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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根から八丁尾根を周回)
2015年08月06日(木) ~
2015年08月07日(金)
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体力度
8
2~3泊以上が適当
- GPS
- 19:21
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 3,315m
- 下り
- 3,307m
コースタイム
1日目
- 山行
- 9:58
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 10:46
距離 14.0km
登り 2,677m
下り 922m
2日目
- 山行
- 7:37
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 8:32
距離 14.5km
登り 647m
下り 2,402m
1日目、六合石室の少し手前でログが飛んでいます。
天候 | 8月6日 晴れ、午後は雷雨 8月7日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※黒戸尾根 メジャーなルートなので分岐には道標があり、迷うようなことはありません。 刃渡りは岩の痩せ尾根ですが、傾斜もなく鎖もあります。五合目小屋跡の直後の急な梯子は高度感があります。七丈小屋を過ぎてからは岩場や鎖場が頻繁に出てきます。 ※甲斐駒山頂から六合石室 黒戸尾根から比べると、踏み跡は薄くなります。何処でも行けそうな感じですが、適当に行くと岩を下りたり巻いたりが多くなるので、少し要注意です。 途中、鎖場が3所あります。最初の鎖はトラバースで、あとの2箇所は、そこそこの高度差を下ります。 ※六合石室から三ッ頭 六合石室から三ッ頭へ向うときのルートが不明瞭です。 国土地理院の地図では、稜線通しに三ッ頭のピークを通るのと北側を巻く道が書かれています。踏み跡や赤テープを辿っていたら巻き道の方へ入ってしまい、その踏み跡も途中で判らなくなり、八丁尾根へ出る手前は完全にルートロストの状態でした。 三ッ頭のピーク道標は甲斐駒方面は稜線方向を示しており、ピークから振り返って見た感じも稜線通しが正解のようでした。巻き道へ入ったと感じたら、稜線へ登った方が良いようです。 ※三ッ頭から大岩山 梯子や鎖、ワイヤーなど整備されており、概ね踏み跡は明瞭です。 烏帽子岳は這松の岩稜を登ります。山稜は東側が切れ落ちているような所もあるから少し要注意です。 大岩山の登りは激急で、梯子や鎖、ワイヤーを駆使して登ります。少し高度感があるのは梯子のところ、あとはワイヤーに従って、ひたすら登るという感じです。 ※大岩山から日向山 大岩山からはシラビソやトウヒ類の森の平穏な道です。 雁ヶ原手前の1622mのピークは岩を登ったり巻いたりします。巻き道なのか錦滝方面に下る道であるのか、よく判らない分岐が何ヵ所かあるし、下りるのが厄介な岩に出たりすることもあるので要注意です。 日向山から尾白川駐車場への道は、整備されたハイキング道で問題なしです。 |
その他周辺情報 | 尾白の湯:利用料金820円 尾白の森名水公園「べるが」の中にあります。 夏休み期間やGWには名水公園入園料200円を取られますが、利用料金を620円にしてくれます。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
撮影機器:
感想
甲斐駒ヶ岳は北沢峠から登ったことが有るけど、黒戸尾根は八合目御来迎場から山頂までは赤線が繋がっていませんでした。それと、山梨百名山である日向山は白ザレの山頂に行きたいと思っており、黒戸尾根から八丁尾根の周回なら一度に2つの目的を果たせるので、前からこのルートを考えていました。
このルートはヤマレコでは日帰りする人が多いようです。でも、私の脚力ではかなり厳しいので基本は1泊2日とし、甲斐駒の山頂到着時間によっては日帰りに挑戦、その場合は時間切れビバークも在りうるので、ツェルトも持って行きました。
結果的に甲斐駒山頂に着いた時間は遅く、雷雨でもあったので、当初の計画のとおりに六合石室での泊まりになりました。
荷物を極力減らしていたなら、日帰りも可能だったかも知れませんが、厳しい事になっていたと思います。
この周回は、一般的には七丈小屋か六合石室で泊まる計画が良いのではないでしょうか。
日向山の雁ヶ原は気に入りました。特異な白砂の風景は、また行ってみたいと思っています。でも、灼熱の時期にはもう沢山。行くとしたら秋から初冬でしょうか。
烏帽子岳の這松の山頂も気に入ったけど、こちらは遠いから気軽に行こうとは思えません。
しかし、雷雨には参りました。髪の毛がチリチリし始めた時には本当に焦って、必死になって鎖場を下って避難しました。今になって考えれば、雨宿りせずに六合石室へ急いだ方が良かったような気もしますが、落雷は予測できないから正解だったのでしょう。
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guchi99さん、こんにちは。
すれ違いましたね。
私のレコのほうにも、コメントありがとうございます。
雷の話、すごかったです。
雷には巻かれたことありますが、生きた心地がしなかったの覚えてます。
しかも、髪の毛がちりちりしてくるというのは、想像するだけで恐ろしすぎます。
というわけで、烏帽子でひきかえしました。
無事の周回、おめでとうございます!
私もそのうち、また行きます!
seizanryoさん、コメント有難うございます。
雷は恐ろしいですよね。
以前にも岩場のテラスでしゃがみ込んで雷を避けていたら、稲妻が横に走るのが見えて、その直後轟音がして岩クズが落ちてきた、なんて経験があるので、今回も髪の毛がチリチリし始めたときには本当に焦りました。
何はともあれ、落雷にあってからでは遅いので、慎重すぎるくらいで丁度良いのかもしれませんね。
seizanryoさんのレコを拝見すると、私なんかよりずっと早く歩いているから、天気さえよければ、問題なく日帰り周回できるのでしょうね。
また、どこかでお会いしたら宜しくお願いします。
guchiさん、こんばんは!
昨年ほぼ同じコースを歩いた小生としては、懐かしくレコを拝見させていただきました。このコースをほぼ同じルートで歩いきましたが、忠実にルートのご紹介というかそのまんまだなぁと感じました。自分の中ではいっぱいいっぱいで冷静なコース案内ができていなかったと猛省しましたが、guchiさんのレコは本当に参考になりますね
今後とも、勉強させていただきます
mi88nさんのレコを拝見すると、同じ所で同じような写真が結構ありますね。
念のため申し上げておきますが、別に対抗意識があったわけではありません。
興味を惹かれる所は、誰しも同じなのでしょうね。
レコにコースの事をあれこれ書いているのは、余裕がある行程で歩いているからだと思います。だから雷に追われて大急ぎで下りた鎖場なんて、mi88nさんの写真を見て、こんな感じだったと思い出したくらいです。
もし私が日帰り周回を強行していたら、時間に追われて印象が薄くなったでしょうね。
それに夜になって、ヘッデンで歩いたのでどんな所かよく判らない、なんて書くしかなかったかも知れません。
いやいや〜、やっぱすご。
黒戸尾根は特に…ってのはあの人(笑)と同じですね。
いつもながらの状況判断がすばらしいです。
そしてクールなレコにしびれます。
実際は、そうでもないけど。
私、行ったことあるの日向山だけです。
山始めたころで、大興奮しました。
いやいや、黒戸尾根では結構、ヤラれていました。
ほぼテン泊装備で、バカみたいに水を2日分担いでいたので、山頂へ着いた時間が遅すぎました。七丈や石室で補給できるのに・・・
あの人だったら、半分くらいの時間でサラッと登って「屁でもない」なんて言うのでしょうね。
今回は、雷で久々にビビリました。
鎖場を必死こいて下りている時なんか、落雷の直撃を受けなくても、鎖を伝わってきた電流に感電して落ちるのではないか、なんて思っていました。
日向山は手軽に登れて、あの白砂の風景ですから良いですよね。
少し遠いけど、また行っても良いと思っています。
guchiさんは南ぷすでしたか。
今シーズン、南ぷすにまだ行ってない&日向山から黒戸の周回にそそられてるので刺激的でした(笑)
でも雷エピソードにビビる・・・
冷静な判断は流石です。
雷鳴こそ近かったものの、雷雨に遭わなかった私は、単に運が良かっただけだったんだなぁと。
涼しくなったら、アッチ達と丹沢にでも行きましょう〜。
お疲れ様でした!
黒戸尾根ー八丁尾根の周回は、スッキリとした森林限界を越える部分は少ないけど、見所が色々あってお勧めです。
私にとっては厳しいけど、M会の皆さんだったら日帰りも可能かと思われるし、泊まりにしても、割とお手軽なのではないでしょうか。
しかし、タエさんはパワフルですね。
大縦走に続いて、真教寺から権現の日帰り周回なんかサラッとやってしまうし、とても敵いません。
アッチさんとは涼しくなったら地蔵尾根へ行こうという事になっていますので、タエさんも一緒に行きましょう。(クニさんにも声をかけてみようと思っています)
なお、アッチさんには言ってあるけど、その際には年寄りを労わるように!です。
お〜!
今年行こうと思ってた黒戸尾根だ〜!!
無茶を承知でも日帰りにするか、一泊でいろいろ廻ってみるか悩んでるんで、とっても参考になりました!
さてどうしようかな〜
それにしても髪の毛チリチリは怖いですね〜
わたしだったら生きた心地がしなくて確実に焦って下手やっちゃいますけど、ぐち先生は冷静に対処なさってるのが流石です!
丹沢はぜひ連れてってくださいね〜!楽しみにしてます!
ちなみに黒戸尾根、タエさんは昨年サクッと日帰り達成してますよ〜。さすがヤマレコ最強女子のひとりです!
11時半くらいまでに甲斐駒に着ければ日帰りに挑戦してみるつもりでした。
実際には、中々ペースが上げられないし、休息したらウトウトと居眠りする始末
到底、日帰り周回なんて出来るレベルでは無いことを思い知りました。
髪の毛のチリチリには本当に驚きました。
鎖場を降りて岩陰に入ると治まり、岩峰の上に出ると、また始まると言う感じだったので、今にして思えば、かなり危険な状態だったのかも知れません。
タエさんは黒戸尾根を日帰りしてましたか
やっぱり丹沢へ行ったら足を引っ張りそうです。
guchi さん、こんにちは。
そうそう、このお花畑のあと、同様に道をロスト気味になりました。稜線沿いに道があるように感じたので、適当に登り上げた記憶があります。
髪の毛がチリチリしているということは、相当な静電気がたまっているということですから、いきなり横からバシってことにもなりかねないですね。雷は、本当に恐怖です。
お疲れ様でした。
misuzuさん、おはようございます。
misuzuさんも、あそこで嵌りましたか。
何処か適当なところで稜線に出れば良いみたいだけど、なまじ踏み跡が明瞭だからお花畑の方へ引き込まれてしまいますよね。
私も登ればよかったけど、尾根は近いはずだと、そのまま進んで最後は石楠花の藪漕ぎでした。
髪の毛がチリチリするような予兆が無くても、突然の落雷があったりするから怖いですよね。
そう分かっていながらも、多少ゴロゴロ鳴っていても、タカをくくって歩いている事も結構あるのが、我ながら困ったものです。
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