記録ID: 1839080
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積雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾
リベンジ登山で絶景を独り占め「烏帽子岳(海谷山塊)」[谷根林道から]
2019年05月08日(水) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 05:24
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,050m
- 下り
- 1,036m
コースタイム
天候 | 快晴♬ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・夏場であれば標高650m付近まで車の走行可能 ・現時点で標高550m以上は車道に残雪あり ・路肩部を利用すれば駐車スペースは3〜4台程度可 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山道整備度:-(良5・4・3・2・1悪)階段や木道、鎖等の整備度 ★体力難易度 :4(難5・4・3・2・1易)歩行距離、累積標高差、急登等 ★技術難易度 :3〜4(難5・4・3・2・1易)岩場等の頻度及び危険性等 ★登山道の眺望:4(良5・4・3・2・1悪) ★山頂の眺望 :5(良5・4・3・2・1悪) 【すれ違った登山者の数:0人】 ◆ルートの状況(標高540m地点から917m三角点まで) ・標高650m付近まで夏場であれば車の走行可能 ・国土地理院の地形図のとおり、標高840m付近まで幅員3m程度の道型がついている。現在は、路肩の崩壊や刈り払いがされていないため、標高650m以上の走行は不可能だが、残雪期はこの道型を使うと歩きやすい。ただし、小沢部で路体が決壊し、1箇所だけ沢に降りて渡渉する箇所がある。また、標高650m付近は泥濘が多い。 ・標高840m付近の林道終点まで、ショートカットしながら道型を歩く。雪がない区間もあるが、現時点で道型の95%は残雪歩き。 ・道型終点部からは、残雪を利用して917m三角点の北東側の尾根を登る。 ・この区間は、危険性のある箇所はない。 ◆ルートの状況(917m三角点から烏帽子岳) ・917m三角点から緩やかな稜線に沿って標高1050m付近まで登る。ブナ林の広い尾根になるため、視界不良時や下山時は道迷い注意。 ・1270mピークまで、西側の尾根から巻いて登ることも可能だが、北西側斜面は比較的フラットでスキー場(中・上級コース)のような斜面なので、今回はその斜面を直登した。 ・1270mピークからアップダウンしながら烏帽子岳(北峰)の北側直下の標高1320m鞍部まで進む。雪面に乗れない区間も僅かあったが、大半は雪を利用でき比較的歩きやすい。 ・今ルートの核心部は、標高1320m鞍部から烏帽子岳(北峰)までの急斜面となる。最大斜度は45〜50度ほどあるので、雪質や残雪の付き方によって十分に注意する必要あり。ただし、適度に掴まることのできる灌木等があるので、今回はアイゼンも良く効いて、下山時でも後ろ向きでクライムダウンするほどではなかった。 ・烏帽子岳(北峰)から山頂までの100m区間は、痩せた岩稜を進む。薄い踏み跡はあるものの、基本的に軽い藪漕ぎとなる。 ・烏帽子岳の山頂は、360度の大展望が見渡せる。間近に見える阿彌陀山はもちろん、火打山、焼山、金山までの稜線は圧巻。また、日本海や北アルプス(白馬岳〜朝日岳)も見渡すことができる。 ◆本日の雪山装備 ・12本爪アイゼン、ピッケル、ストック、ワカン、20mザイル等を持参した。雪面の締まりも良いため、基本的に12本爪アイゼン+ストックで歩いたが、烏帽子岳(北峰)直下の急斜面のみ、ストックからピッケルに装備を変更した。ワカンと20mザイルは未使用。 |
写真
感想
先月、砂場集落から烏帽子岳を目指しましたが、腐れ雪で早々に敗退しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1782561.html
本日は、五月晴れの登山日和だったので、仕事を午前中休んで、リベンジ登山に行ってみることにしました。
核心部の北峰直下の急斜面が懸念材料でしたが、雪質が良くアイゼンも良く効いてくれたので、順調に登頂でき無事にリベンジできました。
山頂は360度の大展望。
誰もいない貸切の山頂で、火打山、焼山の頂をはじめ、北アルプスや日本海を見渡し、海谷山塊の奥深さに浸りました。
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初めまして。烏帽子岳登頂、ご苦労様でした。ここの烏帽子岳は年間でも登る人は稀なので、同行の士としてコメントさせていただきました。
私は3日前の5/5/に烏帽子岳北側鞍部まで同じルートで阿彌陀山へ、その2週間前の4/20には烏帽子岳北尾根経由で烏帽子岳に登りました。両者とも雪の状態は良好でした。写真を見ると、私の時には雪が付いておらず灌木藪斜面だった箇所が白くなっているので、私が阿彌陀山に登った後にも新雪が降ったようです。
阿彌陀山の記録:http://www.gekiyabu.sakura.ne.jp/public/2019/190505%20amidayama/amidayama.html
烏帽子岳の記録:http://www.gekiyabu.sakura.ne.jp/public/2019/190420%20ebosidake/ebosidake.html
阿彌陀山の時は雪が締まって下りでも足跡はとほんど残らなかったので、3日後では跡形も無く消えていたと思います。でも阿彌陀山北西尾根直下の雪壁を通過した時の、思い切り蹴り込んだキックステップの穴は深いはずなので、もしかしたら残っていたかもしれません(烏帽子岳からでは肉眼では見えないでしょうけど)。
写真を見た感じでは、私が登ったルートの核心部分の雪にはまだクラックは入っていないし、そこに至るルート上の藪も出ていないので、もう1週間くらいは私が登った時と状況は大差ないかもしれません。
あの界隈で残った難峰は鉢山のみになったので、次の機会に挑戦したいと考えています。あそこも雪の状態を考えると挑戦できる時期が限定されるので、いつやるのか悩ましい場所です。
toradangoさん、はじめまして!
ほぼ同じルートで、3日前に阿彌陀山に行かれていたんですね
まさか烏帽子の西側斜面をトラバースして阿彌陀の直下に行かれているので驚きました。
この辺りの山域は登山記録が少ないので、行き当たりばったりでしたので、機会があれば参考にさせて頂きます。
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