塩見岳登山
- GPS
- 37:14
- 距離
- 38.2km
- 登り
- 3,744m
- 下り
- 4,101m
コースタイム
- 山行
- 12:25
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 14:27
天候 | 晴・雨・曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
岡谷駅9時45分発→伊那大島駅11時50分着(JR飯田線) 伊那大島駅12時10分発→鳥倉登山口(伊那バス) |
写真
感想
登山ルート:鳥倉登山口〜三伏峠小屋(泊)〜塩見岳山頂〜蝙蝠岳山頂〜熊の平小屋(泊)〜間ノ岳山頂〜広河原
塩見岳(しもみだけ・3052m)
7月の3連休の後半2日は晴れの予報でしたので、1日目は移動にあて、2日目、3日目をメインに歩くコースが良いと思いました。北アルプスの湯俣温泉・鷲羽岳・黒部五郎岳・折立縦走も考えましたが、台風が日本海側を通る可能性がありましたので、台風から遠い南アルプス、塩見岳・間ノ岳縦走に決めました。
3連休初日ということで新宿発中央線特急指定席は完売していましたが、運よく八王子駅7時1分発の臨時特急あずさ71号は1席だけ空いていました。岡谷で乗り換え、11時50分伊那大島駅着。12時10分発の伊那バス鳥倉線で鳥倉登山口へ。14時10分に登山をスタートし、16時10分に三伏峠小屋へ到着しました。小屋は混んでいましたが運よく寝どころは部屋の端を割り当てられ、熟睡することができました。
翌日0時10分に三伏峠小屋を出発。霧の中をひたすら登り、4時55分塩見岳西峰山頂に到着しました。霧が晴れることを祈り待つこと1時間、少し青空が見え隠れするようになり、6時20分頃には360度の大展望が開けました。山頂は無人で、空の青さ、綿のような雲も美しく、中央アルプス、富士山、荒川岳を眺めながら至福の時を過ごしました。6時50分頃になると登山者が上がってきましたので、山頂を後にすることにしました。富士山は鮮明に見えていましたが、頂上付近から帽子のような雲が取れなかったので、雨が降ると思いました。ただ、降るまでにはしばらくかかるだろうと思い、主稜線を外れて、蝙蝠岳へ向かうことにしました。
蝙蝠岳(こうもりだけ・2864.7m)
北俣岳を過ぎる辺りまでは快晴で、ピラミッドのような蝙蝠岳を正面に、また時々塩見岳を振り返って見ながら、気持ちの良い稜線を駆け抜けました。しかしそれも束の間、蝙蝠岳山頂に近づくにつれ、どんどん雲が広がってきました。8時50分蝙蝠岳山頂着。それでも蝙蝠岳山頂では朝の霧雨で濡れた雨具を乾かしたり、雷鳥を観察したりする余裕がありました。再び来た道を戻っていると、ポツポツと雨が降り出しました。地図を見ると熊の平小屋まで4時間半ほど。これはまずいと思いました。雨はどんどん勢いを増し、北荒川岳付近では風も強く、雨が全身に浸みてきました。自分と同じく熊の平へ向かっている人も何人かおり、出会うたびに元気が出ました。このまま長時間濡れ続けると低体温症になる危険があるとわかっていましたので、とにかく足を止めず歩き続けました。14時40分熊の平小屋に到着。ほっとしました。熊の平小屋には乾燥室がないので、濡れた服はあきらめるしかありませんでした。小屋は満員でしたが、寝るには問題ない空間を確保できました。
間ノ岳(あいのだけ・3189.3m)
3日目は深夜1時50分発。霧雨の夜間登山はきついです。4時40分間ノ岳山頂着。山頂付近はものすごい強風で立っているのがやっとでした。5時50分中白峰山山頂着。この辺りから、展望も楽しめるようになり、富士山もくっきり見えました。北岳山荘を過ぎると、下山する登山者で渋滞することがたびたびで、いかに早く広河原へ下るかが関心ごとになってきました。八本歯のコルを過ぎると、今度は暑さで体力を消耗し、久しぶりの登山だったためか、足の指の先が痛くなってきて、スピードが急速に落ちました。広河原手前ではいよいよ足の指が痛くなり、小学生にも抜かれるありさまでした。10時50分広河原着。12時45分発のバスで甲府へ。全行程、1日目2時間、2日目14時間30分、3日目9時間、合計25時間30分。
senmeizanさん:ご無沙汰です^^
わぉ〜!2日目はコウモリまで足を延ばして、そのうえ熊の平へは3時前に到着。
どれだけ健脚!ww
北岳をスルーって、なにか理由でも…???
karl1953さん
数年前にコウモリを通って二軒小屋へ下ったことがあり、その時、コウモリまでは楽々だった記憶がありましたので行ってみました。北俣分岐から往復4時間、久々の登山ではしんどかったです。3日目は筋肉痛と強風で北岳は外しました。広河原手前では暑さと足の指の痛さで牛歩状態でした。
senmeizanさん、お疲れさまです。
しかし、なかなかアグレッシブな
山旅ですね〜(^o^)
taimu さん
塩見小屋が建て替えのため営業停止中でしたので、早朝の塩見岳山頂は無人で、絶景独占の贅沢を味わえました。これで気を良くして予定していなかった蝙蝠岳に立ち寄りましたが、雨に降られ、天候判断の難しさを改めて痛感しました。8月は休みが取れそうなので、また報告ができそうです。
senmeizanさん、おはようございます
久々のレコですね。それにしてもよく歩かれましたね。
小屋泊りにナイトハイク、雨の中も歩かれて楽しまれたようですね。
3日間の縦走だと天気読みが大変ですね。
higurasi さん、こんにちは
お久しぶりです。初日は雨、残り2日は晴れの予報でしたが、2日目の朝以外は、曇か雨でした。そのわずかな晴れの時間帯に塩見岳・蝙蝠岳の稜線上を歩いていましたので、それなりに満足度は高かったです。熊の平・間ノ岳間は晴れの日に歩いたことがないので、次回は北岳山荘、塩見小屋(工事中)泊の逆コースもいいかと思っています。
senmeizanさん こんにちは。お久しぶりです。
ずいぶん長いコースを歩かれたみたいでいつもながらの健脚で流石です。
足は大丈夫でしょうか?
雨や強風、暑さの中のたいへんな登山だったみたいですが、富士山が見えると嬉しくなりますよね。
またレコを楽しみにしております。
お疲れさまでした!
kazuto645 さん、こんばんは
健脚どころか、自分の力のなさを痛感した山行でもありました。たぶん、私の登山人生の中で最も多くの人に追い抜かれた登山だったと思います。低体温症を意識したのも久しぶりです。やはり普段から登っておかなければなりません。
それでも要所は晴れ、楽しい山歩きになりました。しばらく時間を空けても、コメントいただけることに感謝し、幸せを感じております。
二日目もすごいですが、三日目は
熊の平小屋から、一気に北岳、そして
広河原ですか!!
北岳山頂まで、ほとんど登りでは?
すごいです。
素敵な風景、楽しませて
頂きました。
komakiさん、こんにちは。
3日目は実は広河原10時10分発のバスに乗る目標を立てていたのですが、下りで足の指を痛め、全く及ばず、最後の1時間は牛歩状態でした。普段から歩いておくことの大切さを改めて感じる山行でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する