光岳(芝沢ゲートから/冬季小屋泊)
- GPS
- 18:57
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 2,571m
- 下り
- 2,559m
コースタイム
- 山行
- 9:15
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 10:07
天候 | 1日目:晴れのち曇り一時雨 2日目:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
北又渡発電所の先はダートになる 高速インター下りてからコンビニなどの店はほぼない。 「道中あったら寄ろう」では危険なので、事前に調べておくべし。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
9割がた樹林帯で基本的に展望なし 易老渡〜面平間はいきなりの急登、ザレザレで滑りやすい(特に下山は気を遣う) 三角点〜易老岳間は痩せ尾根、岩場もあってちょっと悪い |
その他周辺情報 | 光小屋は営業前だけど、冬季避難小屋が開放されておりトイレも利用できる。 小屋内は電波は入らない。小屋の外ならdocomo、auは若干入った |
写真
感想
◆感想
・つかれた
・ほぼ樹林帯で展望なし
・易老渡岳まではひたすら急登
・易老渡岳山頂も展望なし
・頑張って登った易老渡岳から100m下るのが心折れる
・そして光小屋まで300m登るのしんどい
・つかれた
・光小屋からの展望は最高
・光岳は眺望なし
・光石からは中央アルプスがよく見えてヨシ
・イザルヶ岳は展望よしで最高
・帰り、ザレた急登を下るの大変
・トドメの林道がとにかくツライ
・つかれた
・夏は暑くて無理そう、梅雨前でよかった
◆詳細
今まで何度も悪天候で中止になってきた光岳。
テント泊だとちとキツそう、かといって小屋泊だと天気次第で臨機応変に動けない。
とにかく遠いので、どうせなら天気がいい時に行きたい。
というところで「冬季小屋泊は?」という提案がmacorinから出て「何それ天才?」と決まったのでした。
週末は混んでそうだから金土で。
風邪から全快していないのもあって体力面がかなり不安で、
中止を申し出ようかどうしようか…………と迷っていたら
共同装備の分担でかなり気を遣って少なくしてもらい、これなら行けるかも?と前向きになってきたところ、悪かった天気予報がどんどん回復。
決行!!となったのでした。
結果、お天気の中登れてよかった。けど疲れた。
何故か易老渡岳〜光岳は気持ちのいい稜線歩きだと勘違いをしており
実際はひたすら樹林帯で景色は見えず、疲労のうえにメンタルがゴリゴリ削られた。
光小屋に着くまで景色なぞほぼ見えず……。
深田久弥はなぜここを百名山に選定したんだ!?と不満が爆発。
苦しすぎて一句「もう二度と 来ることはない 光岳」
帰宅後「百名山」を読んだら
・テカリと読ませる山名に味がある
・ハイマツの植生分布の世界最南端である
だった。山行中に「おそらくこれだろう」と出てきた意見がドンピシャで当たっていた。
しかし、日帰りで往復する剛の者が多かった。すごすぎる。
ルート上で会う人は全体的に山に慣れてそうな人が多かった。当然のように百名山コンプリート済みとか。
冬季小屋は快適に過ごせたし、翌朝のご来光も楽しめたので、頑張った甲斐がありました。
歩みが遅くても虚無になっても文句たれてもバテまくっても、いつも優しくしてくれるお2人ありがとう。2人のおかげで何とか行けました。
本当に、心残りだった宿題を1つ片づけた気分です。スッキリした!
百名山90座目、キリ番ゲットでした。
◆メモ
・服装:行動中/半袖(翌朝は半袖+長袖パーカー+雨具)
小屋の外/半袖+長袖パーカー+ダウン+上下雨具
・寝袋:モンベル旧#5(現#3)+カバー
└寒くもなく快適だった
・靴:重登山靴の代わりにエクイリビウムを使ってみた
└膝の痛みが出なかったのでいいかも。あとは荷物が重くなった時に大丈夫かどうか
└足裏は痛くなる、あと若干かかとが靴擦れした
・飲料:2.2L持参。足りた
山行を終えた直後の感想 「モウニドト クルコトハナイ テカリダケ」hirotkさんの一句に同意。
「遠い」「ながい」「足痛い」「腿パンパン(><)!。
林道歩きと延々と続く急坂の樹林帯、やっとのことで易老岳まで登ったと思ったらまた下って登り返し、
いつまでたっても見えない景色。・・・・は〜やっと終わった。という感じ。
しかし、数日たち、振り返ってみて思い出すのは、光小屋で眺めた真っ赤な朝日と大展望、山頂付近の庭園のようなのびやかな景色。大きな山を登り切った達成感、豊かな自然に抱かれた幸福感、南アルプスを一望にながめることができた満足感、といいことばかり。
久々のボリューム感のある山登り。二日間、とても充実した時間を過ごすことができ、余韻に浸ることしばし・・・・。
喉元過ぎればなんとやらで、あんなにうんざりした樹林帯も、秋になれば赤く染まってきれいだろうな、とか、また行くなら秋かな、易老渉まで車で入れるようになればもうちょい楽にいけるかな、と思ってしまったりするわけで・・・山の魅力というのは本当に恐ろしい。笑
ここでちょっと冷静になって自問自答。
Q「秋ならば 行ってみるかい? 光岳」
A「秋ならば・・・・・、う〜ん秋ならば・・・、どこでもドアで光岳。。。。。」
やっぱりあの道をまた歩くのはきつい、と思う次第であります。
山行中に感じた疑問「なぜ ここが百名山に選ばれたのか?」答えをさがして日本百名山を読んでみたところ、深田久弥先生も山頂につくまでの道のりは大変ご苦労された模様。当時はアプローチから登山道、すべてが今よりはるかにワイルドだったことだろう。おまけに山頂では展望得られず、とのこと。
光岳を百名山に入れた理由は、名前や、植生の独自性のように書かれてはいるものの、実のたところは、あまりにも大変だったがゆえではなかろうかと思ってしまった。忍耐強く頑張った自分へのねぎらい、行ってきたことを誰かに言わなきゃ、何かにのこさなければ気が済まない、といったお気持ちだったのではなかろうか。(笑)。
山深〜い光岳。私も今回はいつにもましてがんばった。ひとりではとても無理だった。
長距離悪路を運転してくれ、共同装備を力強く背負ってくれた mmatsuさん。本当にありがとう。今年は絶対光岳にいくぞ!」というmmatsuさんの強い思いがこの山行を実現にみちびいてくれたといっても過言ではありませぬ。心から感謝であります。
hirotkさん、病み上がりで不安もあったであろうに、がんばってくれてありがとう。直球すぎる心の叫び「もう二度と来ることはない光岳」。この句にずいぶんと励まされました。(笑)人間これが最後と思えば頑張れる。なにかとあきらめの早いわたくしですが、今後の教訓にしたいとおもいます。
おかげさまでコロナで弱った体力もほぼ元通り。といってももともと強くはないし、これからも急に強靭になれるとは思いませんが、ちゃんと維持、ちょっとでも増できるよう精進していきたいと思います。
ひきつづきよろしくお願いいたします!
何も無くて&ラッセルに夢中で、山頂を通り過ぎてしまったこととか、「下山間に合わないー」って、あの林道をダッシュしたことを思い出しましたわ。
雪が無いと、こんな様相だったのね。
静かで、誰もいなくて、ひたすらラッセルした良い思い出の山です。
冬は良いよ。また行けるかと言われれば、ちと考えるけどw。
冬に芝沢ゲートまで入れるのもびっくり!!
夏でも疲れちゃって「もういいや」ってなってるのに、冬なんてとんでもないよー
新たな一句
冬なんて 冗談じゃない 光岳(>ω<。)
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