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記録ID: 7062175
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

茶臼岳・光岳 繋ぐ山旅最終章

2024年07月24日(水) ~ 2024年07月26日(金)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
23:15
距離
33.8km
登り
2,925m
下り
3,156m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:11
休憩
0:36
合計
7:47
6:21
4
スタート地点
7:04
7:05
2
7:07
7:08
49
7:57
79
9:16
9:22
104
11:06
11:34
154
14:08
2日目
山行
7:24
休憩
0:27
合計
7:51
5:08
43
5:51
5:55
27
6:22
6:26
21
6:47
20
7:07
7:08
18
7:26
7:30
95
9:05
9:08
78
10:26
10:27
80
11:47
11:48
20
12:08
12:15
12
12:27
12:29
13
12:42
17
3日目
山行
6:49
休憩
0:29
合計
7:18
4:33
22
4:55
5:01
51
5:52
5:53
75
7:08
7:23
23
7:46
59
8:45
8:51
29
9:20
67
10:27
10:28
83
天候 初日 曇、雨
2日目 ガス、雨
3日目 ガス、晴
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
往路 沼平まで毎日アルペン号(今年から毎日アルペン号が椹島まで運行する、とのことであったが、直前に沼平までに変更となったため、沼平から畑薙大吊橋まで、落石に怯えながら林道を歩く)
復路 芝沢ゲートから毎日アルペン号(芝沢ゲートまで大型バスは入れないため、提携する地元タクシーで伊那大島の松川温泉に行き、入浴後、バスに乗車)
コース状況/
危険箇所等
【沼平〜畑薙大吊橋】
ひたすら落石に怯えて歩く
【畑薙大吊橋〜ヤレヤレ峠】
右側が切れ落ちたトラバースが続き、部分的に崩落している箇所あり。昨年の自分の記録(下山時)には「踏み跡があり、怖くなかった」などと書いてあるが、今年は普通に怖かった。聞いた話では、滑落事故が起きたようです
【ヤレヤレ峠〜茶臼小屋】
年季の入った吊橋と階段、そして永遠に続くような長い急登を喘ぎながら登る。昨年足を踏み抜いた2号橋は補修してあったが、そろそろ架け替えた方が良いような‥‥
茶臼小屋に「南アルプス三大急登」との看板があり、「さもありなん」と納得したもののネットで検索したが出てこなかったところを見ると周知はされていないようです
【茶臼小屋〜易老岳】
昨年に引き続き、強風のなか、ガスで真っ白な茶臼岳。期待の仁田岳からも全く展望は望めず、特段の印象無し
【易老岳〜光岳】
三吉平から静高平間に続くガレ場の登りは何気にキツく感じた。静高平の水場はエアリア(2014年度版)には「枯れていることが多い」と記されているが、しっかりと出ていた。光岳小屋のHPでもここで取水することが奨励されている。センジガ原は木道が敷かれた湿原でまさに別世界。展望もなく山容も地味な光岳をして百名山になしえたのは、或いはセンジガ原と光石との合わせ技かもしれません
【易老岳〜芝沢ゲート】
易老岳〜三角点間はやや痩せた尾根で岩場のトラバースがあるが、高度感、難易度もそれほどではなく慎重に行けば大丈夫
その後は易老渡まで約1400mの切れ目のない下りで、これを登るのは相当きついと思う。この日は晴れて気温が上がったこともあり、すれ違う登山者の誰もがきつそうな顔をしていました。下るにしても脚への負担は相当なもので、かなり疲れました
易老渡〜芝沢ゲート間の林道はガードレールが至る所で破壊されるほどの落石の巣で畑薙以上に怯えて歩く。効果の程はわかりませんがヘルメットを被りました
一部崩落した個所は高巻の迂回路がつくられており、最後の最後で結構体力を消耗しました
毎日アルペン号で沼平へ
毎日アルペン号で沼平へ
沼平ゲート
曇り空です
沼平ゲート
曇り空です
畑薙大吊橋に到着
畑薙大吊橋に到着
結構スリリングです
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結構スリリングです
かなりの急登です
かなりの急登です
ヤレヤレ峠でやれやれ
ヤレヤレ峠でやれやれ
2号橋。昨年踏み抜いたところは修復されていました
2号橋。昨年踏み抜いたところは修復されていました
稜線ははるか彼方
あんなに登るのか・・・
稜線ははるか彼方
あんなに登るのか・・・
架け替えたほうが良いのでは?
架け替えたほうが良いのでは?
ウソッコ沢小屋が佇む
ウソッコ沢小屋が佇む
怖いんですけど
大雨に見舞われ、横窪沢小屋で暫し休息
大雨に見舞われ、横窪沢小屋で暫し休息
横窪沢小屋の水場
横窪沢小屋の水場
トリカブト
天気がいまいちの時は花を愛でる
天気がいまいちの時は花を愛でる
マルバタケフキ
漸く茶臼小屋に到着
昨年もこんな天気だった
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漸く茶臼小屋に到着
昨年もこんな天気だった
ビールが美味い
この日は比較的空いていました
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この日は比較的空いていました
客室は二階から入ります
客室は二階から入ります
2日目、稜線に出ましたがやはり何も見えず
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2日目、稜線に出ましたがやはり何も見えず
花を愛でる
茶臼岳山頂に到着するが何も見えず
立派な標識です
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茶臼岳山頂に到着するが何も見えず
立派な標識です
しかも英語表記まで
2
しかも英語表記まで
こっちのほうが馴染みがあります
2
こっちのほうが馴染みがあります
晴れれば良いところなんでしょうな
晴れれば良いところなんでしょうな
仁田岳
しつこいようですが何も見えず
仁田岳
しつこいようですが何も見えず
易老岳山頂は登山道から少し外れたところにあります
やや寂れた感が
易老岳山頂は登山道から少し外れたところにあります
やや寂れた感が
三吉平から静高平への登りは結構疲れました
三吉平から静高平への登りは結構疲れました
センジヶ原
晴れていれば楽園のようなところ
1
センジヶ原
晴れていれば楽園のようなところ
苔が美しい
光岳小屋に到着
取り敢えず光岳山頂を目指します
光岳小屋に到着
取り敢えず光岳山頂を目指します
光岳山頂に到着
ガスが晴れて光石が見えました
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ガスが晴れて光石が見えました
光石まで行ってみました
もう少し引いたところから撮りたかったのですが
光石まで行ってみました
もう少し引いたところから撮りたかったのですが
光岳小屋内部
何とベッドですよ
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光岳小屋内部
何とベッドですよ
夕食
豚汁おかわり
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夕食
豚汁おかわり
光岳小屋からの展望
ガスが晴れ、富士山が見えました
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光岳小屋からの展望
ガスが晴れ、富士山が見えました
ようやく見えた南アルプス南部の山々
中央から左へ聖、兎、大沢岳か
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ようやく見えた南アルプス南部の山々
中央から左へ聖、兎、大沢岳か
少し望遠
最終日
イザルガ岳からのご来光を期待して早出をするもやっぱりガス
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最終日
イザルガ岳からのご来光を期待して早出をするもやっぱりガス
しかしお年寄りですなあ
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しかしお年寄りですなあ
やっと晴れてきて光岳が
2
やっと晴れてきて光岳が
真ん中は茶臼岳かな
真ん中は茶臼岳かな
中央アルプス方面か
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中央アルプス方面か
聖岳と思われます
2
聖岳と思われます
三角点前の岩場のトラバース付近の標識
三角点前の岩場のトラバース付近の標識
見事なキノコ
面平に到着したころにはヘロヘロ
面平に到着したころにはヘロヘロ
漸く易老渡に到着
2024年07月26日 10:24撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/26 10:24
漸く易老渡に到着
芝沢ゲートまでの林道歩き
落石でガードレールが破壊されている・・・
2024年07月26日 10:26撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 10:26
芝沢ゲートまでの林道歩き
落石でガードレールが破壊されている・・・
出番だ、相棒
崩落した個所には高巻きする迂回路が設えられていました
崩落した個所には高巻きする迂回路が設えられていました
芝沢ゲートに到着
1
芝沢ゲートに到着
ごくろうさん
撮影機器:

感想

2015年8月に三伏峠〜塩見岳〜北岳を歩いて以来、9年をかけて南アルプスの主稜線を繋ぐ山旅に携わり、今回をもって漸く一区切りをつけることが出来た。(正確には荒川岳〜赤石岳の尾根を歩いていないので、「繋げた」かどうかは怪しいのだが、椹島で繋げたということで良しとしよう)
当初はもっと早く終わらせるつもりだったのだが、年間を通じてまとまった休みは一度しかとれない環境下(サラリーマンなら当たり前だが)、仕事や避けて通れない不幸、そしてコロナ禍という予想外の状況に見舞われたり、と縦走登山をする余裕のない年が続いたりして、思いのほか長い時間を要した。
中年だった年齢も気が付けば「老人」がすぐ近くに迫ってきたが、まだまだ登頂したい頂が文字通り山ほどある。歩いてみたい縦走路は尽きない。のんびりしてはいられない。次の山行の計画を企まなければ・・・

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コメント

はじめまして、素晴らしい山行報告を読ませていただきました。コメントせずにはいられなく、書かせていただきました。私も前日23日に芝沢ゲートから出発しまして光岳小屋に泊まりピストンでしたが、易老渡からあの急登を思い出しました。当日は晴天でしたが、ちょうど帰路に雷雨にあいました。光岳は、色々な意味で人との出会い、人生を
感じさせられる山旅になりました。高齢者となりますが、まだ計画が残っているため、残りの時間、大切に使いたいですね。
2024/8/8 16:01
いいねいいね
1
海ぶどうさん
コメントありがとうございます*\(^o^)/*
光岳小屋では1日違いだったのですね
易老渡からの登りは私には敷居がたかいです
年齢を重ね体力の減退が気になりますが、登りたい山、歩きたい縦走路がまだまだ尽きません
どこかの山でお会い出来たら、と思います
2024/8/8 22:39
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1
プロフィール画像
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4/5
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技術レベル
1/5
体力レベル
5/5

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