梅雨の合間の武甲山。小持山~大持山~名郷
- GPS
- 07:25
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,135m
- 下り
- 1,327m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 7:22
天候 | 晴々 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
写真
感想
武甲山。秩父を通ると必ず目にする、秩父盆地に厳然と聳える独立峰。削り取られた山肌がその痛々しい異様な山は、一度見ると忘れることが出来ない。
石灰岩採掘により山容の変化が著しく、旧山頂は既に失われ、旧山頂にあった縄文時代から近代までにいたる歴史のあった信仰遺跡、巨岩群も消滅しているといい、標高も現在よりも30mほど高かったといいます。
その北側の異様な山容とは裏腹に他方面は自然豊かな森林で、いたって普通の山の姿をしています。
またここでも日本武尊の伝説が、自らの兜を山の岩室に奉納したという伝説が元禄時代から定着している。ともいいます。
そして信仰の山として、秩父の人々にとって農業の神でもあり、水神としての神の宿る山であると信仰されています。
関東甲信越もいよいよ梅雨入り。梅雨の合間を縫っての山歩き、今日もジョンコナー隊長と秩父は武甲山へ。
所沢駅から窓の大きなラビューに乗って横瀬駅。横瀬駅からはタクシーをチャーターし、武甲山北側の削り取られた山肌を眺めながら、石灰石の工場を抜けて登山口のある一の鳥居へ20分ほどで到着。
雨上がりの気持ち良い空気と爽やかな風がそよぐ青い空のもと、森林の中をゆっくり歩いていきます。信仰の山としてあちこちに祠や仏様の姿を見ることができます。途中ジョンコナー隊長はトイレの水のペットボトル汲んで持って上がられます。
武甲山山頂まで約2時間、丁目で記された山頂までの目印は五十一丁目を過ぎ、山頂の武甲山御嶽神社で五十二丁目を見ることができ、何基もの祠が並び一番左には奥院があります。
山頂は広くなく、柵の向こうは見ることができませんが砕石の山面があります。
休憩もほどほどに、次の目的地、大持山へ、まずはシラジクボまで下り、小持山を越えて大持山を目指します。
小持山の登り返しは割と急登で長く、少し忍耐の時間を強いられます。
子持山からの眺望はありませんが大持山までの道中に雨乞岩という一段と眺望が開ける岩の上からは秩父の山々を望むことができます。
大持山山頂でお昼ご飯。ビールとソーキそば、冷えたプチトマト。気持ちの良い空と景色と麦の水です。
ゆっくり下り始めます。妻坂峠を越えたあたりから沢沿いの道に、山々から流れ込み合流し、沢も水量を増し、大きな川へと成長していく様を見ることができます。
山中を過ぎると舗装された道路へと変わり麓へ下りてきた安心感と、また今日も山を後にする少しの寂しさが湧き起こります。と言っているうちに心は麦の水に囚われることに。名郷バス停までの途中にキャンプ場の売店を発見、うかがってみるも命の水はあと500m下ったところにありますよ~と、もうひと頑張り。
名郷バス停側の酒屋さんで無事にその水を手に入れバスの時間までしばし休憩。
名郷バス停から飯能駅までは小一時間。今日の山歩きの労を労うのは焼き肉に決定。
お天気にも恵まれて、最後締めの焼き肉ですっかり満足づくしの山歩きでした。
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