那珂川水系井戸沢
- GPS
- 07:47
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,101m
- 下り
- 1,084m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
詰めはガレているので落石に注意。 下山は大峠から(旧)会津中街道を降りたが、三斗小屋宿跡まで標高差60m?くらいで道が忽然と消えたので、そこからは峠沢を下降した。 |
その他周辺情報 | 下山後は幸乃湯温泉で入浴。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
靴
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
トポ
ヘッドランプ
予備電池
GPS
携帯
時計
ツェルト
カメラ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
ロープスリング
渓流シューズ
|
---|---|
共同装備 |
ロープ
|
感想
1 行動の記録
(1)林道ゲートまで
前夜発で深山ダムの脇でビバーク。
参加者が8名だったため車が2台だったが、1台が道に迷ってちょっと難儀。
標識は都度出ているので、明るければ間違わないかも。
夜が明けてから林道ゲートまで移動。
深山ダムから道なりに進むと、深山湖の北側で道が二手に分かれる。
右側のダートが目指す大川(白湯山)林道。なお、左に進むとすぐにゲートがあって進めない。
大川(白湯山)林道はダートではあるが、それほど荒れてはおらず、普通の車でも走れると思う。
1箇所分岐があるが、ここも右へ。
左は大沢に向かう。
標識があるので問題はない。
そのまましばらく進むと、ゲート。
手前に数台駐車可能。
なお、8日にはゲートの奥で林業の作業が行われていた。
それ以外の日も林業関係の車両が通行すると思われるので、その点にはご留意を。
(2)堰堤まで
林道ゲートから三斗小屋宿跡までは5〜60分程度の林道歩き。
途中数か所分岐がある。
最初の分岐は明らかに林業用で山に登っていくので間違えることはないと思う。
次の分岐は地形図に出ている分岐で、左に進むのが正しい。
3つめの分岐は地形図に出ていない十字路で、一瞬間違えそうになったが、直進が正解。
その次は麦飯坂方面に向かう分岐で、標識があるのでそれと分かる。
4つめの分岐を過ぎてしばらく進むと不意にお墓のそばに出る。
そこまで行くと三斗小屋宿跡は目と鼻の先。
三斗小屋宿跡を過ぎると、三斗小屋温泉方面に向かう分岐がある。
こちらに進んで入渓してもよいが、堰堤の下はゴーロとの情報を得ていたのでそのまま直進する。
直進といっても、すぐに林道は終わって、そこから先は踏み跡程度である。
少し進むと堰堤が見えてくる。
(3)F1まで
堰堤は、トラロープを頼りに降りるとの記録に接していたが、今回はトラロープはなかった。
そこで、中央部の低くなっているところからクライムダウン/ジャンプした。
下は砂地なので怪我はしにくいと思うが、ジャンプする際は十分に注意されたい。
少し進むと3m滝。左からも右からも登れる。
3m滝を軽くこなすとすぐに8m滝(トポには15mとあるが、そこまではないと思う。)。
セオリーどおり左岸のリッジを登る。
下部は問題なし。上部はややかぶり気味になるが、
残置スリング/ロープがある。
初級者同伴の際はロープで確保したいところ。
(4)稜線まで
沢床に戻るとナメが卓越する。
滝もそれなりにあるが、殆どが直登できる。
森の中を流れるという感じではなく、開放感があるので気持ちがよい。
このあたりが赤木沢に匹敵すると評価されるゆえんであろう。
気持ちよくサクサク進んだことと、トポの滝の落差の表記が実際よりも
大きいと思われることから、どれがどの滝かよく分からないまま進む。
ようやく位置が分かったのが、トポにいう18m階段状(たぶん10mくらいだと思う。)。
セオリーどおり左壁を登るが、階段状で問題はない。
上の方で少しヌメっているところがあったが、
ロープを出すまでもないだろう。
いくつかある二俣はトポのとおりに進む。
トポでは特に滝の表記はなされていないが、
傾斜は徐々にきつくなり、連瀑帯のような感じになる。
いつしか水流は消え、ゴーロを登るようになる。
ほぼ直登で疲れも出てきているので、落石には十分に注意。
そのままあえぎ登ると、いつの間にか笹藪に。
もっとも、踏み跡はしっかりしており、
笹の背丈も腹〜胸くらいなので、特に問題はない。
ヤブこぎも少しで稜線の登山道に飛び出る。
(5)下山
流石山で休憩してから大峠へ下る。
大峠が見えてからが長くてややうんざり。
大峠からは三斗小屋温泉方面へ(旧)会津中街道を進む。
峠沢までは地形図にも記載がある。
最近刈り払いがなされたようで、笹が足下を埋め尽くしていた。
凹凸が隠されてしまうので、敢えて指摘する必要もないが、ゆっくり進むべき。
峠沢に出合ったところで道が分からなくなったとの記録や体験談をよく目/耳にしたが、
峠沢に出合ってから少しの間、峠沢の右岸を(旧)会津中街道は進む。
右岸に道がなくなったあたりで左岸を見ると明瞭な道が続いている。
橋はないので渡渉である。
(旧)会津中街道を少し進むと、三斗小屋温泉方面と三斗小屋宿跡方面との分岐がある。
ここは右(三斗小屋宿跡方面)へ進む。
しばらく進むと中ノ沢を渡渉するが、岩が非常に良く滑る。
登山靴やアプローチシューズの場合は十分に注意されたい。
そのまま道を進むと、峠沢と中ノ沢の出合の下流に出合う。
(旧)会津中街道はどうやら渡渉して峠沢の右岸に渡っていたようであるが、
よく分からなかったので、峠沢を下降することに。
三斗小屋宿跡までは標高差にして5〜60mくらいで、難所はない。
程なくして三斗小屋宿跡に到着。
なお、中ノ沢との出合よりも上の峠沢も難所はないようなので、
最初から峠沢を下降する方が早いかもしれない。
ここからは再び林道歩き。
3〜40分でようやくゲート着。
2 感想
赤木沢に匹敵するとまでいえるかは人によるとは思うが、系統は同じである。
ナルミズ沢も同系統だと思う。
東京からは行きやすいし、直登できる滝も多く、
東京から前夜発日帰りが可能でもあり、お勧めできる沢である。
下山がやや難ありではあるが、赤木沢やナルミズ沢に比べれば問題はない。
登攀好きで沢をやってみたい人を沢好きにするためにはいい沢ではないかと思う。
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