記録ID: 71125
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無雪期ピークハント/縦走
剱・立山
黒部ダム→内蔵助平→真砂沢ロッジ→剱沢→剱沢キャンプ場→立山→室堂
2010年07月17日(土) ~
2010年07月19日(月)
hidekazu
その他1人
- GPS
- 49:05
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 3,916m
- 下り
- 2,954m
コースタイム
7月17日(土)
黒部ダム7:30-7:53黒部川渡る-8:40内蔵助谷分岐-10:58内蔵助平分岐-12:54ハシゴ谷乗越-15:32真砂沢ロッジ
7月18日(日)
3:45真砂沢ロッジ-7:15別山沢の雪渓上部より引き返す-8:55剱沢雪渓との分岐-11:45剱沢テント場
7月19日(月)
4:03剱沢テント場-4:58別山-6:31大汝休憩所-6:57雄山-7:35一ノ越山荘-8:20室堂
黒部ダム7:30-7:53黒部川渡る-8:40内蔵助谷分岐-10:58内蔵助平分岐-12:54ハシゴ谷乗越-15:32真砂沢ロッジ
7月18日(日)
3:45真砂沢ロッジ-7:15別山沢の雪渓上部より引き返す-8:55剱沢雪渓との分岐-11:45剱沢テント場
7月19日(月)
4:03剱沢テント場-4:58別山-6:31大汝休憩所-6:57雄山-7:35一ノ越山荘-8:20室堂
天候 | 7月17日(土):晴れ、13-15時頃雨、以後晴れ・曇り 7月18日(日):快晴 7月19日(月):晴れ、稜線は風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・行きは扇沢から黒部ダムまでトロリーバス、帰りは室堂からアルペンルートを乗り継いで扇沢まで。アルペンルートは混雑しておらず、待たずに乗れた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
7月17日(土) ・黒部ダムから黒部川沿いのルートは、残雪が多く、雪で覆われている箇所が多い。登山道が雪の下になっている箇所が多く見られた。 ・内蔵助谷分岐から内蔵助平までは、登山道の整備は必要十分になされているが、道幅狭く、草が生い茂り、ヤブこぎのような箇所が多かった。また、片側が切れ落ちているところも多いので要注意。 ・ハシゴ谷乗越から沢に下るルートは、急激に標高を下げるため、木製ハシゴが多く、雨天時は滑りやすい。(実際にこのエリアで土砂降りにあった。) ・南股の沢には橋がかかっていなかった。沢に下るルートを途中で左に折れ、雪渓に降りると真砂沢ロッジに出られたが、気付くまで時間がかかり、河原でのビバークも一時覚悟した。 ・黒部ダム付近には釣り客がいたほかは、ほとんど人は見掛けなかった。すれ違ったパーティーはゼロ、途中追い抜いたパーティーは2組5人のみ。(この5人はいずれも真砂沢ロッジ泊だった。) ・登山地図にはこのルート内に水場のマークがあるが、確認できなかった。沢水か?黒部ダムで行動中に使用する水を確保してから出発するほうが良いと思う。 ・ルート内に道標は少ないが、赤テープでマークがしてあるので、それらを見落とさなければ道迷いは防げると思う。 ・13時48分頃から54分頃までGPSデータの欠落あり。 ・真砂沢ロッジは水無料。携帯電話は使用できず。連休にも関わらず比較的スペースに余裕があった。 ・この日のルートは長いので、早出の上、テンポ良く歩かないと真砂沢ロッジ着が遅くなってしまう。登山地図等のコースタイムは少し厳しめ。 7月18日(日) ・剱岳に登頂するため、日の出前に出発したが、別山沢(雪渓)に入り込んでしまい、雪渓の最上部まで上り詰めた後にルートを誤ったことに気付いた。引き返して剱沢雪渓を登ったが、剱沢キャンプ場に着く時間が遅くなり、体力的にも厳しかったため、剱岳登頂は断念した。 ・別山沢の雪渓は途中から傾斜が急で、落石も多い。 ・剱沢雪渓は、雪量豊富でまだスキーができそうなくらい。雪渓の端を歩かなければ踏み抜きの恐れはほとんど感じなかった。 ・雪渓は軽アイゼン程度でも行動できると思うが、12本爪のアイゼンがあったほうが安定・安心して歩けると思う。 ・ダブルストックを使用したが、ピッケルがどうしても要る場面には遭遇しなかった。相方はピッケルを使っていた。 ・雪渓を下る人は少なく、5人程度しかすれ違わなかった。 ・剱沢キャンプ場は、水場とトイレの間に雪渓があった。水は無料、携帯電話は使用できず。 7月19日(月) ・剱沢キャンプ場から別山方面には、雪渓の上を少し歩くがアイゼンがなくても問題ない程度の距離と雪質だった。また、一ノ越から室堂までも半分くらいが雪の上を歩いたが、アイゼンは不要だった。(観光客がスニーカーやサンダルで雪の上を歩いているのが散見された。) ・別山から一ノ越までは雪の上を歩くことはなかった。特に危険箇所もないと思う。 |
予約できる山小屋 |
剱澤小屋
|
写真
撮影機器:
感想
7月17日(土)
・標高が比較的低いルートだったため、気温が高く暑くてばてた。水の消費も多く、2リットル持参したが最後にはほぼ消費してしまった。気温の高い季節に行く場合は要注意。
・南股の沢に降りたが橋が見つからず、30分ほど右往左往してしまった。事前に小屋等に確認していれば慌てずに済んだと思う。
・真砂沢ロッジのテント場は雪渓末端で、風が冷たく感じた。
・この日のコースは残雪があり、ルートもやぶこぎに近かったこともあり、コースタイムが予定より長くかかった。
・黒部川はこの時期は水量多く、水流速く、残雪多い。誤って落ちるとかなり危険な状態になりかねないので、単独での行動は避けたほうが良いと思われる。雪渓の踏み抜き注意。
・真砂沢ロッジは、連休にも関わらず混雑しておらず、のんびりと過ごすことができた。
7月18日(日)
・誤った雪渓に入り、体力を消耗し、快晴の日に剱岳の登頂を断念せざるを得なくなった。非常に残念だったが、怪我せず無事に戻れたのを良しとするしかない。
・剱沢キャンプ場は剱岳の眺めも良く快適。連休中のせいもあって、テントの数はかなり多かったように思う。
7月19日(月)
・アルペンルート利用で扇沢に戻ったが、途中、ピッケルに何のカバーも取り付けずに歩いている5人ほどのパーティを見掛けた。(手に持って駅の構内を歩いていた。)危険ではないか?
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コメント
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hidekazu さん、こんにちは。
真砂沢辺りから眺める剱本峰〜八ッ峰の景観は
格別でしょうね
今年は残雪が多いように聞いていますが、写真
を拝見すると、剱沢野営場〜別山乗越(御前小
舎)のルートも、どうやら大半は夏道を歩ける
ようですね
pokopenさんこんにちは。
残雪の状況はだいたい本文に書いたとおりですが、剱御前のほうはよく分かりません。剱沢はスキーができるくらいに雪が豊富でした。
剱本峰は9月の連休に室堂からの単純ピストンで狙いたいと思います。
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