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Yamareco

記録ID: 7138770
全員に公開
沢登り
朝日・出羽三山

朝日連峰 朝日川 黒俣沢ガンガラ沢 ゴルジュ突破

2024年08月14日(水) ~ 2024年08月15日(木)
 - 拍手
GPS
19:50
距離
24.6km
登り
2,765m
下り
2,771m

コースタイム

1日目
山行
7:32
休憩
0:37
合計
8:09
距離 11.2km 登り 1,310m 下り 954m
7:06
4
スタート地点
7:10
105
8:55
9:07
103
黒俣沢入渓
10:50
10:58
17
ガンガラ沢出合い
11:15
11:20
200
ゴルジュ入口
14:40
14:52
23
ゴルジュ出口
15:15
0
15m大滝
15:15
宿泊地
2日目
山行
9:58
休憩
1:34
合計
11:32
距離 13.4km 登り 1,455m 下り 1,816m
5:41
87
宿泊地
7:08
7:15
50
1000m雪渓
8:05
8:10
135
雪渓巻き終わり
10:25
10:30
52
Y字雪渓出合い
11:22
11:44
16
12:00
12:02
132
14:14
15:03
118
17:01
6
17:07
17:11
2
17:13
ゴール地点
天候 14日 曇り時々晴れ時々雨
15日 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
朝日鉱泉登山者駐車場
コース状況/
危険箇所等
最上川水系 朝日川 黒俣沢ガンガラ沢
体感4級(ゴルジュ突破)ラバー◯ 水量やや多い 雪渓1100m付近にブリッジあり 魚影濃い アブウザい

■アプローチ
朝日鉱泉から登山道で朝日俣沢と黒俣沢の出合いまで歩き、黒俣沢に架かる吊橋の袂から入渓。
歩き出しから入渓まで2時間弱。

■黒俣沢ガンガラ沢遡行
1日目
入渓してしばらくは、朝日らしい白い岩盤とグリーンの釜処を持つ素晴らしい渓相の中を穏やかに進む。
1ヶ所だけ水流が強くて泳ぎで突破出来ない淵があり左岸巻き。
積極的に水線に入りながら楽しく遡行して行くと、あっという間にガンガラ沢の出合いに着く。
ここまでは難所はなく魚影も濃い。

ガンガラ沢の出合いに架かる7m滝は右岸巻き。
懸垂なしで降り立つと5m2条が立ち塞がり、ここからガンガラゴルジュの始まり。
5m2条滝の右岸には尾根の末端があり、通常はここからゴルジュの大高巻きが始まると思われるが、5m2条をあっさり直登してゴルジュ帯に突っ込む。

ゴルジュ帯はまさに圧巻の一言。
記録がまったくないので何が出てくるかわからないが、側壁は絶望的に高く、突破出来なければ戻るしかない。
ゴルジュの詳細は写真に載せるのでここでは省くが、みんなで力を合わせて全身全霊で突破した。
こんな素晴らしいゴルジュを巻くのは非常にもったいない。
朝日でもトップクラスのゴルジュだと思われる。

ゴルジュを抜けると河原が広がり、少し行くと15mの大滝。
滝のほぼ真下に近い左側を少し整地して幕とした。増水したらアウト。

2日目
朝イチで大滝の登攀なので一応ザイルは出したが、滝の右壁から卦蘢度で登れる。
大滝上の河原に少し整地すれば泊まれる場所が何ヶ所かあった。
その後も滝を越えて行くと次第に視界が開けてきて、開放感の中に現れる滝を直登したり巻いたりしながら進む。
950m二俣に崩れた雪渓あり。チェンスパを履いて雪渓の残骸の上を越えると、その先1100m付近についにブリッジ登場。
右岸から巻きに入り、あまり上がりすぎないでニラ岩トラバース。雪渓が切れる辺りを目掛けて懸垂で雪渓をクリア。
雪渓はここだけだったので助かったが、それでも巻きに1時間弱はかかった。これが2回3回ともなれば時間はかなり押すだろう。
因みにこの雪渓は9月にもなれば崩れると思う。多分。

その先の登れない滝を右岸から巻いた後はさらに開放感が増し、小屋がある方向の詰め上げる稜線が見えて素晴らしい景色だ。
あとは難所はないが、標高差であと500m辺りからとにかく辛いゴーロ歩きが続く。
源頭付近になると草付きのお花畑になり、いつ終わるんだろと黙々と高度を上げると、突然小屋が目の前に現れ感動のフィニッシュとなる。

■下山
一般登山道の中ツル尾根を利用。
鶏氏は3時間ちょいで下山。
モーリー、タカシーはバテバテで5時間越え。
沢の素晴らしさより下山の辛さが勝った。
その他周辺情報 五百川温泉 150円
中華料理 新華棲
アブに巻かれながら出発準備
2024年08月14日 06:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/14 6:49
アブに巻かれながら出発準備
四つ目の吊り橋から入渓
ここまで来るのが暑かった。ようやく水に入れるとみんなで大喜び。
2024年08月14日 08:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 8:54
四つ目の吊り橋から入渓
ここまで来るのが暑かった。ようやく水に入れるとみんなで大喜び。
moo)いよいよ黒俣沢に足を踏み入れる。ドキドキする〜
2024年08月14日 09:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 9:06
moo)いよいよ黒俣沢に足を踏み入れる。ドキドキする〜
入渓30分ほどで初めのゴルジュ
2024年08月14日 09:28撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/14 9:28
入渓30分ほどで初めのゴルジュ
難しくありません。
2024年08月14日 09:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 9:29
難しくありません。
moo)元水泳同好会のヒロシーの華麗な泳ぎ。
2024年08月14日 09:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 9:34
moo)元水泳同好会のヒロシーの華麗な泳ぎ。
moo)釜が綺麗過ぎて思わず入りたくなります。
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moo)釜が綺麗過ぎて思わず入りたくなります。
暑いから積極的に水に入る。
2024年08月14日 09:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 9:37
暑いから積極的に水に入る。
水量はある
2024年08月14日 09:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 9:59
水量はある
moo)シャワー登攀のタカシー
2024年08月14日 10:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 10:01
moo)シャワー登攀のタカシー
moo)この淵が水流が強くて突破出来ず小さく左岸巻き。
2024年08月14日 10:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 10:09
moo)この淵が水流が強くて突破出来ず小さく左岸巻き。
moo)水泳同好会!
2024年08月14日 10:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 10:38
moo)水泳同好会!
両岸の狭さがグッときます
2024年08月14日 10:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 10:38
両岸の狭さがグッときます
ここまで前哨戦
2024年08月14日 10:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 10:43
ここまで前哨戦
moo)左岸からガンガラ沢出合いの7m滝。
2024年08月14日 10:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 10:52
moo)左岸からガンガラ沢出合いの7m滝。
ガンガラ沢の出合に架かる滝
ここからいよいよ本番スタート
2024年08月14日 10:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 10:54
ガンガラ沢の出合に架かる滝
ここからいよいよ本番スタート
moo)右岸巻き。ちょいワル。
2024年08月14日 10:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 10:55
moo)右岸巻き。ちょいワル。
moo)2条5m。ここからゴルジュの始まり。右岸に尾根の末端があります。
2024年08月14日 11:15撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 11:15
moo)2条5m。ここからゴルジュの始まり。右岸に尾根の末端があります。
透き通った淵
2024年08月14日 11:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 11:19
透き通った淵
moo)4mCS滝。
moo)この辺りからアドレナリン出まくり。
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moo)この辺りからアドレナリン出まくり。
moo)空身で背中突っ張り。
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moo)空身で背中突っ張り。
moo)最年長鶏氏も頑張る。
2024年08月14日 11:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 11:29
moo)最年長鶏氏も頑張る。
moo)イヤイヤ登るタカシー笑。
2024年08月14日 11:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 11:31
moo)イヤイヤ登るタカシー笑。
moo)このゴルジュに大歓声が上がる。ヤバい。
2024年08月14日 11:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 11:36
moo)このゴルジュに大歓声が上がる。ヤバい。
moo)頭の中はもう突破する事しか考えてない。
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moo)頭の中はもう突破する事しか考えてない。
moo)鶏氏を押し上げ。ナイスチームワーク。
2024年08月14日 11:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 11:46
moo)鶏氏を押し上げ。ナイスチームワーク。
moo)両門滝。進むのは左の10m。
2024年08月14日 11:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 11:49
moo)両門滝。進むのは左の10m。
10m滝
下から見ると簡単そうに見えたが
2024年08月14日 11:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/14 11:51
10m滝
下から見ると簡単そうに見えたが
ここまでは難なく上がる。しかしこの先が悪い。
ツルツルでホールドが無い。水量と高さがあるので流れを跨ぐのもコワい。けっきょくショルダーでハーケン打ちまくりにアブミまで総動員して何とか突破。
2024年08月14日 12:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 12:06
ここまでは難なく上がる。しかしこの先が悪い。
ツルツルでホールドが無い。水量と高さがあるので流れを跨ぐのもコワい。けっきょくショルダーでハーケン打ちまくりにアブミまで総動員して何とか突破。
moo)水線跨ぎは無理!鶏氏に上がってきてもらい、最後は左のツルツル壁を全身フリクションで登る。ナイスリード!
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moo)水線跨ぎは無理!鶏氏に上がってきてもらい、最後は左のツルツル壁を全身フリクションで登る。ナイスリード!
moo)落口には古い残置ハーケン。やっぱり登った人いるんだぁ。
2024年08月14日 13:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
5
8/14 13:06
moo)落口には古い残置ハーケン。やっぱり登った人いるんだぁ。
moo)後続も突破。
2024年08月14日 13:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 13:07
moo)後続も突破。
moo)2条6m。右の暗いチムニーから攻める。
2024年08月14日 13:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 13:25
moo)2条6m。右の暗いチムニーから攻める。
チムニーを攻めるヒロシー氏
2024年08月14日 13:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 13:31
チムニーを攻めるヒロシー氏
moo)上から。
moo)この滝にも残置ハーケンあった。タカシーが回収。
2024年08月14日 13:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 13:57
moo)この滝にも残置ハーケンあった。タカシーが回収。
先が見えないから滝一つ抜けるたびに次に何が出てくるのかドキドキする。
2024年08月14日 13:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/14 13:58
先が見えないから滝一つ抜けるたびに次に何が出てくるのかドキドキする。
moo)やっぱり夏に来て大正解。ずっと水を浴びてるがまったく寒くない。
2024年08月14日 14:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 14:06
moo)やっぱり夏に来て大正解。ずっと水を浴びてるがまったく寒くない。
ここも雪で磨かれた地形
水量があるので流れに入って行けない
moo)ここからゴルジュ最後のハイライト。抉られたゴルジュに3段12mの滝が架かる。この1段目はみんなに足を支えられながら左岸からヘツリ突破。
2024年08月14日 14:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 14:07
ここも雪で磨かれた地形
水量があるので流れに入って行けない
moo)ここからゴルジュ最後のハイライト。抉られたゴルジュに3段12mの滝が架かる。この1段目はみんなに足を支えられながら左岸からヘツリ突破。
moo)ゴルジュ内部に突入。
2024年08月14日 14:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 14:07
moo)ゴルジュ内部に突入。
moo)2段目。水流が強くて水線に入ると弾き飛ばさる。
2024年08月14日 14:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 14:19
moo)2段目。水流が強くて水線に入ると弾き飛ばさる。
なかなかのゴルジュっぷり
2024年08月14日 14:22撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 14:22
なかなかのゴルジュっぷり
moo)もう最高過ぎる。
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moo)もう最高過ぎる。
moo)なんだよここは。逃げ場なし。
2024年08月14日 14:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 14:24
moo)なんだよここは。逃げ場なし。
moo)最後の3段目。水線に足が入っただけで持って行かれる。
2024年08月14日 14:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 14:24
moo)最後の3段目。水線に足が入っただけで持って行かれる。
ここも水圧ありすぎて流れに触ると終わる所
果敢に突っ張りで突破のモーリー氏
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ここも水圧ありすぎて流れに触ると終わる所
果敢に突っ張りで突破のモーリー氏
moo)痺れた。
2024年08月14日 14:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 14:29
moo)痺れた。
楽しいの一言です
2024年08月14日 14:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 14:39
楽しいの一言です
moo)写真で見返しても凄い。
2024年08月14日 14:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 14:39
moo)写真で見返しても凄い。
moo)ゴルジュ抜けたー!
2024年08月14日 14:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 14:41
moo)ゴルジュ抜けたー!
ようやくゴルジュ突破で一息つきました。
ガンガラ沢出合から4時間近くかかった。
2024年08月14日 14:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 14:48
ようやくゴルジュ突破で一息つきました。
ガンガラ沢出合から4時間近くかかった。
moo)オマケの滝。
2024年08月14日 15:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 15:08
moo)オマケの滝。
ゴルジュを抜けても気は抜けない。
2024年08月14日 15:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 15:12
ゴルジュを抜けても気は抜けない。
大滝到着。
大分時間も押したので本日はここで終了です。
2024年08月14日 15:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 15:16
大滝到着。
大分時間も押したので本日はここで終了です。
moo)滝下に果敢に幕を張る。夕方少し雨が降ったがすぐ止んだので一安心。因みに大滝上の河原に幕営出来るとこあります。
2024年08月14日 15:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 15:33
moo)滝下に果敢に幕を張る。夕方少し雨が降ったがすぐ止んだので一安心。因みに大滝上の河原に幕営出来るとこあります。
moo)タカシーが牛タンを持ってきた。1人1枚。
2024年08月14日 16:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/14 16:34
moo)タカシーが牛タンを持ってきた。1人1枚。
moo)持ってきた酒は全部呑みました。
2024年08月14日 19:08撮影 by  SO-41B, Sony
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8/14 19:08
moo)持ってきた酒は全部呑みました。
おはようございます。
朝一登攀はタカシ―氏のリードでスタート。
まだ体が起きてないので結構つらい。
2024年08月15日 05:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 5:41
おはようございます。
朝一登攀はタカシ―氏のリードでスタート。
まだ体が起きてないので結構つらい。
moo)朝イチなのでザイル出しましたが、フリーでも問題ないと思います。
2024年08月15日 05:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 5:59
moo)朝イチなのでザイル出しましたが、フリーでも問題ないと思います。
朝は青空。
2024年08月15日 06:04撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 6:04
朝は青空。
たいした事はない滝だけど
2024年08月15日 06:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 6:08
たいした事はない滝だけど
上から見るとザックが引っかかって少し大変。
2024年08月15日 06:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 6:11
上から見るとザックが引っかかって少し大変。
チョックストン滝
右岸巻
2024年08月15日 06:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 6:12
チョックストン滝
右岸巻
巻いて懸垂
2024年08月15日 06:22撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 6:22
巻いて懸垂
moo)いい滝!水線右から攀じる。
2024年08月15日 06:28撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 6:28
moo)いい滝!水線右から攀じる。
ラバーがばっちり効いて快適登攀
2024年08月15日 06:28撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 6:28
ラバーがばっちり効いて快適登攀
moo)次の滝もそのまま左岸から。
2024年08月15日 06:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 6:29
moo)次の滝もそのまま左岸から。
moo)いい写真だ。
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moo)いい写真だ。
雪渓登場。
崩落してたので難なく通過。
2024年08月15日 06:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 6:31
雪渓登場。
崩落してたので難なく通過。
大陽も本気出してきた。
2024年08月15日 06:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 6:39
大陽も本気出してきた。
これぞ朝日の源頭って感じになってきました。
2024年08月15日 06:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 6:39
これぞ朝日の源頭って感じになってきました。
moo)開放感満載の快適遡行。
2024年08月15日 06:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 6:49
moo)開放感満載の快適遡行。
雪渓二個目
冷気が漂う。
2024年08月15日 07:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 7:08
雪渓二個目
冷気が漂う。
moo)右岸巻きから雪渓を見る。
2024年08月15日 07:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 7:18
moo)右岸巻きから雪渓を見る。
雪渓巻き
2024年08月15日 07:27撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 7:27
雪渓巻き
moo)ニラと岩のトラバースはこえ〜よ。
2024年08月15日 07:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 7:32
moo)ニラと岩のトラバースはこえ〜よ。
moo)落ちたらアウト。
2024年08月15日 07:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 7:43
moo)落ちたらアウト。
moo)雪渓末端目掛けて懸垂。
2024年08月15日 08:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 8:01
moo)雪渓末端目掛けて懸垂。
懸垂で降り立つ。
moo)無事に通過出来て良かった。
2024年08月15日 08:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 8:07
懸垂で降り立つ。
moo)無事に通過出来て良かった。
moo)こうゆう二俣が増えてきました。
2024年08月15日 08:27撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 8:27
moo)こうゆう二俣が増えてきました。
開放的な雰囲気になってきた
2024年08月15日 08:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/15 8:36
開放的な雰囲気になってきた
moo)これは下は左のバンドから行けそうだけど、上が無理そうなので右岸巻き。
2024年08月15日 08:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/15 8:40
moo)これは下は左のバンドから行けそうだけど、上が無理そうなので右岸巻き。
moo)巻き始めは岩から。
2024年08月15日 08:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/15 8:47
moo)巻き始めは岩から。
moo)懸垂なしで沢に復帰。
2
moo)懸垂なしで沢に復帰。
どこまで行っても風景が変わらない。
みんな無口になってくる。
2024年08月15日 09:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/15 9:34
どこまで行っても風景が変わらない。
みんな無口になってくる。
moo)右岸から流れ込む連瀑帯。
2024年08月15日 09:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 9:57
moo)右岸から流れ込む連瀑帯。
moo)うわぁ〜、最高過ぎる。
2024年08月15日 10:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 10:09
moo)うわぁ〜、最高過ぎる。
疲れた体に日差しと青空が容赦ない。
Y字雪渓の出合。
moo)ようやくY字雪渓出合いだ!
2024年08月15日 10:22撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/15 10:22
疲れた体に日差しと青空が容赦ない。
Y字雪渓の出合。
moo)ようやくY字雪渓出合いだ!
この時間になるとガスが上がってくる。
2024年08月15日 10:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 10:39
この時間になるとガスが上がってくる。
まさに大詰め。
藪漕ぎはないけど今の季節はアザミがチクチク痛い。
2024年08月15日 10:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 10:39
まさに大詰め。
藪漕ぎはないけど今の季節はアザミがチクチク痛い。
moo)鶏氏とヒロシーが早くて着いていけない。小屋がまだ見えない。
2024年08月15日 11:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 11:02
moo)鶏氏とヒロシーが早くて着いていけない。小屋がまだ見えない。
小屋が目の前に現れて歓喜の声が出る。
ここまで来ないと小屋は見えない。
2024年08月15日 11:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 11:07
小屋が目の前に現れて歓喜の声が出る。
ここまで来ないと小屋は見えない。
moo)源頭はお花畑。
2024年08月15日 11:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 11:12
moo)源頭はお花畑。
moo)ガンガラ沢を振り返る。素晴らしい。
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moo)ガンガラ沢を振り返る。素晴らしい。
moo)ラストのタカシー、倒れ込むように詰め上がる。
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moo)ラストのタカシー、倒れ込むように詰め上がる。
moo)小屋前で大休止。
2024年08月15日 11:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 11:40
moo)小屋前で大休止。
大朝日はガスで何も見えません。
2024年08月15日 11:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 11:59
大朝日はガスで何も見えません。
moo)大朝日岳山頂はただの通り道。特に感動はなし。
2024年08月15日 12:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 12:01
moo)大朝日岳山頂はただの通り道。特に感動はなし。
moo)こちらは岩魚止沢の源頭。
2024年08月15日 12:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 12:08
moo)こちらは岩魚止沢の源頭。
moo)ここから地獄の下山が始まる。
2024年08月15日 12:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 12:08
moo)ここから地獄の下山が始まる。
moo)フラフラで二俣まで降りてきた。思わず沢に倒れ込むタカシー。
2024年08月15日 14:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 14:49
moo)フラフラで二俣まで降りてきた。思わず沢に倒れ込むタカシー。
アブと暑さに追いやられて急ぎ足でゴールの吊り橋。
熱中症寸前です。
2024年08月15日 15:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 15:09
アブと暑さに追いやられて急ぎ足でゴールの吊り橋。
熱中症寸前です。
一歩一歩の足取りが重い。
朝日鉱泉前の最後の250歩が一番きつかった。
2024年08月15日 15:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 15:14
一歩一歩の足取りが重い。
朝日鉱泉前の最後の250歩が一番きつかった。
moo)鶏氏に遅れる事2時間。ようやくゴール。鶏氏はとっくに帰ってると思ったらちゃんと待っててくれた!
2024年08月15日 17:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/15 17:07
moo)鶏氏に遅れる事2時間。ようやくゴール。鶏氏はとっくに帰ってると思ったらちゃんと待っててくれた!
moo)温泉入ってみんなで中華。お腹いっぱい胸いっぱい。
2024年08月15日 18:50撮影 by  SO-41B, Sony
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8/15 18:50
moo)温泉入ってみんなで中華。お腹いっぱい胸いっぱい。

装備

個人装備
登攀具一式 泊り装備一式

感想

 Y字雪渓と言えば大朝日の顔ともいうべき存在。そのY字雪渓を抱くガンガラ沢は沢登を始めたころから気になってました。そのガンガラ沢黒俣沢を今回念願かなって登ることが出来ました。
 台風が東北地方を直撃したかとおもうと続けざまに東北地方を襲うように発生する台風。直前までヤキモキしたものの、決行日が丁度台風と台風の狭間にはまって一安心。青空ものぞく時間帯もあって最高の沢登となりました。
 みんなでワイワイ楽しく突破した滝を肴に焚火で飲む酒。これぞ朝日という最高の沢登り。仲間に感謝です。ただ何か所も刺されたアブだけは泣きが入ります。逃げるように歩いたせいで帰り道にカッパのズボン落としたのにも気が付きませんでした。

朝日連峰の主峰、大朝日岳。

その大朝日のY字雪渓と言えば、沢登りをしない方でも広く知られている朝日連峰のシンボルである。
東北の山ヤには、朝日や飯豊に強い憧れを抱く方が多く、何か特別な存在を漂わせている、そんな山域である。
私もその内の一人であり、沢登りをする前から一般登山でも雪山でも、朝日に入る時はギアを一段回上げて挑んできた。

大朝日のY字雪渓がガンガラ沢と云う名前だと知ったのは沢登りを始めてから。
あの有名なY字雪渓を持つガンガラ沢のはずが、沢登りの記録は極端に少なく、登山大系やガイド本には紹介されているものの、ネットの記録は数えるくらいである。
そして昔は遅い時期までY字雪渓を見る事が出来たが、近年の少雪のせいで8月にはY字雪渓も消え去り、登山道からは中々見えない中間部に悪い雪渓が残るのみとなった。

ガンガラ沢の遡行計画を立てる上でまず最初に悩んだのは、時期である。
雪渓の処理が1番の核心であり、その通過が成功の鍵を握っている。
8月や9月に中途半端に残る悪い雪渓を処理するより、寧ろ雪渓が多く残る7月中盤辺りの方がスムーズに行く可能性もある。
そして私の中でもう1つ気になったのはガンガラ沢出合いから始まるゴルジュである。
大系を含め、数少ない全ての記録ではゴルジュ帯は突破不可能として全巻きしている。
巻き時間は2時間越え。

雪渓がビッシリの時期にそれを利用して遡行するより、夏の一番暑い時期にゴルジュに突っ込む方が何倍も魅力的に私には思えた。
他のメンバーはハナからゴルジュ帯は巻くもんだと思ってたらしいが、私は密かに本気で突破するつもりでいた。
これも雪が少ない時期だからこそ可能な計画である。

雪渓の残り方はその場に行かないとわからない。
あとは出たとこ勝負だ。


ガンガラ沢出合いの滝をクリアしてゴルジュの入口の滝の前に立った時、
「とりあえず行けるとこまで行こうか」
なんて言っていたが、いざゴルジュ帯に入り、滝を2〜3個越えた時にはもう引き返せないと誰もが思っただろう。
そして巻きは許されないその渓相に、みんな覚悟を決めたはずである。

ガンガラゴルジュはとにかく素晴らしかった。

東北では鳳鳴ゴルジュや安栖ゴルジュももちろん素晴らしいゴルジュだが、ゴルジュ帯のみの突破ではなく、朝日の大渓谷の中で泊まり装備で突破して行く難しさもあった。
距離としては300mくらいだと思うが、このゴルジュはとにかく楽しくて厳しくて心躍る空間だった。

そして仲間達のチームワークが何より素晴らしかったのが突破出来た何よりの勝因だろう。

「ゴルジュに突っ込んで良かった。突破出来て良かった。」

みんな心から楽しんでいた顔が印象的だった。

黒俣沢ガンガラ沢の遡行充実度は、このゴルジュを突破するか巻くかでだいぶ変わってくると思う。
遡行グレードも、ガイド本通り巻くなら3級上、ゴルジュ突破なら4級はある。
雪渓処理でまた難易度は大きく変わるが、今回は巻いた雪渓は1ヶ所。
それでもニラ壁トラバースや雪渓末端に懸垂下降など、気の抜けない巻きだった。

源頭のY字雪渓では雪の欠片もなく、ただひたすらゴーロで高度を稼ぐだけだったが、今まで遠くから見ていたY字雪渓の真っ只中を遡行していると思うと感慨深いものがあった。

朝日連峰の沢には八久和川や荒川、三面川など難易度や充実度でいったらまだまだ難渓と呼ばれる流域はたくさんあるが、自分の中ではこの黒俣沢ガンガラ沢の遡行が朝日の中では何より一番価値があった。
厳冬の大朝日岳からY字雪渓をスキーで落としている鶏氏もおそらく同じ気持ちで、夏と冬にガンガラ沢を制覇した喜びは大きいだろう。

下山では足も終わり、熱中症とアブ地獄に泣きが入ったが、それもまた朝日。
最高の2日間を与えてくれたガンガラ沢と、素晴らしい仲間に只々感謝である。






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コメント

いや〜、素晴らし過ぎる!!!
それだけです!(^^)!
2024/8/17 6:42
shinonshinonさん
いや〜、素晴らしかった!只々それだけです!👍😁
2024/8/17 7:11
shinonshinonさん
本当に素晴らしかった!
それ以外言葉が出ない。🤩
2024/8/17 7:21
お疲れ様です(((o(*゚▽゚*)o)))
素敵ですね😍
行きたいと思っていた沢なので参考にさせてもらいます(* 'ᵕ' )☆
2024/8/21 18:13
ばにこさん
ホントに素敵な沢で鶏的評価イチオシです。ばにこさんにもぜひ突っ込んでその感動を分かち合えたらと思います。ただアブがマダマダ元気なのでそちらの対策だけは怠りなくご計画ください。
2024/8/21 18:26
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1
ばにこさん
9月になればブリッジは多分崩れてると思う👍
幕は大滝越えた河原付近に何ヶ所かあったけど、少し整地が必要。
魚影はガンガラ出合いまでは濃かったよ。
ゴルジュに入らないなら、10月辺りでも快適だと思うよ〜。
2024/8/21 19:08
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