早月尾根、剱岳、北方稜線、池の平小屋
- GPS
- 25:41
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 4,014m
- 下り
- 2,357m
コースタイム
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 5:29
- 山行
- 8:57
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 11:06
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 9:32
天候 | 晴れ これ以上ない好天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小窓王の頭ー小窓間でやや刈り払い不十分なところあり |
予約できる山小屋 |
剱澤小屋
|
写真
感想
1.三の窓以北の裏劔は未経験のため、基本北方稜線を狙った山行。
70代二名、60代二名であったが、気力、体力、技術が揃った経験豊富なメンバーに恵まれ、危なげなくキチンと歩き通すことができた。
総じて劔岳の良いところを詰め込んだかたちの山行となり、大満足。
ただし、当初計画していた阿曽原には降りれないため、内蔵助平経由黒四ダムに下山する計画だったが、直前にハシゴ谷乗越への橋が不通になり、室堂まで上がり下山することに。
2.早月尾根
無雪期の早月尾根は始めてだったが、改めて小窓尾根のカッコよさに気づく。
何人かの日帰り組とすれ違い、感心。
3.北方稜線
本峰ー三の窓間は何度も通ったところだが、今回は長次郎の頭を登る際、従来の馬場島寄りのルートでなく、下をトラバースしてルンゼっぽいところを上がり、トラバースしていくルートを選択。そのまま進んだが、やや本筋ルートを外したらしく、軽くロープも出した。
また池ノ谷ガリーは上から見てずっと左寄りを降りてみたが、従来通っていた途中からチンネ側(右側)に移りフィクスロープも使い降りるルート取りよりましな感じがした。
剱岳頂上以降では池の谷ガリー途中で朝池の平小屋を出たという2人パーティーとすれ違った他、三の窓付近で左稜線を登っている数パーティーを遠望した以外は池の平小屋まで我々以外まったく人の気配なし。
三の窓もテントなし。熊の岩にはテント2つが遠望できた。
三の窓以北は初めてだったが、事前イメージに比べると以下の印象。
a.思ったより稜線通しではない。小窓に近づくと小窓雪渓左俣(造語です)の右側斜面(下流から見て)を巻いて降りるイメージ。
b.想像より小窓王のコルから小窓までが長い。
c.やはりバリエーションだというのが、皆の印象。
d.例の小窓近くの急な雪渓トラバースは完全に雪が消えていた。ピッケルは無用の長物に。
総じて北方稜線を北上する場合、相対的に下りが多くなり、逆コースと比較するとルートファインディングと急傾斜部分のクライムダウンをどう処理するか(個々人の技術に任せるか? 要所要所でマメにロープを出すか?)が鍵になると感じた。
4.池の平小屋
八ツ峰を下から見上げる形で遠望する訳で、素晴らしい景観。
五右衛門風呂にもつかる。
北アルプスの現代的な大型山小屋にはなくなったスタッフの方々のソフトパワーを感じて早月小屋とともに好印象。
4.3日目
二股まで降り、劔沢を登り返すコース。
長次郎谷の雪渓の状態は下から見る限り昨年よりはややましか?
ただし"例年"より雪の量ははるかに少なく、雪渓を利用できなくなるのは時間の問題。
八ツ峰縦走、長次郎谷から剱岳などのメジャーバリエーションは6−7月(8月では遅い)に狙うことが必要になったということだろう。
また源次郎尾根取付き周辺の劒沢雪渓はまだ生きていた。
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