比叡山 根本中堂大改修＆大比叡、四明岳巡り

2024年08月11日(日) [日帰り]

• GPS: 05:06
• 距離: 11.0km
• 登り: 889m
• 下り: 866m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:49
• 休憩: 2:17
• 合計: 5:06

距離 11.0km 登り 889m 下り 866m

10:11 比叡山坂本駅
10:20 10:21 京阪坂本比叡山口駅
10:37 10:58 ケーブル坂本駅
11:12 11:13 ケーブル延暦寺
11:50 12:49 延暦寺根本中堂
12:59 13:05 阿弥陀堂
13:34 13:35 比叡山
13:41 13:50 四明岳駐車場
14:07 14:44 四明岳
14:49 14:50 比叡山頂駅
14:56 14:57 ケーブル比叡
15:10 ケーブル八瀬駅
15:17 ゴール地点

山の日は時期的にもいつも海に足が向かいますが、今年は余りにも暑く、少し涼しい山へと行くことにしました。

天候

晴れ＆曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

JR湖西線から坂本ケーブルで比叡山へ、そして、叡山ロープウェイ＆叡山ケーブルで下山です。
そこから叡山電車で出町柳、京阪に乗り換えて、御堂筋線経由で帰って来ました。

コース状況／危険箇所等

ケーブルカー等利用のため、特に危険な個所等は見受けられません。
比叡山最高峰の大比叡周辺は登山者メインなのでグッと人が少なくなります。
四明岳はガーデンミュージアム比叡（有料大人一人1200円）の中にありますが、明確な表示は見つけられませんでした。

その他周辺情報

帰りに難波で打ち上げをして帰りました。

写真

8/11 10:42

山の日はいつも海に足が向きますが、今年はとても暑くて、たまには少し涼しい山へと行くことにしました。

8/11 10:48

比叡山坂本駅で降りて、こちらケーブルカーの坂本駅までやって来ました。

8/11 10:54

乗ります。

8/11 11:13

ケーブル延暦寺駅に到着すると景色が良く見えました〜♪

こちらで入館料をお納めして入ります。

8/11 11:28

さっそくですが昼食にします。

8/11 11:49

坂本の有名な蕎麦の鶴喜さんの出店に入ります。

8/11 11:36

期待しすぎて、ちょっと思った蕎麦と違いました。
また、いつか本店で頂きましょう。

8/11 11:52

8/11 11:55

根本中堂へと向かいます。

8/11 11:55

聞いたり、報道番組では見ていましたが、やはりすっぽりと建物で覆われています。

8/11 11:55

凄いですね。
先に御本尊と不滅の法灯など根本中堂のお参りをさせて頂きます。

8/11 12:11

そして、60年振りの大改修の見学です。
職人さんなどを写さないようにすれば、こちらのステージの上からは撮影OKと言うので、とても嬉しくなりました。

8/11 12:11

こちらは屋根の部分に銅板が施工されて、キラキラ輝いています。

8/11 12:12

反対側は、その前の段階で、とち葺き板の張り替えを行っているみたいです。

8/11 12:15

8/11 12:16

とても立体的で美しく仕上げるのは、とても緻密な精度が各工程全てに求められている感じで、それらを上手くクリアしているからこその光景なんだろうなと思いますね。

8/11 12:16

8/11 12:16

当たり前ですが、新しい銅板は一際(ひときわ)美しく輝いていますね〜♪

8/11 12:17

8/11 12:17

何か凄いな〜って言葉しか出ませんが・・・全然見飽きません。

8/11 12:17

元々の本体と新しい部材との融合もしているみたいですが、何かバラして見ると今で言うメモみたいな記録が残っていたり、おまじないなのか、験担ぎなのか、単に忘れたのか、何か特殊なノミみたいな道具が残されていたり、色々と発見されたりすることもあるそうですね。

2026年完成　あと2〜3年ほどでしょうか？
この日は作業がありませんでしたが、また、作業をしているところも見てみたい感じもします。
そして、完成した暁には、綺麗な根本中堂を一度見てみたいものですね。

8/12 6:47

根本中堂の御本尊は薬師瑠璃光如来ですので、旧字体のお医者さま（お醫者さま）の醫と言う漢字で醫王殿と記されている御朱印です。

8/11 12:22

根本中堂を参拝し御朱印も頂きましたので、向いの階段を登ります。

8/11 12:24

なかなか簡単には登れませんが、何とか登って来ました。
文殊楼です。
美しい緑に囲まれた楼門ですが、こちらは表ではありませんので、反対側へと廻って見ます。

8/11 12:26

こちら側が文殊楼の表側です。

鐘楼、平和の鐘（開運の鐘）です。
ゆく年くる年に、何度も登場、中継されていた比叡山延暦寺の除夜の鐘は、こちらなんだそうです。

鐘楼の向こうに有るのが大講堂です。
写すことは叶いませんが、大講堂のご本尊は胎蔵界の大日如来で、右脇の十一面観音菩薩、左脇の弥勒菩薩の三尊がお祀りされています。

8/12 6:45

大講堂をお参りして、外へと出て来ました。
そして、こちらで頂いた大日如来の御朱印です。

天台宗と言えばこれですよね！って言葉です。
中国の歴史書『史記』から引用されているとも言われているそうですね。

8/11 12:51

これですね。

8/11 12:56

大講堂の参拝も終えて、次なる見どころ、阿弥陀堂へと登ります。

登って行くと階段の先に見えて来ました。

8/11 12:59

阿弥陀堂です。
左の塔はこのエリアの名前にもなっている東塔です。

阿弥陀堂です。

8/11 13:02

そして東塔です。

そして、この奥、阿弥陀堂と東塔の間の先に比叡山の頂上へと続く道があります。

8/11 13:07

いよいよ比叡山の頂上へと向かいます。

8/11 13:08

登って行くとこのようになっていました。

8/11 13:11

いよいよ山頂の案内が登場です。

8/11 13:12

マツカゼソウのちょっとした群落になっているところがありました。

8/11 13:13

雰囲気が一変、空気も変わって登山道っぽい感じになって来ましたね。

8/11 13:14

何度かジグザグに折り返します。
変わった構造になった木ですね。

8/11 13:17

まだまだ登山道を登ります。

8/11 13:23

割と登って来た感じがしますが、もう少しみたいですね。

8/11 13:25

何かアスファルトの広場がありました。

8/11 13:29

給水タンクでも載っているのかと思ったら・・・
何とテレビの中継基地でした。

8/11 13:32

高校生か大学生くらいの女の子の三人組が登っていましたが・・・

8/11 13:32

こちらが頂上です。

8/11 13:32

だいぶ埋もれてしまっている感もありますが、三角点はバッチリありました。
一等三角点です。

8/11 13:33

いわゆる比叡山の頂上、最高峰の大比叡848mです。
ところで、比叡山は、都富士とも言われるそうですが、こちら大比叡848mと、もう一つ　四明岳（しめいだけ、または、しめいがたけ）838mと言う二つピークのある双耳峰で、それらの総称が比叡山なんですってね。
恥ずかしながら、今まで全く知りませんでした。

8/11 13:33

こんな木に囲まれているので、山頂からの展望はありませんね。

8/11 13:34

くま注意！！ってか！

8/11 13:35

とりあえず比叡山の最高峰に登頂しましたので、京都側へと下って行きます。
このちょっと先に行くと四明岳があるハズです。

8/11 13:37

向こうに山々が見えるところに出ました。

8/11 13:38

さらに下ります。

8/11 13:38

駐車場がありました。
そして、駐車場の向こうの小高くなっているところに四明岳(四明ヶ嶽)があるそうですが、それはガーデンミュージアムの中なんですよね。

8/11 13:40

とりあえず駐車場の向こう側に展望の良いところがありました。
大峰の山々も見えているみたいですが、湿気も多いためか稜線はうっすらとしか見えませんね。

8/11 13:42

向きを変えると・・・白山の方角も見えるみたいですね。

8/11 13:42

空気がもっとクリアな時にはたくさんの山々が望める様ですね。

8/11 13:43

そして、ガーデンミュージアム比叡の前までやって来ました。
入り口の外側にゴッホのひまわりがあります。
こんな感じのところは愛妻も大好きなので入ってみましょう〜♪

8/11 13:44

こうしてみると大津市の辺りは、自然にも近い割に京都へ電車で10分、大阪でも40分ほどと通勤圏内の便利な街なので近年ベッドタウン化、人口も毎年増えているだけのことはあり、こうして見るとマンションだらけですね。

8/11 13:49

そして、ちょうどレンゲショウマが咲いています。
可愛いですね。

8/11 13:47

1600円で売っていますね〜車で来ていたら買ってしまうところでした。（笑）

8/11 13:50

それでは園内を巡りましょう。

8/11 13:54

ラ・クローの収穫　フィンセント・ファン・ゴッホ

8/11 13:57

この風景、何だか高知県にある『モネの庭』マルモッタンが思い出されます。

8/11 13:57

橋のたもとにあるのは、
睡蓮の池：バラ色のハーモニー　勿論、言うまでも無くクロード・モネの作品ですね。

8/11 13:58

池も良い感じに作り込んでいますよね〜♪

8/11 13:58

こちらも睡蓮　同様の作品が続きます。
モネは、ただ観て楽しむことを考えて睡蓮の池を作ったらしいですが、この水面に浮かぶ可憐な花を見つめているうちにその世界の限りない深さに気付いたと言われているそうです。

8/11 13:59

8/11 14:01

睡蓮の池：緑のハーモニー

8/11 14:02

柳は見当たりませんが、絵の雰囲気は下の写真の様な、こんな感じでしょうか？

8/11 14:07

散歩道、日傘の女　クロード・モネ
とても素敵ですね〜ロケーションは、自分たちの散歩道だったセーヌ川の土手、モデルは妻のカミーユと息子のジャン　ちょうど今と同じ夏の日です。

8/11 14:08

この先に展望地がありました。
同じ様な風景ですが、少し標高が高くなった分、琵琶湖が少し広がりました。

8/11 14:10

そして向こうには展望塔、こちらガーデンミュージアム比叡の前は、1959年から2000年まで比叡山遊園地だったそうです。
山頂遊園地に隣接して人口スキー場もあったそうですね。
こちらの展望塔は、その遊園地時代のものだそうです。

花の庭と呼ばれるエリアへの入り口です。
撮り忘れましたが、門の前？この門を見ている背中側には平将門岩があります。
平将門と藤原純友が、京の都を見下ろすこの岩で、酒を酌み交わしながら世直しについて語り合った、と言われているんだとか。

8/11 14:10

門の中に入ります。
とても良い感じですね〜♪
そして、地図で見るとちょうどこの辺りが四明岳の頂上みたいなんですけどね。

8/11 14:16

ところで、花の庭の奥にはショップもあり花に因んだアクセサリーとか素敵なお土産などその他色々ありました。
ジジイはもう一つ心が動きませんが、女性には良い感じのものがたくさんあります。
ショップの中には、あら！　どなたか画家が絵を描いていますよ〜♪

8/11 14:16

キャンバスに向かって睡蓮を夢中で描いているモネさんですやん！！

8/11 14:17

ショップを出るといよいよ先ほどの展望塔の方へと向いましょう。
こちらにも絵はたくさんあります。

8/11 14:20

もう少しです・・・が、展望塔へは螺旋階段を登らないといけないので、ここまで来ましたが昇るのは遠慮しておきました。
展望塔のすぐ向こうにはギャラリーsoRaがあり、渡辺美香子絵画展が催されています。
景色はそちらの窓からのものです。

8/11 14:22

そして、下の階にカフェがあるので、降りて行って休憩しましょう。

8/11 14:29

食事も出来ますが、既に蕎麦を頂いて来ましたし、もうおやつの時間も近いので軽くソフトクリームとドリンク、カフェオレにしました。

8/11 14:30

ソフトクリームの不穏な？形❣️ ちょっと楳図(うめず)かずおのまことちゃんの漫画か、鳥山明のDr．スランプ　アラレちゃんの漫画にも出てくるアレが頭に浮かびますが😆・・・いやいやこれがとても美味しい〜♪
ちなみにソフトクリームの素敵なこの色は、琵琶湖をイメージしているのだそうで、食べると意に反して、白いミルクのソフトクリームの味がしてビックリです。

8/11 14:44

休憩とエネルギーチャージもして、カフェを後にします。
この辺りにも絵がありますね。
ラングロワの橋　フィンセント・ファン・ゴッホ
同じゴッホの私も好きな絵　夜のカフェテラスとは、また違うトーンの青と黄色が素敵ですね。

8/11 14:44

印象派の絵ばかりだな〜とか思いましたが、出口（＝本当は入り口）に来て、やっと分かりました！！
なるほどね　あら〜触っても良かったんだ。

8/11 14:45

京都市内方面を眺めていると、いつの間にかぼちぼち下山を考える時間になっていることに気が付きました。

8/11 14:48

実はこちらが入り口なんですよね・・・

8/11 14:48

出て来ました。くどい様ですが、こちらがいわゆる入り口でした。

8/11 14:51

先ずは叡山ロープウェイに乗ります。
たまたまですが、子供みたいに特等席をキープです。
スタートしました。

8/11 14:53

景色を楽しんでいると間もなくロープ比叡駅に到着です。

8/11 14:56

次は叡山ケーブルです。
シックな駅ですね。駅はケーブル比叡駅です。
坂本ケーブルより約2年早い1925年　大正14年12月20日の開業です。

待っているので早々に乗り込みます。
次はケーブル比叡駅からケーブル八瀬駅へとワープします。
坂本ケーブルは長さが日本一でしたが、こちら比叡ケーブルは傾斜というか標高差が561mで日本一です。

8/11 14:57

良い席をキープした！と思いましたが・・・最後にどやどやと乗って来て、前の景色は若いお嬢さんたちの肩越しとなりました。

8/11 15:05

そして、中間地点、すれ違い箇所となる『ターンアウト』と言われるところが見えて来ました。

8/11 15:05

ケーブルカーは車輪が左右で違う特殊な構造になっていて、うまくすれ違いが出来る様になっているんですよね。

橋の下は深くなっているみたいで、時々子供たちが上がって来て、橋の上から、下の川へと飛び込みます。
いや〜これは、結構怖いんじゃあないかな？
慣れれば、飛ぶときの浮遊感が堪らなく良いのかも知れませんね・・・

8/11 15:16

なんて子供たちに見とれていると電車が行ってしまいました。

8/11 15:17

ちょっと山桜で有名な奈良は近鉄の吉野駅にも似ている構内です。
上はそれなりに涼しい風も吹いていましたが、ここまで降りて来ると標高も110mほどで、涼しくはありません。
京都市内より少しはマシでしょうが、やはり暑いです！！

8/11 15:18

ぼちぼち電車が来そうな気配です。
ずっと京福電鉄だと思っていましたが、1986年に叡山電鉄に分離譲渡されていました。

8/11 22:38

本当は、ここから話題の観光列車『ひえい』に乗りたかったのですが、10月中旬まで定期点検のため運休中でした。
メッチャ残念！！

8/11 18:24

当初は京橋で打ち上げをして、帰りはJRで帰ろうかと思っていましたが、JR線で大幅にダイヤが乱れており乗り換え時間なども読めなくなっているそうです。
なので、もう淀屋橋までそのまま京阪電車に乗り、淀屋橋で御堂筋線に乗り換えていつもの難波まで戻って来ました。

8/11 17:33

サッポロ、エビス、地元の道頓堀ビールなどのビアホールシリーズで、今日はキリンにします。
あちこちお店を探すのも時間の無駄なので、キリンシティプラスなんばCITY店にやって来ました。

8/11 17:35

乾杯ドリンク1杯と料理3品が付いた乾杯用のセットメニューがあるので、そちらにします。
上の写真は、セットのおすすめタパス(前菜みたいなもの)の4種盛りです。
ビールは、私は一番搾り2度注ぎで・・・

8/11 17:35

愛妻はキリンブラウマイスター　泡もっこりの3度注ぎです。

8/11 17:37

セットのジャーマンポテト〜♪

8/11 17:43

メインはあか牛の旨塩焼きか、職人のおすすめソーセージ盛り合わせ3種が選べますが、最近、阿蘇であか牛を食べたこともあり、今日はソーセージの方をセレクト！！

8/11 17:49

料理が並ぶ頃にはビール2杯目へ・・・昔から好きなキリンのハートランドです。
愛妻も珍しく同じハートランドにしました。

8/11 17:52

こちらは追加のサラダ　軽く焼いたロメインレタスの上にサラダを載せたCOBBサラダです。

8/11 18:09

そして、三杯目、こちらも愛妻とも同じブレンドビール人気NO1　キリンのブラウマイスターと一番搾りの黒生とのブレンド　いわゆる達人ブレンドにしました。
3杯とも滅茶苦茶美味しくビールが飲めたので、この辺りで切り上げます。ごちそうさまでした！！

8/11 21:33

この日は比叡山でスタンプを、そして、山の日のスタンプも取ることが出来ました。

いつも金剛山メインなので違うスタンプが取れるとちょっと嬉しいです。

撮影機器：

iPhone 15 Plus Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） 携帯 サングラス タオル ストック カメラ

感想

ＹＡすべエ

見てみたかった60年振りの根本中堂の大改修の見学も兼ねてやって来たのは、比叡山延暦寺です。
ほとんど公共交通機関利用、山登りもケーブルカー、ロープウェイでだいたいワープしましたし、三つあるエリアの東塔エリアしか廻りませんでしたが、色々と見どころも多くて案外と疲れました。
比叡山が、大比叡と四明岳の双耳峰になっているのも知りませんでしたが、とりあえず両方に登頂出来て良かったです。