【焼岳】行きも帰りも含めて登山だということを痛感した一日 (上高地BT〜焼岳小屋〜焼岳〜中の湯温泉バス停)


- GPS
- 07:18
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,512m
- 下り
- 1,691m
コースタイム
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 7:16
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
飛行機
中央道・長野道経由で松本ICからR158。 01:00過ぎ、沢渡駐車場まで5km地点の親子滝トンネル入り口で事件発生(詳細は感想で)。 親子滝トンネル出口から沢渡市営第二駐車場までレッカーで移動・・・ レッカー到着は02:20で沢渡到着が02:45でした。 朝、駐車場入口に止まっていた8人乗りの乗合バス(タクシー?)で上高地バスターミナルへ。一人1,000円固定でした。 ■帰り 中の湯温泉バス停から足湯公園(市営第二駐車場)まで約15分、990円/人。 沢渡駐車場から塩尻北IC近くまでレッカー移動。塩尻北ICから長野道・中央道経由で帰宅。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■上高地〜焼岳山頂 しばらくは平坦な道を歩きます。 登山道に入ると樹林帯。最初は緩やかですが、焼岳小屋までの中間点を過ぎたあたりから急になり、ハシゴやクサリも登場。 名物の3段長ハシゴを超えて、焼岳小屋の手前で森林限界。 ハシゴは事前に思っていたほどの高度感はありませんでした(あくまで個人的感想)。 焼岳小屋を過ぎると、山頂まではガレにザレもまざった道に。浮石あるわ、滑るわで、それなりに注意が必要。 山頂付近では、硫黄臭も充満しています。 山頂への最後の登りは、ちょっとした岩場登り。岩を触るとヌクいのが、なんとも不思議な気分。 ■焼岳山頂〜中の湯バス停 上部はカール地で岩場。下部は樹林帯です。 特に歩きづらいところもありません。 登山口まで降りた後は、道路を渡って反対側にわたり、登山道を中の湯温泉まで下ります。 山と高原地図によると、その後もバス停まで登山道が続くようでしたが、見つけることができず、国道(旧道)を歩いてバス停まで降りました。 |
その他周辺情報 | 上高地バスターミナルで飲料水を補給できるのはうれしい。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(40L)
ザックカバー
クッカー
ガスボンベ
コッヘル
昼ご飯
非常食
ハイドレーション
水
レインウェア
防寒着
アンダーウェア(着替え)
帽子
手袋
ストック
ヘッドランプ
ライター
サングラス
地図
スマホ
カメラ
ロールペーパー
救急用品
サバイバルシート
予備靴ひも
携帯簡易トイレ
保険証
タオル
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感想
昨年まで一緒に連れ歩いていた次男が今年から中学生に。
中学生になったら部活が始まり、まったく予定が合わずに単独山行が中心に。
学校が夏休みになり、お盆期間は部活もオフ。私の会社の夏季休暇も重なったため、久しぶりに子供と一緒の山行です。
中学生になったため、「子連れ山行」は外しました。迷うところですが・・・
今回のヤマ場は行きのアプローチ。ここからのレコも、山ではないところが中心です。
前夜に沢渡駐車場入りを目論んだものの、途中で眠くなってSAでガッツリと寝ていたりで、松本ICを降りたのは日付が変わってから。そこからR158経由で沢渡駐車場を目指します。
事件が起こったのは01:00過ぎ、沢渡駐車場まで約5km地点、親子滝トンネルの手前でした。
トンネル直前の左カーブに差し掛かると、対向車線からトラックが。
このトラック、完全に車線をはみ出して、こちらの車線を半分くらいふさいでいます。これを見た瞬間、正面衝突が頭をよぎました。
「正面衝突?ヤバい!死ぬかも!」
↓
「正面衝突は避けないと!!!」
↓
「左に避けたらガードレールだけど、正面衝突よりはマシ、車がおシャカになってもしょうがない!!!」
と、一瞬で判断(その時は暗くてわからなかったのですが、後から見たら左側はダムで、ガードレール突き破って落ちたら、それはそれで危なかった・・・)。
トラックを避けることに注力し、トラックが目の前ギリギリを通り過ぎます。
が、やはり左側までは避けきれず、タイヤが縁石に乗り上げます。派手な音がしてパンク。
対向車線のトラックはそのまま、過ぎ去っていきました・・・
すぐに車を停める場所もなく、長い親子滝トンネルに突入。パンクしたタイヤでガタガタいいながら、トンネルを抜けると退避場所があったので、車を止めます。
車を降りてタイヤを確認すると、タイヤは見事にズタボロ。左前はこれ以上にないくらいに破損、左後ろもコブができてしまっています。
逆に、他には車に損傷もなく、我々にケガもなく。今、状況を思い返しても、一歩間違えば正面衝突であの世行き。タイヤだけの被害で済んだのは奇跡的だったと思います。
普通に走ればあと5〜10分もあれば着くところですが、それ以上走ることもできずに、JAFにレッカーを依頼。
これから登山に行く予定だったという事情を話すと、いったんは沢渡までレッカー移動してくれて、下山時に再度、修理工場までレッカー移動してくれるということ。JAFに電話した時点では気持ち的に萎えてしまっていて帰るつもりでいたのですが、お言葉に甘えることにしました。
レッカーが来たのが02:20頃。
レッカーに乗り換えるために寝ていた子供を起こすと、「なにがあったの?」と。結構な衝撃があったのですが、ま〜ったく気づいてなかったということ。怖い思いをしなかったので、よかったのか・・・
沢渡の市営第二駐車場についたのが02:45。
かなりうるさかったでしょうから、車中泊の方にはご迷惑をおかけしてしまったと思います。本当に申し訳ございません・・・
パンクしたタイヤを引きずりながら駐車場に車を止めると、若いカップルが寄ってきます。パンクしているのに気づいて、ここからどうするのか心配になり声をかけていただいたということ。
帰りもレッカーに迎えにきてもらうことになっていたため、結果的にどうこうということはなかったのですが、こうして声をかけていただけるだけでもありがたく、非常に感謝。自分もかくありたい。
下山後はタイヤ交換してくれる工場までレッカー移動です。
破損したタイヤは2本でしたが、中途半端に2本変えるのもすり減り方等が変わってきてりまうので、結局、4本とも交換。締めて76,000円ナリ。
トラックの運転手に金出せ!!!と言いたいところですが、相手もわからず、証拠もなく。完全に予定外の痛い出費です・・・
ドライブレコーダーでもつけておけば・・・と、かなり後悔しています(ので、早速、購入・・・)。
もし、トラックの運転手がこのレコを見ていたら(そんなことはまず、ないでしょうが・・・)、名乗り出てほしいです(見ても名乗り出ないでしょうが・・・)。
山で事故がないように気をつけなければいけないのはもちろん、無事に行って、無事に帰ってきてこその登山ということを痛感しました。こうしてヤマレコ書いたり、読んだりしているのも、無事でこその話ですからね。
登山の場合、夜間の移動も多いですし、ホント、気を付けないと。
もっとも、今回の場合、注意していたから/していなかったからという問題ではなかったと思いますが・・・
さて、肝心の山登り。
本気で死ぬかもしれないと思った恐怖感、運良くタイヤ被害だけで済んだことに対する感謝の思い、そんな状況で心配して声をかけていただいた方への感謝の思い、JAFの対応への感謝の思い、トラック運転手への怒りと、気持ち的にはまったく落ち着かない状態での山登りスタート。
それでもやっぱり、曇りがちとはいえ周囲の山は一望できて、楽しんで登ることができました。
やっぱり、こういう気持ちの切り替えに山はいいですね。
子供も樹林帯の登りでは早々に「飽きた」と言っていましたが、森林限界より上では、ものすごく楽しそうでした。中学生とは言ってもまだ子供、景色がわかりやすい方がやっぱり楽しいみたいです。
みなさんのレコで、秋の紅葉がきれいなのをよく見ますが、ナナカマドのトンネルを見て納得。また秋に来てみたくなりました。
ほとんど山登りに関係のない、まったくの個人的レコにお付き合いいただき、ありがとうございました。
山に登るみなさんが、事故なく、無事に山登りを楽しまんことを!
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