剱岳チンネ2（本チャン〜剱沢）

2024年07月27日(土) [日帰り]

• GPS: 17:34
• 距離: 8.0km
• 登り: 1,309m
• 下り: 1,419m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:36
• 休憩: 6:04
• 合計: 16:40

5:01 三ノ窓
11:00 13:03 チンネ
13:14 池ノ谷ガリー
13:17 14:32 三ノ窓
14:45 14:53 池ノ谷ガリー
15:07 チンネ
15:19 15:39 池ノ谷乗越
16:18 16:34 長次郎ノ頭
16:39 17:35 長次郎のコル
17:36 長次郎ノ頭
17:50 17:59 剱岳
18:16 18:26 カニのヨコバイ
18:28 18:29 カニの縦バイ
18:34 18:45 平蔵の頭
18:55 19:12 前劔の門
19:21 前剱
20:15 20:21 一服剱
20:40 20:52 剣山荘
21:25 剱澤小屋
21:41 剱沢キャンプ場

天候

晴れのち曇り一時雨

コース状況／危険箇所等

三ノ窓から取付までは雪渓トラバース。（一度途中で雪が切れている）それなりに急斜面で明確な踏み跡等はないので、アイゼン＆ピッケル必須。取付付近はシュルンドが空いていてやや下のつながった部分から上陸しました。
チンネ左稜線
1P目(��)：傾斜はあるもののホールドがしっかりあってグイグイ登れます。アップに最適。残置ハーケンは充分にあります。
2P目(��)：クラックから始まる快適なピッチ。ピッチをやや早く切ってしまいました。
3P目(��)：小ハングから草付きバンドを経てルンゼ〜フェース途中まで。2P目を早く切った分、約45m伸ばしました。ルンゼに入るところなど、ややルートがわかりにくく、ルンゼ〜フェースはアルパインっぽくワイルド感がありました。
4P目(��)：脆いフェースをちょっと登ってから、歩きの草付きリッジでピナクルを越えたところまで。
5P目(��)：ここからがチンネ左稜線の真骨頂。快適なリッジの登攀。爽快さ120%のピッチです。50mいっぱい伸ばしました。
6P目(��)：5P目の登り一本調子からピナクルを越えるように。
8P目(��)：いよいよ核心の「鼻」。1つ目のハングは右のリッジを掴みつつ右から回り込み、2つ目の小ハングは残置スリングのあるルートから。足を少しずつ上げて重力がかかりにくいようにして越えました。その後もそれなりに難しい所がつづく40mの手強いピッチでした。
9P目(��)：ここも気を抜けない登り甲斐のあるピッチ。基本リッジを外さずずっと登ります。
10P目(��)：リッジからリッジを縫うように高度を上げます。いわゆるインスタ映えする爽快なピッチです。
11P目(��)：ピナクルを越える水平リッジ。終了点手前に有名なチンネのピークがあります。
チンネ山頂からは25m4Pの懸垂下降。(最初のピッチはクライムダウン可)2P目からはルンゼ内を懸垂するので、落石に注意。

写真

7/27 4:50

三ノ窓から見えるチンネ左稜線

7/27 4:50

すぐ目の前にそそり立つジャンダルム
チンネかと錯覚します。

7/27 5:07

中央チムニー
雪渓トラバース中に見上げます。

7/27 5:11

取付まではこんな雪渓トラバース

7/27 5:20

雪渓と小窓王

7/27 5:32

取付から見上げた1P目
思っていた以上に残置が豊富にありました。

7/27 5:58

1P目終了点

7/27 5:59

1P目終了点から見下ろす
シュルンドが口を開けていて高度感があります。

7/27 6:00

1P目終了点から見た三ノ窓と小窓王・ジャンダルム

7/27 6:12

2P目
クラックから始まる爽快なフェースです。

7/27 6:31

2P目スタート

7/27 6:33

2P目中間点

7/27 6:44

2P目終了点
ここも含め、終了点は結構あちこちにあり、トポ通りに切るのは難しいし、違っても問題ないと思います。

7/27 6:47

3P目スタート
小ハングは難しくありませんが、

7/27 6:56

草付きからこのルンゼに入るところはルーファイが難しいです。

7/27 7:04

3P目終了点

7/27 7:04

3P目終了点から振り返る
振り返ると結構な高度感があります。

7/27 7:05

そそり立つ小窓王

7/27 7:05

3P目終了点から見た5P目以降の壁
いい天気になってきました。

7/27 7:12

3P目を登る
ルンゼを豪快に。

7/27 7:33

4P目スタート
脆いフェースを登ったら歩きになります。

7/27 7:37

5P目
ここからはひたすら左稜線を辿ります。

7/27 7:58

5P目終了点

7/27 8:01

クレオパトラニードルと八ツ峰
すごい風景です。

7/27 8:08

5P目を登る
三ノ窓雪渓をバックに爽快さ満点です。

7/27 8:17

クレオパトラニードルを横目に6P目へ

7/27 8:37

雲間に垣間見る岩峰群

7/27 8:38

7P目
下手に左右に逃げず、ひたすらリッジを登攀します。

7/27 8:47

チンネとクレオパトラニードル

7/27 8:49

クレオパトラニードルと八ツ峰6峰？

7/27 8:49

7P目終了点

7/27 8:50

いよいよやってきました。核心の「鼻」
核心部にスリングが見えます。

7/27 8:51

いつでも見える小窓王

7/27 8:57

霧湧く左稜線を行く

7/27 9:15

8P目
1つ目のハング越え

7/27 9:15

2つ目の核心ハング越えへ

7/27 9:21

核心を終えてもなお高度感ある緊張の40mです。

7/27 9:51

9P目
ここもなかなかにして登り甲斐のあるピッチでした。相変わらずリッジから逃げずに向かいます。

7/27 10:07

9P目終了点から振り返る

7/27 10:07

9P目終了点から10P目を望みます

7/27 10:08

八ツ峰上部

7/27 10:11

左稜線と八ツ峰の頭

7/27 10:13

9P目を登る

7/27 10:16

小窓王が低く見えるように

7/27 10:18

この高度感がたまりません

7/27 10:27

10P目へ

7/27 10:28

これまたすごい絵です

7/27 10:36

八ツ峰の頭を眺めながらリッジを極めていきます。

7/27 10:44

池ノ谷の山々
東面と比べて赤茶色で脆そうです。

7/27 10:48

10P目を登ります

7/27 11:08

11P目終了点から振り返り
クラックの入った岩がチンネ山頂のお立ち台です。

7/27 11:09

最後の終了点

7/27 11:30

三ノ窓の頭と八ツ峰の頭

7/27 11:30

見下ろすクレオパトラニードル

7/27 12:47

懸垂下降で池ノ谷ガリーへ

7/27 13:17

一旦我が家へ
撤収して剱沢を目指します。

7/27 13:18

三ノ窓にあった岩小屋
3人くらい寝れそうです。

7/27 13:29

さらば三ノ窓

7/27 15:44

そしてまたもや北方稜線
2回通っても違うところを歩いてしまうほど、ルートがわかりにくいです。

7/27 16:27

雷鳥発見

7/27 16:28

霧になると出てきてくれます

7/27 19:11

別山尾根を歩くころには足が棒に

7/27 19:16

夕焼けの富山湾

7/27 19:20

霧湧きたつ剱岳

撮影機器：

FinePix XP140 富士フイルム

感想

yy0419

いよいよ念願のチンネ左稜線登攀です。期待通り、とても気持ちいいルートで、苦労したアプローチの辛さが報われました。登攀後もまた試練の下山が待ち構えているのですが・・・

コメント

tomhig

左稜線上部写真見るとほんと良いですね。
チンネやりたかったなぁ。
少し余裕出来たので秋口の簡単なVRやら岩トレ声掛け下さい。

yy0419

チンネはホントいいですが遠いです。山行についてはいろいろ動きがありますので、後日ご連絡します。