磐梯山:苦行の夏山リハビリ登山(猪苗代登山口〜翁島登山口)
- GPS
- 09:06
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,375m
- 下り
- 1,375m
コースタイム
- 山行
- 8:11
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 9:04
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(日付変わった宇都宮線の終電で18切符を利用して小山駅まで移動し、仮眠後に始発で猪苗代駅まで移動) 復路:JR翁島駅〜JR米沢駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
踏み跡明瞭、危険箇所なし(ただし、一部ロープ場あり)。 翁島コースは高木が無く直射日光が照りつけるため、熱中症のリスクあり。 |
その他周辺情報 | 付近に磐梯熱海温泉あり(今回は未入湯)。 |
写真
感想
夏の18きっぷ1回目。
実に半年以上も登山からは離れていましたが、そろそろ復帰に向けたリハビリでもしておこうと思い、比較的アプローチしやすい磐梯山に登ってみました。
登山をしていなかった間にも筋トレとボルダリングをしていたので、体力的にはまったく問題がないと思い込んでいたのですが…
【コース状況】
■バスセンターBS〜リフト終着点
・登山口である猪苗代スキー場には、夏季はバスがないため、最寄りバス停であるバスセンターBSまでバスで移動します。
・そこから徒歩でスキー場まで移動。
・移動途中やスキー場には随時トイレがあります。なお磐梯山にはトイレがありません(携帯トイレブースはあります)。
・今回はリフトを使わずに自力で登りましたが、尋常ではない暑さと直射日光と傾斜のため、熱中症になりかけました。
・幸い、ハイドレーションで水を2リットルを担いでいたので、なんとかなりました。ただし、あまにり大量の汗をかいたせいか、序盤から右足のふくらはぎが攣りかけたため、ひたすら塩熱サプリを貪っていました。
・景観が開けているため、風が吹いてくると期待したのですが、まったく風が吹かず、ただ直射日光を浴びているだけでした。
・よく考えてみれば、リフトがあるということは、風が吹かない立地なのでしょう。
■リフト終着点〜磐梯山山頂
・リフトの終着点からは、通常の登山道となります。
・まず若干傾斜がキツい登りがありますが、赤埴山への分岐を過ぎる頃には、かなり傾斜が緩みます。
・ほぼ水平の沼の平を軽快に抜けた後は、三合目分岐まで傾斜がキツくなります。
・三合目分岐からは、裏磐梯方面の景観が開けてきます。また、傾斜も再び緩みます。
・途中の水場で給水。右足の攣りが収まらないため、粉ポカリを解禁したところ、なんとか症状が収まりました。
・水場からやや急傾斜の露岩帯を登りつめると、磐梯山山頂です。
・なぜか山頂には山頂標識がありません。
■磐梯山山頂〜翁島駅
・山頂は360度景観が開けています。ひとしきり撮影後、翁島駅に向けて下山します。
・この翁島コース全体が、今回の核心部といえます。
・どういうわけか、かなり標高を下げても高木がほとんど生えておらず、直射日光と露岩が延々と続きます。
・踏み跡こそ明瞭ですが、整備らしい整備がまったくされておらず、傾斜もそこそこキツいため、標高も稼げなければ、スピードも出ず、ストレスと焦りばかりが募ります。
・低木帯に入っても、相変わらず土の割合が少なく、露岩が非常に多いです。
・ほうほうの体でスキー場まで降りたあとは、草生え散らかしているゲレンデで半ば藪漕ぎに近い状態で降りていきます。
・スキー場からは、終電に間に合わせるため、翁島駅まで若干走り、なんとかギリギリ間に合いました。
【まとめ】
・夏にリフトの下は歩くものではない、と身をもって知るハメになりました。リフトがあるということは、なるべく風が吹かない立地であり、両サイドが樹林帯であることあいまって、当然風は吹かず、しかもゲレンデには木が生えていないため、直射日光をもろに浴びることとなりました(とはいえ、翌々日には同じ過ちを繰り返すのですが…)。
・登りもキツかったのですが、それ以上にキツかったのが、降りのルートである翁島コース。それほど標高が高くなく、風もほとんど吹いていないにもかかわらず、高木がほとんど生えておらず、2,000m級以上の山にありがちな露岩帯がひたすら続きます。夕方なので暑さはそれほどではないものの、終盤まで続く露岩帯には閉口しました。後で調べた結果、この翁島コースの斜面は、どうやら過去に噴火した際の山体崩壊で発生した岩石流の名残のようでした。
・当初はもっと遅い時間から登る予定でしたが、その場合は間違いなくビバークするハメになっていたと思います。
・公共交通機関派にとっては、磐梯山は非常に厳しい印象ですが、登り・降りともに猪苗代スキー場のリフトを活用すると、比較的手軽に登れると思います。
・どちらかといれば、裏磐梯からの登山道がメジャールートのようで、百名山といえども、マイナールート(特に翁島コース)は中々ツラいものがあります。
・時間に余裕があれば磐梯熱海温泉に寄る予定でしたが、この日は翌日の西吾妻山に向けて米沢駅まで移動する必要があったため、泣く泣くスルー。
・フリーウェイトやマシンでのスクワットで筋トレをしていたため、足の筋肉は特に問題なく動いていましたが、デッドリフトで肩周りも鍛えていたにもかかわらず、ザックを支える肩周りの筋肉が完全に衰えていたのは、軽くショックを受けました(まあ寝酒や使わないストック等で1kg以上余分に重かったのもあるのですが…)。
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