三角山 & 洗足山 (用瀬アルプス) - 中国百名山の旅 PT.2
- GPS
- 03:32
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,778m
- 下り
- 1,743m
コースタイム
天候 | 小雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
用瀬アルプスの道中はよく整備されている。危険な箇所や急すぎる坂には鎖・ロープが整備されている。鳥居野コースはピンクテープなどで整備はされているが、地盤が荒れている印象を受けた。 |
その他周辺情報 | 【温泉】今回も入らず。 ・用瀬町や智頭町に温泉がないのが残念。 近いのは「八上比売の美肌の湯 湯谷荘」ぐらいでしょうか。大人420円、月曜日休み。 |
写真
感想
中国百名山の2座目は三角山。「さんかくやま」と読んでいましたが正しくは「みすみやま」。
三角山単体だと標準タイムで2時間半。それだけだと物足りないので(この直前にマッコウ[三原山]を登ってきたばかりなのに)その南に位置する洗足山まで登ってしまおうと計画。それだと標準タイムで約6時間。ちょっとキツイかもしれない。でも、できるはず。日没が遅いこの時期だからできることですね。
三角山は形が本当に頂上付近が尖っています。ある方向から見れば岩場剝き出しの断崖絶壁。本当に登れるのか不安になりますが、ルートはあるので大丈夫。
中国百名山に選ばれる理由は、この山の形だけでなく宗教的側面があるからでしょう。女人堂、頂上の三角山神社にある様々な御神体(と呼んでいいのかな?)。古くから山岳修験の場として利用されていたようです。
修行のために使われるということで、坂も厳しく岩場の昇り降りもあります。幸いなことにロープ(や鎖)も適宜整備されていますので、比較的楽に進むことができました。最近岩場のある山を歩いていなかったので久しぶりにワクワクして楽しむことができました。小雨は降ったり止んだりでしたが転倒することは(終盤の1回を除いて)ありませんでした。手袋をはめておくと手が汚れなくて済みます。
序盤は女人堂前後の深い森の美しさに魅せられ、ひたすら上る中盤、そして頂上からみえる美しい眺望、三角山は景色も登山自体も楽しいものでした。
少し休憩してから「おおなる山」と洗足山へ縦走します。意外ですがどちらも三角山より標高が高いです。毎回「あの彼方まで行かないといけないの、マジかよ」と思います。ただ無我夢中で走って昇り降りしていれば「いつの間にか」到達しているんですよね。
ここから少し登山道が荒れている、というかハードになっていると感じました。具体的に言うと、落ちたら大怪我しそうだなという崖の近くを通ったりします。道もはっきりしていますし、何よりロープや鎖も整備されているのでよほどのことが無い限り滑落することはないでしょう。
洗足山山頂を過ぎてやっと下山できると喜んでいたのもつかの間、鳥居野ルートは雨の日だとなかなか手ごわかったです。
コース自体は尾根(?)をゆったり下りていく感じで、時折開けた箇所では遠くの美しい山並みを見ることができます。
ただ、地盤が崩れやすい印象を受けました。とにかく小走りで行こうものなら、ズルズル滑ってしまいます。
そんな中の悲劇。
ルートが分かりにくく、右手にはロープがあるもののそこまでの道が木々が込み合っており行けない。一度下りて周ってルート復帰してみようと降りようとした瞬間。
ズルっ。
(尻餅をつく)
ズルズルズル〜〜〜。
「(エッ!?こんなに滑らかに滑り落ちてしまうものなの?)」と滑りながら感じました。
まず思考がぶっ飛びます。ただ滑るだけの自分がいる。
数秒後どうにかしないといけないと思って左手にみえた木にしがみ付き、止まることができました。
恐怖は感じましたが、唖然としました。
傾斜もそこまで急ではなく、高低差もありませんので、たとえもっと落ちたとしてもどこかの木にぶつかって止まることはできたはずです。
しかし、これがもっと高い山(雪山とか)からの滑落だと本当に生存するのはゼロに近いんだろうなと、改めて滑落の恐ろしさを実感しました。
これも山が悪いわけではなく、自分の登山能力の無さに起因しています。今後は急ぐべきではないシーンを見極め、ルートファインディングの能力も高めていかないといけません。
という感じで、三角山〜洗足山(用瀬アルプス)の縦走は、アクシデントはあったものの、概ね楽しい登山になりました。岩場を昇り降りするのは足だけでなく手や腕を使っているので、全身で登山している感じがしました。全身の節々が喜んでいる、といっても過言ではありません(ただし翌日筋肉痛になります。それなのに、次の日には氷ノ山縦走したり、もうめちゃくちゃ💦)。
この調子で6月は岡山の山ではなく、鳥取や兵庫の近い山々を登ってみます。「宍粟50名山」も自宅から近いものもあるので、晴れてたらチャレンジしてみます。
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