作田川~八幡岳
- GPS
- 09:36
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 832m
- 下り
- 831m
コースタイム
- 山行
- 9:32
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 9:36
天候 | 晴れ 風冷たい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
人は実際に会って話したり、一緒に酒を飲んだりしてみないと、本当のその人のことはわからないものである。
山も同じで、山容の見た目や、他人の評価や記録で判断しても、山に行って、奥深く分け入ってみたり、違うルートを歩いてみないと、その山の本当のところはわからないものである。
八幡岳。青森県上北郡七戸町にあります。七戸町には東北新幹線はやぶさが停まります。大きな道の駅があって、いつもにぎわっています。おいしいジェラートの店が流行っています。温泉も多いです。自分の好みのもので七戸町を宣伝しましたが、他にも違う見どころがたくさんあるようです。
作田川は八幡岳の東側から流れ出ます。そして小川原湖に達します。小川原湖は青森県で一番大きい湖です。「作田」という地酒もあります。日本酒はあまり飲まない、焼酎好きの僕が以前に飲んでみたけれど、飲みやすかったです。
作田川に僕はここ数年、春にだいたい足慣らし目的で入渓しています。この沢で僕が好まないところは、遡行の途中に林道があることです。ですがその林道がちょうどよい所にあって「ここで帰りましょう」となります。今日は「林道の上流を歩く」「八幡岳まで詰める」を目的に沢に入りました。
林道が沢を横切るまでに地形図にある「三階滝」があります。難しいことはありません。三階滝を越えて二又を右又に入ります。ここから先に僕は足を踏み入れたことがありませんでした。穏やかな流れを進むと高い所に橋が見えました。林道です。橋をくぐってさらに遡行します。地形図のコンタ600から800の間が急になっていました。しかし僕は、林道までしか歩いたことのないこの沢の印象と、八幡岳まで詰め上がった沢登りの記録がない、という理由で登攀をする滝はない、と勝手に決めて遡行していました。なので突然に現れた滝には、思わず目を大きく見開いてしまい、心の中の沢登メーターの針が一気にレッドゾーンに振れてしまいました。大きくはなかったけれどその滝は、ホールドの少ないものでした。足慣らしのはずでしたが、ザックからザイルを出して、ハーケンも準備して、もう登攀のイメージを考えていました。何とか登り切って二人を確保。三人無事登攀。安心しきって、またダラダラ歩こうとザイルをしまいます。
まだ僕は優しい作田川が頭から抜けません。優しい作田川が頭から吹っ飛んだのは、その先に歩いて三分後でした。今日これから登るのは無理そうな、ちょっと気合が必要な大滝が前方をふさいだのです。今日は水が冷たい。夏に来よう。時間がない。等々理由を付けて巻くことにしました。短く巻いて渓に降りようとした向こうに、またまた大きな滝が見えました。その滝も一緒に高巻きました。
なぜこの沢の沢登りの話が聞こえないのだろうか。
そう思いながら沢に下降すると、沢は平坦な流れになっていました。あとは流れがなくなるまで詰めて、西に藪を漕いで歩いて、車道に出る。車道と登山道をつないで八幡岳へ。
下山して、アスファルト道を下って今度は地形図の「山ノ神」を目指す。車道から「山ノ神」を探すことができるだろうかと不安な気持ちで歩いていると、山ノ神への登り口を発見。立派な道を登ると三角点があった。
そこから先は方位を合わせて薄い藪を進む。沢に降りて行って、シドケをいただいて、狙った通り林道に降りた。そして林道を三人で歩いて下山した。
※青森県の山と言えば八甲田連峰、津軽富士岩木山、そして世界遺産白神山地だと思 います。沢登りもほぼその三つの山域が多いようです。こんなところに、沢登りの対 象となる沢が存在していました。
青森県で沢登がしたい方々はいませんか。ぜひここに連絡してみてください。いろんな山や沢があります。
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