十和田湖東岸 宇樽部川
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- GPS
- 07:24
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 473m
- 下り
- 475m
コースタイム
天候 | 雨。土砂降りあり。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
宇樽部川は十和田山、戸来岳、十和利山に囲まれた丸い集水域の沢。ここにある戸来村への峠越えの夏道は、1902年八甲田雪中行軍遭難の時、同時期に行軍計画を貫徹した弘前第31連隊の歴史あるルート(峠の名は、犬吠峠、アグリ峠、あるいは牛の首峠)。 標高500の二股を右へ入って標高660までの区間に小さいながらも手強い滝が連続する。今回は4つの滝まで行ってこれは左岸を小さく巻いた。が、懸垂して4人降りたところで雨は土砂降りになり、その上流のゴルジュ帯で17人パーティーはタイヘンそうなので、登り返して、更に大きく巻いた。まだいくつか滝があるようだった。 一つ目の滝4mは左の水流を細かいスタンスをつなぎ、フリーで抜ける。 二つ目8mは右岸の苔むした壁をフリーで登り、後続にザイルたらす。 三つ目5mは真ん中の大岩の両脇水流はどっちも寒そうで難しそう。なぜかド真ん中にハシゴが立てかけてある。こんなの初めて。ハシゴは立木を長さ10センチの木ねじでとめてある。上の方は足りなかったのか1mほど継ぎ足してある。誰かがネジと電気ドライバーを持ってきて、ここで作ったんだろうか。しかし上の方ではハシゴが横に倒れるんじゃないかと非常に怖かった。上の岩角にボルト一本あり。5年前にokuyaさんが撃ったものだそうだ。そのときはハンマーにザイル投げて碇投げで登ったそうだ。この滝は難しい。 四つ目は手前に小さなゴルジュを控えた5m。ハングになっていて難しい。右の流木引っ掛けてなんとかいけそうだが、17人全員は無理と見て、巻く事にする。はじめ、この滝の上ぎりぎりに懸垂する巻きルートで4人降りたが、土砂降りで谷がコーヒー牛乳色に増水し始めた。人数多いので戻って更に大きく高巻く事に決め、登り返す。更に大きく巻いて、気持ちのよいブナやカツラの大きな木のある尾根をまたいで、そこからは斜めに標高660コルを目指す。沢本流は相変わらずコーヒー牛乳カラー。巻いている区間にまだ滝が見えていた。 コルを超えて左股に入ると、なかなか踏み後も明瞭になる。歴史ある峠越えルートだが、今はもうあまり使われないのだろう。ほとんどけもの道と化している。トチノキ、カツラなどの大きな木多数。 増水、大人数行動、計画の現場での変更など、充実の一日。 |
写真
感想
本日は皆様、本当にありがとうございました!
画像の随所に登場している「赤ヘル、サングラス小僧」です v(^^)
登山を始めて11ヶ月
これまではハイキングと山スキーを少々
こんな私に、先日の早池峰で一緒になったyoneyamaさんからの突然の御誘い
正直に言って、ビビリました (汗)。。。すぐには返事が出来ませんでした(笑)
でも、やってみなくては何も始まらない! これは絶好のチャンス!!
と思い、恐る恐る計画書に出席のコメントを書きました
沢の事など右も左も分からないまま、スパイク地下足袋を手に入れましたが
あとは何もかもチンプンカンプン
全ては当たって砕け散る覚悟でいましたが、ある御方からの突然の連絡
基本を叩き込んであげる!
これはありがたかった〜
全てが初体験で、出てくる単語や見る動作に圧倒された
自分なりに精一杯夢中になって叩き込まれたが
はたして使えるのか?????
でも、ここでやったのは確かに大正解でした!
(本番では懸垂下降はやれませんでしたが。。。残念無念)
ある御方様、本当にありがとう御座いました m(_ _)m
で、練習前の練習をしてしまうと、それなりの装備に物欲が沸いてしまう私 (笑)
前日に遥々買出しに出掛けてしまった!
ハーネス・カラビナ・エイトカン・シュリンゲなどをシッカリ購入
ついでに?関係ない物もチョイトばかり(笑)
チョビットの期待と膨大な不安を抱えながら眠りについた
翌朝、目覚ましよりも早く起床・・・やっぱり(笑)
そそくさと朝の行事を済ませて集合場所へ
やっぱり一番乗り
ぽぉ〜っとしていると、それらし人がやってきた
恐る恐る声を掛けてみた・・・やっぱり「たがじょ様」
声をひっくり返しながらの御挨拶(笑)
そうこうしている間に続々と集合してくる
雰囲気に呑まれながら車に便乗させてもらう
乗せていただいたのが今回のリーダー様
一瞬マズカッタかな・・・・・と思ったが、後の祭り。。。
とりあえず仕事でもつながりのある業界の人でしたので、ナントカ・・・
緊張するとフザケに走ってしまう私 ^^;)ゞ
それなりに会話をしていくと・・・当初聞いていた内容と違ってきてる!
ヤバイ!私は「沢初体験」。。。。。騙されたかも(大汗)
そんな私の気持ちなど、お構いナシに現場到着
心臓が破裂しそうな心境で最終出発準備にとりかかる
なんと今回の参加人数は17名!!!
見るからに強者揃い。。。。。ヤバイ所に自分がいる(滝汗)
チョビットの期待が完全に消え去り、気持ちは不安一色で占領された
その不安をyoneyamaさんとの会話でゴマカシながら林道を歩き出した
少し林道を戻り、沢方向に入り込む場所に到着
イキナリ道なき道・・・
草を掻き分け川に出た、倒木の一本橋・・・
これまでのハイキングでは考えられない幕開け
川を渡り、登山道らしき気配がまったく見えない、完全なる廃道を藪を掻き分けながら歩く
このあたりで少し自分の気持ちに変化を感じる・・・チョット楽しい(笑)
少し歩いてイヨイヨ沢歩き!
恐る恐る初体験の開幕ぅ〜〜〜〜〜
ジャバジャバ・・・ジャバジャバジャバ・・・楽しい!
地下足袋に水が入り込む・・・気持ちいい〜〜〜
ふと周りの景色に目を配ると・・・・・超気持ちいい〜〜〜〜〜!
これまでのハイキングや山菜採りでは、感じる事のできなかった空間が広がっている!!
さ・い・こ・う♪
調子に乗ってズンズン進んでしまう
ハッと気が付くとトップ集団にいた・・・あれ?
いつもの出だし不調が一切ない
あらら、いいんでしょうか?(笑)
いつの間にか不安な気持ちが吹き飛んで、ルンルン♪気分になっている
一発目の滝のお出まし、いよいよである
先に登って行った人のルートを参考に、足を掛け手を伸ばす・・・どこだ?・・・難しい・・・
フン!足はココ、手は・・・ココ・・・か?
バコッ!石が剥がれた。。。ドボンと落下!!
首までドップリ!(大笑い)
これで完全に吹っ切れた・・・・・超楽しいぜコイツは!
バコッに注意して再度チャレンジしてみると、あら?いけちゃった!
二発目、三発目とソコソコ順調に進む
既に完璧に楽しんでいる・・・顔が笑っているのが自分でもわかった(笑)
四発目の手前のプチゴルジュ(って言うの?^^)ゞ)で胸までトップリ
これで決まった!
ムッチャクチャ楽しい!!!!!
たがじょ入隊意思が完全に固まってしまった(爆笑)
ヒャッホォ〜と思いながらムリムリッ!と、よじ登ると、目の前に「マボロシ滝」
これはよじ登ると言う代物では無い、完全なるジャバー、ズドンの滝!
あれぇ〜と見上げながら、ニコニコ顔でワクワクしている自分がいた(笑)
結局今回ココにはアタックしなかったが、ここからも楽しい行動が待っていた
草木を掻き分けながらソコソコの急斜面を登ったり下りたり
途中の河原で昼食を済ませ、地図上の道を戻る
地図には道の印は有るものの、完璧に廃道状態
途中でルートが崩落していたためショートカットで沢に下りる
沢に下りてマタマタ廃道状態の沢歩き
要所要所で地形図による場所確認
自分も持参した地形図を見てみる・・・なんとなくわかる
あれ?こんなに地図読めたっけ???
でも当たってるじゃん!
みのちゃんと遭難ゴッコ(笑)しながらでも、上達していたようだ ^^)ゞ
最後は、たがじょさんの集合写真
この時既に気分は「たがじょ」(大笑い)
と言うことで、またまた新たな山に目覚めてしまった私です
皆様に「たがしょ入隊」を表明してしまいましたが
ハッキリ言って私は未熟な軟弱者です
でも、精一杯一緒に山を楽しみたいと思っていますので
これからどうぞ宜しく御願い致します!
(許可されるかどうかはわかりませんが^^)ゞ)
本当に皆様、今回はありがとう御座いました! m(_ _)m
個人の記録です
46登目
2010年23登目
宇樽部川1登目
コメント
この記録に関連する登山ルート
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写真のミズうちに届きました。ありがと
すごい水流、そして怖そうなはしご、寒そうだし、でも楽しそう。
総勢17名、この天気でよく集まりました。みんな好きですね
人が多くて驚いてます。いつも2人で行くのでとても楽しそうです。
入梅に入り、晴れ間を見て山を楽しみたいです。
大雨で行ったのかと心配してました。
さすが「たがじょ」です。
お疲れ様でした。
今回で沢経験は4回目でしたが、ゴルジュで胸まで浸かる(ちびっこなので、肩まで浸かる)のは、初でしたw 超寒くて唇も紫になってたみたいw
大雨とカミナリと変なハシゴと滑落の危機…高所恐怖症なのによく行ったもんだなあと思います。
例のハシゴがズレたときは、どうすればいいのやらと口ポカーンしちゃいました。が、頼れる男性陣が安定したところにハシゴをかけ直してくれましたので一件落着。
みんなで行けば怖くない!?(いや、怖かったケド)
すみません。写真がすべてブレ気味です。雲が厚くて光が足りないのに古いカメラのためISOも調節に限界がありました。まあ、(僕の嫌いな)個人情報保護ってことでご勘弁ください。
GPSデータの赤線地図が、尾根の高巻き始めるあたりで途切れているのは、乾電池が切れたせいです。ケチなので使いかけを入れていました。気づいて取り替えてまた始めました。
はじめの懸垂したあたりが無いような気がします。
ダラダラと感想を書いてしまい、申し訳ございませんでした!
ツイツイいつもの調子で・・・
シト姉さん
心配してくれてたんですね、ありがとうございます!
車で帰る途中に、一部土砂崩れで片側通行止めになるほどの雨でしたが
みんな ツケェ〜 っとしてましたよ
yochinさん
怖かった?はぁぁぁ〜?
常に笑みを浮かべていたのは見逃してませんが!
ヨネさん
これもまた味のある画像でイイと思いますよ!
本当に今回は声を掛けてくれて、ありがとうございました。
GPSのデータは、私のデータも見てみます
使えそうだったら差換えておきますね
ヨネさんが往復したデータは無いはずですが
※追記
私のログデーターを見たら、スタートからゴールまでつながってましたので
データーを差換えておきました。
shun-sさま,こんばんは。
山
しかも,あまり登山の経験もないので日記もコメントのしようがない
と思っていたのですが,読み始めたら表現が面白くて
つい書きたくなってしまいました
若造のたわごとをお許し下さい
読んでいて本当に楽しかったのがすごぉ〜く伝わってきました
このままイケイケGOGO
沢登りと出会ったのも何かの縁ですし,
これでますます
これからのご活躍,楽しみにしております
最近の日記見ていても,“ドボン”とはまると吹っ切れるようですね
「沢」いいですよ〜
私も実力はヘナチョコですが、なんとかなっちゃいました
もし機会がありましたら、是非オススメですよ!
これまでの山とガラッ!と違う景色なんですから
楽しそうな沢登りでしたね。
みんなで登るとやめられなくなるような…♪
でも、水の冷たさは相当なものでしょうね…
おそらく今後私がカランだ記録は、こうなっちゃうと思います!
いいのかなぁ
その辺を覚悟の上で、宜しく御願い致します m(_ _)m
しかし、すごいハシゴですこと…。
お手製感、にじみ出てますね
確かにこれは恐ろしげ。
でも、みんな、楽しそうでいいですね。
あのハシゴ、皆さんはどう思ったかわかりませんが
パッと見はソコソコ立派に私は見えました
が、登るにしたがって・・・ビビリバビデブゥ
最後の岩に登りきる時が一番怖かった〜
でも、みんなニコニコで楽しんでましたよ!
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