白馬三山
- GPS
- 17:50
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 2,479m
- 下り
- 1,904m
コースタイム
- 山行
- 4:09
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 4:12
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 7:11
天候 | 7/31夜明け前まで結構な雨。猿倉への道も通行止めだったがあさ5:00頃に通行止め解除。 以降、終日快晴。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
白馬から猿倉タクシー4400円 栂池ゴンドラリフト下り片道2000円 栂池高原から白馬3700円 |
写真
感想
高級ホテルの小屋泊には小遣いが足りず、テントを担いで白馬三山へ。ポンコツおじさんもヒーヒー言いながらなんとか歩くことができた。
知人に猿倉から鑓温泉までの沢越えや雪渓、鑓温泉から白馬鑓への鎖場や急登はテント装備では辛いのではないかとの忠告をありがたくいただきながら、やっと念願の白馬鑓温泉の露天風呂を楽しむことができた。雪渓はほぼ無く、沢も懸念したこともなく、鎖場も難易度の高いものではなかったが、暑さとテント装備の重さにいつもの倍くらい給水休憩した。ポンコツの極みである。しかし、念願の露天風呂は計5回、露天風呂からの朝陽も眺めることができた。満足。
鑓温泉から鎖場まではやや辛く、鎖場から大出原までの登りはさらに辛く、鑓温泉分岐から白馬鑓への登りはもっと辛く、本当に給水を名目に30分おきに休み、どんどん人に抜かれて情けなくなる。
やっと白馬鑓に着くと中国からツアー女性たちが山頂付近を独占、証拠写真を撮るのにも非常に困った。年配の女性と下山時に一緒になって「言いたくないけど、あの人たちに譲り合いや順番という概念はないのですかね?」と話した。
白馬三山というからにはと、杓子にもと思ったが、分岐で杓子を見上げて、とてもあれを登り返すのはごめんだ、と思ってしまい結局、エクケープしてしまった。鑓温泉から抜きつ抜かれつした御仁も同様だったらしい。杓子の巻道の合流点で白髪の年配ご夫婦が杓子から降りてこられた。「杓子を登れる方は足取りが軽いですね。」と話すと嫌々とにこやかに笑われた。どうやら昨日の鑓温泉から一緒のようだ。明日はどちらへと問われたので、白馬から栂池高原におりますと答えると私たちも同じですよ、とのこと。小屋は高くて手が出ません、というとそうですよね、もはや高級ホテルですと笑われた。同感!前後しながら先を急ぐが、白馬山荘が見えてから丸山の登りで装備の重さにヒーヒー言いながら置いて行かれてしまった。テントは重いですからね、という思いやりの言葉を忘れずに行かれた。ありがたい。いいね、こういう山屋さん。
テント場にはこの日、40張。張る場所を探して右往左往した前回より随分少なく、場所を選べることに感謝する。飯の支度が面倒くさくなり、昼はかけうどん1200円なり。夜は早飯の牛丼1500円をいただく。注文は午後4:30までにご協力をお願いしますと言われて、ギリギリ4:25に注文。14:30にかけうどん食べたんだけどね。宿舎下の雪渓からの水場は健在で水量も多く冷たい。東京農大のワンゲル部が昔ながらに米を研いでいた。この時代にワンゲル部は未だ生米を担ぐらしい。ポンコツおじさんには信じられない。天気図も既に短波放送ではなくAMラジオらしい。短波放送?と聞き返されてしまった。今更ながら恥ずかしい。彼らもコロナ禍で数年ぶりの夏合宿、先輩からの申し送りも一部途切れたりしているらしく、彼らには彼らなりの苦労があるらしい。13人のうち半分くらい女の子がいて、これも当世風なのだろう。明日はデポして白馬鑓を目指すという。13人もいるとリーダー、サブリーダーは色々大変なことだろう、と勝手に思った。
翌日、案の定早起きできず日の出は諦めて、山の定番、棒ラーメンで朝飯。今日は帰り、下りの稜線歩きを楽しむぞ、と歩き出すが今回も白馬山荘までの登りでヒーヒー、山荘で綾鷹を自販機で800円で求める。高いのか安いのか?
白馬の山頂で昨日のご夫婦に会う。奥さんを気遣う優しいご主人でした。この後も小蓮華まで前後して歩いた。奥さんが少し遅れていたのでご主人随分先に行かれましたよというと、いいんです、ちょうど先で待ってくれてますからと。ご主人に追いつくと奥さんがこう言ってました、いいご夫婦ですねというと、いやー見えないロープで繋がれてますから、と楽しそうに笑われた。本当にいいご夫婦だった。小蓮華あたりで分かれて、やや足取りが軽くなって先に進むと中学1年か小学校高学年の男の子とお父さんの親子連れと前後することになった。お父さんの歩き方の指示は的確で、また、ご子息もきちんとアドバイスを聞いてルートを見極めていた。白馬乗鞍からの下りも登山道の譲り方、雪田のステップの切り方、さらに岩場の降り方、足の置き方などよく指導しておられた。きちんと話を聞いて難しい時にできないと言えるお子さんに怒りもせず冷静に助言するお父さん。いい親子関係を見せてもらいました。我が娘にあんなに丁寧な対応をしたことはなかったな。反省するが時すでに遅し。娘は連れ合いを持ち孫を産んで、父親に無理をするなと指導するようになった。まあ、仕方ない。
天狗原への下りの岩場では、登りの登山者で随分、すれ違いに時間がかかるが、仕方ない。高度が下がるごとに暑い。湿度も高く蒸してくる。
天狗原から栂池ビジターセンターまで、無駄に長く蒸し暑く、先の親子たちには置いて行かれてしまった。こちらは休憩と給水を繰り返してずっと遅れる。後から来る人に抜かれながらやっとこさ、栂池ビジターセンターについて、栂池山荘でソフトクリームと雪解けサイダーを堪能。
ポンコツおじさん、なんとか歩き通しました。よかった。
下山連絡を家族に入れると、娘からは腱鞘炎で孫が抱けず、カミさんも赤ん坊を抱いて膝が悪くなっているからなるべく早く帰ってきて、とLINEが来た。
バスの時間まで2時間以上あるので、ロープウェイを降りてゴンドラに乗る前にタクシー(小屋泊しなかったので少し贅沢)を予約。
八方の湯に浸かり、蕎麦屋りき、で最後の一人に滑り込みでざるそば鑓300gとミニ天丼をいただく。ラッキー。ポンコツおじさんの後に来た3組はそばが品切れと断られていた。申し訳ない。
帰りは毎度ながら小仏トンネルの渋滞に遭うが無事に帰ってこれてよかったが、孫は寝てしまい、起こしてはダメとカミさんに怒られ我慢したの巻。
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