ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6960115
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

早池峰 西尾根縦走(鶏頭山↑中岳↑小田越↓)

2024年06月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
05:55
距離
13.7km
登り
1,534m
下り
999m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:29
休憩
0:25
合計
5:54
7:03
5
7:08
7:08
9
7:17
7:18
47
8:05
8:06
18
8:24
8:31
3
8:34
8:35
12
8:47
8:47
89
10:16
10:17
23
10:40
10:40
29
11:09
11:09
16
11:25
11:29
1
11:30
11:30
5
11:35
11:35
9
11:44
11:45
4
11:49
11:49
4
11:53
11:54
5
11:59
11:59
5
12:04
12:05
14
12:19
12:20
15
12:35
12:37
15
12:52
12:56
1
12:57
ゴール地点
天候 曇り→雨
・気温:10~15℃
・風強め。特に南にひらけた稜線上。中岳~早池峰は風速10~15m
過去天気図(気象庁) 2024年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
▼行き
高速バス(ドリーム号青森行き)
東京駅八重洲南口3番乗り場22:10
盛岡駅東口5:47

カーシェア
盛岡駅東口6:00
岳駐車場7:00

▼帰り
シャトルバス
河原坊13:18
峰南荘13:25(駐車場まで少し歩きたい気分)

東北新幹線(こまち)
盛岡駅15:17
東京駅17:32
コース状況/
危険箇所等
予想以上に歩きごたえのある登山道。
整備はされていますが、ガッツリ登山道なので油断禁物。特に西尾根縦走は楽しいけどタフ。危険ってほどでもないけど、油断すると危ない場所あり。

▼鶏頭山登山口~ニセ鶏頭~鶏頭山
ほぼ樹林帯。地図では平均斜度30°だが、登りやすく楽に感じる。避難小屋(1186m)あたりから空が拓けてほどなく森林限界。なかなか気持ち良いところ。
ニセ鶏頭が見えるとゴツゴツした岩場に。谷沿いの滑りやすく細い登山道を歩くので要注意。

▼西尾根
・鶏頭山~中岳
なかなか面白い稜線。前半は森林限界を超えた稜線らしいコメツガ・カラマツ帯や岩場を歩き、その後また樹林帯(?)でぬかるみや木の根、倒木を超えます。
地図では分からない小さなアップダウン(1~2mの岩をよじ登るとか)があり、体感ほど前に進まない。
気をつけたいのは登山道を踏み外すこと。草花で覆われて分かりにくいが南側は高さのある谷。油断禁物。意外に侮れない。

・中岳~早池峰
このルートのハイライト。
ゴーロ&高山植物帯。足場の岩は平らな場所が少なく、濡れると滑るので慎重に。
中岳付近と岩場はペンキマークが少なく、ぷちナイフリッジ等スリリングなところも。
あきらケルンが見えたら早池峰山頂までもうちょい。

▼早池峰~小田越
山頂から10分ほど快適な木道。
その後、御門口まで標高差600mほどゴーロをくだります。段差が大きく、雨だと滑るので要注意。ストックを使わず、手を自由にしてしゃがんだ方が安定するかも。
樹林帯に入るとなだらかで快適な下り。ほどなく小田越に着きます。
その他周辺情報 岳駐車場にキレイなトイレあり。
集落に民宿やお店ありますが今回はノーチェック
駐車場から登山道へ
駐車場から登山道へ
道沿いに可憐な花が。高山植物の宝庫ということで、天気悪いけど楽しみ
1
道沿いに可憐な花が。高山植物の宝庫ということで、天気悪いけど楽しみ
鶏頭山登山口。900m標高を上げて稜線を目指します
鶏頭山登山口。900m標高を上げて稜線を目指します
ひたすら、、
避難小屋、1186m。このあたりから空が拓けます
避難小屋、1186m。このあたりから空が拓けます
ニセ鶏頭が見えてきた…この辺が森林限界っぽい。裏岩手縦走路とこれくらいで森林限界の場所があって、気持ちよく歩いた記憶あり
ニセ鶏頭が見えてきた…この辺が森林限界っぽい。裏岩手縦走路とこれくらいで森林限界の場所があって、気持ちよく歩いた記憶あり
ガスってますが涼しくて高原らしさがあって良き
1
ガスってますが涼しくて高原らしさがあって良き
とりあえず、、
いろいろ、、
撮って、、
ニセ鶏頭直下、1360m。早池峰まで5.6km、550m↑。ここから鶏頭山までアスレチック
ニセ鶏頭直下、1360m。早池峰まで5.6km、550m↑。ここから鶏頭山までアスレチック
ゴツくて滑りやすい
ゴツくて滑りやすい
こんな感じで南は谷。ここは分かりやすいけど、同じくらい細くて登山道と谷の境が分かりにくい所もあるので油断せず
こんな感じで南は谷。ここは分かりやすいけど、同じくらい細くて登山道と谷の境が分かりにくい所もあるので油断せず
ここも中央の細い道を歩きます。樹冠でわかりにくいですが、左右が谷になってます
ここも中央の細い道を歩きます。樹冠でわかりにくいですが、左右が谷になってます
山頂間近!
鶏頭山、1444m。今日はガスガスでもしゃーあない
2
鶏頭山、1444m。今日はガスガスでもしゃーあない
早池峰向かうぞー、晴れてたら中岳と早池峰が見えたはず…
早池峰向かうぞー、晴れてたら中岳と早池峰が見えたはず…
こんな感じのゴツゴツした滑りやすい岩場がけっこうあります
こんな感じのゴツゴツした滑りやすい岩場がけっこうあります
ボーナスステージ
ボーナスステージ
こういうとこも抜けます。数メートル上っては、数メートル下るという地味なアップダウンが足に利く
こういうとこも抜けます。数メートル上っては、数メートル下るという地味なアップダウンが足に利く
雨風がだんだん強まってきた…
雨風がだんだん強まってきた…
ふたたび樹林帯へ。バラエティに富んだ稜線
ふたたび樹林帯へ。バラエティに富んだ稜線
わりと倒木もあります
わりと倒木もあります
滑りやすい岩の上り下りもけっこう効くんですよね、、
滑りやすい岩の上り下りもけっこう効くんですよね、、
中岳が近づくとゴツゴツした岩場の登りになります
中岳が近づくとゴツゴツした岩場の登りになります
ゴツい登山道の脇にお花畑。うまく写せませんがとてもキレイで癒されます
1
ゴツい登山道の脇にお花畑。うまく写せませんがとてもキレイで癒されます
右下の岩は両サイド谷。戸隠の「蟻の塔渡」の下位互換。足場はありますが、今日は滑りやすいので慎重に
1
右下の岩は両サイド谷。戸隠の「蟻の塔渡」の下位互換。足場はありますが、今日は滑りやすいので慎重に
中岳、1679m。早池峰まで約2キロ!
1
中岳、1679m。早池峰まで約2キロ!
心地よい高山植物帯。風さえなければ天国。足元が岩場なので慎重に。ロープは掴むためではなく植生保護のライン。
1
心地よい高山植物帯。風さえなければ天国。足元が岩場なので慎重に。ロープは掴むためではなく植生保護のライン。
もうちょい!瞬間的には風速15mくらいある…このあたりは滑落はしないけど、足元は岩でコケやすいから一歩一歩足場を確認して歩く
もうちょい!瞬間的には風速15mくらいある…このあたりは滑落はしないけど、足元は岩でコケやすいから一歩一歩足場を確認して歩く
とにかく風がヤバい…この感覚久しぶり!
とにかく風がヤバい…この感覚久しぶり!
もうちょいで山頂!
もうちょいで山頂!
見えたー
早池峰山、1917m
下ります。まずは快適な木道。
下ります。まずは快適な木道。
すぐゴーロへ。岩の黒い部分がめっちゃ滑る
すぐゴーロへ。岩の黒い部分がめっちゃ滑る
不安定な足場がけっこう続きます
不安定な足場がけっこう続きます
だんだん標高下がってきた。足元はまだゴーロ
だんだん標高下がってきた。足元はまだゴーロ
樹林帯突入!もうすぐゴール
樹林帯突入!もうすぐゴール
バスまで中途半端な時間なので、次の停車場河原坊までのんびり歩きます
バスまで中途半端な時間なので、次の停車場河原坊までのんびり歩きます
おや?宮沢賢治の詩碑?
おや?宮沢賢治の詩碑?
イートハーブ…懐かしい響き
1
イートハーブ…懐かしい響き
立派な登山口ですが、ここはまだ立ち入り禁止
立派な登山口ですが、ここはまだ立ち入り禁止
河原坊バス停。おつかれさまでしたー
河原坊バス停。おつかれさまでしたー

感想

恒例になりつつある初夏の東北遠征。
今年は早池峰山。

せっかくの遠征。ピストンは勿体ないので西尾根縦走一択!
時計回りか反時計回りか迷いましたが、累積1500m上る時計回りにしました。登りの持久力鍛えないといけないので、、
ということで、前衛峰?の鶏頭山から西尾根から早池峰にむかう縦走です。

このルートは登山のエッセンスがギュッと詰まっててオススメ!
早池峰は小田越(河原坊は崩落のため通行禁止)のピストンも良いけど、中岳・鶏頭山とあわせて西尾根を歩いた方が断然良いです。高山植物帯あり、ゴーロありで天気が悪くても楽しめました。

個人的に思う東北の山の面白さ…
「緑が濃い」 → 冬の厳しさの反動か?
「森林限界が低い」 → 稜線にすぐ出れる
「登山道がバラエティに富んでる」 →ひと粒で2度美味しい的な
早池峰もそうでした。

また、この山行には目的がもう1つ。
アルプス縦走で避けられないこと…
「深夜高速バスを降りてすぐ1500~2000m登る」
という地獄の予行演習。
あえて前泊&観光しなかったのもそのため?

標高も気温も低かったので、体力的には楽しちゃったけど、バスでの快眠グッズも試めせたし、少なくても心の準備は整いました!…と言いつつ、高速バス明けのピーカン晴れ=地獄を思い出すとまだビビってる自分がいる、、

それはまたその時考えるとして。
少なくても今日は楽しめた!

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:329人

コメント

yuma1728さま

おつかれさまでしたー
来月夜行バス&カーシェアで全く同じルート辿るので 画像と詳説は大変参考になりました
ありがとうございます
それにしてもガスガスのうえ森林限界越え10m/sの風は厳しい サラッと書かれてますがかなり緊張したのでは?
ちょっと心配なのはくまもん 宮沢賢治の時代からこのエリアで共存してましたし 小田越のほうは入山者多数なようですが こちらは疎なようなので…
とりま 気をつけて行って来ます
2024/6/24 5:25
Shindai1987さん
コメントありがとうございます^^
はい、緊張しました;;遮蔽物探して停滞かなぁ、と少し迷いつつも無事ゴールできました。
それと熊ですよね…私もちょっと心配だったので、熊鈴+ホイッスルをたまに吹きながら歩きました。この日西尾根はすれ違い1組、パス2組でした。
最近、小田越付近で熊の目撃情報があったそうですが、早池峰山頂からは(雨でも)めちゃくちゃ人増えましたから、他の登山者が見える距離感だと安心かと思います。
とても魅力的な稜線だったので、気をつけつつ、ぜひ楽しんでください!
2024/6/24 10:46
いいねいいね
1
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 栗駒・早池峰 [日帰り]
早池峰山縦走路
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら