烏帽子岳 阿弥陀山
- GPS
- 10:00
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,294m
- 下り
- 1,287m
コースタイム
天候 | 曇後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
見滝集落から山間に開けている田園地帯の真ん中を抜け谷根林道へ、この入口がわかりにくくて1回間違えてしまった。 林道はロープで通行止めとなっているので車を置きスタート、林道終点まではなだらかな地形が続き歩きやすい。 林道終点には烏帽子岳入口の標識、少し進むと急傾斜の山道となる。誰が整備しているのか明瞭な登山道が続いている。 ピークを2つほど過ぎると阿弥陀山との分岐、稜線に上がると真下に吉尾平、前方に焼山など360度の視界。 ここから山頂まで、5分くらいの藪道の稜線をあるく。ここまで明瞭な道があるのに山頂までのわずかな距離が何故薮道なのか? 山頂から阿弥陀はスグそこに見えるが稜線は烏帽子山頂直下から落ち込んでいてルートらしきものはない。 阿弥陀山分岐まで戻り阿弥陀山へ向かう、急傾斜の道をどんどん下ると阿弥陀沢?の雪渓にでる。ここまでは赤いテープがいくつもあり何とかルートがわかったが、雪渓からの取り付きがいくら探してもみつからない。 雪渓を利用して登ることにして、右の雪渓を上がり、傾斜がきつくなりアイゼンなしでは無理なので、左の尾根に入り薮漕ぎで稜線を目指す。 上部は岩が出て滑りやすい地形となる。 岩盤地帯を抜けるとまた薮、少し登るとピークに到着。 ここからは山頂までルートが開けて30分程度でいけそうだが、帰りのルートを考えると時間的にも気持ちの上でも余裕がない。 今回はここまでで下山とする。 |
写真
感想
烏帽子岳、阿弥陀山とも地図にルートがない山なのでネットで調べてみたが数件しか記録がなく、そのうち半分は積雪期の記録であまり参考にはならなかった。
烏帽子岳
見滝集落から林道へ入るのが最初の関門でしたが、少し迷っただけ無事通過。
林道から烏帽子岳は、何故この山がが地図上にルートがない山かと不思議な感じがするほど、しっかりとした登山道が整備されていました。
この調子で阿弥陀山もいけるものと思っていたら、見事に裏切られてしまいました。
阿弥陀山
分岐からの下りにはロープが設置され赤いテープがいくつもあり迷うことなく沢まで降りることができましたが、この沢がなんという沢なのか不明。最近の記録では地元の方は阿弥陀沢と呼んでいましたが、地図で見ると不動川の支流になるようです。別に三峡パークからも阿弥陀沢があるから、どうなんだろう?
ルート識別はここまでで、これから先はどんなに探しても不明、仕方なく雪渓を遡上することにしてしばらく上がったが、傾斜が急になるとアイゼン、ピッケルがなければ無理、雪の上から薮に突入し尾根を目指しがむしゃらに上る。
この辺りから雨が激しくなり全身ずぶぬれ状態。
途中から岩盤地帯になり草付きの急斜面をトラバースしながら高度を上げるが、かなり危険なルート。踏み跡らしきものが現われたと思うとなくなってしまう。
ようやくピークに到着し、前方に山頂までのルートが開けたと思ったが時間的にここまでで撤退。
帰路
いくら探しても帰りのルートが見つからない。
なんとかルートらしきものをたどって下山開始するがすぐなくなってしまう。
これで本当に帰れるのか一瞬不安になるが気をとりなおしてとにかく歩く。
急な雪渓も薮こぎよりはましと、危険を承知で雪の上を一歩一歩慎重にステップを刻む、一部滝が露出しているところは薮を利用しながらなんとか雪渓をクリア。
疲れた体で烏帽子岳との分岐まで急坂を上がり長い下り坂を車までひたすら歩く。
反省
烏帽子までのルートとこんなに異なるとは!
この時期に山に登るときはアイゼン、ピッケルは必需品です。
アイゼン、ピッケルがあれば積極的に雪渓を利用して楽なコースがとれ、楽勝でした。でも、阿弥陀山だけなら三峡パークからの薮こぎのほうが時間的にも早いかもですね。
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