鋸岳 釜無川から戸台川へ歩け歩け横断
- GPS
- 30:20
- 距離
- 34.4km
- 登り
- 2,074m
- 下り
- 2,154m
コースタイム
19日/5:00横岳峠-(途中ロス20分)-8:30鋸岳8:50-9:05角兵衛沢のコル9:10-11:35角兵衛沢出合11:55-12:50二つ目?の堰堤-13:50戸台駐車場14:10-14:30戸台大橋14:40-15:40仙流荘
天候 | 快晴 炎天下 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
戸台川河原のルートは、かなり流れが変わったようで調べたものと違ってます。膝くらいの渡渉が5回くらい、高巻きもありました。(上流から)二つ目の堰堤より下流は全て右岸です。 もちろん2.5万図の河原ルート線は参考になりません。 |
写真
感想
連休は、南アルプス本編は大変な混雑が予想されるので、マイナーな鋸岳を目指すことにしました。岩や沢の技術のないワタクシは長駆釜無川林道からアプローチすることとし、炎天下を富士見駅から延々歩き始めます。釣堀を過ぎ、鉱山を過ぎ、一回崩壊地で右岸に渡りますがまた左岸の林道に戻ります。昨年工事で死亡災害のあったところでしょうか、同業として合掌。林道脇に結構水場があるので助かりますが、暑さでへろへろになりながら何とか飯場跡の小屋にたどりつきました。大休憩の後、沢をたどり水源の標識を通過、ここから急登になりますが、横岳峠へ向かう方に倒木があり間違いやすいようです。ただペンキやテープは沢山あり、気を付けて見ていれば迷う事はないと思います。
やがて横岳峠へ到着、大混雑かと思いきや天幕一番乗り、後ろからも3人組みの二張りだけでした。設営していると目の前の岩壁で、ガシャーン、バッキャーンと岩の落ちる音。うひー。
木々の間から夕焼けの北岳を眺め同宿者と楽しい宴会、横岳の夜は更けてゆくのでした。
翌朝、北岳の朝焼けを見て出発です。暗い樹林の登りでは、時折見える明るい景色に目が眩みますが、中央アルプスから白山まで山頂の絶景が約束されました。稜線に出ると第一高点が堂々と姿を現します・・あんな沢を下るんかい?という様なガラ沢も見えて来ます。
途中小さなケルンがあり、角兵衛沢のコルだと思ってザックをデポしたらもうひとつ先だったので、ザックを取りに戻りました。特に標識もテープもありません。
山頂で絶景を楽しんだら、いよいよ角兵衛沢を下ります。ガラガラズリズリと降りていきますが、こんなところを登るなんて信じられません。登り返しがきかないので慎重に道を捜しますが、よく分からないので木の生えているところに突っ込みます。どうも左へ寄っていけば踏み後があるようで、テープも出てきました。大岩が近づくと落石を避けたくなるのですが、踏み跡は岩の下を巻く様についています。大岩の水場を過ぎると、ここから後は樹林帯の下りでテープが沢山あり迷う事はありませんが、私にはこの複雑な地形の沢はテープがなければ歩けないでしょう。
角兵衛沢出合に到着、これで一安心とおもいきや戸台川の水量もそこそこあり、渡渉場所を探してウロウロ、暑いし面倒なので靴のまま渡りました。ここから第一床固を越えて左岸を歩きますが、その次の堰堤で右岸に目印が・・また渡渉です。これ以降は河原の中央か右岸を歩き、地図にある左岸の道はありません。堰堤やダムは全て右岸から越えていきますが、本流が右岸側に蛇行している箇所があり、何度も渡渉させられます。落っこちそうな廃屋を過ぎたところはテープをたどって行くと高巻きがあり、テントかついでは恐怖です。いいかげん疲れて来たころ戸台の駐車場に到着しましたが、予定の高遠行きバスには間に合いそうにありません。ここまできたらやけくそで、炎天下を仙流荘まで歩く事にしました。
もう少し戸台川の水量が少なくなれば河原を横切って行けるのかもしれませんし、ピストンであれば状況も掴めると思いますが、初めて上流から降りてくる人にとっては結構大変でしょう。
まぁーこんな歩け歩けルートで鋸岳に行く人はあまりいないと思いますが。
コメント
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こんにちは。林道歩きは疲れますね。でも静かな処に出かけたいと思うと、林道は歩くしかありませんね。
沢の様子は変化しますね。遡行図を調べても沢の様子が変化していて、堰堤ができていたところもありました。この暑さですから、沢に行きたいですね。
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