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記録ID: 7135881
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ハイキング
富士・御坂

大平山/忍野村側からバリエーションルートを登降して周回

2024年08月11日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.8km
登り
474m
下り
477m

コースタイム

出発8:10−大平山北西尾根取付き8:30−1148m地点9:20〜9:55−車道10:30−大平山頂上(1295.4m)10:40〜10:50−イモ山11:00−大窪山(1267m)11:20−忍野村分岐11:30〜12:10−平尾山12:35−一ノ砂ノ沢ノ頭(1318m峰)12:55〜13:00−1225m圏分岐13:25〜13:50−1111.4m三角点14:30−集落15:10−ゴール15:25
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東富士五湖道路を山中湖ICで降りて県道717号線を北上、花の都公園を通って内野地区に入る。東に進んで田園地帯を抜け、大平山北側裾野にある内野の用水池に着く。
この池の南側に7台、その約50m先に5台停められる駐車場がある。前者にはトイレも併設されている。
コース状況/
危険箇所等
大平山頂上から北西に伸び、田園地帯に落ちる枝尾根(大平山北西尾根と仮称)を登る。登山道は無いが、ほぼ全域に渡って明瞭な踏跡が付いている。
大平山から東海自然歩道を北東方向に縦走し、石割山手前の1318m峰(一ノ砂ノ沢ノ頭)から北西に伸びて用水池の北側に落ちる枝尾根(1318m峰北西尾根と仮称)を降りて周回する。
下降に使った枝尾根は、国土地理院の地形図には実線や破線が描かれているが、実際は断続的に踏跡があるのみ。テープ類はほとんど無い。
全コースに渡って危険個所は無い。
内野の用水池の南縁にある駐車場。左側の建屋の一つがトイレ。右側の建屋がある土手の裏が用水池で、立入禁止
2024年08月11日 08:11撮影
8/11 8:11
内野の用水池の南縁にある駐車場。左側の建屋の一つがトイレ。右側の建屋がある土手の裏が用水池で、立入禁止
田畑が広がる田園地帯から北側に杓子山が望まれた
2024年08月11日 08:20撮影
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8/11 8:20
田畑が広がる田園地帯から北側に杓子山が望まれた
大平山北西尾根末端にある倉庫らしい建屋。この建屋に入る車道が小川を渡った地点から北西尾根に取付く。標高970m圏
2024年08月11日 08:27撮影
8/11 8:27
大平山北西尾根末端にある倉庫らしい建屋。この建屋に入る車道が小川を渡った地点から北西尾根に取付く。標高970m圏
車道脇の平坦な草叢の中、北西尾根目指して直進する。明瞭な踏跡が見つかったのでこれを辿る
2024年08月11日 08:28撮影
8/11 8:28
車道脇の平坦な草叢の中、北西尾根目指して直進する。明瞭な踏跡が見つかったのでこれを辿る
草叢が終わると植林帯を緩やかに登って行く
2024年08月11日 08:37撮影
8/11 8:37
草叢が終わると植林帯を緩やかに登って行く
尾根筋に比較的明瞭な踏跡が付いているので、これを辿れば楽だ
2024年08月11日 08:48撮影
8/11 8:48
尾根筋に比較的明瞭な踏跡が付いているので、これを辿れば楽だ
さほどの急登は無いが、ひたすら登る。1100m圏辺りで明るい開けた平坦地に出るとホッとする
2024年08月11日 09:07撮影
8/11 9:07
さほどの急登は無いが、ひたすら登る。1100m圏辺りで明るい開けた平坦地に出るとホッとする
地形図の1148m地点は現在地を確認できる地点。ここで大休止
2024年08月11日 09:55撮影
8/11 9:55
地形図の1148m地点は現在地を確認できる地点。ここで大休止
1200m圏を越えて傾斜が緩まると、生い茂った草叢を掻き分けて進む
2024年08月11日 10:09撮影
8/11 10:09
1200m圏を越えて傾斜が緩まると、生い茂った草叢を掻き分けて進む
1260m圏で突然車道に出た。東海自然歩道はこれに並行しているようだが、頂上は近いのでこの車道を歩く
2024年08月11日 10:31撮影
8/11 10:31
1260m圏で突然車道に出た。東海自然歩道はこれに並行しているようだが、頂上は近いのでこの車道を歩く
西の長池山から来る東海自然歩道と合流すると大平山の頂上。1295.4m
2024年08月11日 10:40撮影
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8/11 10:40
西の長池山から来る東海自然歩道と合流すると大平山の頂上。1295.4m
頂上には東屋が建ち、ベンチが点在している。奥にアンテナ群が建ち、先ほどの車道はこの資材運搬用なのだろう
2024年08月11日 10:48撮影
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8/11 10:48
頂上には東屋が建ち、ベンチが点在している。奥にアンテナ群が建ち、先ほどの車道はこの資材運搬用なのだろう
頂上は富士山の展望台。手前は山中湖。右端の山上の建屋はマウント富士
2024年08月11日 10:43撮影
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8/11 10:43
頂上は富士山の展望台。手前は山中湖。右端の山上の建屋はマウント富士
ここから主稜線を東に下る。東海自然歩道は急な下りに木の階段が設置されているので足にくる
2024年08月11日 10:51撮影
8/11 10:51
ここから主稜線を東に下る。東海自然歩道は急な下りに木の階段が設置されているので足にくる
直ぐ東隣のイモ山。この付近だけ、草原状で気持ち良いが、後は両側が樹々で覆われ、塹壕の中を歩いている感じの道
2024年08月11日 10:53撮影
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8/11 10:53
直ぐ東隣のイモ山。この付近だけ、草原状で気持ち良いが、後は両側が樹々で覆われ、塹壕の中を歩いている感じの道
1267mの大窪山は南側頂上近くまで多くの別荘が建ち、登山道との境に張られた有刺鉄線の向こうには、、別荘間の連絡道路が通じている
2024年08月11日 11:23撮影
8/11 11:23
1267mの大窪山は南側頂上近くまで多くの別荘が建ち、登山道との境に張られた有刺鉄線の向こうには、、別荘間の連絡道路が通じている
ここを下りきった1220m圏鞍部は忍野村への下降点。山中湖側に降りる登山道は多いが、忍野村へ降りる一般登山道はここだけ
2024年08月11日 12:11撮影
8/11 12:11
ここを下りきった1220m圏鞍部は忍野村への下降点。山中湖側に降りる登山道は多いが、忍野村へ降りる一般登山道はここだけ
東海自然歩道の北側は鹿柵が張り巡らされているので、忍野村に降りるには扉を開閉するが、今回はここを降りずに1318m峰北西尾根を下る予定
2024年08月11日 12:11撮影
8/11 12:11
東海自然歩道の北側は鹿柵が張り巡らされているので、忍野村に降りるには扉を開閉するが、今回はここを降りずに1318m峰北西尾根を下る予定
平尾山の上りで振り返ると、再び富士山がお目見え。手前の別荘が点在している山が大窪山、右奥が大平山
2024年08月11日 12:30撮影
8/11 12:30
平尾山の上りで振り返ると、再び富士山がお目見え。手前の別荘が点在している山が大窪山、右奥が大平山
平尾山
2024年08月11日 12:33撮影
8/11 12:33
平尾山
ここで主稜線は左折して北北東に向きを変えると、道の両側に笹が迫って来る
2024年08月11日 13:01撮影
8/11 13:01
ここで主稜線は左折して北北東に向きを変えると、道の両側に笹が迫って来る
なだらかな1318m峰(一ノ砂ノ沢ノ頭)頂上の北端が1318m峰北西尾根の下降点。木の枝に小さな赤テープが付いているのみで、道標は無い
2024年08月11日 13:01撮影
8/11 13:01
なだらかな1318m峰(一ノ砂ノ沢ノ頭)頂上の北端が1318m峰北西尾根の下降点。木の枝に小さな赤テープが付いているのみで、道標は無い
北西尾根の下降ルートは笹薮の中に微かな踏跡が確認できる程度。国土地理院の地形図に描かれている実線の道はどこにあるのだ!
2024年08月11日 13:02撮影
8/11 13:02
北西尾根の下降ルートは笹薮の中に微かな踏跡が確認できる程度。国土地理院の地形図に描かれている実線の道はどこにあるのだ!
北西尾根に入ると尾根筋に鹿柵が張り巡らされている。柵の北側基部沿いに踏跡が付けられているのでこれを辿る
2024年08月11日 13:03撮影
8/11 13:03
北西尾根に入ると尾根筋に鹿柵が張り巡らされている。柵の北側基部沿いに踏跡が付けられているのでこれを辿る
鹿柵沿いの藪が酷い個所や、倒木などの障害物がある個所では、柵から数m離れて明瞭な巻き道を確認できるのでこれを使う
2024年08月11日 13:09撮影
8/11 13:09
鹿柵沿いの藪が酷い個所や、倒木などの障害物がある個所では、柵から数m離れて明瞭な巻き道を確認できるのでこれを使う
この程度の藪は普通
2024年08月11日 13:18撮影
8/11 13:18
この程度の藪は普通
1225m圏で取り払われた扉をくぐって鹿柵の南側に出る。地形図ではここで南側の谷へ降りて行く実線と、新たに尾根筋に描かれた破線に分かれるが、前者は存在しないので、後者を採る
2024年08月11日 13:27撮影
8/11 13:27
1225m圏で取り払われた扉をくぐって鹿柵の南側に出る。地形図ではここで南側の谷へ降りて行く実線と、新たに尾根筋に描かれた破線に分かれるが、前者は存在しないので、後者を採る
踏跡は再び鹿柵の北側に戻り、これ沿いに尾根筋を辿る
2024年08月11日 13:58撮影
8/11 13:58
踏跡は再び鹿柵の北側に戻り、これ沿いに尾根筋を辿る
1160m圏辺りで鹿柵は南に離れたので、尾根筋を忠実に進む
2024年08月11日 14:17撮影
8/11 14:17
1160m圏辺りで鹿柵は南に離れたので、尾根筋を忠実に進む
地形図には1120m圏から北に伸びる支尾根に実線の道が描かれているが見当たらない上、荒れた支尾根なので、西側の緩やかなコブへ進むと、1111.4mの四等三角点があった
2024年08月11日 14:29撮影
8/11 14:29
地形図には1120m圏から北に伸びる支尾根に実線の道が描かれているが見当たらない上、荒れた支尾根なので、西側の緩やかなコブへ進むと、1111.4mの四等三角点があった
ここから西に向かって降りるが、傾斜が一様な斜面で尾根筋を読みにくい上、踏跡は獣道程度。コンパスとカンが頼り
2024年08月11日 14:36撮影
8/11 14:36
ここから西に向かって降りるが、傾斜が一様な斜面で尾根筋を読みにくい上、踏跡は獣道程度。コンパスとカンが頼り
途中で幅広い山道を横切った。地形図の1120m圏から降りて来る実線の道らしい。結果的にこれを左に辿れば良かったのに、突っ切って尾根末端の平坦部を進む
2024年08月11日 15:06撮影
8/11 15:06
途中で幅広い山道を横切った。地形図の1120m圏から降りて来る実線の道らしい。結果的にこれを左に辿れば良かったのに、突っ切って尾根末端の平坦部を進む
民家の裏手に出た。ここから集落の車道を進んで用水池の西側を回り込んでゴール
2024年08月11日 15:19撮影
8/11 15:19
民家の裏手に出た。ここから集落の車道を進んで用水池の西側を回り込んでゴール

感想

今回、上り下りに使った枝尾根は、共に、国土地理院の地形図を読んで選んだバリエーションルートである。

上りに使った大平山北西尾根は、取付きから主稜線に至るまで、明瞭な踏跡が続いていたのは意外であった。尾根の構成が単純な上、上りと言うこともあって、あまりルート探索に気を遣うことも少ないだろう、と予想していたが、踏跡を辿れば迷うことも無いので、さらに気楽な気分で登ることができた。

一方、下りに使った1318m峰北西尾根も予想では気楽なはずだった。
この尾根は1318m峰で東海自然歩道から分かれる。分岐点から麓まで、地形図には複数の実線や破線が描かれているから、これらをうまく選びながら下れば楽勝、と考えていた。でも、これは甘かった。
まず降り口には実線が描かれている。実線は「軽車道」を意味し、少なくとも1m幅以上の山道があるはずだ。しかし、北西尾根の降り口と思わしき地点でいくら探しても、それらしい道は見当たらない。現場は写真の通りで、踏跡のみ。

国土地理院の地形図に破線が描かれていても、該当する山道が実在しないことは今までにもしばしば経験している。しかし、実線ならば、少し広めの山道か、1m幅以上の車道を見つけることは出来たのに、今回、これすら見つからないとは!

でも、北西尾根の尾根筋を忠実に辿れば良いのだから、踏跡程度でもあればマシな方で、破線、実線を当てにせずに下って、無事に麓に降りてきました。

最近、松永K三蔵が「バリ山行」と題した小説を書いて芥川賞を受賞した。タイトルは「バリエーション山行」を略したようで、そのタイトルに惹かれて読んでみた。小説としては面白いのだろうが、バリエーションルートを楽しむ者としては、山行の内容にかなりの違和感を抱いた。

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