甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳
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- GPS
- 18:19
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 2,267m
- 下り
- 2,291m
コースタイム
- 山行
- 8:11
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 9:28
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 8:45
天候 | 雨と濃霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳に2泊3日で登るツアーに参加してきました。
登山ツアーは、新宿発8時のバスでスタートしたら、あとは明後日の20時に新宿駅西口まで戻るまでのスケジュールはお任せ。また、いつもソロなので、色々な方と交流して情報交換が出来るので、たまには登山ツアーも良いですね。
行きは、中央道が混んでいて14時頃に仙流荘に到着。それもツアー会社の予定でどおり。3連休の初日にも関わらず、天気が悪いとの予報のため、駐車場はガラガラでした。
仙流荘からはバスを乗り換えて、50分ほどバスに乗って北沢峠へ。10分くらい歩いたところにある長衛小屋に前泊し、2日目と3日目に長衛小屋をベースに甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳にそれぞれ日帰り登山するのが今回の行程。
2日間連続で、累積標高差1,000mを超える山を登るのは初めてなので、少々不安ではありましたが、この登山に向けて多少なりとも足を鍛えていたおかげで、何とか無事にミッションをクリアできました。
さて、1座目の甲斐駒ヶ岳への登山ですが、時折、小雨も降る天候の中、モヤや霧雨で、山頂からの景色を含めて、周りの眺望は殆ど見込めない残念な登山となってしまいました。
眺望を期待して、次回リベンジですね。
それでも、自分で登る際には、こんな雨も降る悪天候の時には、まず登ろうとは思わないので、服装のこまめな着替えのタイミングなどを含めて悪天候時の登山の対応についての学びの多い登山になったことで、ある意味良い経験になりました。
泊まった長衛小屋ですが、ほぼ個室の様に広く仕切られていて、そのうえ500円のお湯の出るコインシャワーがあり、しかも石鹸とシャンプーも用意されていて非常に快適でした。
難を言えば、屋内トイレが男女1つづのところ。(外には多くのトイレはあります。)
夕食はまあまあでした。
山小屋では、携帯はAU、docomoは通じませんが、AUの方は無料(それ以外は2時間300円)の山小屋Wifiがありました。
また、登山道や山頂や開けたところ以外は、携帯の電波は殆ど通じませんでした。
水は南アルプスの天然水を小屋前で汲み放題。
【登山詳細】(記録用なので長文ご容赦ください。)
◯甲斐駒ヶ岳(1座目)
朝4時に起床し、山小屋で朝食用に提供されたおにぎり弁当を食べて、5時に小屋を出発。
※ おにぎり弁当:おにぎり2個と焼売や卵、たくわんの漬物などのおかず+お湯を注いで飲む粉茶
最初は、雨に降られずにラッキーと思いましたが、長衛小屋を出発して、30分くらい先にある仙水小屋に着く頃にはパラパラと雨が降りだしました。
甲斐駒ヶ岳への登山は、仙水小屋以降は、水を汲めるところがないので、1.5リットル以上の水がない場合には、ココでの確保は必須。
仙水小屋から仙水峠までは、基本的に樹林帯のレキ岩がゴロゴロしている少し傾斜のある登山道。途中の一部に傾斜のゆるい岩稜帯がありました。
仙水峠に着いた頃には、雨は止んでくれ、ちょとだけ霧が晴れ、摩利支天や鳳凰三山のオベリスクを見ることが出来ました。
仙水峠から駒津峰は、樹林帯の中を登る急登区間。ここは結構キツかったです。
駒津峰からは本格的な石灰岩の岩場区間で、ツアー参加者はココからはヘルメット必須とのことで、ヘルメットを着用。
駒津峰からは、大きな岩場を降ったり登ったり、鎖場などもある岩場区間があり、この区間を過ぎると、結構長い石灰岩が砕けたザレた白砂の急登区間で、このザレた区間は結構歩きにくかったです。
ザレた白砂の急登区間を登り切るとやっと山頂。
山頂には立派な祠がありました。
山頂の案内板の写真を記念に撮って、長衛小屋で提供してもらった昼食用のパンを食べました。
下山は、駒津峰からは、来た道を戻らずに双児山方面から下山。
駒津峰から双児山まではハイマツ帯の登山道で、途中、双児山へは登り返しになりました。
双児山から少し下山すると、樹林帯の登山道でここが結構長かったです。
この樹林帯の途中で再度雨に降られましたが、終盤は止んで、長衛小屋に無事に着くことが出来ました。
◯仙丈ヶ岳(2座目)
朝2時30分に起床し、山小屋で朝食用に提供されたおにぎり弁当を食べて、3時30分に小屋を出発。
※ おにぎり弁当:おにぎり2個と焼売や卵、たくわんの漬物などのおかず+お湯を注いで飲む粉茶
長衛小屋をライトを点けて出発して直ぐに、しとしとと雨が降り出し、5合目の大滝の頭付近までは雨、そこから馬の背ヒュッテへ行くまでは小雨になり、馬の背ヒュッテからは霧雨。
馬の背ヒュッテでは、アミノ酸&ローヤリゼリーの入った速攻元気ゼリーで栄養補給。
馬の背を超えて少し歩くとハイマツ帯になり、仙丈小屋を通過。仙丈小屋付近では霧雨は弱まりましたが、濃い霧に覆われて、周りの景色はほとんど見えない状態でした。
仙丈小屋を少し過ぎたところには、水を組めるところがありました。ココが最後なので、覚えておくと良いですね。
山頂への急登を登って行く間に霧雨は止みましたが、濃霧は晴れず、しかも山頂手前では強風が吹いていました。
山頂前の登山道は、なるべく強風を避けるように道が出来ていたので、強風で少し体が振られそうになる場所もありましたが、何とか無事に登頂できました。
山頂は風が強いので、山頂の案内板の写真を記念に撮って、早めに下山を開始。
下山途中では、小仙丈ヶ岳にも登りました。ただし、小仙丈ヶ岳の手前には2ヶ所の鎖場もある大きな岩場があり、その手前が広場のようになっているところがあるので、ストックはココで一旦しまった方が良いです。
小仙丈ヶ岳の山頂で、小屋で提供された昼食用のパンを食べました。
小仙丈ヶ岳からは、ガレた急坂を下り、途中、5合目の大滝の頭の手前からは樹林帯の登山道を下りました。
そこからは、ひたすら長い樹林帯の登山道を北沢峠(標高2030 m)まで下山し、12時15分頃には小屋まで戻りました。
小屋に預けた荷物を回収してザックに詰め、13時10分発のバスが早く出たので、そのバスに乗って仙流荘まで戻り、お風呂に入ってサッパリして、ガッツリとカツカレーをいただきました。
14時50分に仙流荘を出発。帰りの中央道が混んでいたので、バスの運転手さんの機転で大月ICから長野原ICまで一般道(国道20号)に降りて、談合坂の渋滞を回避したおかげで、ほぼ予定の20時に新宿駅西口に無事に到着できました。
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