【ペテガリ岳・神威岳】遥かなる日高の山はハードな山だった💦(神威山荘起点)


- GPS
- 27:37
- 距離
- 46.0km
- 登り
- 4,015m
- 下り
- 4,023m
コースタイム
- 山行
- 11:53
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 12:57
- 山行
- 12:51
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 14:38
天候 | 両日とも晴れ 神威岳の山頂では、南側からのガスがかかっていました |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
03:00起床で神威山荘に移動。 元浦川林道からのアクセスで、神威山荘に移動。 林道区間は約22km。ダートの割には走りやすい道。30〜40kmで走ることができました。落石はあるので注意。 1時間20分程度。林道区間は45分くらい。 カブで来たという方も、いらっしゃいました。さすがに大変だったのではないかと 神威山荘前には10台ほど駐車可能。04:40頃の到着で、7台目でした。 神威岳から下山後のぺテカリ登山口前の駐車場はいっぱいいっぱいでした。 帰りは林道でヒグマに遭遇。 神威山荘を出てからほどなくの見通しの悪いカーブを曲がった先、橋をはさんだところにいました。その距離、50mほど。 すぐに森の中に逃げてくれましたので、ことなきを得ました。が、こっちに向かってくるんじゃないかと、気が気でありませんでした。 見通しの悪いところでのクラクションは、必須かと。遭遇後は、クラクションを鳴らしながら帰りました。 なお、ヒグマが当たり前に出る場所だと思いますので、特に目撃情報の届出はしていません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この山域に来る人は、さすがに猛者だらけ。我々もそれなりに脚力がある方だと思っていましたが、自信を無くして帰ってきました🥺 コースタイムはかなり厳しめ。普段の1〜2割増しだと思って考えた方がよいです。1泊2日で下山しましたが、2泊3日が無難かと思います。 道中では、ヒグマの痕跡、気配はありませんでした。マダニは神威岳では見当たらず、ペテガリ岳では、途中で手袋にいたのを発見。 ◆神威山荘〜神威岳 ・ニシュオマナイ川を遡って歩きます。滝などの危険な箇所はなし。石を渡っての渡渉は不可能で、沢靴推奨。ラバーソールの沢靴歩きでしたが、ぬめった石で滑って転びました。被害少。転ぶ場所によっては、ずぶぬれになることうけあいです。 ・神威岳尾根取付き地点までは、行きと帰りでかなり異なるルートを通っています。登りは沢の分岐に注意で、GPS推奨。下りは沢に下って歩けばいつかは正しい道にたどり着くので、かなり適当に歩いています。 ・神威岳尾根取付きから山頂までは、さすが北海道の3大急登。登りは、下に向かって生える笹ヤブとのケンカが必要。ヤブは、足元が見えないというほどではありませんでした。刈り払いされた後だと、もう少し楽に登ることができるのかもしれません。逆に、ササがもっと育ってくると、足元も見えなくなるのかもしれません🤔 ◆神威山荘〜ペテカリ山荘 ・ベッピリガイ沢川渡渉点までは、沢靴推奨。登山靴で行きましたが、ちょっと(かなり)後悔。行きのニシュオマナイ川渡渉点は問題なく渡渉できたのですが、帰りはサンダルに履き替え。連日の晴天にもかかわらず、帰りの方が水量が多く、渡渉点が少ない(ように思えた)不思議🤔 ・ベッピリガイ乗越の前後は、ぬかるみの急登。乗越をはさんで両方とも、お助けロープがかかっています。 ・ベッピリガイ沢川渡渉点は、水量も少なく、普通に渡渉可能でした。渡渉点の手前に沢靴のデポ多し。水量によって、かなり印象が違うのでしょう。 ・ベッピリガイ沢川渡渉点の後は渡渉なし。一ヶ所、崩壊箇所をトラバースするところがあります。最初、反対側に渡渉するのかと思って、悩みました🤔 ・リンドウナガイ・・・ ◆ペテカリ山荘〜ペテカリ岳 ・3連休の中日ということもあって、20名以上の登山者がいらっしゃいました。日帰りの猛者も4名。あっさり抜かれる・・・ ・山頂近くにテン泊の方が2名いたということ。天気もいい日で、最高だったことでしょう。 ・長い行程ですが、水場はありません。余裕を持った水量を。2.5ℓの持参で、下山途中で飲みきってカラカラでした。 ・1050mピークまでは登り基調。1050mピークを過ぎるとアップダウンを繰り返しながら標高を上げていきます。各ピークへの登り下りは急登メイン。当然、下りはその分の登り返しあり、登り返しは400m以上。 ・C沢コルに最後に下った後は、山頂まで標高差500mの急登登り。多少のヤブあり。標高差以上に時間がかかりました💦 |
その他周辺情報 | ◆ぺテカリ山荘 きれいな避難小屋。協力金500円/人。小屋内もトイレも電灯あり。 1階と2階で、25〜30名ほど泊ることができるのではないかと思います。 この日は15名ほど。2階が埋まっていたので、1階に寝床を構えました。 宿泊者はみなさん、03:30〜04:00頃の出発。 ◆ホテルイースト 浦河のホテル。前泊で利用。 ◆だる満屋旅館 下山後に利用。 旧日高線の荻伏駅近く。値段も安く、料理も満足。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(48ℓ)
ザックカバー
クッカー
ガスボンベ
コッヘル
食料(5食分)
非常食
ハイドレーション
水
レインウェア
ライトダウン
アンダーウェア(着替え)
帽子
手袋
ストック
ヘッドランプ
ライター
サングラス
地図
スマホ
ロールペーパー
救急用品
予備靴ひも
携帯簡易トイレ
保険証
タオル
シュラフ
マット
サンダル
携帯バッテリー
蚊取り線香
常備薬
酒
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備考 | 神威岳は日帰り装備で ぺテカリ岳への往復時、宿泊用の荷物はぺテカリ山荘にデポ |
感想
国立公園に指定されたばかりの日高山脈。「手つかずの自然」が魅力の山域です♪
ぺテカリ岳と神威岳は200名山と300名山ということもあり、いつかは行かねばとは思っていました。
が、ヒグマが怖くて😱、都会者(?)にはソロでは近づき難いエリアでもあり。
2023年のうちから、SeaRex2-kazu2に声をかけて、この3連休での山行を予定していました。あとは、天候が悪ければスキップを視野に入れつつも、🌞を祈るのみ🙏
結果、土日続けて好天の3連休♪
神威岳の山頂だけ、薄いガスがかかっていたものの、それ以外は好天に恵まれました♪
行ってよかった、遥かなる日高の山😄
一方で、山行は思っていた以上にワイルドでした。
個人的には、沢歩きが苦手だということを、思い知らされました🥺
そして、北海道の標準CTは、かなりキツイということも。
普段はソコソコ、歩くことができる方だと思いますが、この山域では普通レベル。
健脚さん、というよりはヘンタイさんが、多くいらっしゃいました。
もっと鍛えないとなあ、まだまだ鍛えることはできるなあ、という、いい刺激はいただきました。
元々は2泊3日を視野に入れていましたが、明るいうちに下山できそう、山頂で群馬のKさんに宿を取ってもらった(神威・ぺテカリともに山頂でDocomoは使えます!)こともあり、1泊2日での下山を選択。
下山がだいぶ遅くなりはしましたが、1泊2日の行程で無事に下山。
浮いた3日目は、観光と休息に充てることができました(どこかに登りに行こう!と思っていましたが、体が許さなかったというのはナイショ)。
非常にいい山域だったとは思いますが、いかんせん、アクセスがね・・・
千歳・帯広の空港から遠い、林道のアクセスが遠い、登山口から山頂までが遠いの三重苦。
また行きたいという思いはありつつ、アクセスの悪さから二の足を踏んでしまいそうだというのが、正直なところです。
ところで・・・
登った後でも、「ぺテカリ岳」(山頂標識)と「ペテガリ岳」(ヤマレコ表記)のどちらが正しいのか、よくわかりません🤔
ま、あまり気にする必要もありませんかね。
↑ヤマレコのペテガリ岳に答えが書いてあることに、後から気が付きました・・・
この2座を1泊2日で登るというのは、超効率的なベストオペレーションですね👏👏👏
レコを拝見して、いつになったら着くのか?と心が折れた当時のことがカミソリのように脳裏をよぎりました😁
Kgcmさんのペテガリは、山頂テント泊でしたよね?
「遥かなる」って言えばいい響きですが、「めっちゃ遠い」ってことですからね。ペテガリまで歩いた今は、テントを背負ってだと、途中で心が折れるだろうな、というのがよくわかります
山頂テント泊をおすすめいただいたのも記憶に残っていたのですが、行くまでも、行ってからも遠いこともあり、効率さを優先しました。
天気がいい日でしたので、山頂テント泊の方とすれ違ったときに、やっとけばよかったかな、と少し後悔しました。が、また行きたいか?となると、それは別の話ですね
お二人とも大変お疲れさまでした‼️
すごいお山ですねー💦
あまりのタフさに
レコを読んでいるだけで
こちらも力が入ってしまいました。
素晴らしいレコ、
ありがとうございました❣️
沢歩きあり、急登あり、ヤブあり、標高差あり、距離あり、帰りの林道ではヒグマありと、フルコースの行程でした。残念ながら、shibashiさんの大好きな岩場はありませんでしたが
神威岳とペテガリ岳は別にして、神威岳は日帰り、ペテガリ岳も2泊3日行程であれば、余裕をもって(余裕はないかも
いい山だとは思いますので、機会があれば、一度ぜひに。きつさを語り合いましょう
神威、ペテガリお疲れ様でした。
何と言っても北海道登山では、いちかばちかとなる天候に恵まれ良かったですね。
1泊2日での2座は、さすがです。
神威の写真は、行って来たばかりなので、見覚えがあるところ多数あります。
また、ペテガリは登り下りが激しく、険しそうですね。
山頂へのビクトリーロードといつもの山頂看板写真が特に気に入りました。
ビクトリーロードの先に見えるトンガリが山頂ですか?
この二枚の写真を記憶に留め、いつか実物が見れるチャンスを待とうと思います。
一方、熊と2回遭遇とは、確率高いですね。
特にペテガリは天気に恵まれました!普段の行いですかね🙄
ただ、天気がいいということは気温も上がるということで、ただでさえ長い道のりで、さらに体力を削られました💦
山頂はそうですね、ビクトリーロードの先のトンガリです。
日高の山は、やっぱり自然豊かでヒグマの遭遇率も高いのかもしれません。
KOTOWAKAさんも近いうちにペテガリに登られると思います。関東からだと北海道の山は、どうしても日程縛りが先にきますが、晴れてくれるといいですね😁
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