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Yamareco

記録ID: 7055580
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ハイキング
甲信越

大鹿村の大西山 (樹林帯の急斜面をジグザグトラバースして)

2024年07月23日(火) [日帰り]
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GPS
05:51
距離
8.8km
登り
1,032m
下り
1,028m

コースタイム

日帰り
山行
5:27
休憩
0:24
合計
5:51
距離 8.8km 登り 1,032m 下り 1,028m
5:44
1
スタート地点
5:45
165
8:30
8:31
36
9:07
9:30
21
9:51
102
11:33
2
11:35
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス ・登山口の手前30mほどに、旧「つり天国」の駐車場(3台ほど可)があり、そこに停める。トイレなどは、2Kmほど先(車で5分)の「道の駅歌舞伎の里大鹿」を利用する。
コース状況/
危険箇所等
・鉄塔のある場所以外は、樹林帯の中で展望はない。
・標高1600mの唐松峠辺りになるまで、30度から45度ぐらいの急斜面を、ジグザグにトラバースしながら進む登山道が設けられている。山は、小石が積もったような斜面で、下草もほとんどなく、その上に落ち葉が覆っている。足元は滑りやすく、全般的に歩きづらい。落ち葉に隠れた石もあるので、石車に乗らないように、また石を落とさないように注意が必要。谷底まで続く急斜面の細いトラバース箇所で、大事故になりそうなところもあるが、チェーンやロープは設置されていない。
・もうひとつの注意点として、昇っている時は、ジグザクに折れる箇所を判別しずらいところがあり、また誤って直進した人の踏み跡も残っていて、正規の登山道を見失う場合がある。特に注意が必要(私も数回間違えた)。
・鉄塔のある場所から山頂までは、斜面は緩やかになるが、展望はなく、山頂のある方向自体わかりづらいため、注意が必要。標識やピンクテープも十分ではない。
・ルート上には水場はいっさいなく、長くハードな登りとなるので、十分な水の持ち込みが必要。
・標高1200m辺りと1400m辺りに、ゆっくり腰を下ろせる平らな場所がある。
・里山ではあるが、力量が問われる山かもしれない。ヤマレコマップのような位置を確認できるような端末の携帯を推奨する。
5:10 道の駅「道の駅歌舞伎の里大鹿」に着いた。この正面の山がこれから登る大西山と思われる。
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5:10 道の駅「道の駅歌舞伎の里大鹿」に着いた。この正面の山がこれから登る大西山と思われる。
旧「つり天国」の駐車場に車を停め、5:44 出発。計画より45分ほど遅れている。
旧「つり天国」の駐車場に車を停め、5:44 出発。計画より45分ほど遅れている。
「つり天国」の横に流れる人工的な沢。理由や仕組みは不明だが、断続的に水が流れ落ちてきて、なかなかおもしろい。
「つり天国」の横に流れる人工的な沢。理由や仕組みは不明だが、断続的に水が流れ落ちてきて、なかなかおもしろい。
5:45 大西山登山口を通過。
5:45 大西山登山口を通過。
ここを登って樹林帯に入る。
ここを登って樹林帯に入る。
山の中は、こんな感じ。下草はほとんど皆無で、この斜面に不明瞭なトラバース状の登山道がある。
山の中は、こんな感じ。下草はほとんど皆無で、この斜面に不明瞭なトラバース状の登山道がある。
少し登ると斜度は上がって、これほどの急斜面をトラバースすることになる。
少し登ると斜度は上がって、これほどの急斜面をトラバースすることになる。
5:59 「大西山へ 4.5Km」の標識を通過。今度は右に折れて、トラバースする。こんな感じに、急斜面をジグザグにトラバースしながら登山道は切られている。
5:59 「大西山へ 4.5Km」の標識を通過。今度は右に折れて、トラバースする。こんな感じに、急斜面をジグザグにトラバースしながら登山道は切られている。
狭いトラバース道には落ち葉が積もっていて、歩きづらい。滑落すると止まらないかもしれない。
狭いトラバース道には落ち葉が積もっていて、歩きづらい。滑落すると止まらないかもしれない。
だんだん陽が入ってきて、気温も上がり始める。
だんだん陽が入ってきて、気温も上がり始める。
6:34 「大西山へ 3.5Km」の標識を通過。トラバース状の登山道だがけっこう急で、オーバーヒート気味。頭はクラクラ。全般的に登山道は不明瞭で、何度か間違えて、ヤマレコマップを見ながら歩くようにした。
6:34 「大西山へ 3.5Km」の標識を通過。トラバース状の登山道だがけっこう急で、オーバーヒート気味。頭はクラクラ。全般的に登山道は不明瞭で、何度か間違えて、ヤマレコマップを見ながら歩くようにした。
登山道脇に生えていたキノコ。タマゴタケ(食べられる)と思われる。
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登山道脇に生えていたキノコ。タマゴタケ(食べられる)と思われる。
6:59 「大西山へ 3.0Km」の標識を通過。登山道から外れる原因は、ジグザク折点で、直進方向に正しい道のごとく間違った踏み跡が残っていて、折れずに直進してしまうことだ。
6:59 「大西山へ 3.0Km」の標識を通過。登山道から外れる原因は、ジグザク折点で、直進方向に正しい道のごとく間違った踏み跡が残っていて、折れずに直進してしまうことだ。
7:04 標高1200m付近を通過。
7:04 標高1200m付近を通過。
この右に腰を下ろせそうな広場がある。この後もしばらく休めるような場所もないので、休むのならここが適地だろう。
この右に腰を下ろせそうな広場がある。この後もしばらく休めるような場所もないので、休むのならここが適地だろう。
この後も、ずっとこんな感じのトラバース道が、いやになるくらい続く。
この後も、ずっとこんな感じのトラバース道が、いやになるくらい続く。
ただ涼しい風が流れてきて、少し楽になる。この辺りで10分ほど休憩し、エネルギージェルを飲む。
ただ涼しい風が流れてきて、少し楽になる。この辺りで10分ほど休憩し、エネルギージェルを飲む。
7:19 「大西山へ 2.5Km」の標識を通過。この辺りは、滑落すると谷底まで100mは止まらないスリリングな箇所。慎重に歩いた。できればくさりかロープが欲しい。
7:19 「大西山へ 2.5Km」の標識を通過。この辺りは、滑落すると谷底まで100mは止まらないスリリングな箇所。慎重に歩いた。できればくさりかロープが欲しい。
7:48 「大西山へ 2.0Km」の標識を通過。展望はなく、同じような風景の繰り返しに、飽き飽き。
7:48 「大西山へ 2.0Km」の標識を通過。展望はなく、同じような風景の繰り返しに、飽き飽き。
8:08 「大西山へ 1.5Km」の標識を通過。さっきもここ通ったなと幻覚気味。でも標識の数字は減っていて安心する。
8:08 「大西山へ 1.5Km」の標識を通過。さっきもここ通ったなと幻覚気味。でも標識の数字は減っていて安心する。
初めて見る花がたくさん咲いていた。イケマというつる性多年草だそうだ。
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初めて見る花がたくさん咲いていた。イケマというつる性多年草だそうだ。
飽き飽きする風景の繰り返しだが、だんだん
飽き飽きする風景の繰り返しだが、だんだん
下草は生えているところに出て、なんだか一安心。
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下草は生えているところに出て、なんだか一安心。
登山道沿いに咲き終わったフタリシズカがたくさんいた。これは実が付いているもの。
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登山道沿いに咲き終わったフタリシズカがたくさんいた。これは実が付いているもの。
貨物用のモノレールが左下の方から設置されている。きれいな林だ。ここでトラバースは終わり、斜面も緩やかになり、ほっとする。この辺りは「唐松峠」というらしい。
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貨物用のモノレールが左下の方から設置されている。きれいな林だ。ここでトラバースは終わり、斜面も緩やかになり、ほっとする。この辺りは「唐松峠」というらしい。
モノレールに沿った薄い踏み跡を進んでいく。標識やピンクテープがあればいいと思うが・・・
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モノレールに沿った薄い踏み跡を進んでいく。標識やピンクテープがあればいいと思うが・・・
ここの左の斜面を登ると、
ここの左の斜面を登ると、
8:30 鉄塔のある「清水平」に出た。
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8:30 鉄塔のある「清水平」に出た。
左手側は展望があり、南アルプスの山々が見えている。
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左手側は展望があり、南アルプスの山々が見えている。
この後も山頂のルートがよくわからない。展望がないので山頂が見えないし、標識やピンクテープもほとんどない。
この後も山頂のルートがよくわからない。展望がないので山頂が見えないし、標識やピンクテープもほとんどない。
ヤマレコマップを見ながら歩いていると、ピンクテープが見えてきた。
ヤマレコマップを見ながら歩いていると、ピンクテープが見えてきた。
山頂に着きますというヤマレコマップの音声。山頂標識を探してみると、
山頂に着きますというヤマレコマップの音声。山頂標識を探してみると、
9:07 大西山の山頂にとうちゃこ。展望はない。20分ほど休憩し、9:30 ヤマレコマップを見ながら下山開始。
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9:07 大西山の山頂にとうちゃこ。展望はない。20分ほど休憩し、9:30 ヤマレコマップを見ながら下山開始。
9:51 清水平を通過。鉄塔の先に見える二つこぶの山が、この後に行く二児山だろうか?
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9:51 清水平を通過。鉄塔の先に見える二つこぶの山が、この後に行く二児山だろうか?
トラバース道に入る。下りは登山道を俯瞰して見えるので、間違えることはなかった。
トラバース道に入る。下りは登山道を俯瞰して見えるので、間違えることはなかった。
登山道に咲くフシグロセンノウ。
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登山道に咲くフシグロセンノウ。
登ってくる時は景色を見る余裕がなかったが、下山時になって美しい緑に気がついた。
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登ってくる時は景色を見る余裕がなかったが、下山時になって美しい緑に気がついた。
ここにもタマゴタケ。
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ここにもタマゴタケ。
10:37 危ない箇所は慎重に通過。
10:37 危ない箇所は慎重に通過。
10:40 ここで小休止。
10:40 ここで小休止。
11:24 落ち葉に隠れた石車に乗り転倒し、石を落としてしまった。下の登山道に誰もいなくてよかった。
11:24 落ち葉に隠れた石車に乗り転倒し、石を落としてしまった。下の登山道に誰もいなくてよかった。
登山口に近づき、やっと樹林帯から出られそう。
登山口に近づき、やっと樹林帯から出られそう。
11:33 登山口を通過。けっこうたいへんな山でしたが、無事に戻ってこれました。ありがとうございました。
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11:33 登山口を通過。けっこうたいへんな山でしたが、無事に戻ってこれました。ありがとうございました。
11:35 駐車場に到着。アッチッチになった車のドアを開け、エンジンをかけると、何匹ものアブが車の中に・・・。この後、二児山に向かう。
11:35 駐車場に到着。アッチッチになった車のドアを開け、エンジンをかけると、何匹ものアブが車の中に・・・。この後、二児山に向かう。

感想

・今週後半は2泊3日で、北アルプスに行くよう山小屋などを予約してスタンバイしていましたが、22日になって、危険な天候になることがはっきりしてきたので、やむなくこの山行は中止しました。ただこのままどこへも行かないと、また脚の筋肉が落ちてしまうので、急遽代わりの山行として秋に計画していた山の中からアレンジして、大西山と二児山に行ってくることにしました。24日からは天気が下り坂になりそうなので、23日としました。ただこの日は晴れますが、猛暑になるようです。

・急な計画変更により深夜に移動してきたので、眠いこと眠いこと。旧「つり天国」の駐車場もすぐに見つからずに、なんだかんだで予定より1時間近く遅れての出発になりました。
・ここの登山道ですが、尾根筋をまっすぐ登って行くものと思っていましたが、実際は急な尾根筋にジグザグに切られたトラバース道を、ずっと登って行く感じです。同じような場面の繰り返しなので、そのうちにさっき通ったところではと幻覚を心配する始末。
・このトラバース道ですが、けっこう急で、1時間経った頃には、トレッキングパンツまで汗でビショビショになっていました。急斜面で、途中で休めるようなところもなく、気温も上がり始めて、私のエンジンはオーバーヒート寸前。頭もくらくらしてきて、アブね〜、アブね〜。こんなところで滑落だけはしたくないと・・・
・それに、なんど水を飲んでも、すぐに喉はカラカラ。この喉カラカラ対策として、口に水を含んだまま歩くことにしました。これが効果満点で、喉はカラカラにならないし、頭のクラクラも治まってきたし、なによりも水の節約になります。人に逢った時にあいさつもできませんが、ちょうどこの日は誰にも逢いませんでした。
・それと登山道のルートが不明瞭なところも多くて、何度か外れ、アブね〜、アブね〜。これは登山道だと思って進んでいても、道がなくなったり、ヤマレコマップから何度か警告も受けました。ルート外れは自分だけではないようで、誤った踏み跡がたくさんありました。途中からは、スマホを左手に持って、ヤマレコマップを開いたまま歩いて外れないようにしました。

・この山は、なんだかんだたいへんな山でした。コースタイムが長めなのも、なんとなくわかりました。無事に戻ってこれたので、良かったです。ありがとうございました。

・この山行の後、同じ大鹿村の二児山に向かいました。

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