新穂高温泉から雲ノ平までお散歩
- GPS
- 56:00
- 距離
- 45.0km
- 登り
- 3,322m
- 下り
- 3,305m
天候 | 14日:雨 15日:夜雨 16日:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鍋平〜新穂高 までは30分程度 普通の登山道なので装備しっかりまとめましょう。 |
写真
感想
夏休み後半。
前半の屏風岩登攀ですっかり心を削られて、小川山のエイハブ野郎に打ちのめされて傷心なワタクシ。
癒しを求めて、今度は穂高の向こう側へ。
夏山は始めての西側だけれども、クサリ場もない一般ルートなので装備は軽め。
いつもの様に適当にパッキングを現場でして出発。
ここ最近は新バリアントが便利すぎてトリコニを使って居なかったが、背負うとなると嬉しいのでトリコニに荷物を詰めるのに迷いはない。
しかし、いつものように下部気室にテント一式を詰め込んで、いざ上部に荷物を詰めようとしても詰めるものがよく分からない。
2日分の夕食と携行食のジップロック大、それにコッヘル。後は空のプラティバス。
合羽は雨が降っているから着て行くだろ……。あれ、後は何を入れるんだ。
まぁ、いっか。
エアマットが昨年お亡くなりになったのでウレタンマットを横にくっつけてザックカバーを着させれば準備万端。
背負って見ると軽すぎて驚く。
しかし、余裕こいてると厳しい現実。
新穂高の無料駐車場が空いて居なかったから鍋平から下りなければいけないのだ。
過去の高原地図じゃ点線だったドロドロ登山道を下って新穂高に到着。
登山届を出していざ出発。
時刻は9時半。やばいかも。
コースタイム見ると結構ぎりぎりで焦る。
登山口から下山してきた人ばかりだ。やばい。
とにかく登る。
今回はダブルストックだ。本気のスピード重視。トレランじゃないけど多分早いはず。
雨の中を駆ける。
結果的に秩父沢を過ぎるくらいには登る人も増えてきてぐんぐん追い抜いて14時頃には到着。
4時間と少し程度で到着した。
まだ14時前だし、ちょっと早く着き過ぎた気がする。
雨も止んできたけど、もう歩きたくないのでテントを張って本日は終了。
そうと決めたらビールを飲む。そんなに暑くないけど飲む。
美味い。
近くのテントの人と少し会話したりしながら時間を潰すが、寒いのでテントに引きこもって文庫本でもよんで過ごす。
濡れた服を乾かしながら気がつけば夕方で、夕食を簡単に済ませて眠る。
久しぶりにアルファ米を登山ショップで買ってみた。
尾西のアルファ米。五目御飯。作り方が下手でちょっと硬いが美味い。
でも、一食分の奴にしたのでちょっと物足りない。
そういえば、山での食事なんて一切拘ってこなかった。
回りのテントからは肉を焼くいい匂いがする。
そうか、普通の人はザックにああいうものを詰め込むのか。
俺もウィンナーとか焼きたい。
でもあるのはカロリーメイトとボトル一杯のバターピーナッツだけ。
悲しいけどピーナッツを炒って食べてみた。思いの他美味い。
今回の贅沢。夏山でシュラフは温かい。
ぬくもりは人に確かな安眠を提供してくれる。
翌日3時に起床。結構周囲のテントも起きるのが早くて、準備を始めているようだ。
それならばと遠慮せずにお湯を沸かして朝食をとって3時半に出発。
直ぐに夜明けで双六の巻きルートから三俣山荘〜鷲羽岳へ向かう。
鷲羽への登りは一見厳しそうだが、常念とかと比べて緩やかで直ぐに山頂に着く。
すっかり晴れた景色を堪能して、目の前にある水晶はとりあえず今回は無視して雲ノ平まで下りる。
途中経由した祖父岳は100名山に囲まれた360度の景色ですばらしい。
雲ノ平に下りて来ると、前情報まったく無しだったのでその景色の美しさに目を奪われる。
あれだ。ウィンドウズの壁紙みたいな綺麗過ぎて作り物っぽい。
本物の景色。
いやぁ、きてよかったなぁなんてのんきに山荘前のベンチで休んでいたら少しだけ眠っていた。
さて、来た道を戻ろう。
このエリアに来てからは山と高原地図のコースタイムが非常に読み難い。
縮まる時は半分くらいになるのに、縮まらない時は全く縮まらないのだ。
どうしても、ちょっと焦りつつの行動になってしまう。
今度は三俣山荘までの道があるので巻き道から沢へ下りて黒部源流から再び稜線へと登る。
下りはとても急だったので登りはさぞかしきついだろうと身構えていたが、案外緩やかで直ぐに山荘に到着。やっぱり荷物が軽いと登りが苦じゃないな。
三俣山荘で水を補給してから三俣蓮華山頂へ。
西鎌をちゃんと見るものも始めてだったし、昨年末に敗退した尾根も一望出来たのでじっくり眺める。
西鎌は意外と緩やかみたいだ。もっと険しくてクサリ場だらけなイメージが勝手にあた。
双六までの道も緩やかで快適な稜線歩きが楽しめる。
双六岳山頂に到着して携帯の電源を入れるとLTEが入った。ここだけ感度良好。
そこから双六小屋までの稜線は本当に凄くて。
ヤマレコの記録でこの稜線を見てここに来たと行っても過言ではない。
巨大なクジラの背中にでもいるようなそんなのっそりとした場所。
最後のお楽しみにしておいてよかったなぁ。
とか暢気に景色を眺めながら携帯いじってたら風が冷たくて寒い。
小屋に下りてきてカレーを食べる。
今回こんなに荷物に余裕あるのに食料をいつものように切り詰めてきてしまっていて貧しいので、今回ばかりは小屋飯もいいだろう。
結構遅くまで軽食もやっているらしく。テント泊でも食事の心配は要らない。
肉なんかもしっかり入っていて大変美味しかった。
テントに戻り、少しだけのんびり過ごして改めて期限切れになっている棒ラーメンを食べてから眠った。
翌朝、4時半に出発。
登りの時は雨で鏡平の景色を見て居ないのでゆっくり出発。
コースタイムを登りと同じように計算すると3時間で下りれてしまう計算になるので、少し早いぐらいだが、余裕は持ちたい。
稜線を歩いている内に朝日が登ったが、鏡池の逆さ槍はいまひとつだった。
がっくし。
あっという間に下山して3時間半くらいで新穂高。
道もいいから早いなぁ。
新穂高に到着してからのオマケで鍋平までの登山道を登り駐車場に戻ってから平湯温泉で汗を流してカツ丼食べて帰宅。
中央道の渋滞にもそこまでハマらずに抜けられて日が暮れるまでには帰る事が出来た。
癒されました。
kaakakaさんこんにちわ。
一日違いでニアミスでした、天気回復待ちで雲ノ平に停滞していたら、会えましたかね?
でも、雨ってやっぱり嫌ですね〜
graveltrek
ホント惜しかったですねー。
まぁ、世間は狭いのでどこかでお会い出来る気がします。
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