本日の目的の花、キリシマギンリョウソウ。
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本日の目的の花、キリシマギンリョウソウ。
霧島銀竜草キリシマギンリョウソウ、ツツジ科ギンリョウソウ属の多年草。光合成をせず、地中にいる菌類から栄養分を吸い上げる「菌従属栄養植物」の一種。
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霧島銀竜草キリシマギンリョウソウ、ツツジ科ギンリョウソウ属の多年草。光合成をせず、地中にいる菌類から栄養分を吸い上げる「菌従属栄養植物」の一種。
2022年11月30日に新種として発表されました。
「世界的に見てもギンリョウソウ属は、1種のみだと考えられてきました。神戸大学大学院理学研究科の末次健司教授 (兼 神戸大学高等学術研究院卓越教授) と東北大学大学院農学研究科の陶山佳久教授らの研究グループは、およそ20年にも及ぶ調査を行い、「ギンリョウソウ」の中に名前がついていない種が含まれることを解明し、最初の発見場所である霧島の名を冠し「キリシマギンリョウソウ」と命名しました。」神戸大学HPより
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2022年11月30日に新種として発表されました。
「世界的に見てもギンリョウソウ属は、1種のみだと考えられてきました。神戸大学大学院理学研究科の末次健司教授 (兼 神戸大学高等学術研究院卓越教授) と東北大学大学院農学研究科の陶山佳久教授らの研究グループは、およそ20年にも及ぶ調査を行い、「ギンリョウソウ」の中に名前がついていない種が含まれることを解明し、最初の発見場所である霧島の名を冠し「キリシマギンリョウソウ」と命名しました。」神戸大学HPより
1本、割と綺麗な個体。
鱗片が薄紅色、がく片の数は4〜11枚と、通常2〜3枚であるギンリョウソウよりも多い。またキリシマギンリョウソウでは、顎片が花びらと常に接するのに対し、ギンリョウソウでは花筒から離れていることが多い。
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1本、割と綺麗な個体。
鱗片が薄紅色、がく片の数は4〜11枚と、通常2〜3枚であるギンリョウソウよりも多い。またキリシマギンリョウソウでは、顎片が花びらと常に接するのに対し、ギンリョウソウでは花筒から離れていることが多い。
鹿児島県、宮崎県以外にも、大阪府、和歌山県、静岡県、岐阜県にも生息するということですが、最初の発見地である霧島にちなんだ名だそうです。
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鹿児島県、宮崎県以外にも、大阪府、和歌山県、静岡県、岐阜県にも生息するということですが、最初の発見地である霧島にちなんだ名だそうです。
正面顔。
雌蕊は青味を帯びており、周りに雄蕊の葯が見えている。
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正面顔。
雌蕊は青味を帯びており、周りに雄蕊の葯が見えている。
ギンリョウソウと比べて見ました。色、萼片、違いますね。
キリシマギンリョウソウの地上部は5cm以下と短いことが多いが、ギンリョウソウは5cm以上であることが多い。
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ギンリョウソウと比べて見ました。色、萼片、違いますね。
キリシマギンリョウソウの地上部は5cm以下と短いことが多いが、ギンリョウソウは5cm以上であることが多い。
昨日の雨で痛めつけられていますが、ピンク色が濃い目の個体群。
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昨日の雨で痛めつけられていますが、ピンク色が濃い目の個体群。
少し横から。
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少し横から。
横から。
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横から。
3本いっしょのもの。
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3本いっしょのもの。
横から。
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横から。
コラージュ
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コラージュ
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オオバノトンボソウ。
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オオバノトンボソウ。
まだ蕾。
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まだ蕾。
イチヤクソウ。木のうろが好きなのでしょうか、高尾山にもうろに生育しているものがあります。
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イチヤクソウ。木のうろが好きなのでしょうか、高尾山にもうろに生育しているものがあります。
まだ蕾。
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まだ蕾。
前日、東岸和田のホテルに泊まりました。バスで終点塔原(とのはら)で降りてここから歩きます。バスは10分以上早く着きました。
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6/19 7:32
前日、東岸和田のホテルに泊まりました。バスで終点塔原(とのはら)で降りてここから歩きます。バスは10分以上早く着きました。
最初道を間違えましたが、ウチワサボテンの花を見れました。まだ開いていませんが花はたくさんついていました。
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6/19 7:39
最初道を間違えましたが、ウチワサボテンの花を見れました。まだ開いていませんが花はたくさんついていました。
ここから山に向かいます。
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6/19 7:43
ここから山に向かいます。
林道から右の登山道に入ります。
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6/19 7:50
林道から右の登山道に入ります。
ここは金剛生駒紀泉国定公園。
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6/19 7:52
ここは金剛生駒紀泉国定公園。
蕎原(そぶら)からの道との合流点。
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6/19 8:15
蕎原(そぶら)からの道との合流点。
こんなお地蔵さんが所々にあります。
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6/19 8:17
こんなお地蔵さんが所々にあります。
わー、たくさんのギンリョウソウだ。
銀竜草ギンリョウソウ、別名銀嶺草ギンレイソウ、ツツジ科ギンリョウソウ属の多年草。
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6/19 8:27
わー、たくさんのギンリョウソウだ。
銀竜草ギンリョウソウ、別名銀嶺草ギンレイソウ、ツツジ科ギンリョウソウ属の多年草。
横から。ちょっとベージュがかっています。ギンリョウソウにもベニバナギンリョウソウという色変わりがあるそうです。キリシマギンリョウソウとは萼片などが違うので色だけでなくしっかり観察をする必要があります。
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6/19 8:29
横から。ちょっとベージュがかっています。ギンリョウソウにもベニバナギンリョウソウという色変わりがあるそうです。キリシマギンリョウソウとは萼片などが違うので色だけでなくしっかり観察をする必要があります。
上を向いて凛々しく美しい個体。そのうち花が終わると君も目玉オヤジになるのね。
モリチャバネゴキブリとは相利共生の関係にあり、果肉を提供する代わりに種子を散布する。
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6/19 8:29
上を向いて凛々しく美しい個体。そのうち花が終わると君も目玉オヤジになるのね。
モリチャバネゴキブリとは相利共生の関係にあり、果肉を提供する代わりに種子を散布する。
緋色茸ヒイロタケ、タマチョレイタケ科シュタケ属のキノコ。食不適。きのこ染めの原料。
チョレイ(猪苓)とはイノシシの糞を意味し,菌核の形状に由来する。漢方薬にあるらしい。
チョレイ!というとどうしても卓球の張本選手を思い出してしまう。
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6/19 8:49
緋色茸ヒイロタケ、タマチョレイタケ科シュタケ属のキノコ。食不適。きのこ染めの原料。
チョレイ(猪苓)とはイノシシの糞を意味し,菌核の形状に由来する。漢方薬にあるらしい。
チョレイ!というとどうしても卓球の張本選手を思い出してしまう。
鮮やかなオレンジ色。
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6/19 8:50
鮮やかなオレンジ色。
枇杷平。
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6/19 8:55
枇杷平。
石灯籠があります。参拝道だった頃が偲ばれます。
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6/19 8:55
石灯籠があります。参拝道だった頃が偲ばれます。
車止め、まもなく舗装道路。
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6/19 9:01
車止め、まもなく舗装道路。
道路をちょっとあるいてここから階段を上がります。
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6/19 9:03
道路をちょっとあるいてここから階段を上がります。
再び舗装道路へ。
銀嶺花ギンレイカが咲いていました。名前は美しいですが、地味目の花です。
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6/19 9:26
再び舗装道路へ。
銀嶺花ギンレイカが咲いていました。名前は美しいですが、地味目の花です。
丸い可愛い実ができます。
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6/19 9:28
丸い可愛い実ができます。
右の道に入ります。
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6/19 9:32
右の道に入ります。
ブナ林の説明。国の天然記念物。
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6/19 9:35
ブナ林の説明。国の天然記念物。
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6/19 9:35
コガクウツギの名残。先月訪ねた九州の万年山(はねやま)にたくさんありました。
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6/19 9:41
コガクウツギの名残。先月訪ねた九州の万年山(はねやま)にたくさんありました。
カキノハグサ登場。お初の花です。関東にはありません。
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6/19 9:51
カキノハグサ登場。お初の花です。関東にはありません。
またもや赤いキノコ。
赤沼紅茸アカヌマベニタケ、ヌメリガサ科アカヤマタケ属の菌類。世界的に分布。食用かどうかは不明。
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6/19 10:07
またもや赤いキノコ。
赤沼紅茸アカヌマベニタケ、ヌメリガサ科アカヤマタケ属の菌類。世界的に分布。食用かどうかは不明。
たくさん発生。
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6/19 10:07
たくさん発生。
左下に水場があるようです。
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6/19 10:13
左下に水場があるようです。
巴戟天カキノハグサ、ヒメハギ科の多年草で、マメ科に似た黄色い花をつける。名前の由来は葉の形が柿のそれに似ていることによる。中部地方西部から近畿、それに静岡県に分布する。比叡山には特に多いとも。山地の木陰、やや乾燥した場所に生える。
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6/19 10:22
巴戟天カキノハグサ、ヒメハギ科の多年草で、マメ科に似た黄色い花をつける。名前の由来は葉の形が柿のそれに似ていることによる。中部地方西部から近畿、それに静岡県に分布する。比叡山には特に多いとも。山地の木陰、やや乾燥した場所に生える。
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6/19 10:41
よく見ると一番下の花弁の先端に両手を開いて軽く指を曲げて近づけたような形の付属体がついています。その上に2枚の花弁があります。うさぎの耳のように立っているのは2枚の側萼片、短い萼片は3枚あります。
花の色が黄色からオレンジ色でこれは柿の実のよう。
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6/19 10:46
よく見ると一番下の花弁の先端に両手を開いて軽く指を曲げて近づけたような形の付属体がついています。その上に2枚の花弁があります。うさぎの耳のように立っているのは2枚の側萼片、短い萼片は3枚あります。
花の色が黄色からオレンジ色でこれは柿の実のよう。
葉が柿の葉に似ている。
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6/19 10:46
葉が柿の葉に似ている。
オカタツナミソウでしょうか?タツナミソウは特定がむつかしいです。
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6/19 10:56
オカタツナミソウでしょうか?タツナミソウは特定がむつかしいです。
カキノハグサ、このあたりのが最もたくさん花をつけていました。
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6/19 11:05
カキノハグサ、このあたりのが最もたくさん花をつけていました。
たくさんの花をつけた個体。実もできています。
可愛らしい花ですね。関東で見れないのが残念。
追記;箱根の湿性花園には植栽があるようです。
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6/19 11:08
たくさんの花をつけた個体。実もできています。
可愛らしい花ですね。関東で見れないのが残念。
追記;箱根の湿性花園には植栽があるようです。
ブナ林に入りました。
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6/19 11:10
ブナ林に入りました。
これはカキノハグサの実だったのですね。
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6/19 11:12
これはカキノハグサの実だったのですね。
登山道も緩やかになりました。
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6/19 11:13
登山道も緩やかになりました。
ブナ林の展望デッキがありました。脇にきれいなブナの木があります。大きければマザーツリーとかブナ太郎とか呼ばれるのでしょう。
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6/19 11:15
ブナ林の展望デッキがありました。脇にきれいなブナの木があります。大きければマザーツリーとかブナ太郎とか呼ばれるのでしょう。
下にはブナの実の皮がたくさん落ちています。
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6/19 11:16
下にはブナの実の皮がたくさん落ちています。
美しいブナ林。笹もしっかり生えており、丹沢で見た瀕死のブナ林と比べると林が保たれているように見えます。
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6/19 11:17
美しいブナ林。笹もしっかり生えており、丹沢で見た瀕死のブナ林と比べると林が保たれているように見えます。
ブナ林の中を行きます。
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6/19 11:18
ブナ林の中を行きます。
神社へ向かう最後の階段。
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6/19 11:24
神社へ向かう最後の階段。
ブナ林の説明。今から約100年前の1923年に天然記念物に指定されています。当時直径30cm以上は1800本とされていましたが、最近では180本、乾燥化で若い木も少なくなっているとか。
やはり衰退への道をたどっているのですね。ブナはもともと氷河期に南下した木であり、それがあちこちに残っています。この美しく貴重な自然が末永く保全されることを願います。
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6/19 11:25
ブナ林の説明。今から約100年前の1923年に天然記念物に指定されています。当時直径30cm以上は1800本とされていましたが、最近では180本、乾燥化で若い木も少なくなっているとか。
やはり衰退への道をたどっているのですね。ブナはもともと氷河期に南下した木であり、それがあちこちに残っています。この美しく貴重な自然が末永く保全されることを願います。
階段、登りきって上から。
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6/19 11:28
階段、登りきって上から。
頂上には八大竜王社と呼ばれる神社が二つ坐しています。
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6/19 11:29
頂上には八大竜王社と呼ばれる神社が二つ坐しています。
こちらは大阪側、正式には、「高龗(たかおがみ)神社」であり、葛城一言主を祀っている。
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6/19 11:31
こちらは大阪側、正式には、「高龗(たかおがみ)神社」であり、葛城一言主を祀っている。
山頂標識はこれだけ。
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6/19 11:32
山頂標識はこれだけ。
展望台に着きました。上に登りました。景色は霞んでいました。これは関西空港でしょうか。向こうは淡路島らしい。
別の方向で山も見えましたが、関東人の私には山の名前はわかりません。
ここでランチにしました。
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6/19 11:38
展望台に着きました。上に登りました。景色は霞んでいました。これは関西空港でしょうか。向こうは淡路島らしい。
別の方向で山も見えましたが、関東人の私には山の名前はわかりません。
ここでランチにしました。
ウツボグサ、咲き始めでしょうか。
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6/19 11:57
ウツボグサ、咲き始めでしょうか。
戻ってこれは和歌山側の神社、八大竜王社。
この下に駐車場があり、実は車でここまで来れます。
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6/19 12:01
戻ってこれは和歌山側の神社、八大竜王社。
この下に駐車場があり、実は車でここまで来れます。
下山します。しばらくは舗装道路。
キツリフネ。
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6/19 12:08
下山します。しばらくは舗装道路。
キツリフネ。
赤くて美味しそうな木苺。
近くの実を食べたらちょっと苦みがあったのでニガイチゴでしょうか。
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6/19 12:12
赤くて美味しそうな木苺。
近くの実を食べたらちょっと苦みがあったのでニガイチゴでしょうか。
ヒメウツギでしょうか、見た目、葉に星状毛が少ないので。
クロアゲハがお食事中。
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6/19 12:17
ヒメウツギでしょうか、見た目、葉に星状毛が少ないので。
クロアゲハがお食事中。
ササユリの蕾。これも関東にはありません。
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6/19 12:18
ササユリの蕾。これも関東にはありません。
うっかり通り過ぎてしまいました。
ここから登山道に入ります。
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6/19 12:38
うっかり通り過ぎてしまいました。
ここから登山道に入ります。
見落とさないように。
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6/19 12:38
見落とさないように。
最初は平和な道でした。
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6/19 12:39
最初は平和な道でした。
ベンチのそばにオカトラノオが咲き始めていました。
この後登山道は荒れ気味の階段道になり、標高差にして500m近く降りることになります。単調でキツかった。
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6/19 12:40
ベンチのそばにオカトラノオが咲き始めていました。
この後登山道は荒れ気味の階段道になり、標高差にして500m近く降りることになります。単調でキツかった。
やっと舗装道路に出ました。
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6/19 13:40
やっと舗装道路に出ました。
このまま舗装道でも行けるのですが、大威徳寺に寄りたいので、さらに階段を降りました。
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6/19 13:42
このまま舗装道でも行けるのですが、大威徳寺に寄りたいので、さらに階段を降りました。
降りきると川。対岸に道は続いているのですが、水量が多く、靴は水没してしまう。また登り返しはいやなので、靴を脱いで渡渉しました。そんなに深くはないので冷たくて気持ちよかった。
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6/19 13:52
降りきると川。対岸に道は続いているのですが、水量が多く、靴は水没してしまう。また登り返しはいやなので、靴を脱いで渡渉しました。そんなに深くはないので冷たくて気持ちよかった。
対岸に着きます。
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6/19 13:50
対岸に着きます。
ミヤマカワトンボ、日本産のカワトンボの中では最大。茶色の翅にメタリックグリーンの腹部が美しい。何匹も優雅に飛んだり止まったりしていました。
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6/19 13:53
ミヤマカワトンボ、日本産のカワトンボの中では最大。茶色の翅にメタリックグリーンの腹部が美しい。何匹も優雅に飛んだり止まったりしていました。
錦流の滝。
このあたりの地質は中生代白亜紀の砂岩になりますが、地層が傾いています。
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6/19 14:02
錦流の滝。
このあたりの地質は中生代白亜紀の砂岩になりますが、地層が傾いています。
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6/19 14:02
川を渡る場所、橋がかかっていてよかった。
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6/19 14:06
川を渡る場所、橋がかかっていてよかった。
大威徳寺に着きました。誰もいません。
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6/19 14:11
大威徳寺に着きました。誰もいません。
多宝塔。
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6/19 14:12
多宝塔。
説明。
このお寺はもみじがキレイで、紅葉の季節にはたくさんの人が訪れるようです。その時なら御朱印がいただけるようです。
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6/19 14:12
説明。
このお寺はもみじがキレイで、紅葉の季節にはたくさんの人が訪れるようです。その時なら御朱印がいただけるようです。
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