幌尻岳（100/100）最後の百名山は辛かったー（チロロ林道コース）

2024年07月25日(木) [日帰り]

• GPS: 14:09
• 距離: 24.6km
• 登り: 2,366m
• 下り: 2,359m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:57
• 休憩: 1:26
• 合計: 14:23

距離 24.6km 登り 2,366m 下り 2,359m

4:04 二岐沢出合 登山口
4:43 取水ダム
5:16 二岐・二ノ沢出合 天場
6:11 6:20 尾根取付
6:53 6:55 トッタの泉
7:52 7:53 ヌカビラ岳肩
7:59 8:16 額平岳
8:51 8:53 北戸蔦別岳
9:27 幌尻山荘分岐
10:16 10:18 戸蔦別岳
11:16 11:17 幌尻岳の肩
11:51 12:07 幌尻岳
12:37 幌尻岳の肩
13:43 13:58 戸蔦別岳
14:18 14:19 幌尻山荘分岐
14:57 15:05 北戸蔦別岳
15:31 15:32 額平岳
15:35 15:36 ヌカビラ岳肩
16:11 16:17 トッタの泉
16:40 16:42 尾根取付
17:22 17:23 二岐・二ノ沢出合 天場
17:49 17:50 取水ダム
18:27 二岐沢出合 登山口
18:27 ゴール地点

天候

登り　山頂手前まで晴れ、山頂（12時）は雲に覆われてしまった
下り　曇り、沢まで降りたところで雨が降り出したものの、林道では雨が止んだ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

チロロ林道を進んだ先にある駐車スペースを利用しました。
平日朝3時過ぎ時点で7台の駐車があり驚きました。ロングコースのため、皆さん暗いうちから出発されたようです。私はクマが怖いので、明るくなる4時まで待ってスタート。
これが後々、山頂がガスで覆われてしまうことになりましたが、自分の選択・自分の体力の無さによるものですから仕方が無いですね。

コース状況／危険箇所等

▪️林道歩き　長いです。朝は緊張と期待であまり感じませんでしたが、下山時は本当に長く感じました。
▪️沢沿い歩き　結構スリリングな区間なのと、渡渉が多かったです。前日の雨で水量が多く、足を置く岩選びに時間を要しました。ここはポールがあった方が安全に渡れますね。自分は基本ポールを持たないため、下山時に遂にドボンしてしまいました…
▪️ヌカビラ岳まで　急登が続きます。ここで体力を奪われました。滑落するような危険な場所は無いものの、岩場も多いので転倒には注意が必要です。
途中にあるトッタの泉の水は山肌から出ている湧水で、とても美味しかったです。下山時に空いたペットボトルに入れて持ち帰りました。
▪️北戸蔦別岳まで　ここの区間の登りは緩め。花畑が始まります。
▪️戸蔦別岳まで　ここの登りは疲れた足には辛かったです。花畑が続きます。
▪️幌尻の肩まで　最後のふんばりです。ここはもうヘロヘロでした。
▪️幌尻岳まで　幌尻の肩からは緩めで助かりました。

その他周辺情報

下山が夕方になり、予定していた日帰り温泉（ひだか高原荘、500円）の時間に間に合わず、トマムにある木林の湯（23時まで、900円）まで行くハメに。ここはリゾートホテルにある施設のようで、親子連れ、キッズ達が多く賑やかです。ゆったり入るには適していないかもしれません。
身体が疲れ果てていて、その後のクルマの運転が辛かったです。とにかく早く休みたくて、高速のPAに滑り込みました。

写真

7/25 4:02

朝4時、明るくなってきたので出発します。

7/25 4:03

クマに自分の存在を伝えるため、今回は熊鈴だけでなくラジオも持参しました。

7/25 4:12

ここの林道区間、立派な滝がいくつもありました。

7/25 4:18

7/25 4:18

ラジオを聴きながら歩いていきます。

7/25 4:28

大分明るくなってきました。

7/25 4:43

北海道電力取水場。自転車が置いてありました。
下山時に使えるのは大きいですね。

7/25 4:44

取水場を過ぎてすぐ、ここから山に入っていきます。

7/25 4:45

しばらく林の中を進んでいきます。

7/25 4:55

昨日雨だったせいか、水量が多い気がします。

7/25 4:56

河の端を進みます。ここのロープ、無いと怖いです。

7/25 5:01

渡渉か岩場か、という感じです。

7/25 5:03

7/25 5:04

ここを渡る？岩選びに時間を使いました。

7/25 5:10

キツリフネ

7/25 5:14

ヤマアジサイ

7/25 5:16

こんなところを歩くのであれば問題ないのですが、、、

7/25 5:27

またまた渡渉。岩選びに時間を使います。

7/25 5:43

えー、ここ渡るの？

7/25 5:44

やはり普段より水量が多いのだろうか。先週末のレコを参考にしていましたが、ここまで水量はなかったように思います。

7/25 5:46

またこれだ。。。

7/25 5:50

だんだん嫌気がしてきたが、奥幌尻橋からのルートは川の中を歩くと聞いているので、それよりマシかな。

7/25 5:59

なんとか靴が濡れる程度で済んだ。

7/25 6:04

青空が見えておりテンションが上がる。

7/25 6:07

ここで沢から離れ急登が始まります。

7/25 6:20

ロープ箇所

7/25 6:35

結構な急登が続きます。

7/25 6:53

トッタの泉。山肌からの湧き水で美味しかったです。
帰りに汲んでいこう。

7/25 7:03

陽が射してきました。

7/25 7:34

両側の朝露でシャツやパンツ、靴が濡れていきます。
先行者の方が露払いしてくれていると思っていましたが、全然そんなことはなかった。。。

7/25 7:37

立派な岩です。

7/25 7:40

ミヤマアケボノソウ
今年、初お目見えです。

7/25 7:41

岩登りです。

7/25 7:46

梯子��

7/25 7:46

イワギキョウ
他の方のレコではチシマギキョウとありました。

7/25 7:47

梯子��

7/25 7:53

急登を登りきると、ご覧の景色。
そして、ここから一気に花が出てきます。

7/25 7:54

〇〇〇フウロ
他の方のレコではトカチフウロとありました。

7/25 7:55

エゾシオガマ

7/25 7:56

チングルマ（綿毛）

7/25 7:56

フウロ畑

7/25 7:57

ヨツバシオガマ

7/25 7:58

ゴゼンタチバナ

7/25 7:59

ヌカビラ岳の山頂標識が見つからず、三角点タッチ。
ここでランチ休憩。

7/25 8:12

東方面

7/25 8:12

北方面

7/25 8:12

南方面
最高の景色です。

7/25 8:13

西方面

7/25 8:13

戸蔦別岳

7/25 8:14

幌尻岳。
カールが良く見えます。カールが出来る前の姿を想像します。

7/25 8:17

エゾリンドウでしょうか。

7/25 8:18

背の高いハイマツやナナカマドの中を進んでいきます。

7/25 8:22

お、コバイケイソウ。
これも今年の初お目見えです。

7/25 8:22

ウサギギクでしょうか。

7/25 8:25

まだまだ快晴、最高の景色です。

7/25 8:26

エゾツツジ

7/25 8:26

オトギリだと思うのですが、花びらが全部こんな感じで。。。

7/25 8:31

7/25 8:35

ここの稜線歩きは、南アルプスに似ていますね。

7/25 8:39

ミヤマアズマギク

7/25 8:41

ミヤマダイコンソウ

7/25 8:44

テン泊の跡が。
北海道って自由に使えるのでしょうか？

7/25 8:51

北戸蔦別岳到着

7/25 8:51

小休憩します。

7/25 8:52

振り返って、歩いてきた稜線。

7/25 8:52

結構足に来ています。あれを登るのかと弱気になってしまいました。

7/25 8:59

アオノツガザクラ

7/25 9:00

ハクサンフウロ

7/25 9:11

本州で見たことがない花、ユキバヒゴタイ（蕾）。

7/25 9:18

本州で見たことがない花、ユキバヒゴタイ（花）。

7/25 9:28

7/25 9:29

あれを登れば最後の幌尻だ。

7/25 9:42

チシマセンブリでしょうか。

7/25 9:55

トッタベツ岳に到着。
ここでも休憩。かなり疲れていますので、アミノサプリ系で身体に喝を入れます。

7/25 9:55

七つ沼

7/25 10:16

あの肩への登りが憂鬱だ。景色は最高なのに。

7/25 10:31

7/25 10:31

7/25 11:17

なんとか肩を登ったが、疲れていて時間が掛かる。
そうこうしているうちに、雲が出てきてしまった。

7/25 11:21

北側のカール

7/25 11:36

あそこが山頂っぽい。

7/25 11:36

最後のふんばり。

7/25 11:38

南側のカール

7/25 11:50

やっと、やっと山頂に到着した。疲れたぁ。。。
山頂は雲に覆われてしまい、360度白い世界になってしまいました。

7/25 11:51

100名山完登記念、顔見せフォト。
今回の旅を許してくれた奥様に感謝！！！

7/25 12:10

山頂で一休憩。明るいうちに登山口に戻りたいので下山開始。

7/25 12:25

下山中の山頂方面。あっという間にこんな感じに。

7/25 12:46

トッタベツはまだ大丈夫。

7/25 13:15

この登り返しがツラい。。。足が重い。

7/25 13:15

振り返って山頂方面。

7/25 13:58

前方も雲に覆われてきた。

7/25 14:13

タカネナデシコ

7/25 14:41

花畑がある登山道に排出された便。大きさから熊だと思われます。3か所くらいありました。

7/25 14:54

サマニヨモギでしょうか。

7/25 15:15

7/25 15:52

劇下り開始。時間がないので写メを中止し下山に専念する。
トッタの泉でペットボトル3本に充填。

7/25 16:40

沢まで降りてきた。

7/25 17:48

北海道電力取水場まで戻った。沢区間がこんなに長かったとは。
沢の水量が若干減った気がしたが、沢の岩が動いてしまい、沢にドボンしてしまった。。。その後は気にせずガンガン水の中を歩いた。

7/25 18:26

駐車場に帰還。疲れた足に林道区間は長かった。。。

めちゃくちゃ疲れたが、最後まで緊張感を持ち、モットーである安全・安心登山で無事山行を終えることが出来た。

撮影機器：

iPhone 13 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 携帯 サングラス タオル

感想

よし

　いよいよ百名山最後の山、幌尻岳に登りました。歩行距離、標高差は北アルプスを凌ぎます。想像していたものの、実際に歩くと本当に疲れました。
　百名山を完登出来たことには満足していますが、春から始めた関西・四国・九州への第一次遠征、そして今回の東北・北海道の第二次遠征、離島を含めて4か月くらい、もうヘロヘロです。今はもう、早く自宅に帰りたい。
　大雪山に登った後くらいから悪い体調がまだ続いているので、まずは自宅で体調を整え、今後は奥様とゆったり花の百名山めぐりをしたいと思います。

コメント

キョロ

始めまして！まずは日本百名山完登おめでとうございます㊗️ 最後は幌尻岳のチロロ林道とは　ロングコースをお疲れ様です(私は新冠陽希コース)
私は残り二座(薬師岳と間ノ岳) 今週の薬師岳は悪天候でキャンセルしました　再来週　天候がおちつくのを待ち　間ノ岳　薬師岳は9月の予定です　身体をケアしてください
重ねまして　日本百名山完登おめでとうございます🎉

よし

キョロさま
はじめまして。コメントありがとうございます。
定年という絶好のチャンスと、まだ身体が動くうちにということで、百名山の旅に出ました。
いやぁ疲れました。車中泊を基本に３日に１回ほど宿を取り、西に北に走行距離約19,000kmに達しました（現在登別の温泉で身体を癒しています）。日曜日のフェリーで本州に戻り、一気に自宅に向かいます。
キョロさまは残り２座とのこと、もうすぐ完登ですね。薬師も間ノ岳も、ある意味記憶に残る山行でした。
■薬師　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6054615.html
■間ノ岳　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1998129.html
残り２座、キョロさまにとって楽しい山行となり、無事に百名山完登となられることをお祈りいたします。

izurinrin

兄さん、百名山登頂おめでとうございます^_^
お祝いですね〜
東北方面は豪雨被害がまだまだ続いていますので、のんびり気をつけてお帰りくださいね。
本当にお疲れさまでした！

よし

izurinrinさん
ありがとうございます!!!
いやぁ疲れました。暫く登山はいいやと思うほど…お祝い登山で皆んなでどこかに行きましょう♪ソロはもう充分楽しみましたので笑
帰りもご心配頂き、ありがとうございます！
東北、特に山形・秋田と、名峰がある両県に洪水被害が多いようで心が痛みます。これ以上被害が出ない事を祈るばかりです。