甲斐駒ヶ岳黒戸尾根45年ぶり快晴


- GPS
- 28:30
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 2,361m
- 下り
- 2,364m
コースタイム
→18:40刀利天狗→20:00五合目小屋跡→21:30七丈小屋先テン場
2日目→5:00七丈小屋先テン場→7:00甲斐駒ヶ岳山頂→12:00テン場撤収→戻りコース→18:00竹宇神社
天候 | 11日晴れ12日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・黒戸尾根なので刃渡り以降何処も危険 ・水場・トイレは竹宇神社・七丈小屋(水100円トイレ200円)のみ |
その他周辺情報 | ゆーぷる韮崎 山梨県韮崎市中田町中条1800-1 TEL0551-20-2222 710円(市外者) |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
前日の天気予報から発雷注意報の少ない所を選んだ。南の方が安全でありアプローチ距離から言っても甲斐駒ヶ岳に決めた。45年前3人パーティで登っている。そんな一昔、振り返るとテントもキスリング生地(町会テント生地)で米は無洗米はなく普通の米を持参した。仙丈岳まで縦走の計画であったので我先に米を出したことを覚えている。七丈小屋テント場で雨となり夜に側溝を掘った。そして山水で濁って茶色い飯を食べたこと。甲斐駒山頂まで登り、降り止まぬ雨に仙丈は断念し戸台までのロングコースを歩いたことを昨日のように覚えている。
黒戸尾根は日本三急登と言うだけあってこれでもかの連続。
※竹宇神社〜笹の平 九十九折の堀道は下りがきつい笹の平は横手神社登山道との出合い地点。
※笹の平〜刀利天狗 笹っぱらの長い登りにアキアキやがて刃渡りに着く晴天時は問題なし、雨後は要注意。
※刀利天狗〜五合目小屋跡 ここからヘッデン点灯 登った尾根も最後は沢まで一旦降りる。帰りには嫌な登り返しとなる。
※五合目小屋跡〜七丈小屋先テン場 屏風岩が立ちはだかり、はしごに次ぐはしご高度感あり慎重に。
※テン場は七丈小屋第2小屋側の直登はしごを登り300m先
この看板うっすらと消えかかり右往左往しながらヘッデンでやっと確認。 水場・トイレなし花崗岩の砂れき地、石ころ無しペグ・ゴム小槌必要。
※テン場〜山頂 ストックは邪魔、岩掴み、鎖掴みながら山頂へ。
※山頂は360度の展望!苦労した甲斐があった駒ヶ岳 南アだけに森林限界点2800m。植栽も標高高い所にホタルブクロ。
45年前は横手駒ヶ岳神社からのアプローチであった。何故か?たぶんバスの便が良かったのではないかと思う。こちらの神社の方が趣があり往時を偲ばせてくれる。この神社必見の価値あり。竹宇神社は2回火災で真新しい。原因は不詳だが、つまり再建2回なのである。
私の地図には小屋跡とはない。5合目小屋、屏風小屋と存在している。
団塊の世帯登山ブームのころの地図である。今は新三種の神器を聞いて久しく新素材時代、山ガール、山ボーイが増えて食材、移動食にも工夫を凝らし、第何次登山ブームかは判らないが入山する若者が多い。昨日も素足短パンで七丈小屋まで来て、13時だといううのにこれから山頂まで行き北沢峠でテントを張ると言う女性、もう帰った方が良いと薦めたがどうなったことやら。弾丸登山というザックの量から見ても少ないのに如何なったことやら。命をさらしていると言うことをどこまで理解しているのかを考える昨今である。
と言う私もいつの間にかこの年になって未だに命をさらしているのである。
「山の茜を顧みて一つの山を終わりけり
何の俘かわが心 早も急かるる次の山」
深田久弥 大聖寺山の文学館より
麗嶺
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