真夏の高水三山 岩茸石山→惣岳山→高水山 都道202号線は酷道 炭治郎が切った岩？

2024年07月28日(日) [日帰り]

• GPS: 04:16
• 距離: 11.1km
• 登り: 883m
• 下り: 872m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:07
• 休憩: 1:10
• 合計: 4:17

9:04 スタート地点
9:11 升ヶ滝
9:18 岩室
9:35 9:42 名坂峠
9:47 10:14 岩茸石山
10:21 馬ぼとけ峠
10:28 10:29 馬仏山
10:43 10:45 沢井尾根分岐
10:53 11:03 惣岳山
11:21 11:22 馬仏山
11:30 馬ぼとけ峠
11:35 岩茸石山
11:52 12:04 高水山
12:06 12:11 常福院
12:11 12:14 常福院トイレ
12:16 12:17 常福院
12:54 12:55 上成木バス停
13:21 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

なちゃぎり林道ゲート付近は、車も駐められそう。
今回は、林道常盤線始点から。バイクならなんとか置ける。

コース状況／危険箇所等

成木浄水場から名坂峠の都道202号線は、特にこの時期はお勧めできない。
急登で道が細く、何より虫が多い。
それ以外は歩きやすいが、惣岳山の岩場は注意が必要。

その他周辺情報

上成木バス停から少し上がった所にある「かしわぎ」という民家入り口の休憩所。
セルフで販売されてる飲料が、ありがたかった。

写真

7/28 8:48

楽をしようと思っていたなちゃぎり林道が、通行止め。この看板によれば、工事のため8月まで。

7/28 8:47

一方、こちらの掲示だと5月から関係者以外通行禁止。常福院への参拝者は、関係者になれないのか？

7/28 8:47

しっかり施錠されていいます。

7/28 9:01

仕方ないので、岩茸石山に直接登る道を選びました。右は、林道常盤線の始点。登るのは左の道。

7/28 9:01

トイレも公衆電話もあります。

7/28 9:08

遠目になんだか分からなかった建物は、成木浄水所。

7/28 9:09

そのすぐ上に。成木取水所。

7/28 9:13

沢の流れはよいのだが、道が狭くて急。しかも虫だらけ。升が滝がどれだか、よく分からなかった。

7/28 9:15

ここまで登ってきたのに、通行止めかよ！と思ったのだけど、

7/28 9:15

すぐ脇を、登れるようになっていました。

7/28 9:16

写真としてはきれいな沢だけど、まあ虫だらけ。

7/28 9:18

橋も渡ります。

7/28 9:18

鬼滅の刃で見たような、立派な岩。籠岩と書いて「カーゴいわ」と読むらしい。

7/28 9:20

見事に切れましたね。こちらは切石（きれいし）。炭治郎ではなく、畠山重忠が一刀両断したとか。

7/28 9:21

壊れたベンチからも、この道があまり大事にされていないことを感じる。

7/28 9:39

虫から逃げるようにして、名坂峠。登って来た道だけ、道標が違う。

7/28 9:44

ここからは、関東ふれあいの道。

7/28 9:44

岩茸石山への上り。左手に登っていきます。

7/28 9:51

頂上到着。いやあ、きつかった。

7/28 9:52

雲の上に、筑波山が見えます。

7/28 9:52

高水山の脇に、西武ドーム。

7/28 10:04

真上に、スカイツリーまで見えました。

7/28 10:08

黒山・棒ノ嶺方面に向け、おにぎり写真。

7/28 10:11

緑のカミキリ虫。

7/28 10:11

高い所に、お花が。

7/28 10:12

お山の注意書き。

7/28 10:12

山頂標をもう一度撮って、下ります。

7/28 10:15

この下りは、ちょっと急です。

7/28 10:31

途中、木が伐採されて眺めのよくなっている所があります。

7/28 10:31

山の地形も、よく分かります。ただその分、日が当たって暑い。

7/28 10:32

西武ドームは、よく目立ちます。

7/28 10:32

もう少し進むと、

7/28 10:39

惣岳山直下、巻き道との分岐。

7/28 10:41

少しでも周回になるよう、巻き道で反対側に行ってから登ります。

7/28 10:44

沢井駅方面への分岐。

7/28 10:48

御岳駅への分岐。水場の水は涸れていました。

7/28 10:54

惣岳山頂上の、青渭神社。

7/28 10:57

お社の後ろの方が高くて、そちらか頂上じゃない？と思って行ってみた。

7/28 10:57

すると、この神社の彫刻が見事なものであることが分かった。

7/28 10:58

正面の竜も立派。

7/28 10:59

あおい神社と読むのだそう。

7/28 11:08

さあ下ろう。この岩場は下りにくい。

7/28 11:19

伐採場所を通過し、やっと涼しい木立の中へ。

7/28 11:27

檜の中に、広葉樹も。

7/28 11:33

岩茸石山は、巻き道を通ります。

7/28 11:36

結構歩かれているようです。

7/28 11:37

巻き道から、高水山への道に入ります。

7/28 11:40

歩きやすい道です。

7/28 11:48

高水山巻き道との分岐。登ります。

7/28 11:52

山頂到着。先客は10人ほど。

7/28 12:03

手持ちの札と山頂標とに、標高差4m。

7/28 12:04

ここの案内図には、登ってきた道も下る常福院参道も描かれていない。登ってきた道は、誰かが削った感じ。

7/28 12:06

常福院に下る途中、一カ所だけ遠くを眺められる所がありました。

7/28 12:07

御岳山・奥の院・大岳山。

7/28 12:07

御前山と奥多摩湖側の惣岳山かな。

7/28 12:11

立派なトイレ。雨水をためていて、手も洗えます。

7/28 12:13

常福院に参拝。

7/28 12:13

鐘は、静かな山のため鳴らさないでね。でもどうしても鳴らしたかったら、一回ついて合掌してね。と書かれている。鳴らしてみたかったけど、どうしてもではないから・・・。

7/28 12:13

趣のある建物です。

7/28 12:15

山門には、トレイルレースの掲示がたくさん。

7/28 12:16

石段を下ります。

7/28 12:17

成木側に下ります。

7/28 12:19

なちゃぎり林道と交差します。バイクでここまで、なちゃぎりたかった。

7/28 12:19

参道を下ります。

7/28 12:21

水場がありましたが、水量があまりにも少ないのでスルーしました。

7/28 12:27

七合目の次に・・・

7/28 12:28

出てきたのは12合目。

7/28 12:31

で11合目があって、

7/28 12:32

6合目。

7/28 12:32

小さなほこらも、所々にあります。

7/28 12:35

もう何合目だか、分からない。

7/28 12:37

高水山のマッターホルン・・・だそうです。

7/28 12:39

またまた、なちゃぎり林道と交差。

7/28 12:39

山火事に備えた、貯水タンク。脇からもう少し下ります。

7/28 12:45

あと少しです。

7/28 12:51

ゲートに戻りました。

7/28 12:52

ゲートのすぐ下に、小さな滝が。この道の脇にも駐車できそうです。

7/28 12:55

上成木バス停。ここからバイク回収に向かう上りが、暑かった。

7/28 13:00

平行する成木川も、この地点が上流端だそうで、

7/28 13:00

ここから上は、ただの沢？

7/28 13:02

途中、民家入り口にあった「かしわぎ」。セルフでどうぞとの看板が見える。

7/28 13:04

元気になれるよう、グロモントとデカビタ。どちらも100円。本当に暑かったので、助かりました。

7/28 13:07

この道、馬乗馬場に向かう林道。ヒルクライムの距離表示があります。

7/28 13:08

丸いつぼみと、小さく固まって咲く花。調べると、タマアジサイ。

7/28 13:16

楽しそうなツリーハウス。

7/28 13:19

やっと、スタート地点に戻ることができました。

撮影機器：

PowerShot SX720 HS CANON

感想

takasanpo

ヤマスタのスタンプラリー「多摩7座パノラマコース」の最後の一つ、岩茸石山へ。
ここは、なちゃぎり林道で高水山に上がり、楽々行けると考えていましたが・・・

なちゃぎり林道が、通行止め。以前は、「常福院まで車で上がれるので、ゲートを開けて通ってください。」との掲示があったのに、それに重ねて「関係者以外通行止め」。参拝者は、関係者になれないのか・・・。とりあえず今回は、あきらめます。

代案として選んだ成木浄水所からのルートは、本当にひどかった。急登なのに、崩れて細くなっている所もあり気が抜けません。なのに、まとわりつく無数の虫が、集中力を欠いていきます。小バエなのかブヨなのか、気持ち悪いアブもいます。時には、セミまで体当たりしてきます。虫除けを全身にかけ続けながら、逃げるように登ります。休憩もさせてもらえません。
名坂峠に着くと、もうヘトヘト。ヤマスタのスタンプだけ押し、すぐ降りようかとも考えていましたが、同じ道を戻るのも勘弁してほしい。

岩茸石山に登り切ると、パノラマコースに選ばれているとおり眺望が広がります。のんびり過ごしながら、この先どうするか考えました。登ってきた道を通らないためには、高水山へ向かい成木に降りてからバイクを回収に行こう。それなら、惣岳山にも行って、三山を完成させよう。疲れがとれてくると、やる気が出てきました。

高水三山は、岩茸石山以外眺望がないという記録を見ていましたが、惣岳山に向かう途中には、木が伐採されてとても眺めのよい所がありました。その分日が当たり、暑かったのだけど。

惣岳山のフェンスで守られた立派な神社に参拝してから、戻ります。この三山は距離もないので、岩茸石山を巻いて高水山まで1時間弱と、あっという間でした。

常福院に参拝し、参道を成木方面に下ります。整備されている道で、どんどん高度を下げていきます。下りきると、鳥居をくぐります。お寺なのに？このあたりには、車を駐められそうなスペースがそこそこあり、今の時期ならこちらのコースの方がいいと思いました。

照り返す舗装道を、バイク回収に上ります。途中、岩茸岩山でお会いしたトレラン3人組の方々とすれ違いましたが、もしかして棒ノ嶺折り返し？でしょうか。この暑い中、すごいです。

私設の休憩所「かしわぎ」にも寄らせていただき、スタート地点に戻りました。先週に続き、暑さで全身ずぶ濡れになるほどの汗をかいた山行でした。

今回も長文をお読みいただき、ありがとうございました。

追記：帰ってから調べると、上りに使った道は「都道202号線」。あんなひょろひょろの山道が？！と思いました。整備する計画は、ないのでしょうか。