羊蹄山
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 07:57
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,600m
- 下り
- 1,600m
コースタイム
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 7:56
天候 | 晴れ(山頂は強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新幹線:高崎⇒東京 バス:東京駅⇒成田空港 飛行機:成田空港⇒新千歳空港 車:新千歳空港⇒半月湖野営場 【復路】 車:半月湖野営場⇒小樽⇒札幌⇒新千歳空港 飛行機:新千歳空港⇒成田空港 バス:成田空港⇒東京駅 新幹線:東京⇒高崎 |
コース状況/ 危険箇所等 |
夏山を前提とした場合、全体的にコース状況は良いし明瞭です。 山容を遠くから見てもわかるように登り一辺倒で、九十九折れではなく直登気味の登山道といった感じ。 9合目から上、特にお鉢に出てからは登山道は不明瞭で最後は岩の間を抜けていく感じ。雪の残っている時期は大変かも。 歩いてえぐられたりしていて登山道がはっきりしているからなのか、あまりピンクテープは見かけなかった印象です。 【登山口〜1合目】 緩やかでハイキング道といった感じ。登山道は人1人分で細い。 帰りは距離の長さに嫌気がさす区間です。 【1合目〜2合目】 風穴を過ぎてから1回目の尾根に上がるまで勾配が急になります。 【2合目〜5合目】 全体の中での比較でしかないですが、勾配は普通の登山道。 【5合目〜9合目】 この区間の勾配が最もきつく感じた。横目に見ても山の斜度は結構あるし、登山道も直登気味の区間が多い。 今回は8合目から上で残雪(というかハイマツから落ちた氷?)の区間があり、雪渓をトラバースする場所も何か所かありました。といってもノーアイゼンで問題なく通過できました。 【9合目〜山頂】 火口が見えるようになってからは常に山頂を視認できるので晴れていれば何も問題はないでしょう。山頂までの距離が長いので、ガスが濃かったりすると方向を誤る可能性はありますね。 本日は強風で体が吹き飛ばされそうでした。 【山頂〜9合目避難小屋】 雪が残っていて避難小屋へ下る区間で登山道を見失いました。 小屋は視認できていたので藪漕ぎしてたら何とか辿り着きました。 |
その他周辺情報 | 【半月湖野営場】 事前に倶知安役場に電話して使用可能であることを確認。 利用料は無料で水道とトイレあり。 静かで快適でした。 【コンビニ等】 倶知安の市街地にあるのが最後です。 距離にすると8kmくらいありました。 【温泉】 ワイス温泉(\500) 登山口から16kmの距離でした。 浴槽と洗い場があるだけのシンプルな温泉でした。 【バッジ】¥700 避難小屋が開いていれば避難小屋で買えるそうですが、まだ冬季閉鎖中のため購入できず。 下山後に調べたところ、倶知安駅構内の観光案内所で購入できるということがわかったので訪問。 毎年バッジの色が変わるのだけど、まだ山開き前なので2023年バージョンしかないとのことでしたが、在庫を出してきて売ってくれました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
---|
感想
本年度の地方遠征第3弾。いよいよ北に向かって北海道です。
これまでの四国と山陰は天気に恵まれず景色のない山を登っていたけど、今回はようやく晴れてくれました。
まず5月25日(土)は移動のみ。自宅から登山口となる半月湖野営場まで。
小ネタですが、東京から成田まではバスが楽ですね。事故などがあると間に合わなくなってしまう可能性があるというのがネックですが、東京駅からだと10分間隔で運行しているし、登山時の大きな荷物も気にすることが無いので、よほど早朝の飛行機でなければ今後もバスを使おうと思います。
さて、新千歳空港でレンタカーを借りて110kmほど走ります。一般道優先でナビをセットしたら4時間かかることになってましたが、実際には2時間ほどで到着。北海道の一般道は信号もないし巡航速度が速いので、高速道路を使う必要もないですね。
いよいよ登山の感想ですが、移動中の車から見ても勾配が急で大変そうだというのは想像できる。そして登らねばならない標高差も1600m。この数字を見ただけでも登れるかと心配になります。
登山口でテント泊して、翌朝明るくなって直ぐに登山開始。6時間かけるつもりで登り始めました。登り一辺倒で標高差が大きいので、とにかく焦らず心拍数を上げない程度にゆっくりと登ります。すると不思議と良い感じのペースで登れ、以前の登り方を思い出したみたい。息が上がることもなく、足の筋力が落ちることもなく、淡々と登る事ができました。
登山道自体は明瞭なので間違う事は無いと思います。5合目を超えたあたりから視界が開けて、ニセコを見下ろしながら、そして北海道の広さを感じながら標高を上げていきます。
勾配がキツイと思ったのは5合目から9合目辺りまで。直登に近い登山道で、いつまで続くんだろう?とげんなりする場面も。
9合目を過ぎて15分ほど歩けばお鉢に登って、あとは緩やかに山頂を目指すだけ。ですが、この日は風速15mを超えるかという強風が京極側から吹いていて、山頂稜線では真っすぐ立っていられない程でした。特に山頂付近は岩場になってて登山道も狭く、しがみつきながらなんとか辿り着いたという感じ。
計画では、そのまま火口縁を進んで9合目避難小屋に降りていくつもりでしたが、強風の中で岩場の稜線を歩くのは怖かったので、来た道を戻り途中から火口の中央を歩いて避難小屋方面へと下山しました。
避難小屋で休憩はしたものの、まだ冬期小屋の状態で中には入れず、風が吹く中で座っているのも寒いので休憩もそこそこに下山しました。
遠くから見ている分には美しい山ですが、登るとなると険しい山です。
でも天気が良くて良かった。そして久しぶりにこの標高差を登れたので、利尻にも登れるような気がしてきました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する