蓮華温泉から灼熱の栂海新道へ【新潟100名山93座から99座】
- GPS
- 26:16
- 距離
- 40.6km
- 登り
- 3,157m
- 下り
- 4,030m
コースタイム
- 山行
- 10:19
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 11:31
- 山行
- 12:34
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 14:26
天候 | 1日目:晴れ〜ガス 2日目:晴れ〜曇り〜雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危ないところはありません。栂海新道はとても歩きやすく整備されています。 |
写真
感想
先々週、不動山を登頂し新潟100名山92座目クリアとなった。栂海新道上の7座を一気通貫でクリアし、新潟100名山制覇にリーチをかけることを目指してみました。当初は親不知まで行くつもりでしたが、真夏のこの時期では無理と判断、坂田峠を終点とすることにします。これでもかなり無謀な計画のように思えました。
初日は絶好の天気。天空の稜線を歩き、小蓮華山、三国境へと快調に歩きます。ここまでは絶好調でした。鉢ヶ岳を過ぎ、雪倉岳の登りで急激にエネルギーが切れました。強烈な日射で軽い熱中症を起こしたようです。雪倉岳から先は長く忍耐の道のりで途中何度も立ち止まりヘロヘロになって朝日小屋にたどり着きました。
翌日、長い行程を考え朝3時すぎに朝日小屋を発ちます。長栂山、黒岩山あたりまでは景観も素晴らしく気持ちの良い道でした。黒岩山から先が栂海新道の核心部です。灼熱の陽射しと登っては下るアップダウンの繰り返しで、体力メンタルともに急
激に奪われていきます。
犬ヶ岳手前の北又の水場でキンキンに冷えた水で水浴びして、少し体力が回復します。本当に命の水だった! しかし犬ヶ岳の登りで回復した体力もすぐ無くなります。なんとか犬ヶ岳に登り、栂海山荘で大休止。その頃から山はガスに覆われ、強烈な日差しは遮られました。これが幸いしました。
犬ヶ岳の先もアップダウンは続きます。特に下駒ケ岳の登りは地獄でした。地獄と思った先の白鳥山の登りでは完全に心がへし折られました。
白鳥山からは強い雨になります。涼しくなるかと思いましたが、雨具着用で暑さが増すうえ、メジロアブの襲撃でまたまた地獄のような下りになりました。途中で雨がやみ雨具を脱ぎましたが、メジロアブの襲撃は執拗で体中あちこち刺されまくられなんとか下山しました。アスファルトの道路が見えたときはなんとも言えない安堵感でした。
栂海新道は憧れでもありましたが想像以上に過酷な登山道でした。今回わかりましたが真夏は特に厳しいと思います。遮るものの無い強烈な日差しと、長い行程、激しいアップダウンの繰り返しは体力を一気に奪います。ガイド本や朝日小屋に居た救助隊員の言う通り、途中栂海山荘泊でゆとりをもった行程が理想と思いました。
代償もいろいろありましたが、無事なんとかやり切れてホッとしています。これで挑戦を続けてきた新潟100名山も99座制覇です。残すは毛猛山。果たして登れるのでしょうか。これでやめても良いのかなとも思いますが、登頂を目指すか来春考えたいと思います。
私はこれで新潟百名山98座となります。残すところ武能岳と毛猛山。毛猛山行けるかな?この歳になると考えます。今回の計画では、コースタイムの0.8掛けで行けると考えていたのですが、灼熱の状況で、ばててしまいました。特に2日目は、気温を考慮し3時に出発したにも関わらず、栂海新道は黒岩山までは、最高の稜線ですが、その先は平らな箇所は無く、急坂の下りと登りのアップダウンの連続で、さらに高度が下がり、気温の上昇により、過酷な行程となりました。途中の水場での水浴びとガスのおかげで何とか到着できました。事前リサーチ不足でした。反省。
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