だったので、不安材料もありましたが、彼の脚力ならたぶん大丈夫だろうと思い、場合によっては山から下りてきて、実家にもう一泊すればいいやと考えて実行しました。
事前に靴のサイズを聞いていて、場合によっては、自分の冬靴を履いてもらうことも視野に入れつつ、普段履いている靴を持ってきてもらったら、12本爪アイゼンは履けるのですが、ソールが柔らかくて、雪の急斜面を登るのには不安があったので、自分の冬靴を履いてもらい、前後ワンタッチ式の12本爪アイゼンを装着して、大雪渓に挑みました。
天気予報によると、ちょうど自分たちが山に登る日だけ雨の予報でしたが、朝のうちに雨は止んで、後は曇りの予報だったので、お天気が回復することを信じて、雨の中スタート☔️
雨降りといっても普通のにわか雨で、以前妻と初めて大雪渓を登った時は、土砂降りの大雨の中スタートしたので、その時と比べると全然余裕😅
そして大雪渓を登っている途中で雨は止んで、青空が見えてきました☀️
俄然テンションが上がって、よぉーーーしと予報通りだと思っていたのですが、また再び雲がかかってきて、まさかの雨降り☔️😭
途中、休憩しているときにライチョウが出てきて、写真を撮ろうとしたら、携帯用のバッテリーがポケットからポロリと落ちて、雪の急斜面を滑り落ちていきました😱😱
うわぁーやばい‼️と思って、ダイブしてバッテリーをキャッチしようと試みるも失敗😱😱😱
そのままバッテリーと一緒に雪の斜面を滑り落ち、途中で追いついてキャッチを試みるも、また失敗😱😱😱
更に加速してバッテリーを追い抜いて、かなりのスピードで落ちながら、なんとかバッテリーを確保して止まりました。
推定で50~60mほど滑り落ちて、地面を見ると血で雪が赤く染まっていました🩸
ん⁉️なんで血⁉️と思い、唾を履いたら、更に雪面が赤く染まって、もしかして鼻血が出たのかなぁ⁉️と思いましたが、鼻血が出ている様子もなく、頭の中は⁉️でしたが、ふと横を見ると、先ほど写真を撮ろうとしたライチョウがいて、『あんたそこで何やってんの』とでも言いたそうな顔つきでこちらを見ていたので、写真を撮ろうとするも、肝心のスマホがない🥶🥶🥶🥶🥶
ふと上を見ると、何か落ちているのが見えて、後輩に頼んで確認してもらったら、自分のサングラスとスマホでした😅
スマホがないと思ったときは、かなりブルーになりましたが、幸いなことに紛失したものはなくて、後輩のいるところまで登り返して体制を整え直しました🥲
天気も悪くて風も強くて、ガスガスで真っ白な状態の中、雪の斜面を滑り落ちたので、心が折れかけましたが、時間的にはまだ白馬岳山頂まで行って帰ってこれそうなので、取り敢えず村営宿舎まで頑張って登ることに。
村営宿舎に到着して、後輩もまだ体力的には余裕がありそうなので、そのまま白馬岳山頂に向かいました😊
稜線に出てしまえば、もう雪はなく、夏道をただひたすら歩くだけ。
途中でピッケルとアイゼンをデポして山頂に向かって歩き、山頂直前で再びライチョウのお出迎えがあり、雨風が強い中なんとか山頂に到着😅
ただ雪の斜面を滑り落ちたときに、スマホの差込口に雪が少し入ったようで、液体を感知して充電できなくなり、雨風も強く、視界もきかずに真っ白けなので、写真だけ撮ったら、即行で下りました。
スマホは、タオルでよく吹いた後、タオルでくるんでポケットに入れておいたら、途中で再び充電できるようになり、残り2%まで減っていたのが、首の皮1枚繋がって再び充電できるようになったものの、小さいバッテリーは完全になくなって充電できなくなり、もう一つのバッテリーは、先ほど雪の斜面を落ちて濡れた影響で、うまく機能せず、再びピンチになりましたが、後輩が予備のバッテリーを持っていて借りれたので、なんとか下山まで持ちこたえることができました😅
自分のうっかりちょんぼでバッテリーを落してしまって、後輩には迷惑をかけてしまいました😭
白馬岳は、またもやお天気に嫌われた格好ですが、それでも北アルプスらしい迫力ある景色やライチョウを見ることができ、何よりも無事に下山出来てよかったと思います😊
次はいつ一緒に行けるかわかりませんが、彼の脚力を勘案して、日帰りですが八ヶ岳の最高峰の赤岳か、硫黄岳から阿弥陀岳まで縦走がいいかなぁと思っています😊
僕は白馬岳のからむ山行は2回あるんですが
2回ともガスの中
どうやら白馬岳には嫌われてるようですが
いつかはピーカンの白馬岳のレコを挙げて
「どや!」ってやってみたいです
ところで流血はどこだったんでしょうか
その後大丈夫ですか?
出血🩸した場所は、眉間と口の中です。
どちらも最初のダイブの時に、雪面に顔を打ちつけた時に切ったと思われます。
傷は全然大したことなくて、なんで雪面が血で赤く染まっているのか、わからなかったです😅
なので全く問題なしです😊
白馬岳は、高校の時の学校登山も入れると、7〜8回くらい登ってますが、晴れた事は一度もないです😭
一度だけ晴れてる時に登頂するチャンスがありました。
それは3年前のゴールデンウィーク明けに、猿倉から双子尾根を登って杓子岳に登頂した時です。
スタート時は快晴でしたが、午後から荒れて猛吹雪になって、登頂後に杓子岳山頂直下の岩陰でビバークしたのですが、携帯が圏外で外部と連絡ができなくなり、ビバークする旨の連絡もできませんでした😱
また雪で予備のバッテリーが濡れてしまって充電もできなくなりました😱😱
翌朝風はまだかなり強かったですが、雪はやんで晴れたのでテントを撤収して歩いていたら、途中で奇跡的にバッテリーがちょっとだけ復活、携帯も繋がるようになり、妻と山友に移動中である旨のLINEをしました😊
携帯の電源さえ入っていれば、いまココというアプリで妻のスマホで自分の位置がわかるようになっているので、地図上で自分の位置が少しずつ動いているのを見て、あぁー生きてるんだなぁと思うのを期待して歩いていました😊
村営頂上宿舎のすぐ上の分岐に来た時に、メチャクチャいい天気で白馬岳山頂まで、もうあと少しだし時間にもかなり余裕があったので、白馬岳山頂に行きたかったのですが、一晩音信不通の状態で、かなり心配をかけたし、一応移動中の連絡をLINEでしていて、自分のGPSの位置情報が少しずつ動いてるのを確認していたとしても、少しでも早く下山して、無事に下山した連絡を入れた方がいいだろうと思って、白馬岳山頂は諦めて泣く泣く下山しました😅
この時は、前日の午後が天気が大荒れで、たしか槍ヶ岳と八ヶ岳の赤岳で登山者が死亡する遭難事故が発生していて、特に槍ヶ岳で遭難した登山者は、2人でしたが、2人ともあと少しで小屋に到着するってところでホワイトアウト状態で力尽きたようです😭
自分もテン泊装備でなかったら、同じ運命を辿っていたと思います😱
なので白馬岳にはかなり嫌われていますが、次こそは、晴れている時に白馬岳に登頂したいですねー😊
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