槍ヶ岳
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 39.0km
- 登り
- 1,825m
- 下り
- 1,813m
コースタイム
- 山行
- 3:32
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 5:11
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 2:47
- 合計
- 7:49
- 山行
- 6:06
- 休憩
- 2:44
- 合計
- 8:50
天候 | 1日目:曇り 2日目:晴れ 3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●シャトルバス(バスターミナル9:10発)にて上高地へ |
写真
感想
長年の憧れ・槍ヶ岳にいよいよ挑戦!
初・槍なので、もっとも易しいといわれる上高地ルートを選択。
22(土)〜24(月)、または翌週29(土)〜31(月)と
二通りの予定を確保し、天気予報とにらめっこし続けた。
その結果、「確実に晴れる」とは言えないまでも
「晴れる可能性は高い」と踏んで、前者で決行。
結果的に、大正解・大満足の2泊3日となった。
▼22(土):上高地→槍沢ロッヂ
朝は曇天。たまに小雨・霧雨がパラつく。
レインウエア&ザックカバーのお世話になりつつスタートした。
横尾までを歩くのは2回目。
延々と続く平坦な道に、前回は嫌気が差したものだが、
今回は広い心で単調さを受け入れたw
横尾から先は未知の領域。
天候は回復傾向で、日も射し始め、テンションが高まる。
しかし槍方面の雲が晴れる気配はなく、
槍見河原から槍を拝むことはできなかった…。
スタートからおよそ5時間、15:15に槍沢ロッヂ着。
早速 風呂で汗を流して、生ビールで乾杯。
この日の標高差は300m程度で、
大して疲れてもいないのに生ビールを飲むのは気が引けたが、
それでもやっぱり生ビールはうまかった!(笑)
夕食時は、周りのパーティーと情報交換。
登山者と下山者、両方の話を聞けるのが面白い。
山頂直下ではなく「通過点」にある小屋は、
登山者の高揚感と不安感、
下山者の達成感と名残惜しさがすべて混じって
独特の雰囲気が漂っていた。
▼23(日):槍沢ロッヂ→槍ヶ岳山荘
5:42出発。すぐに、槍の穂先を確認!
今回の山行で初めて拝んだ槍に感動を覚えつつ、
「あの山頂がいつまで晴れているかは分からない」と焦りも感じた。
案の定、槍沢沿いを登る内に、槍方面の雲は成長していく…。
当初の計画では、天狗原分岐に荷物をデポして
天狗原をピストンするつもりだったが、その行程は省略。
一刻も早く山頂を目指そうと判断した。
水場を越えて、岩がゴロつく最後の直登。
ここで幸運にも、雲が次第に薄らいでいく。
美しく壮大な槍ヶ岳が眼前に現れて、その大迫力に大興奮!
残りの1時間余りは疲れ知らずで登り切った!
槍ヶ岳山荘に到着後、まずしたのは
定点ライブカメラの位置確認(笑)
「この数ヶ月、槍ヶ岳山荘HPで閲覧していた槍の映像は
ここから撮影していたのか…」と感慨にふける。
同じアングルから、ようやく肉眼で、槍を見ることが出来た。
一息ついたら山頂アタック!
山荘でヘルメットをレンタル(500円)して挑戦。
自分は高い場所に耐性がある方(むしろ大好き)なので、
事前の想定よりも容易に登ることができた。
12:31登頂!
穂高をはじめ周りの山々には雲がかかっていたが
槍ヶ岳の周辺だけはスカッと晴れて、
標高3180mの気持ち良い空気を味わうことができた。
午後はテラスでのんびり。
生ビール、ラーメン、珈琲などをリッチに堪能した。
そしてこの日はたまたま、山荘によるイベントの開催日。
「リピート山中」さんという謎のシンガーのコンサートが
夕食後の食堂で開催された。
よく分からないけど、折角なので参加してみたところ…
素晴らしいコンサートだった!
新田次郎の小説「孤高の人」を題材とした
『加藤文太郎の歌』は名曲!
前の席のおじちゃんは、ボロボロと涙を流して聞き入っていた。
同じ日、同じ山に登ったみんなで、同じ歌を楽しむ。
そんな山小屋の夜も、たまには良いものです。
▼24(月):槍ヶ岳山荘→上高地
朝5時すぎ、素晴らしいご来光を拝んだ。
この日も天気が良さそう!
6時半すぎ、二度目の山頂アタックへGO!
昨日よりも更に晴れて、360度の山々を見渡すことができた。
この山頂は、何度登っても飽きることはないだろう。
8:19、下山のため槍ヶ岳山荘を出発。
順調に下り、15:25、無事に上高地までたどり着いた。
初めての槍ヶ岳登山は、山頂付近での天候に恵まれ
最高の思い出となった。
危険箇所などは特になく、難易度が高いルートというより
「長い長い初級者コース」という印象を受けた。
時間さえかければ、老若男女誰でも登れる素晴らしい山だった。
来年は是非、表銀座縦走コースにチャレンジしたい。
そして再来年も、その翌年も…
これから毎年この山に登れたらいいなぁ、と思っている。
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