皇海山（更に遠くなった「遥かなる頂」へ！クラシックルート反時計周回）

2024年07月21日(日) [日帰り]

• GPS: 12:33
• 距離: 28.6km
• 登り: 2,324m
• 下り: 2,325m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:51
• 休憩: 1:42
• 合計: 12:33

距離 28.6km 登り 2,324m 下り 2,325m

4:24 銀山平
5:00 笹美木橋
5:14 5:16 一の鳥居
5:19 庚申七滝
6:08 猿田彦神社跡
6:15 庚申山荘
6:37 6:56 大胎内(分岐)
7:20 庚申山
7:28 7:29 庚申山展望台
7:36 7:37 御岳山
7:53 駒掛山
8:00 渓雲岳
8:18 薬師岳
8:25 8:27 白山
9:08 9:23 鋸山
9:45 9:46 不動沢のコル
10:23 10:33 皇海山
10:59 不動沢のコル
11:29 12:13 鋸山
12:49 女山
12:57 13:00 六林班峠
14:52 天下の見晴分岐
14:59 15:03 天下の見晴
15:07 天下の見晴分岐
15:16 庚申山荘
15:22 猿田彦神社跡
16:03 庚申七滝
16:20 笹美木橋
16:57 銀山平
16:57 ゴール地点

天候

晴れ一時くもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道122号経由で銀山平まで。

■駐車場
銀山平 登山者用駐車場　約50台　無料
かじか荘のところの舗装された駐車場は宿泊者用のようです。
その奥の非舗装駐車場と更に1段上にもう1箇所、駐車可能となっています。

コース状況／危険箇所等

■道の状況（危険箇所など）
[銀山平駐車場〜一ノ鳥居]
1.5km程度の車道歩きのあと、2.5km程度の林道歩きです。
車道は車の往来に注意。
林道はゲートの向こう側になるため許可車両のみ通行する可能性があります。
この区間は頭上の落石等もお気をつけください。

[一ノ鳥居〜庚申山荘]
ひたすら登ります。危険箇所はありません。

[庚申山荘〜庚申山]
一般ルートですが、何箇所かハシゴあります。
ここを歩こうと思って来られている方は問題ないレベルかと思いますが、苦手な方はお気をつけください。

[庚申山〜鋸山]
山と高原地図の破線ルートになります。
細かいアップダウンを何度も繰り返し、「白山」から先は鎖場が続くため通行が難しくなります。

[鋸山〜不動沢のコル〜皇海山]
一般ルートです。鋸山からの下りと皇海山から戻ってくるときの登り返しがザレ気味の急斜面のため通行注意。
不動沢のコルから皇海山までは300mほどの登りで体力勝負です。

[鋸山〜六林班峠]
下り始めはやや急斜面です。その後、細かいアップダウンを繰り返しながら標高を下げます。
女山の少し手前あたりから薮漕ぎが始まります。
六林班峠まで、道は明瞭ですが割と薮です。

[六林班峠〜天下見晴〜庚申山荘]
六林班峠から先、最初のうちが不明瞭です。
基本的に薮漕ぎしながらの道中となるため、あまり下り過ぎると道を外して復旧が大変になるので、平行移動を意識して進むと良いかと思います。
少し進むと薮がおとなしくなり漕ぐ必要はなくなります。
庚申山荘まで長丁場なため、薮漕ぎゾーンを抜けてからは体力勝負です。
また、小さな沢の渡渉を何度も繰り返します。増水時注意。
天下見晴は人気から0.2kmと案内が出ていますが、体感的にもう少し長いです＆見晴直下は鎖場があるので苦手な方はお気をつけください。

■登山ポスト
登山者用駐車場入口付近にあります。

その他周辺情報

■温泉
ただおみ温泉　10:00〜21:00（木曜休）　600円
https://www.tadaomionsen.com/

■食事
とんかつ 八州　11:30〜15:00・17:00〜22:00（木曜休）
https://s.tabelog.com/tochigi/A0901/A090102/9000248/

写真

7/21 4:24

少し明るくなりかけた4:20過ぎ…出発します。

7/21 4:26

すぐ上にゲート。

7/21 4:44

20分ほど歩き続けて2番目のゲート。

7/21 5:04

天狗の投げ石を通過。

7/21 5:15

一ノ鳥居に到着。
いきなりハイペースで、既にヘロヘロ。。。

7/21 5:25

沢の水が涼しげで良いですね。

7/21 5:46

鏡岩。巨大です。

7/21 5:53

夫婦蛙岩。ちょっと枝に邪魔されて上の岩が見えてなかったです。

7/21 6:00

仁王門。
ちょっと信仰の色が濃くなってきました。

7/21 6:15

庚申山荘に到着。
今年はここを使うことはできません。

7/21 6:18

水場の水はしっかり出ていました。

7/21 6:23

ミヤマキンポウゲ

7/21 6:26

シモツケソウ

7/21 6:35

今回は岩菅山を一緒に歩いたAKIくんからのリクエスト。
キツいのでもう来ること無いと思ってたのに、まさかの2度目の皇海山チャレンジです。

7/21 6:37

庚申山名物のハシゴが出てきました。

7/21 6:39

基本的に展望はないのですが、時々チラリと周囲が見えたりします。

7/21 6:43

このエグい山には不釣り合いなポップすぎる道標w

7/21 6:45

今日も元気過ぎて、ワタクシは付いていけなくなりつつあります…（苦笑）

7/21 6:47

クルマユリ

7/21 6:51

行く先がやたら神々しい！！

7/21 6:52

庚申山の周回コースと合流。

7/21 6:52

…と思ったら、こちらは通行止！！
ここが閉じられていたら、もしかしてコウシンソウは見に行けない！？

7/21 6:53

大胎内。
ここは通過OKなようでした。

7/21 6:54

見た目ほどは大変じゃありません。

7/21 6:54

ソバナ

7/21 7:05

道中、景色が見えるたびについつい。

7/21 7:20

庚申山、山頂に到着。
ここは展望ないので写真だけ撮ってすぐに出発します。

7/21 7:23

山頂から進むこと数分。
鋸山〜皇海山が一望。

7/21 7:24

日光の山々は雲の中。。。

7/21 7:34

鋸山へ向けて、ガツガツと移動。

7/21 7:37

御岳山。
名だたるお山と同名を冠したピークがこのあとひたすら出てきます。

7/21 7:42

10年前よりも道が明瞭な感じがします。

7/21 7:51

たまに雰囲気が微妙にはなりますが（笑）
でも、薮漕ぎは全然ないですねー。

7/21 8:18

幾つかの小ピークを越えて薬師。
ここまでは序の口です。

7/21 8:20

前半戦のハイライトが見えてきました。

7/21 8:22

少しずつ雲が優勢に。。。

7/21 8:22

少し傾斜のある登りを進みます。

7/21 8:25

白山。
ここから、鎖場です。

7/21 8:26

白山はちょっとした展望地にもなっていまして。
こちらは太郎山や男体山が見えます。
日光白根山は雲の中でした…。

7/21 8:26

皇海山の真上もちょっと不穏なご様子に。

7/21 8:34

鋸山は大丈夫そうなので、晴れているうちに鎖場を越えましょう！

7/21 8:37

みるみるうちに、皇海山が姿を見せる…目まぐるしいなぁ。

7/21 8:40

ロングな鎖場を下るAKIくん。
サッと降りられると思ったら思ったより長くて途中で我に返ったらしい（苦笑）

7/21 8:45

この山深い雰囲気はこのルートだからこそのものだと思います。

7/21 8:46

オトギリソウ

7/21 8:46

鋸の歯の真っ只中。

7/21 8:47

更に登り返し。

7/21 8:51

早々とこれを登りきってしまったAKIくん。余裕ですねー。

7/21 8:52

コメツツジ

7/21 8:56

歩いてきた方向を振り向いて1枚。
庚申山の向こう側は「孤高のブナ」がある中倉山方面。

7/21 8:57

こっそり（笑）

7/21 8:57

ここからの眺めに心奪われています。
しばらく眺めたいようだったので、鋸山で合流することにしました。

7/21 8:58

ロングなハシゴ。

7/21 9:00

からの熊野岳。

7/21 9:02

更にロープが続きます。

7/21 9:06

剣ノ山。
ここまできたら、一旦緩やかになります。

7/21 9:06

こちら側、スッキリしきれなくてちょい惜しい（苦笑）

7/21 9:08

一足お先に鋸山に到着。

7/21 9:09

かろうじてその姿を見せている皇海山。

7/21 9:10

お。
移動し始めましたね。

7/21 9:16

到着…やっぱり早い！

7/21 9:24

では、天気が崩れる前に皇海山まで行ってしまいましょう。

7/21 9:31

こちらの斜面もザレ気味でなかなかシビれるヤツです。

7/21 9:46

下って少し移動したら不動沢のコル。

7/21 9:46

群馬側はロープで閉ざされています。

7/21 9:52

かつてはこの辺りから人が多数だった訳ですが、今は栃木側がメインルートなせいか、ひっそりとしています。

7/21 9:54

皇海山は樹林の山…ということで、展望が乏しいこともあり、黙々と登ります。

7/21 10:12

山頂直下、ちょっと傾斜がキツイです。

7/21 10:21

青銅の剣が見えたらあと一息。

7/21 10:32

皇海山山頂に到着。
小休止後に1枚撮りました。

7/21 10:38

視線を感じると思ったら…おおぅ。

7/21 10:51

この雰囲気、ちょっと南ア深南部っぽい…とか思ったり思わなかったり（笑）

7/21 11:09

不動沢のコルからの風景は聳え立つ鋸山。
というか、これからあそこへ戻るんですよねー。。。

7/21 11:11

まだ雲の多い日光方面。

7/21 11:17

オミナエシ

7/21 11:19

途中で振り向いたら、ちょっと明るくなってきたか？？

7/21 11:25

ザレ場を登り返します。

7/21 11:33

再び鋸山。
さっき、ここで撮り忘れたのでこのタイミングで1枚。

7/21 11:46

ランチはゆず醤油ソースを伸ばしたスープパスタ。
相変わらず生野菜で見た目をごまかす作成です（笑）

7/21 11:59

食後の甘味は浜松の春華堂が出しているパイ。
うなぎではなく、パイン入り。

7/21 12:01

すっかり青空に戻りました！
素晴らしい！！

7/21 12:02

日光方面も心なしか明るくなった気がします。

7/21 12:12

群馬側、多分沼田あたりの街並みが見えました。

7/21 12:13

では、下山開始です。
ここからは初めてのコース。

7/21 12:14

いきなり広がる緑色の風景に思わず「おおーっ」と声が出てしまうw

7/21 12:18

これは良い雰囲気。

7/21 12:19

青空になって、森が輝いている感じもしますね。

7/21 12:21

ここからの皇海山も秀逸です。

7/21 12:31

下ったり、登ったり。

7/21 12:36

薮の中へ突っ込んだり。

7/21 12:40

そして薮の中に消える（笑）

7/21 12:41

もはや完全に深南部w

7/21 12:54

ずっと笹が深くてだんだん乾いた笑いになってくる。。。

7/21 12:58

六林班峠に到着。
庚申山荘方面へ。

7/21 13:01

分岐直後が歩きにくいし分かりにくい。
GPSを見ながら進行方向を調整。

7/21 13:18

この沢は水場だそう。

7/21 13:18

たまに出てくるトリッキーなトラバース。

7/21 13:19

タマガワホトトギス

7/21 13:20

トリアシショウマ

7/21 13:23

たまに薮が濃くなるけどこの程度。
全然余裕でした。

7/21 13:25

ラショウモンカズラ

7/21 13:33

沢の水は少なめだったので、渡渉は全て問題なかったです。

7/21 13:36

しかし良い天気だ…。
午後から崩れるんじゃなかったんかーい、っとツッコミ入れつつ進みます。

7/21 13:55

倒木は基本的にそのままのようです。

7/21 13:59

センジュガンピ

7/21 14:19

時々崩れてます。。。

7/21 14:24

広い感じの場所に出たら樺平。
ダケカンバの森でした。

7/21 14:45

7/21 14:51

0.2kmなら…ってことで寄り道します。

7/21 14:54

等高線に現れないくらいの緩い登りです。

7/21 14:55

最後の方、岩場なのは聞いてないw
写真に撮り忘れましたが、直下は鎖場です。

7/21 14:57

天下見晴は、目の前に庚申山が聳えるビューではあるのですが、周囲の山々の方が標高が高く、天下と言うには名前負け感。
(雰囲気は嫌いじゃないです)

7/21 15:01

こんな岩場の上から庚申山を眺めていました。

7/21 15:03

既に15時。
いい時間なので戻ります。

7/21 15:07

元のルートに復帰。
もうそろそろ小屋に到着する頃なんですけどねぇ。

7/21 15:13

巨岩の間を通り抜け。

7/21 15:15

やっと到着の庚申山荘。
空はだいぶグレーなご様子。

7/21 15:16

登山道としてはあとは一ノ鳥居まで下るだけ。

7/21 15:20

鳥居まで2.1km…結構ありますね。

7/21 15:30

単調なので、ケルンとか撮り始める(笑)

7/21 15:57

沢右へ左へ行ったり来たり　

7/21 16:05

鳥居に戻りました。
足が売り切れてきているので、だんだんペースが落ちてきています。

7/21 16:05

林道をダラダラ戻ります。

7/21 16:26

時々泥濘んでいるのでポチャっとしないようお気をつけください。

7/21 16:36

奥のゲート、通過。

7/21 16:54

手前のゲートも通過。

7/21 16:57

駐車場へ戻る。
お疲れ様でしたー！

7/21 18:37

かじか荘はコロナ以降15時で終了。
皇海山帰りの客は暗にお断りモードなので宇都宮まで移動して、いつものただおみ温泉へ。

7/21 18:53

お近くのコンビニにてお求めください。

7/21 19:35

反省会は鹿沼で。
最初に入ろうと思ったお店がちょい待たされそうで、その場で検索して見つけたとんかつ屋でしたが、このチョイスは大正解でした！

撮影機器：

iPhone 13 Apple

感想

ジョー🐪

先月、岩菅山をご一緒したAKIくんからのリクエストで、2回目のコラボは皇海山。
まさかこのクラシックルートを2度登ることになるとは…という感じですが、10年振り2回目。無事にMission Completedです。

前回の皇海山は庚申山ピストンで六林班のルートは歩いていなかったので、今回それの回収ができたのは良かったかなと思います。

ただただキツい皇海山クラシックルートですが、やっぱりこの山はこのルートで登頂してこそ意味があると思います。
非常に疲れますが、心地よい疲労感ですね。
でも、しばらくいいです(笑)

コメント

rickle

まさかの皇海山にビックリ！
僕は暫くではなく、もうイイですw

…というより、僕はもうこのコースを歩ける体力はありません。ましてや、この気温では熱中症になること間違いナシ（泣）

お二人とも、お疲れさまでした！

ジョー🐪

To：rickleさん

こんにちは！
本当にまさかの皇海山でした（笑）

最後の庚申山荘からの下りが凄く暑くて一気にヤラれそうだったのですが、稜線上はちょっと雲が出ていて炎天下ではなかったのと微風があったので意外と快適に歩けました😁

ところで。
六林班ルートを歩いていたら妙に深南部っぽい雰囲気で…それで思い出しましたが、その失われつつある体力を戻して、そろそろ深南部も再開させましょうかねー（笑）

kanakanako

皇海山に二回も！それもこの暑さの中！涼しい顔して登ってらっしゃいますね。
５１の写真、葉っぱは二つ前のコメつつじのようですが、別の花が混ざって咲き終わったということでしょうか？不思議な写真。
コウシンソウはもう季節は終わっていたかな。
お疲れ様です！

ジョー🐪

To：kanakanakoさん

こんにちは！
（コメントが投稿できていなかったみたいで遅くなりました…）

この日の皇海山、稜線上は案外そこまでの暑さでもなく時折吹く風が心地よい感じでした。
51枚目の写真ですが、コメツツジの中から違う花（何の花かは分からずじまいでしたが…）の穂が顔を出しているようです。

そして、コウシンソウは見かけなかったので、どうやらもうシーズン終わっているっぽいですね。