白馬岳〜唐松岳テント泊縦走(栂池IN八方OUT)
- GPS
- 12:16
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 2,659m
- 下り
- 2,610m
コースタイム
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 7:52
- 山行
- 3:58
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 4:25
栂池〜天狗山荘 9:55
天狗山荘〜八方池山荘 8:15
天候 | <1日目> ・晴れ ・最低20度 最高29度 平均23度 ・ほぼ無風 <2日目> ・晴れ(稜線上) ・最低11度 最高29度 平均19度 ・ほぼ無風 ※温度は、ザックにつけた時計の測定値 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・八方バスターミナル近くの第2駐車場に駐車 駐車場は無料、トイレ、近くにローソン有り。 ・バスターミナル第2乗り場から栂池高原行きのバスに乗車 運賃520円。乗車時間30分程度。 チケットはインフォメーションセンター内の券売機で購入します。 栂池行きに乗る人は少なく、自分を含め2名だけでした。 ・栂池からゴンドラリフト、ロープウェイを乗り継ぎ自然園へ。 片道1920円。 <帰り> ・八方池山荘からクワッドリフト2本、ゴンドラリフトアを乗り継ぎ下界へ。 片道1550円。 ・駐車場まで徒歩10〜15分程度。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<栂池山荘〜乗鞍岳> ・最初は、樹林帯の中を木道混じりの緩斜面を行きますが、次第に勾配が増し、岩も増えてきます。 ・一旦天狗原に出ると平坦になり視界が開けますが、すぐに再度ゴーロの樹林帯に入ります。 ・樹林帯は長くは続かず、森林限界となり、ガレ場に出ます。 ・一部残雪の区間もありますが、緩斜面で踏み跡もあるので、特に問題はありませんでした。 ・ガレ場の急斜面を登り切ると平坦となり間もなく乗鞍岳となります。 <乗鞍岳〜白馬岳> ・乗鞍岳を過ぎると間もなく白馬大池が視界に入り、岩塊の多い緩い下りとなります。 ・白馬大池の北側に沿って白馬大池山荘に向かいますが、道幅が狭いところがあるので、池に落ちないように注意が必要です。 ・白馬大池山荘を過ぎると雷鳥坂です。礫混じりの緩斜面を登っていきます。 ・ダラダラとした斜面を登り切ると小蓮華山となります。 ・小蓮華山から100mほど緩やかに下り、再度上り返すと白馬岳です。 <白馬岳〜天狗山荘> ・白馬岳頂上宿舎まで100mほど下り、丸山まで少し登った後標高2600mくらいまでさらに下り、最低鞍部となります。 ・ザレ場のなだらかな斜面を登っていくと杓子岳と巻き道の分岐になります。 ・杓子岳へは、滑りやすい砂礫の急斜面の九十九折。体力を奪われます。 ・杓子岳から再度100m強下り、白馬鑓ヶ岳へ200mの登り。途中小鑓があるので、ピークを見誤ると精神的ダメージを食らいますw ・鑓ヶ岳から一気に下り、緩やかな斜面を登ると、間もなく天狗山荘です。 <天狗山荘〜唐松岳> ・まずは天狗ノ頭まで緩やかな登り。 ・天狗ノ頭からしばらく緩やかに下ると、鎖場が現れ、天狗ノ大下りがスタートです。 ・天狗ノ大下りは基本は砂礫の急斜面の九十九折ですが、上部に10m弱の鎖場があります。ここが一つ目の核心部でしょう。鎖場は足掛かりが少い40〜50度の斜面で、墜落に注意が必要です。 ・天狗ノ大下りを下り切ると不帰キレット。最低鞍部です。 ・最低鞍部から、まずは1峰を登ります。緩やかな登りです。岩場ですが足場はしっかりしています。 ・1峰を下ると次は2峰の登り。ここが2つ目の核心部。岩場の登りです。下部の斜度は一部50〜60度くらい?鎖は一応あります。上部は道幅も30cm程度と狭く、高所感があり、鎖もないため緊張感があります。 ・核心部の最後は2〜3m程度の中空梯子の通過。手がかりとして鎖がありますので落ち着いて通過すれば問題ありません。登り切ると東側に乗り越します。 ・2峰北峰の直下は非常に急な岩場です。ここが最後の核心部です。鎖もなく、両側が切れ落ちています。 ・北峰に登りきり、再度西側斜面へ。 ・2峰南峰から先は、基本的に砂礫の緩斜面です。3峰は西側を巻き、最後唐松岳へ登ります。 ・2峰の二つの核心部が下りになるので、今回の南下プランより唐松岳から北に縦走するプランの方が難しいと思います。 |
その他周辺情報 | <天狗山荘> ・幕営料1000円 ・テン場は30張り分くらい?1張り分のスペースも結構狭い。 ・水は天狗池の水を汲めます(タダ) ・ペットボトル飲料450円 ・ビール500円 八方バスターミナルと道路を挟んで反対側に温泉施設があります。 |
写真
感想
白馬岳自体には、正直そこまで登りたいとは思っていなかったのですが、不帰嶮を歩いてみたく、縦走の計画を立てました。
大雪渓の行列に並びたくはなかったし、白馬大池も見てみたかったので、栂池から縦走する計画に。
乗鞍岳までは意外と勾配がキツく、暑さもあって想定外に体力を使ってしまいました。森林限界を超えると、結局最後までガスがかかることはほぼ皆無で、ジリジリとした日差しに最後まで焼かれ、悩まされました。
当初の計画では、1日目は白馬岳頂上宿舎でテン泊のつもりでしたが、12時に白馬岳に着いてしまったので、天狗山荘までもコースタイムほどは掛からないだろうし、テン場も空いているだろうと、計画を改め、初日に白馬三山を一気に落とすことにしました。
杓子岳と巻き道の分岐に差し掛かり、杓子岳への登山道を見ると、見るからに滑りそうなザレた急斜面で、「巻きたい・・・」との欲望に駆られましたが、「ここで杓子岳を踏まないと、多分一生踏まないだろうなあ・・・。」と、何とか気持ちを建て直し、杓子岳へ。
しかし、杓子岳に登頂したところで、手持ちの水が尽きたことに気付きました。
ハイドレにまだ結構あるだろうと高を括って途中の小屋で全く補給していませんでした。
日差しも強かったので、熱中症っぽくなったらヤバイかも・・・と思いましたが、そこは稜線のド真ん中。どっちにしろ進むしか手はないし、鑓ヶ岳さえ登ってしまえば、残りはオマケのようなもの思い、熱中症にならないことを祈りつつ、歩を進め、結果的に問題なく、1日目を終えました。
普段はテントであまり眠れないのですが、この日は比較的良く眠れ、3時に起きようと思ったら、1時間近く寝坊し、3時45分に起床。
いそいそと支度を整え、何とか5時前には出発できました。
今回のハイライト、不帰嶮ですが、あくまで個人の感想としては「一般ルートでも良いんじゃないのか?」という感じでした。「岩稜度」で言ったら、昨年歩いた五竜〜唐松間の方が上だと感じました。核心部は2峰の2箇所ですが、それ以外はあまり印象が薄かったです・・・。
おそらく唐松から北上する逆ルートの方が、2峰の核心部が下りになること、天狗の大下りを登らなければならないことから、難易度が高いだろうなと思いました。
去年の夏は天気が悪くほとんど歩けなかったので、久しぶりの盛夏の縦走を堪能しました。久しぶりということで水の携行量を見誤りましたが・・・。前半は緩やかな稜線、後半はアップダウンの激しい急峻な稜線という、良いコースだったなあと、振り返って見ると思います。
昨年、扇沢から鹿島槍、五竜、唐松と縦走しているので、後立は、あとは親不知から白馬まで歩けば良い感じになりましたw
3大キレットもこれで2つ。この夏秋のうちに大キレットも歩いて、3大キレットをコンプしようと思います。
こんばんわ☆
今年の2月に硫黄岳赤岩の頭直下らへんですれ違った者ですm(_ _)m
覚えてるかな??
同じくらいの時間に同じ稜線にいましたね!私はこの日は白馬日帰りできてました♪
そして不帰キレットは先月行ってきました!私はキレット初挑戦だったからドキドキしたけど、思ったより落ち着いて行けたし、そこまで難しさも感じなかったです。
次は唐松~鹿島槍かなと思ってるけど、こっちのが緊張する場面ありそうですね(>_<)
てか快晴の2日間で羨ましい!
おつかれさまでした☆
コメントありがとうございます!
もちろん覚えていますよv(・ω・´☆)
ニアミスとはビックリです。
レコ見させていただきましたが、白馬に行きまくりだったんですね!うらやましい限りです。
唐松〜鹿島槍は、逆からのルートを去年の10月にやりましたが、鹿島槍・五竜間がアップダウン激しい岩地獄でしんどかったのを記憶しています…。どちらかというと唐松からの縦走の方がラクかもしれないです。気をつけて行ってきてください(^_^)b
私もあと何回かは北アルプスに足を運ぼうとと思います。
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