宮之浦岳・永田岳(白谷雲水峡→淀川登山口・紀元杉)
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- GPS
- 10:45
- 距離
- 25.5km
- 登り
- 2,323m
- 下り
- 1,681m
コースタイム
- 山行
- 0:27
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 0:29
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 10:15
天候 | 1日目:晴れ 2日目:曇り時々晴れのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
飛行機
羽田→鹿児島→屋久島:飛行機(屋久島16:00着) 屋久島空港→小原町:バス 小原町→白谷雲水峡:タクシー(バスは終了していた) 【帰り】 紀元杉→屋久島空港:バス(安房バス停乗り換え) ※1日余ったため、屋久島空港前からレンタカー利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に歩きやすく整備されているが、上がって下がっての繰り返しとなるため標高がなかなか変わっていかない。 ところどころロープ設置箇所や滑りやすい岩、沢道、渡渉点などがある。水溜まりも多く、靴の浸水に注意。 特に白谷雲水峡は雨天時に増水すると通行困難になるといわれている為、今回は天気予報を見て序盤に通過する計画とした。 ※増水で白谷雲水峡が通れない場合は、代替案として荒川登山口を通る経路が考えられる。 【見どころ】 白谷雲水峡、安房森林軌道、ウィルソン株、縄文杉、花之江河など、山頂を目指さなくても楽しめる箇所が多い。 平石付近から宮之浦岳・永田岳にかけて広がる笹原の景色もいい。 【休憩場所】 水場やトイレ、トイレブースは避難小屋を中心に充実している。 今回の経路上では序盤に白谷山荘、中盤に高塚小屋・新高塚小屋、終盤に淀川小屋と避難小屋も多く、計画時に軸となった。 |
その他周辺情報 | 【飲食】 レストランかもがわ→飛魚の唐揚げや焼き魚、海鮮丼などを楽しめる。安房バス停近く。 【買い出し】 空港近くにドラッグストアスーパーが複数軒ある。 最寄りのドラッグストアコスモスは支払い現金のみだが安かった。 ※大手コンビニチェーンや24時間営業店舗は無さそう。 【温泉】 縄文の宿まんてん→空港近くにあり、日帰り入浴できる。1400円 尾之間温泉→タクシーの運転手さんに勧められたものの月曜休みのため断念。 平内海中温泉→干潮時刻の前後2時間のみ入浴できる。300円 【その他観光地】 千尋の滝→安房や尾之間から行きやすい。 永田いなか浜→海亀の産卵場所といわれる。 ※今回利用の店やサービスでキャッシュレス決済を使えたのは空港の売店と縄文の宿まんてんの2箇所のみ。バスやタクシー含め、現金払いのみもしくは現金+地域限定の電子決済サービスのみ対応が多かった印象。 少なくとも屋久島空港と周辺にATMは見当たらなかった為、島に入る前に多めに現金を用意した方がよさそう。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
シェラフ
シュラフカバー
|
---|---|
備考 | 靴が濡れてしまい帰宅するまで乾かなかったため、サンダルを持参するべきと感じた。 |
感想
航空券のタイムセールを利用して屋久島へ。
販売状況や仕事への影響を考慮した結果、今回は土曜から月曜までの滞在です。
ちょうど梅雨に差し掛かるくらいの時期であるため不安も多かったのですが、セールの性質上キャンセルや変更の柔軟性は無く、どう転ぶかは運次第です。
屋久島は歩けるコースも多く計画がとても難しかったのですが、天気予報や時刻表などを並べると選択肢が絞られてきました。
【計画について】
<行程の希望>
・屋久島に来られる機会もそうそう無いし、なるべく見どころは押さえたい。
・できれば往復ではなく縦走にしたい。
・可能な範囲で宿泊費や移動費も削りたい。
<時刻表>
・5月25日(土)16:00屋久島空港到着→27日(月)19:00屋久島空港出発が前提となる。
・16:00に島に到着すると登山口へ向かうバスが既に終了している為、もし初日のうちに入山するならタクシーしかない。
・早朝のバスに乗る場合は荒川登山口になる。淀川登山口や白谷雲水峡へもバスで行けるが、やや遅めの登山開始となってしまう。
・下山の最終バスの時刻が遅いのは白谷雲水峡と荒川登山口。淀川登山口に降りる場合は、14:55最終と比較的早い。
<天気予報>
・直前の予報では土曜が晴れ、日曜が朝から雨で夕方には荒れるといい、月曜も同様に雨だという。
・尾之間へ降りるルートなどもあるがやや険しいらしい。天気を考えると無理しない方がよさそう。
・白谷雲水峡にも行きたいが、雨で増水した場合には通れなくなる心配があるため、通過するなら入山時にしたい。
・天気のいいうちに進むことを考えれば初日のうちに入山し、白谷山荘もしくは淀川小屋へ泊まることになる。
<その他>
・淀川小屋や新高塚小屋は宿泊客が多く満員で入れない心配があるらしい一方で、白谷山荘は利用者がそれほど多くなさそう。
・タクシーの運転手さんによると、今年は特に入山者が多いように感じるとのこと。
…以上を考え、次の計画とすることにしました。
1日目:島に到着した日の夕方のうちにタクシーを利用し、雨が降らないうちに白谷雲水峡の渡渉点を通過して白谷山荘に宿泊する。
2日目:早朝に白谷山荘を出発し、宮之浦岳・永田岳に登頂して淀川小屋に宿泊する。
3日目:淀川小屋を出発し、紀元杉バス停で終了。
これでも2日目の行程が20km以上と長く、早朝から歩き始めることにしました。
結果的には2日目のうちに下山することができましたが、なかなかハードな道のりだった気がします。
【感想と反省】
・白谷雲水峡やウィルソン株、縄文杉、トロッコ道など見所が多く楽しかった。
・特に平石以降の笹原と山頂部の景色がとてもよく、歩いていて気持ちよかった。
・シャクナゲの見ごろに間に合った点もよかった。
・白谷側/淀川側ともに上がって下がっての繰り返しで精神的に消耗した。
・標準コースタイムがやや早めに感じた。普段の自分のペースを参考にして無理のない計画を立てたつもりだったが、時間的な余裕がまったく無かった。
・2日目に晴れ間が見える瞬間もあったが、結局予報通りに雨が降ったため、白谷雲水峡を下山場所にしなかったのは正解だったと思う。
・出発前にゴアテックスのミドルカット靴に撥水スプレーをかけたが、ものの見事にずぶ濡れになってしまい、帰宅するまで乾かなかった。乾きやすい非防水靴で臨むか、サンダルを持参すればよかった。
・平内海中温泉の開放感が素晴らしかった。入浴時は天気にも恵まれ、2日目のうちに下山してよかった。
見どころも多い一方で、決して楽ではない道のりが味わい深いと思います。
なかなか気軽には来られませんが、それでも再び行ってみたい場所です。
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