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Yamareco

記録ID: 7089507
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

阿弥陀岳北稜

2016年02月20日(土) ~ 2016年02月21日(日)
 - 拍手
bistari その他1人
GPS
32:00
距離
12.0km
登り
1,160m
下り
1,160m

コースタイム

1日目
山行
1:45
休憩
0:00
合計
1:45
8:40
105
美濃戸
10:25
赤岳鉱泉
2日目
山行
7:00
休憩
1:35
合計
8:35
5:30
35
赤岳鉱泉
6:05
6:20
210
行者小屋
9:50
10:15
85
阿弥陀岳
11:40
12:00
20
行者小屋
12:20
12:55
70
赤岳鉱泉
14:05
美濃戸
過去天気図(気象庁) 2016年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
赤岳鉱泉では、アイスキャンディや小屋主の取材撮影が行われていた。
偶然、次男が大学ワンゲル在籍時の1級上の先輩と再会。
あまりの奇遇にお互いビックリ。
2016年02月20日 11:46撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/20 11:46
赤岳鉱泉では、アイスキャンディや小屋主の取材撮影が行われていた。
偶然、次男が大学ワンゲル在籍時の1級上の先輩と再会。
あまりの奇遇にお互いビックリ。
外はゴオーゴオーと湿雪が吹雪いている。
夜には雨が降り出した。
今冬の異常な暖冬を物語っている。
2016年02月20日 11:49撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/20 11:49
外はゴオーゴオーと湿雪が吹雪いている。
夜には雨が降り出した。
今冬の異常な暖冬を物語っている。
夕餉はブタしゃぶと焼き魚。
他の山小屋の食事とは一線を画している。
翌朝は5時出発と決め、早々に就寝したが部屋の暖房が効きすぎアツイアツイ。
2016年02月20日 17:20撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/20 17:20
夕餉はブタしゃぶと焼き魚。
他の山小屋の食事とは一線を画している。
翌朝は5時出発と決め、早々に就寝したが部屋の暖房が効きすぎアツイアツイ。
翌朝、雨は上がったが深い霧が立ちこめている。
雨が降ろうが槍が降ろうが行く気満々の父と、「それじゃ、行きますか」と飄々とした次男。
行者小屋に着く頃には明るくなった。
2016年02月21日 05:41撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 5:41
翌朝、雨は上がったが深い霧が立ちこめている。
雨が降ろうが槍が降ろうが行く気満々の父と、「それじゃ、行きますか」と飄々とした次男。
行者小屋に着く頃には明るくなった。
2016年02月21日 06:06撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 6:06
阿弥陀岳北稜は人気ルートで順番待ち必至とネットで見ていただけに、トレースはあるだろうと期待していたが、文三郎道から中岳沢に入った途端トレースは皆無。
ネットを信用すると痛い目にあうと実感!
2016年02月21日 06:24撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 6:24
阿弥陀岳北稜は人気ルートで順番待ち必至とネットで見ていただけに、トレースはあるだろうと期待していたが、文三郎道から中岳沢に入った途端トレースは皆無。
ネットを信用すると痛い目にあうと実感!
どこから北稜に取り付くのか判然としない。
樹林の切れ間に目星をつけ進むが、膝上までのラッセルとなった。
ジャンクションピーク手前で3人パーティに追いつかれ、ラッセル交代の申し出をありがたく受ける。
2016年02月21日 07:15撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 7:15
どこから北稜に取り付くのか判然としない。
樹林の切れ間に目星をつけ進むが、膝上までのラッセルとなった。
ジャンクションピーク手前で3人パーティに追いつかれ、ラッセル交代の申し出をありがたく受ける。
第1岩峰手前で再び私たちがラッセルを交代する。
森林限界を抜けても膝までのラッセルが続く。
2016年02月21日 07:46撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 7:46
第1岩峰手前で再び私たちがラッセルを交代する。
森林限界を抜けても膝までのラッセルが続く。
第1岩峰に到着。
2016年02月21日 08:01撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 8:01
第1岩峰に到着。
第1岩峰は昨日の風雪で氷のような堅い雪がびっしりついている。
左には易しそうなルートがあるがちょっと物足りなさそう。
正面から取り付くとホールドを掘り出せず進退窮まり、ランニングも雪で隠されていて一本も取れない。
諦めて左のルートから上がり、第2岩峰の基部でピッチを切る。
2016年02月21日 08:04撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 8:04
第1岩峰は昨日の風雪で氷のような堅い雪がびっしりついている。
左には易しそうなルートがあるがちょっと物足りなさそう。
正面から取り付くとホールドを掘り出せず進退窮まり、ランニングも雪で隠されていて一本も取れない。
諦めて左のルートから上がり、第2岩峰の基部でピッチを切る。
次男にとって初めての冬季クライミング。
手こずるかなと思ったが、第1岩峰をあっという間に登ってきた。
2016年02月21日 08:47撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 8:47
次男にとって初めての冬季クライミング。
手こずるかなと思ったが、第1岩峰をあっという間に登ってきた。
2016年02月21日 08:48撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 8:48
2016年02月21日 09:16撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 9:16
第2岩峰は少々易しい。
登り切ると、バックに横岳が入る素晴らしい高度感のショットになるのだが今日は霧の中で残念。
「ガスで下が見えなくて良かった」と次男。
2016年02月21日 09:17撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 9:17
第2岩峰は少々易しい。
登り切ると、バックに横岳が入る素晴らしい高度感のショットになるのだが今日は霧の中で残念。
「ガスで下が見えなくて良かった」と次男。
あとは頂上までの急な雪壁でトップを次男に譲りコンテで進む。
2016年02月21日 09:29撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 9:29
あとは頂上までの急な雪壁でトップを次男に譲りコンテで進む。
ルートのほとんどをラッセルして、岩峰も一番で取り付き、頂に立つことができ充実感もひとしお。
初級者ルートだがナイスクライミングだった!
ここまで何も口に入れなかったが、山頂でようやく紅茶を飲みひと息つく。
2016年02月21日 09:44撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/21 9:44
ルートのほとんどをラッセルして、岩峰も一番で取り付き、頂に立つことができ充実感もひとしお。
初級者ルートだがナイスクライミングだった!
ここまで何も口に入れなかったが、山頂でようやく紅茶を飲みひと息つく。
阿弥陀岳の下りは慎重に。
2016年02月21日 10:02撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/21 10:02
阿弥陀岳の下りは慎重に。
赤岳も晴れてきた。
2016年02月21日 10:02撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 10:02
赤岳も晴れてきた。
気を引き締め直しビレーを交えながら下山する。
中岳のコルから行者小屋までの中岳沢ルートは、雪崩の危険のため下りがためらわれるが行けると判断し進む。
雪崩が心配で駆けるように下りたいが、ここでもラッセルで深いところは腿まで沈みなかなか思うように進まずハラハラする。
2016年02月21日 10:15撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 10:15
気を引き締め直しビレーを交えながら下山する。
中岳のコルから行者小屋までの中岳沢ルートは、雪崩の危険のため下りがためらわれるが行けると判断し進む。
雪崩が心配で駆けるように下りたいが、ここでもラッセルで深いところは腿まで沈みなかなか思うように進まずハラハラする。
急斜面はシリセードが有効でなんとか安全地帯に逃げ込んだときはホッとした。
2016年02月21日 11:00撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 11:00
急斜面はシリセードが有効でなんとか安全地帯に逃げ込んだときはホッとした。
文三郎道には多くの登山者が見える。
2016年02月21日 11:05撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/21 11:05
文三郎道には多くの登山者が見える。
撮影機器:

感想

昨年末、次男と断念した阿弥陀岳北稜の再挑戦。
この日のために付け焼き刃で走り込みをしてきた。
今度こそはと気力、体力ともに万全。
中央道から見る八ヶ岳は雪が少なく初冬の様子。2時間少々で赤岳山荘に到着。

『赤岳鉱泉今昔物語』
高校生(多分16、17歳)の時、同級生と二人で冬の八ヶ岳へ向かった。
赤岳鉱泉にテントを張る予定で到着後小屋に挨拶に伺うと、土間のストーブ(今では想像もできない)にあたっていた小屋番から「今晩は宿泊客がいないし独りで淋しいから(今では想像もできない)、テントではなく小屋に泊まっていいよ。小屋代はいらないから(今では想像もできない)」と言われご厚意に甘え、四方山話に花を咲かせた(現小屋主にこの話をすると、それは親父ですねと言っていた)。
明日は阿弥陀に行きます、と話すと下りは急だから気をつけるようにと注意を受けたが、なんとその下りで滑落してしまった。
幸いアイゼンが這松の枝にひっかかり事なきを得たが、若気の至り、汗顔の至り・・・」。

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積雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
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体力レベル
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