悪沢岳・赤石岳縦走（椹島から反時計回りの周回）

2024年08月08日(木) ~ 2024年08月10日(土)

• GPS: 51:02
• 距離: 34.0km
• 登り: 3,336m
• 下り: 3,334m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:49
• 休憩: 0:33
• 合計: 6:22

距離 13.3km 登り 1,763m 下り 269m

5:59 椹島ロッジ
6:13 6:14 滝見橋
7:21 7:23 岩頭見晴らし
8:06 8:14 小石下
9:19 9:20 清水平
9:57 10:06 蕨段
10:17 見晴岩
11:24 11:36 駒鳥池
12:21 千枚小屋

2日目

• 山行: 8:02
• 休憩: 1:31
• 合計: 9:33

距離 14.7km 登り 1,490m 下り 1,535m

4:33 千枚小屋
5:19 5:22 千枚岳
6:06 6:10 丸山
6:38 6:48 悪沢岳
7:48 7:50 荒川中岳避難小屋
7:54 7:55 中岳
8:05 8:06 前岳
8:22 8:37 お花畑（荒川前岳南東斜面）
9:05 9:27 荒川小屋
9:59 10:02 大聖寺平
10:54 10:56 小赤石岳の肩
11:08 11:09 小赤石岳
11:19 赤石岳・小赤石岳間分岐
11:41 12:03 赤石岳
12:18 赤石岳・小赤石岳間分岐
12:58 12:59 北沢源頭
13:37 13:41 富士見平
14:06 赤石小屋

3日目

• 山行: 2:51
• 休憩: 0:06
• 合計: 2:57

距離 5.9km 登り 82m 下り 1,500m

6:00 赤石小屋
7:13 休憩ポイント
7:31 7:37 カンバ段
8:50 赤石岳東尾根コース登山口
8:56 椹島ロッジ
8:57 ゴール地点

天候

8/8：晴れのち曇り、8/9：晴れのち曇り、8/10：晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

・畑薙夏期臨時駐車場〜椹島ロッヂ間は特種東海フォレストの送迎バスを利用。
　　往路）畑薙14:10→椹島15:20
　　復路）椹島10:30→畑薙11:40
・椹島ロッヂもしくは山小屋宿泊者は往復無料。利用には事前予約が必要。
　詳細は以下のリンク先参照。
　https://www.t-forest.com/alpsinfo/bus/

その他周辺情報

・椹島ロッヂに前泊。
・下山後、椹島ロッヂでシャワー利用。（料金500円、利用時間9:00〜13:00）

写真

8/7 12:47

畑薙に向かう途中、時間に余裕があったので井川ビジターセンターに立ち寄り軽く予習

8/7 16:10

前泊した椹島ロッヂの正面入口
勝手イメージとのギャップ大…

8/7 16:11

ロッヂ裏手にあるレストハウス
ソフトクリームがとても美味い

8/7 17:00

ロッヂ夕食
こちらは期待以上で満足

8/8 6:00

ここから本番
大倉財閥の創設者、大倉喜八郎翁の記念樹と記念碑を横目に出発

8/8 6:12

滝見橋
この橋の奥に見える送電線が通る尾根から登ります

8/8 6:14

滝見橋との名前の通り、間近に見えるのは千古の滝

8/8 6:14

滝見橋から
眼下を流れる大井川

8/8 6:18

滝見橋の先にある吊り橋を渡ると登山道の始まり

8/8 6:59

最初から急登、しかも風がなく汗が吹き出す

8/8 7:09

2つ目の鉄塔下で一休み

8/8 7:11

千枚小屋までは長い道のり

8/8 7:22

所々こうした解説付きの看板があり勉強になりますな

8/8 7:23

その岩頭見晴しからの眺め
見えているのは悪沢岳と中岳かな

8/8 7:25

岩頭見晴しの先は少し痩せ尾根っぽい岩場を通過

8/8 7:45

ひと登りして林道に出たら、東へ50mほど進むと階段あり

8/8 8:20

小石下から先は緩やかな登りが続く
この日は東から爽やかな風が吹き抜け、心地良い

8/8 10:18

蕨段の先、林道沿いの展望所から
コルの左、雲に覆われているのが赤石岳かな？

8/8 10:19

で、右が荒川岳？
山頂部はすっぽり雲の中

8/8 10:46

かつて切り出した木材の搬出路だった林業遺産に沿った道とのこと

8/8 10:59

キノコの競演

8/8 11:05

コケの妖怪
セサミストリートみたい？

8/8 11:28

駒鳥池
池の周りは花が咲いているのかと思いきや、苔に覆われてました

8/8 11:39

樹林帯なのでアキノキリンソウかな？

8/8 11:44

セリバシオガマ？

8/8 11:47

木馬道起点跡の看板

8/8 12:03

ホソバトリカブト
淡色の個体

8/8 12:07

駒鳥池からはだいぶペースが落ちたものの、この看板に力をもらう

8/8 12:10

マルバダケブキ

8/8 12:11

ホソバトリカブト��

8/8 12:22

千枚小屋周辺は花の宝庫
ハクサンフウロ

8/8 12:23

イブキトラノオ

8/8 12:23

エゾシオガマ

8/8 12:23

タカネナデシコ

8/8 12:24

千枚小屋
すっかり曇ってしまい、辛うじて雲の下

8/8 12:51

タカネグンナイフウロ

8/8 13:10

小屋の中の様子

8/8 16:53

夕食はハンバーグ

8/8 17:58

夕方、薄ら富士山が見えました

8/9 5:06

ここから2日目
千枚岳山頂の少し手前でご来光

8/9 5:07

右に富士山を入れてもう1枚

8/9 5:07

赤石岳山頂にはこの時間から雲がかかり、先行きに不安がよぎる

8/9 5:08

タカネマツムシソウ
まさに見頃、稜線で咲き誇っていました

8/9 5:09

タカネナデシコ

8/9 5:13

笊ヶ岳と布引山

8/9 5:16

悪沢岳にかかっていた雲が薄れてきてテンションが上がる

8/9 5:16

丸山と悪沢岳をアップで

8/9 5:19

最初のピーク、千枚岳山頂

8/9 5:20

千枚岳から望む南アルプス北部の峰々
あいにくの雲で北岳は拝めず…

8/9 5:22

千松岳から望む丸山と悪沢岳

8/9 5:25

朝露に濡れるイブキジャコウソウ

8/9 5:25

南アルプス固有種のタカネビランジも見頃

8/9 5:30

千枚岳周辺のお花畑

8/9 5:31

千枚岳からの下りはちょっとした岩稜帯
わずかな区間だが気を引き締めて
まずは梯子の下り

8/9 5:32

8/9 5:37

ミネウスユキソウ

8/9 5:38

この岩場も距離は短いながら急な下り

8/9 5:41

岩場を彩る花々

8/9 5:44

タイツリオウギの果実
確かに鯛っぽい

8/9 5:46

ミヤマツメクサ

8/9 5:46

こちらはまだ花のタイツリオウギ

8/9 5:52

悪沢岳を見ながら丸山への登り

8/9 5:58

赤石岳にかかっていた雲はほぼ散りました
背後は聖岳と上河内岳

8/9 6:07

丸山に到着
悪沢岳、赤石岳、そして聖岳を一望

8/9 6:07

丸山南側の眺望｜赤石岳と聖岳

8/9 6:08

丸山東側の眺望｜富士山

8/9 6:08

丸山北側の眺望｜塩見岳、間ノ岳、さらに仙丈ヶ岳や甲斐駒まで一望

8/9 6:09

丸山西側の眺望｜次に向かう悪沢岳

8/9 6:17

コウメバチソウ

8/9 6:18

タカネヒゴタイ

8/9 6:19

ミヤマダイコンソウ

8/9 6:20

ミネウスユキソウ

8/9 6:22

正面に荒川三山を見ながら稜線を進む

8/9 6:22

北側には南アルプス北部の峰々
間ノ岳の東側の雲が抜け鳳凰三山も見えました

8/9 6:23

そして南側に鎮座する赤石岳
素晴らしい眺望に囲まれ、中々前に進まない笑

8/9 6:29

シコタンソウ

8/9 6:30

タカネシオガマ

8/9 6:39

悪沢岳山頂に到着
今回の山行の最高到達地点

8/9 6:39

悪沢岳山頂からの眺望��
笊ヶ岳を始めとする大井川対岸の峰々と富士山

8/9 6:39

悪沢岳山頂からの眺望��
富士山をアップで

8/9 6:40

悪沢岳山頂からの眺望��
中央アルプスの稜線
その奥には御嶽山、さらには北アルプスの稜線を一望

8/9 6:41

悪沢岳山頂からの眺望��
南アルプス北部の主峰群を一望
北岳は間ノ岳の陰に隠れて見えないけど…

8/9 6:41

イワツメクサ

8/9 6:48

景色を十分に楽しんだので、次の目的地中岳に向けて出発

8/9 6:51

稜線に咲くコバノコゴメグサ

8/9 6:52

悪沢岳山頂を振り返る

8/9 6:55

悪沢岳と富士山

8/9 6:56

色とりどり、百花繚乱の稜線

8/9 6:56

赤く結実したイワベンケイ

8/9 6:59

秋の訪れトウヤクリンドウ

8/9 7:01

シコタンハコベ
赤い雄蕊と葉っぱが特徴的

8/9 7:03

荒川岳の中岳と前岳を見ながら悪沢岳の西斜面を下る

8/9 7:14

下ってきた斜面を振り返る

8/9 7:14

赤石岳
西から雲が流れてきた

8/9 7:15

タカネマツムシソウとタカネナデシコ

8/9 7:22

タカネヤハズハハコ

8/9 7:33

ホシガラス

8/9 7:34

半分紅葉したウラシマツツジ

8/9 7:44

ウサギギク

8/9 7:45

赤みが強いオンタデ

8/9 7:46

中岳山頂手前から悪沢岳を振り返る

8/9 7:54

荒川中岳に到着

8/9 7:57

前岳は目と鼻の先

8/9 8:05

荒川前岳

8/9 8:06

前岳から望む中岳と悪沢岳

8/9 8:21

荒川小屋まで標高差400mほど下る
ここからの斜面が山域随一のお花畑

8/9 8:23

コウメバチソウ

8/9 8:23

カンチコウゾリナ

8/9 8:25

ハクサンフウロ

8/9 8:26

ミヤマキンポウゲ

8/9 8:27

ミヤマゼンコ

8/9 8:31

ミネウスユキソウの大群落

8/9 8:32

斜面を埋め尽くす花、花、花

8/9 8:33

チシマギキョウ

8/9 8:35

8/9 8:35

ムカゴトラノオ

8/9 8:36

ミヤマホツツジ

8/9 8:46

荒川小屋が見えてきた

8/9 8:49

イワインチン

8/9 8:52

シナノオトギリ？
イワオトギリとの見分けが難しい…

8/9 9:32

荒川小屋からは標高差500mの登り返し
少し登った辺りから前岳を振り返る
こうして見ると前岳の西側の地形はかなり険しい

8/9 9:42

大聖寺平までは緩やかな登り
赤石岳にだいぶ近付いてきた

8/9 9:59

大聖寺平付近から
前岳と悪沢岳を振り返る

8/9 10:16

予想はしていたものの、あっという間に雲が湧いてきた
右奥に薄ら見えているのが赤石岳山頂かな？

8/9 10:40

トウヤクリンドウ

8/9 10:43

赤石岳から望む荒川三山
だいぶ登ってきた

8/9 10:46

イワヒバリ

8/9 10:52

小赤石岳の肩付近から
一瞬雲が抜け、赤石岳山頂と避難小屋が見えたが、まだだいぶ先だな…

8/9 10:56

ヨツバシオガマ

8/9 11:08

小赤石岳から望む赤石岳山頂

8/9 11:23

山頂への最後の登り

8/9 11:42

赤石岳山頂に到着
ここで大休止

8/9 12:16

下山途中、雷鳥に遭遇

8/9 12:17

親子でした

8/9 12:18

親子で食事に夢中

8/9 12:23

稜線から下降中
小赤石岳とカール地形

8/9 12:25

赤石岳東斜面のカール地形
国内で最南端の氷河跡らしい

8/9 12:37

タカネマツムシソウ
そろそろ見納め

8/9 12:40

ホソバトリカブト

8/9 12:46

ヤマハハコ

8/9 12:47

ネバリノギラン

8/9 12:49

オオハナウド

8/9 12:56

稜線から標高差300mほど、沢地形を一気に下る

8/9 13:06

バイケイソウ

8/9 13:14

赤石岳山頂を仰ぎ見る

8/9 13:29

富士見平までの横移動がとにかく長い
途中から何度か緩やかな登り返しもあり、フラストレーション溜まる

8/9 14:45

この日の宿、赤石小屋に到着

8/9 17:05

夕食は生姜焼き

8/10 5:22

ここから最終日
赤石小屋からの眺望
まずは朝日を浴びる赤石岳

8/10 5:22

聖岳と兎岳

8/10 5:47

前日歩いた千枚岳から悪沢岳、中岳と続く稜線

8/10 5:49

出発前にもう1枚
右のこんもりしたピークが富士見平

8/10 8:50

椹島の赤石岳登山口に戻ってきました

8/10 15:17

下山後、最寄りのさわやかへ

撮影機器：

SO-53B Sony

感想

ridgewalker

・過去3度、計画しては悪天候で中止を繰り返し、巡り合わせが悪かった悪沢岳と赤石岳だが、4度目の正直でようやくミッション完遂。
・今回も事前の天気予報は思わしくなかったが、特に2日目は早発ちしたことが功を奏し、稜線からの絶景と咲き乱れる色とりどりの高山植物を十分過ぎるほど堪能。特に前岳の南斜面のお花畑は見事。
・最後の赤石岳は雲が湧いてしまい、山頂からの眺望を楽しめなかったのは残念だが、想定の範囲内。曇ったおかげかわからないが、雷鳥にも会えたし。別の機会にリベンジしたい。