ゼブラの山並み 朳差岳 初飯豊連峰

2024年06月08日(土) ~ 2024年06月09日(日)

• GPS: 28:57
• 距離: 25.7km
• 登り: 2,391m
• 下り: 2,397m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:32
• 休憩: 1:47
• 合計: 10:19

距離 16.5km 登り 2,176m 下り 919m

3:57 スタート地点
3:59 4:08 奥胎内ヒュッテ
4:48 足の松尾根登山口
5:31 5:33 姫子ノ峰
5:53 岩渡り
6:11 英三ノ峰
6:30 ヒドノ峰
7:01 7:10 イチジ峰
7:53 7:58 西ノ峰
8:02 8:03 大石山
8:53 9:43 頼母木小屋
10:15 10:17 大石山
10:52 11:00 鉾立峰
11:31 11:35 朳差小屋
11:39 朳差岳
11:44 11:59 朳差小屋
12:28 12:29 鉾立峰
13:19 13:20 大石山
14:16 頼母木小屋

2日目

• 山行: 4:01
• 休憩: 0:16
• 合計: 4:17

距離 9.1km 登り 203m 下り 1,477m

4:37 頼母木小屋
5:11 5:17 大石山
5:22 5:24 西ノ峰
5:54 イチジ峰
6:26 6:27 ヒドノ峰
6:45 英三ノ峰
6:59 7:06 岩渡り
7:28 姫子ノ峰
8:07 足の松尾根登山口
8:52 奥胎内ヒュッテ
8:54 ゴール地点

天候

6月8日　晴れ　　6月9日　くもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

胎内二王子公園羽黒線は1.5〜2車線で比較的走りやすい。
当日0：30着でも駐車車両は40台ほど
（仙台市内〜奥胎内ヒュッテ　3時間30分）

コース状況／危険箇所等

<足の松尾根>　急こう配、その名の通り前半は松の根っこが足場代わり。
　一部痩せ尾根もあり。
<頼母木小屋〜朳差岳>アップダウンのキツイ稜線だが、ルートは歩き易い

写真

奥胎内ヒュッテから出発。ヒュッテの営業は6月14日より
トイレは別棟にあり、深夜も使用可能。シャワートイレ、靴洗い場もあり。

林道を歩く。遠くに見えるのは門内岳かな。

足の松尾根の取付き
ここまでの自転車も多数あった。バスの運行もこの日からだった。

標高の低い所にも多くの残雪が残る。
この地域の雪が多い証拠だ。

姫子の峰　稜線から朝日が差し込む

右の頂は二ツ峰　朝の斜光に浮かび上がる。

朝の陽ざしが眩しい〜

今日も出会えたシラネアオイ

イワウチワ　今日は沢山出会えた

だいぶ標高が上がっていた。

イチジ峰

なんとこの時期でカタクリに出会えた。
まだ朝なので開いていない。

イチジ峰から見える朳差岳
小屋もよく見える。
それにしても鉾立峰の勾配がエグイ

青空に映える

イチジ峰から南に転じると頼母木岳から
朳差岳から門内岳へのゼブラの稜線

ようやく着いた大石山からの朳差岳
東斜面はなお残雪多し。

朳差小屋をズームで引き寄せる。

頼母木岳へルートを取り、出会えたハクサンイチゲ
バックは地神山かな

ゼブラとハクサンイチゲ

いつまでも眺めていたい景色

ゼブラ模様が溜まんない

絶景のゼブラへと続く道

花の白と残雪の白　美しきものの競演

青空も加えてみた

飯豊連峰の美しき稜線。
遠くに頼母木小屋が見える

振り返ってエブリー

頼母木小屋に不要な荷物をデポして、
さあ、エブリーへ行こう。
今日は空も賑やかのようで、
ヘリコプターによる門内小屋や頼母木小屋に物資の荷揚げが
頻繁に行われていた。

鉾立峰からの下り、エブリーを捉える。
登山者を被写体にお借りしま〜す。

ハクサンイチゲとエブリー岳

歩いてきた稜線を振り返る。
憧れていた飯豊連峰のゼブラの稜線だ。

朳差小屋が近い

僅かに残るハクサンイチゲを捉え
小屋をバックに定番ショット

朳差岳のハクサンイチゲは年々少なくなっているという。
地球温暖化による冬の雪の少なさと残雪の融けるのが
早く、笹の侵略が進んできているのだろう。
昨年の秋田駒ケ岳のチングルマや北海道旭岳のチングルマも
同様の状況だった。

初エブリー岳

朳差岳からの飯豊連峰
左遠くに飯豊本峰が見える！
美しいゼブラの稜線が目の前に広がる。

さあ、頼母木小屋に帰ろう

真っ白なシラネアオイ

白と薄紫のシラネアオイが並んでいる。

ハクサンイチゲのアップも撮っておかなくては。

足取りは重いけれど、ハクサンイチゲに励まされるように
なんとか頼母木小屋へ・・・

今日の泊りはここです。

雲が多く、夕焼けは望めず。
それでもかすかに日本海上がオレンジに染まる。

お休み〜

翌朝、昨日往復した稜線をまたもや歩く。
もうすぐこのゼブラも見納めだ。

頼母木小屋を振り返る。

頼母木小屋　さようなら〜

又しても撮ってしまう・・・

縦位置でも・・・

飯豊連峰　ゼブラのこの時期にまた来れるかな。

イワウチワ　今日もお出迎えです。

なんだっけ？

足の松沢の滝

林道の橋から連なる滝を撮る。
沢登り　久しぶりにしたくなった。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

tekapo

5〜6年前に初めて朳差岳のハクサンイチゲの群生を知り、
昨年、大阪の山仲間と計画していたが胎内二王子公園羽黒線の土砂崩れにより
あえなく計画断念していた。

そして今年、ちょうどこの時期に仙台長期出張となり、計画をしていた。
しかし7ヶ月のブランクがあり、全く足の脚力が衰えていたので、
恐らくハクサンイチゲのピークであろう5月末のタイミングは
体力的に無理であるだろうと断念ていたのであった。

そして、迎えたこの日、天気もいい具合に晴れそうな予感。
意気込んで朝4：00過ぎに奥胎内ヒュッテを出発。
久しぶりの小屋泊ザックの重量が肩に食い込むが
足の調子は2週連続で山に登っていたのでなんとか標高を稼いでいける。

稜線にようやく着いた。
そこには思い憧れていた飯豊連峰のゼブラ模様が広がっていた。
実は飯豊連峰は初めて。しかもこのゼブラも初めて。
たおやかな稜線に残る美しき残雪が幾重にも重なるように織りなっている。
見たかったこの光景が今目の前にある感動。

ひとまず頼母木小屋へ行き、不要な荷物をデポ。
天気のいい今日のうちに朳差岳へ向かう。
軽くなったザックを背負いアップダウンの激しい稜線をいくが
かなり足に負担がかかる。
やはり標高差1300mを登ってきたのが足にきてるようだ。
まだまだトレーニング不足だな。

朳差岳のハクサンイチゲはほとんど終盤。
頼母木方面のハクサンイチゲの方がまだ残っている状態であった。

なんとかあえぎながら頼母木小屋に戻ってきた。
小屋の中は1・2階共満室、テントも10張以上でほぼ一杯。
でも今日のヘリでビール、ジュースが荷揚げされたので
あちこちで酒盛りが・・・　皆さんいい気分ですねぇ〜

翌朝は足早に下山となるが、膝の腸脛靭帯炎を心配して
ゆっくり下山。これはなんとか再発を免れた。

思い描いていた飯豊の山は最高のゼブラであった。
またここへ来れるのはいつになるだろうか・・・きっとまた。

コメント

chataro7

テカポさん、お久しぶりです！
しばらくレコでお見掛けしないと思っていましたが、いまは仙台へ出張されているのですね〜
またも東北地方でこれからの夏〜秋山に向けて羨ましい環境です！👍
さて、昨年土砂災害により計画倒れになった杁差岳にようやく登られましたね！
私はイチゲ開花情報に待ち切れず、フライングして5月末にお先に登ってしまいました💦
権内尾根、足の松尾根、丸森尾根いずれの登山道もキツイ登りで大変ですが、私もヘロヘロになりながら何とか登ることができました。。。
この週末はエブリ小屋手前の群落よりも頼母木方面のイチゲが見頃だったみたいですね。
次の機会にはぜひ頼母木山〜地神方面を歩きたいですね〜♪
素晴らしい景観求めて東北に遠征する際はぜひご一緒できることを楽しみにしています！

tekapo

茶太郎さん　　コメントありがとうございます。
東北の仙台の長期出張で思わず喜んでしまった私です。
これからの花の季節、楽しみが広がります。

頼母木岳から門内岳、左には飯豊本山へのルートも是非歩いてみたいですよね。
他にも行きたいところだらけです。