会津朝日岳（赤倉沢登山口〜ピストン）

2024年06月16日(日) [日帰り]

• GPS: 06:41
• 距離: 11.8km
• 登り: 1,361m
• 下り: 1,366m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:07
• 休憩: 1:35
• 合計: 6:42

5:18 会津朝日岳登山口
6:08 6:17 三吉ミチギの水場
7:02 7:22 人見ノ松
7:43 7:44 叶の高手
8:09 8:09 熊ノ平
8:12 8:13 会津朝日岳避難小屋
8:27 8:27 バイウチの高手
8:30 8:30 小幽沢ノカッチ
8:43 9:39 会津朝日岳
9:52 9:52 小幽沢ノカッチ
10:03 10:03 会津朝日岳避難小屋
10:32 10:32 叶の高手
10:45 10:45 人見ノ松
11:13 11:21 三吉ミチギの水場
12:00 会津朝日岳登山口

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東北自動車道の那須塩原ICから只見方面へ2時間ほど。
先へ行けば行くほどコンビニはなくなるのでIC近くで買い出しは済ませた方が良い。
駐車場は10台程度。手前のいわなの里はお客さん専用なので停めないように。（ここのご主人が登山口駐車場を広くしてくれたらしい）

コース状況／危険箇所等

・山頂直下の急登のみ草付で滑りやすいので注意。
・例年6月中旬までは雪渓が残るようだが今年は既に完全夏道になっていた。
・雪渓が残っているうちはアイゼン、ピッケルが必要とのこと。（実際にあの斜度を見た限りただ言ってるだけじゃなくて本当に必要だと思われた）
・前半は沢沿いを歩くので水場アリ。
・後半はアップダウンを伴う尾根歩き。
・道中眺望はあまりないが山頂の景色は最高。
・ヒメサユリがピークを迎えていた。

その他周辺情報

・下山後はいわなの里で釣り＆いわなの唐揚げ、塩焼きを楽しんだ。二人で4匹3000円ほど。おススメ。
https://iwananosato.com/
・温泉は「季の郷 湯ら里」空いてて広くて露天風呂もあってこちらもおススメ。
https://www.yurari.co.jp/

写真

6/16 5:07

今日は二百名山ハント。
会津の名峰「会津朝日岳」を目指す

6/16 5:08

駐車場は10台分くらい。いわなの里のご主人が広げたらしい。

6/16 5:13

この橋・・・3年前の冬に来た時は見つけるのも渡るのも苦労した。

1/1 9:21

3年前の冬、同じ場所で。
緊張の徒渉だった。

6/16 5:46

何度か渡渉しながら登っていく

6/16 5:54

豪雪地帯の森の雰囲気。北陸とよく似ている

6/16 6:04

最終水場。おいしい水だった

6/16 7:18

浅草岳がドン！

6/16 7:23

歩きやすい登山道。三年前の冬は豪雪過ぎてここまでこれなかった。

1/1 7:59

3年前の冬のラッセル。雪が落ち着いてたら問題なかったかもしれないがこの時は試練だった

6/16 7:28

サラサドウダン

6/16 7:29

おお！？ヒメサユリが咲いてるぞ

6/16 7:34

目指す会津朝日岳が見えてきた

6/16 7:35

またヒメサユリ

6/16 7:36

初めて見たかもしれん
北陸にもササユリはたくさん咲いているけど。

6/16 7:39

叶の高手
この小ピークのアップダウンがまあまあ面倒だった

6/16 7:51

会津朝日岳はもうすぐ

6/16 8:03

ユキザサ

6/16 8:13

お気に入りのツバメオモト。
今年も見れて良かった

6/16 8:28

最後の登り。雪渓があると面倒だが今年はすっかり融けていた

6/16 8:33

沢登りのルートみたいな草付とスラブを登っていく

6/16 8:38

シラネアオイも少し

6/16 8:42

会津朝日岳初登頂！

6/16 8:40

裏越後三山とか未丈ヶ岳とか、大パノラマが広がっていた

6/16 8:42

山頂はそれほど広くないけど人も少ないから十分

6/16 8:43

浅草岳と奥只見

6/16 8:44

会越国境の山なみ

6/16 9:38

さて下山。登りより気をつけていこう

6/16 9:40

恐る恐る下ってくるMさん

6/16 9:45

まるで沢登りだなぁ

6/16 10:27

大クロベ。

6/16 11:43

すっかり晴れて木漏れ日の森を歩いて下山

6/16 11:44

ここは覚えてる。冬に激ラッセルで苦労した場所だ

1/1 5:53

これが冬の同じ場所。ヤバかった。

6/16 11:48

沢水もめっちゃきれいだった

6/16 11:55

無事下山。夏は楽ちんだわ

6/16 13:16

帰りがけにいわなの里でいわな釣りを楽しんで舌鼓。

6/16 13:16

塩焼きもいいがここは唐揚げがおススメ！

登山後のいわなの里はオアシスだった

1/1 9:20

ちなみに冬はこんな感じ。ここまでのラッセルも大変だった想い出。

撮影機器：

EOS Kiss X7 CANON

PowerShot G7 X Mark II CANON

EOS Kiss X10 ボディ CANON

感想

がんちゃん

6月も中旬になり梅雨の足音が聞こえてきた。
直前まで南アルプスあたりを狙っていたが天気が怪しくなってきたので急遽会津駒ヶ岳に転進。
200名山なのでいずれ登らなければならないピークだったがMさんも未踏ということで一石二鳥だった。
この山は三年前の正月にスキーで登ろうとして豪雪完敗。
（その時の記録はこちら：https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2832704.html）
課題を残した状態となっていたが今回は完全夏道なので問題なさそう。
冬はかなり手前のスノーシェッドから延々とラッセルしたが当然今の時期は登山口まで入れるので余裕。
あの時は川を渡るための橋を探すのみだいぶ苦労したが今回はそれも簡単に見つかり（というか登山口の目の前にあった）改めて冬期登山の難しさを悟った。
ルーファイもラッセルの苦労も嘘のように歩きやすい登山道で何の苦も無く高度を上げていく。
途中まで全く花もなくてMさんもモチベーションダダ下がりだったがヒメサユリが出てきて一気にテンションアップ。
そういえばヒメサユリって初めて見たかもしれない。この花が有名なのは浅草岳だと思うがその浅草岳の雄姿もすぐ隣に見えていた。

高曇りだった空も徐々に晴れてきて気温も上がってきたが風があって助かった。この時期の1000m級は晴れたら暑い。曇ってるくらいがちょうどいい。
ピーク直下の雪渓の状況が気になったが既に雪は融けていてまるで沢登りのようなスラブと草付を注意深く登っていった。
ピークに着くとそれまでの樹林帯の景色が嘘のように360度のパノラマが広がっていた。
裏越後三山、平ヶ岳、至仏山、会津駒ヶ岳、三岩岳、窓開山、女峰山、未丈ヶ岳、守門岳、浅草岳、粟ヶ岳など…知っている山ばかりだがこの位置から同定するのは新鮮だった。

ほぼ貸し切りの山頂でしばらく景色を楽しんだら下山開始。
ちょっと登り返しが面倒だがそれでも累積標高差は1300mほどなのでライトな登山だ。
話ながらサクッと下山して終了。思ったより早く降りたのですぐ下にあるいわなの里に寄ってみよう、ということで寄り道することに。
どうやら釣ったいわなを焼いたり唐揚げにしてくれるらしくちょうどお腹も減っていたので願ったり叶ったりだった。

竿を借りて糸を垂らしてみるもののなかなか釣れない。入れ食いでは面白くないので釣れないのはウェルカムだが一方でお腹も空いているので複雑な気分。
コツをつかむまでなかなか釣れなかったが慣れたら一気につれ始めて二人分4匹を30分ほどで釣り上げた。
一方Mさんは坊主ということで悔しがっていた。いわなの里のご主人と話すと「優しい人は釣れないんですよ」とのこと。
確かに途中から魚との知恵比べでかなりムキになってたかも…いやー楽しかった笑

ここのいわなは唐揚げがおススメということで唐揚げと塩焼きとどちらも試してみることに。
結果としては唐揚げが素晴らしくおいしかった。どうやらここの水が決め手らしい。

おまけで蕨をごちそうしてくれたり、会津朝日岳のバッジをくれたり、気さくなご夫婦のおかげで至れり尽くせりだった。
登山では不満げだったMさんも結果的に大満足。5時間ちかくかけてきた甲斐があった。

会津朝日岳はしばらくいいかな、と思うが近くの山に来たらいわなの里にはまた寄りたいと思う。