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Yamareco

記録ID: 7130205
全員に公開
沢登り
甲斐駒・北岳

尾白川本谷〜甲斐駒ヶ岳

2024年08月11日(日) ~ 2024年08月12日(月)
情報量の目安: A
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
20:32
距離
21.9km
登り
2,505m
下り
2,679m

コースタイム

1日目
山行
8:24
休憩
1:05
合計
9:29
距離 10.6km 登り 1,473m 下り 380m
6:47
6:48
38
7:26
7:33
41
8:14
48
9:02
9:20
26
9:46
10:01
45
10:46
11:10
37
11:47
263
16:10
宿泊地
2日目
山行
13:02
休憩
1:07
合計
14:09
距離 11.3km 登り 1,033m 下り 2,299m
6:02
284
宿泊地
10:46
11:02
143
13:25
13:41
3
13:44
49
14:33
14:46
32
15:18
15:25
42
16:07
43
16:50
16:51
31
17:22
17:23
56
18:19
18:32
91
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
熊の痕跡が多くみられました。登山口近くで目撃し、沢での幕営地には、焚火の後の真横に、比較的新しい熊の糞があり、翌日の遡行でも熊の新しい糞に遭遇しました。
予約できる山小屋
七丈小屋
林道。ところどころ激しく崩れており、林道としての修復は到底不可能なんだと思いました。
林道。ところどころ激しく崩れており、林道としての修復は到底不可能なんだと思いました。
一つ目のトンネル
一つ目のトンネル
二つ目のトンネル
二つ目のトンネル
三つ目のトンネル
三つ目のトンネル
林道終点 アプローチ長かった。このあたりからフィックスロープに沿って沢に下りました
林道終点 アプローチ長かった。このあたりからフィックスロープに沿って沢に下りました
暑かった林道歩きから、きれいなグリーンの沢の始まりに歓喜
暑かった林道歩きから、きれいなグリーンの沢の始まりに歓喜
女夫滝だったかな。記憶が・・・ たしか左から何気なく登り始めたのですが、スラブ状で上部が意外と悪くて焦ったところだったと思います。
女夫滝だったかな。記憶が・・・ たしか左から何気なく登り始めたのですが、スラブ状で上部が意外と悪くて焦ったところだったと思います。
いいなー 綺麗だなー 独り言が多くなりました
いいなー 綺麗だなー 独り言が多くなりました
うひょー
次から次へと現れる綺麗な渓相に、本当に癒されました
次から次へと現れる綺麗な渓相に、本当に癒されました
アクシデント発生!!! 新調したトレランシューズでの林道歩き。靴擦れで踵の皮がずるむけ 水がしみて痛い。この先の長いルートと明日の黒戸尾根の下降に耐えられるか自信がなくなり、苦渋の判断で遡行を断念し下降する決断。テーピングでぐるぐる巻きにしてゆっくりと歩きだしたら、意外と歩ける。少し下りましたが、思い直して遡行を継続する事に。皮がむけない様に足を運ぶことにしました。
アクシデント発生!!! 新調したトレランシューズでの林道歩き。靴擦れで踵の皮がずるむけ 水がしみて痛い。この先の長いルートと明日の黒戸尾根の下降に耐えられるか自信がなくなり、苦渋の判断で遡行を断念し下降する決断。テーピングでぐるぐる巻きにしてゆっくりと歩きだしたら、意外と歩ける。少し下りましたが、思い直して遡行を継続する事に。皮がむけない様に足を運ぶことにしました。
うん、問題ない いける
うん、問題ない いける
巨岩が出てきました。
巨岩が出てきました。
で、でかい
巨岩帯では、ちょっとしたところでもムキになって巨岩をよじ登ろうとして、余計な時間を浪費してしまいました。さっさと巻いた方がいいです。
巨岩帯では、ちょっとしたところでもムキになって巨岩をよじ登ろうとして、余計な時間を浪費してしまいました。さっさと巻いた方がいいです。
難所の一つのチョックストーン滝 これかぁ・・・
難所の一つのチョックストーン滝 これかぁ・・・
右下の側壁をトラバース気味に進んで、チョックストーンの下へと登ります。ボロボロの壁が嫌らしかったです。ここは用心して空身で登ってザックを引き上げましたが、トラバース気味なので引き上げでザックが振られてボロンボロンになりました(-_-)
右下の側壁をトラバース気味に進んで、チョックストーンの下へと登ります。ボロボロの壁が嫌らしかったです。ここは用心して空身で登ってザックを引き上げましたが、トラバース気味なので引き上げでザックが振られてボロンボロンになりました(-_-)
明かりに向かって這い上がる感じ 面白い
明かりに向かって這い上がる感じ 面白い
辿りついた幕営適地の一つに、比較的新しい、大きな熊の糞があり動揺しました。少し先の幕営地にツェルトを張りました。
辿りついた幕営適地の一つに、比較的新しい、大きな熊の糞があり動揺しました。少し先の幕営地にツェルトを張りました。
翌朝 ツェルトを撤収した後の幕営地。幕営地として最高の場所でした。
翌朝 ツェルトを撤収した後の幕営地。幕営地として最高の場所でした。
二日目、登りだして間もなく大滝が現れました。
二日目、登りだして間もなく大滝が現れました。
30m大滝の、右壁の凹状がルートです
30m大滝の、右壁の凹状がルートです
こんな感じ ボロボロの壁。たしか古い残地ハーケンが1か所か2か所があったのと、効きのあまり良くなさそうなカムのポイントがありました。空身で登り、登り切ったところのスタンスの上部にある木に投げ輪でシュリンゲをかませてセルフ。ザックは荷揚げ、荷揚なんてのも30年ぶり。ロープ1本で荷揚げして失敗してザックがスタックしたりするとどうにもならなくなるので注意が必要。
こんな感じ ボロボロの壁。たしか古い残地ハーケンが1か所か2か所があったのと、効きのあまり良くなさそうなカムのポイントがありました。空身で登り、登り切ったところのスタンスの上部にある木に投げ輪でシュリンゲをかませてセルフ。ザックは荷揚げ、荷揚なんてのも30年ぶり。ロープ1本で荷揚げして失敗してザックがスタックしたりするとどうにもならなくなるので注意が必要。
このあたり、もしくは少し先ですが、左岸を巻く際に巻きすぎて右の支流に入り込んでしまいました。そのまま登ると、予定の稜線よりもかなり外れる為下降する事に。用心して30mロープで懸垂下降を3回で戻りました。約1時間のロスにゲンナリ。足の皮も痛み出してさらにゲンナリ。
このあたり、もしくは少し先ですが、左岸を巻く際に巻きすぎて右の支流に入り込んでしまいました。そのまま登ると、予定の稜線よりもかなり外れる為下降する事に。用心して30mロープで懸垂下降を3回で戻りました。約1時間のロスにゲンナリ。足の皮も痛み出してさらにゲンナリ。
ひたすら登るー 途中熊の糞に遭遇しました
ひたすら登るー 途中熊の糞に遭遇しました
稜線に出てホット一息。ただ、遠くそびえる甲斐駒ヶ岳に溜息。
稜線に出てホット一息。ただ、遠くそびえる甲斐駒ヶ岳に溜息。
甲斐駒ヶ岳。ヨレヨレ状態でかろうじて撮影
甲斐駒ヶ岳。ヨレヨレ状態でかろうじて撮影
この後、下山まで疲れて、写真を撮る余裕もなくなっていました。七号小屋で買ったコーラは人生で一番おいしく感じました。
この後、下山まで疲れて、写真を撮る余裕もなくなっていました。七号小屋で買ったコーラは人生で一番おいしく感じました。

装備

個人装備
泊まり沢装備 ツェルト 30mロープ 登攀具は退却時用として ハーケン キャメロット0.5 0.75 ハンマー 沢シューズ(ラバー) お助紐6ミリ×10m

感想

普段は日帰り山行しかできないのですが、正月、GW、お盆休みは、泊まりの山登りができるので、とっても楽しみにしていました。1日目は素晴らしい渓相に癒されましたが、2日目からは靴擦れの痛みや、久々の泊まり山行で体力的にヨレヨレになってしまいました。稜線に出てからもまだ500mの登高が残っており、さらに2000mの下山では泣きそうになりました。普段からしっかりと歩く山登りをしないといけないなと反省しています。それでも、初日の素晴らしい沢歩き、20数年ぶりの泊沢での焚火の一夜、靴擦れの失敗、ボロボロになった下山、どれも今となっては珠玉の夏の思い出となりました。甲斐駒ヶ岳という大きな山に、心から感謝を伝えたいです。

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