富良野岳-美瑛岳コル
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- GPS
- 09:04
- 距離
- 33.7km
- 登り
- 2,265m
- 下り
- 2,267m
コースタイム
天候 | ガス、強風、小雨 →熱い心を打ち砕くほどのひどい天気だった |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
暗くて見えなかったけどお花は満開っぽい |
写真
感想
ついにこの日が来た。凌雲閣を出発する直前、とてつもなく震えてきた。ビビってんのか?それともやってやるぜの武者震いか?
定刻22:00にスタート!気持ちが込み上げてきた。やってやるぜ!!答えは武者震いだったようだ。最初はガスガスで蒸し暑い。なんじゃこりゃ。しかし。富良野岳の稜線に出るとそこそこの風だ。ちょうど良い感じになってきた。富良野岳のピークはガス。さっさと行きましょう。お次の三峰山も天気は相変わらずだ。なんだこの仕打ちは。でもガスが抜けて、暖かい日差しを浴び、晴れてくれるはずだと信じて進む。
上富良野岳に到着した頃、相変わらずのガス、風がひどい。十勝岳に近づくと、小雨も降り出し、体が濡れて寒い。ギュンギュンに体温を奪っていく。これはやばい。十勝岳の山頂に到着すると、シロさんから進むか降りるかどうしますか?との確認があった。とりあえず劇的に晴れることを信じて進むことにした。こっからが超修行タイムだった。
十勝岳ー美瑛岳の間は木々もなくほぼ吹きっさらし。おまけに特濃ガスで前にいる人のヘッドライトもうっすら見えるぐらい。メガネに水滴が付いて、光が拡散してしまうのも酷かった。これはやばい。過去最高レベルで辛い。みんなでルーファイしてなんとか美瑛岳の分岐に到着。もう心がポッキーのようにポキっと折れた。美瑛岳のコルにてシロさんから撤退のご連絡があった。ホッとした。
でもここからも試練の登山道が続く。伸びた笹は冷たいし、脛にハイマツが当たり悶絶するし、濡れ鼠になった体を容赦なく風が吹きつけて寒い。数分止まると体温がギュンギュンに奪われるのでずっと動いていた。なんとか望岳台まで降りてきた。ここはいつでも暖かくて素晴らしい。ホットカフェオレを飲んで少し体力が回復した。ここからロードを歩いて凌雲閣へ。コンさんとシロさんと話ながらのウォーキングは楽しかった。ようやく凌雲閣に戻ってゴール。
過去1で超過酷な登山でした。山を舐めている訳ではないけど、今回はとんでもなく山のご機嫌を損ねたようだ。天気予報では良かったはずなのにな。山の気象条件はデータだけでは分析できないわ。色々と教訓になりそうだ。
結果はどうあれ、今までトレーニングを続けてきて全力をぶつけることができた。一緒に行ってくれたコンさんとシロさんには感謝だ。これから暑くなるので、しばらく山には行くこともないでしょう(笑)。次は2年後ですね。その時まで鍛えておきます!
−−−
【数年後の僕へ】
◆装備
ゴールドウィンのロングタイツ
速乾Tシャツ
アームカバー
スピードクロス5
トレランポール13.6
Rush11r
ウィンドシェル
トレントフライヤージャケット
防水パンツ
スタート時1.0L
→最大2.0L
BUFFのヘッドバンド
ヘッドライト(充電式)
モバイルバッテリー10000
ミニ日焼け止め
エマージェンシー装備
◆行動食
スポーツ羊羹
アミノバイタル
塩タブレット
ポカリの粉x3
パンx3
→潰しておく
ブラックサンダー
※ショット系も調達しておくこと
遥かなる十勝大雪。
この日の為に辛い練習をしてきたが、天気には勝てなかった。
ガスで視界が悪くルートが見えず、神経を削られた。十勝岳への登りでは風雨となって更に条件が悪くなり、十勝岳の下りはほぼ迷子状態になり、僕の心は折れてしまった…
今回は残念な結果になってしまったが、挑戦する気持ちと挑める体を作れたから僕は満足です!
また次回に頼れる仲間と一緒に挑める日を楽しみにしています。
皆んなありがとう!
去年は山に関しては目標もなく過ごしてが、何となくの空虚感を感じていた。
なので2年ぶりに十勝大雪グランドトラバース
1dayチャレンジをやる事にした。
雪が溶けてからは皆んなで、時には個人で鍛錬を積んで参加メンバーの実力は過去最高の仕上がりを感じていた。
凌雲閣に到着すると小雨が降ったら止んだりするも時折星空も見える。ガスは翌1〜2時くらい(十勝岳通過辺り)で無くなり晴れて風も弱くなる予報。
なので十勝ラウンドはどうせ暗いし耐え抜いてオプで美しい朝を迎えれば良いと思っていた。
想定通り特濃ガスの中22時にスタート。
下部は無風のミストサウナで暑いが稜線上は心地よい風で想定通りの時刻に富良野岳に到着。
その後もガスの中を予定通りに各CPを通過。しかし風は徐々に強くなる。
十勝岳の登りは7〜9℃くらいの追い風だがガスも相まって指先は悴み寒いので山頂で装備を1枚上げる。ここまで予定通過時刻の通りだが、全く晴れる気配が無いので撤退を考えた。
しかし好天予報なのでとりあえず美瑛岳分岐まで粘ってみる事に。
十勝岳からの下りは何処が登山ルートか全く分からない超特濃ガスで、美瑛岳までの砂漠は前1〜2mくらいしか見えず登山道のマーキングなど追跡不可能。
僕とコンさんが目視と踏み跡の感触で登山道を確認し、迷ったら後方からGPS確認しているリョーさんの指示で修正し進むも右往左往で一気にペースダウン…
しかしここは風も弱く好天を期待するも美瑛岳に近づくと何故か向かい風になり兎に角寒い。
風は更に強くなり雨もパラつき分岐からコルに下降するも隊全体の速度が落ちている。
皆んなを待つ間にハイマツに隠れて考察するも、好天する気配はなくこの状態で日の出時刻のオプまであと1時間耐えること自体厳しいし、晴れないならこのコルまで往復2時間は無理ぽ。降りてきた2人に徹底を告げ満場一致逃げ帰る事にした。
美瑛岳コルからの望岳台へのルートはハイマツと笹が生い茂り(一部NPOかむい笹刈りする前の三仙台ルート並み)冷たい朝露で全身ズブ濡れになり、寒過ぎてとにかく早く温泉に入りたい。このままだと廃道になるかも。
耐え抜いて望岳台に着いて安堵した。一休みしたらペタペタ歩いて車を回収。結局、晴れる事はなく山はガスがベッタリのままだったので撤退して正解だった。
5回目の挑戦だが完走は2回、このチャレンジは人間ごときがどんなに努力しても天候には勝てない。前回に続き旭岳までは届かなかったが、春から皆んなで一緒に全身全霊で頑張った結果なので悔いは1ミリも無い。
それよりこの歳になっても同じ目標に向かってガチで頑張れる仲間が居る僕は幸せです。
after 2years to be continue…
Thanks:コンさん、リョーさん
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