早池峰山_河原の坊登山コースからの早朝ピストン
- GPS
- 04:33
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 880m
- 下り
- 871m
コースタイム
- 山行
- 3:44
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 4:48
天候 | 晴れ時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・道の駅はやちね ◼︎当日 ・河原坊駐車場 ※無料 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通じて良好、崩壊箇所等なし。 |
写真
感想
岩手県の名峰「早池峰山」に登ってきましたので、その様子をご紹介します。
◼︎登山コース
最も利用者が多い河原坊登山コースを選択しました。
現在、河原坊登山口から小田越まではコースの一部が崩壊しているため通行止めとなっております。迂回路として道路を登って小田越まで向かうかたちになっています。
※個人的には歩きやすくて良いウォーミングアップになったと思っています。
◼︎前日
道の駅「はやちね」にて前泊。
20台程度が止められる規模で21時時点で3台程度でした。
◼︎朝
当日は朝4時に起床。
食事と準備をした後、5時半に移動を開始。
15分ほどで河原坊駐車場に到着。
平日だったこともあり、クルマは3分の1程度しか埋まっていませんでした。
天候は晴れ、山頂方面はガスで見えません。
登山口までは駐車場のすぐ脇にありますが、前述した通り小田越まで通行ができないため道路を歩き始めます。
30分ほど坂道を登り続けて小田越登山口に到着。
臨時設置型のお手洗いがありますので、ここで最後の用を済ますことが可能です。
入口に登山届がありますので記入してから入山。
◼︎短い樹林帯
登り始めは、なだらかな樹林帯で始まり、一部木道などを歩いて上を目指します。
コースコンディションは良好で難しい箇所もなく順調に進むことができました。
25分ほど樹林帯を進むと突然、森林限界を迎えます。
◼︎長く続く直登タイプの岩場
森林限界を迎えた後はゴツゴツた岩場が主体となるコースを山頂に向けて直登していくコースになります。
登り始めは山頂方面ガスがかかっていましたが、この時点で山頂方面は完全に晴れ渡っていました。
途中、長めのハシゴや縄場、更には三点支持が必要な箇所もいくつかありますが、全体としては足場がしっかり切ってあるコースとなっており、見た目よりは簡単に登っていくことができました。
◼︎山頂
剣ヶ峰分岐まで上り詰めると、そこからはお花畑を横切る木道。山頂までのビクトリーロードをお楽しみください。
そして山頂直前で再び短い岩登りをすれば、山頂避難小屋に到着。その奥が山頂です。
◼︎ガス抜け待ちしてから下山
運悪く、山頂到着直前に山頂付近はガスに覆われてしまいました。。
持参したきびだんごを食べながら抜け待ちをすることを15分。2つ目のお団子を食べ終えて、ふと見上げると見事にガスが抜けました。
正面にある薬師岳の山頂やクルマを止めてきた河原坊駐車場まで渡すことができました。
記念撮影をして下山を開始。
◼︎下山時
今回のコースはピストンなので下山ルートは同じですが、樹林帯までは岩場が長く続きますので足元には注意が必要です。
登りはつま先をかければ難なく登ってこれた岩場が、下山時は踵を掛けるとなると不安なところが多く、場所によっては姿勢を山側に向けてつま先から降りたほうが良い場所が幾つかあります。
この区間の滑落には充分ご注意ください。
長く続いた森林限界エリアを終えて樹林帯に入ると20分程で小田越登山口に到着。
再び道路を30分ほど下って、河原帽子駐車場へ無事到着し下山完了です。
◼︎感想
早池峰山は当初想像していた以上に面白い山だと感じました。
その理由は樹林帯が短く、森林限界エリアが多かったことにあります。
と言いますのも景色が開けますので、素晴らしい眺望を見ながら山頂を目指すことができましたし、考えていた以上に高山植物が咲いていて、それを観察することでとても癒される体験ができました。
そして剣が峰分岐から先の平坦な木道は達成感を感じられましたし、山頂も広く様々な箇所から眺望を楽しむことができたからです。
注意事項としては、やはり下りの滑落事故にはご注意いただきたいと思います。人気のコースと言うこともあって、一部の岩は登山靴で磨かれていて、ツルリと滑りやすくなっています。こういった箇所はご注意ください。
それと、森林限界が長いと言う事は、風が吹いたり、天候が崩れたりすると一気にシビアになりやすいと言う側面があります。
特に夏の季節は気温が上がりやすく、午後には雷を伴った夕立が起こりやすくなりますので、早めに行動を開始することをオススメします。
事実、本日下山後に駐車場にいらした森林管理官が「午後には雷が鳴ると思うから、早く降りてきて正解ですよ」とおっしゃっていました。
登山前はぜひ気象予報をしっかりと確認をし、天候が良くない場合は「せっかく来たから登ってしまおう」という安易な判断にならないようにご注意ください。
以上、岩手県の名峰「早池峰山」のご紹介でした。
お手頃な累積標高で、CTも短めなのに山頂からの景色は素晴らしく、希少な高山植物も観察できる早池峰山はオススメの百名山です。
もし機会がありましたらしっかりと準備をした上で挑戦してみてはいかがでしょうか。
今回のご報告が参考になりましたら拍手やコメント等を残していただけると幸いです。
山登りは事前の準備と登山届け、そして万一の保険にも入って安全に楽しんでいきましょう。
では!
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