1Day白峰三山【北岳〜間ノ岳〜農鳥岳】
- GPS
- 12:10
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,502m
- 下り
- 3,200m
コースタイム
- 山行
- 11:26
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 12:10
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
奈良田第一駐車場に駐車 水洗トイレ、ティッシュ付き、隣に自販機あり (最後の1台でした。さすが好天予想の土曜日) 【バス】 奈良田→広河原 (本日は2台、立ちも含めてほぼ満員。チケットは降車時に回収されます、紛失しないように!) (GPSの軌跡は採れていなかったので計画作成の際に利用させていただいた他の方のものです。実際には途中で迷い長く歩いています。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【危険箇所】 コース上唯一怖いと思ったのは「大門沢」の下りで右岸にある支沢の橋の無い徒渉点。コース上の橋が壊れてそこはどう見ても渡れなくて15m程上から渡るポイントがあります。大きな石に黄色いペンキで「上へ迂回しろ」のマークがあります。上部にも橋がないので石を飛ぶしかないのですが、男性の私でも躊躇するほどの水量。ここ数日の雨と台風で一時的な増加だとは思いますが。こけたらドボン。でも仕方ないので飛びましたが痺れました。明日になれば水量減るのかな? 【コース状況】 「大門沢」は登りでは使いたくないコースです。展望がない上にこれでもかという急坂。日帰りだと日の出前の出発になると思いますが林道はともかく登山道に入って渡渉のあるところをヘッドランプで通過するのは嫌な感じです。 |
その他周辺情報 | 【温泉】 周辺の日帰り温泉はすべて閉まってますので大滝温泉(甲府市大里町)に行きました。最終入店が23:20なので下山遅くても使えます。外湯が充実しています。凝った肩に打たせ湯、脚にジャグジーが快適でした。高速からも近いしナビに登録しておくと良いかも。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(1)
非常用ツエルト(1)
雨具上下(1)
ハイドレーション(1)
ボトル(2)
ヘッドランプ(1)
朝食(1)
昼食(1)
行動食(1)
非常食(1)
トレッキングポール(1)
ドライレイヤー(1)
ベースレイヤー(1)
ソフトシェル(1)
ハードシェル(1)
ザックカバー(1)
携帯電話(1)
カメラ(1)
手袋(1)
靴下(1)
トレランシューズ(1)
コンプレッションタイツ(1)
コンパス(1)
地図(1)
着替え(1)
GPS(1)
タオル(1)
ペーパー(1)
健康保険証(1)
現金(1)
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感想
【本日のコース】
夏休みに天候が悪く断念したコースに再チャレンジ「白峰三山」の日帰りです。「奈良田」からの北上コースと「広河原」からの南下コースの選択になりますが、北上コースは「奈良田」に戻るためにバスを利用せざるを得ない(もちろん走って帰れば戻れますが)ので、帰りのバスの時間の制約のない南下コースを選択しました。こちらの方がスタート地点の標高が高い分遥かに楽。逆の北上コースだとスタートの標高が低い上に「大門沢」の登りが退屈で修行のようになります。ドMの方や修行が好きな方は北上コースも良いかも知れません。今日は南下コースの日帰りは4人いたようです。「農鳥岳」への登りですれ違った方が教えてくれました、私の格好見るなり『広河原スタート?奈良田まで?貴方で今日4人目だよ、いるんだよな〜結構、お気をつけて』私『ありがとうございます。お気をつけて』。格好みただけでどこからどこへ行くのか判ってしまう、すごい観察眼ですね。
【父が好きだった農鳥岳と農鳥小屋】
昨年他界した父が南ア、とりわけ「農鳥岳」と「農鳥小屋」が好きだったみたいです。50年以上前の「農鳥小屋」、どんな小屋だったのだろう。それは解明できないにせよ、「農鳥岳」の佇まいは昔のままですね。興味津々で山頂に着きました。ホホゥ、全部見える。今日辿ってきた「北岳」から「間ノ岳」のルート、「富士山」、南アの南方の最深部、鳳凰三山。これなんだ、父が好きだった理由は。自分が好きだった山を全部一望できる山、それが「農鳥岳」だったみたいです。そりゃその山に登ったらその山自体は見られないわけで....なんとなく納得できました。でもなぞは「農鳥小屋」。今日は時間が押してたのでスルーしましたが今度オヤジさんに聞いてみるかな、50-60年前の小屋がどんなだったのか。ひとつ父が言っていたのは「大門沢」で雨で増水してテントが流されそうになったこと。今のテン場の位置だとそれはないはず。沢をやっていたと言ってたので河原でビバークでもしてたのだろか?
【北岳で道迷い?】
本来こんなポピュラーなコースであり得ない事態です。でもやってしまった。経緯はこんな感じです。「大樺沢」へ入り左岸で休憩しているグループに追いつきました。そこは徒渉点になっており右岸に渡る所だった(と後で戻ってきて判った)のですが、自分で確認しないまま、そのグループの後に道があったのでそのまま左岸の支沢に入ってしまいました。踏み跡はありますがなんとなく薄い感じで変だなと思いつつも自分の後ろに皆ついてくるのでそのまま進みました。ところがどうみてもおかしい。北岳のノーマルルートでこの踏み跡?確認のため後続を待ちました。休憩していたグループとソロの男性2人(1人はトレラン、1人は登山者)が登ってきたので確認したら合っているとのこと。腑に落ちないままかなりの高度を上げました。ところが薮で進むのが不可能になりました。前後していたトレランの男性はあと高度で200mで白根御池のコースに合流するからそのまま行くとのこと、他の方はついてきてません。とても高度差200mの濃いトゲトゲの薮は突破できそうにないので自分は疑問のあった場所まで戻りました。あれっ徒渉点あるじゃないですか。それもかなり明瞭な橋。休憩していたグループの方しか見てなかったので右岸へ渡る徒渉点を見逃していたのでした。「大樺沢」から白根御池コースの半分チョイ上位まで登ってしまったようです。50分程度ロスしたでしょうか。
【日帰りを検討している方へ】
標高830mの「奈良田」と1520mの「広河原」を比べたらどちらが楽かは自明です。やはり最終バスに間に合わないリスクを考えると初めての方は南下コースがお薦めです。今日北上コースで日帰りやった方は1名だけでした。雨の後増水した場合「大門沢」及び支沢の渡渉は要注意です。北上コースの場合帰りのバスに間に合わせるためには早出となりますが、日の出前にヘッドランプでここを通過する気にはなりません。所々テープが途切れている箇所あり暗い処でロストしたら?想像したくないです。
【感想】
久々の好天で大混雑。こんなにたくさんの人がいる山に行ったのは初めてです。そしてまさかの道迷い。ほんの少しの行動の端緒でルートを外れてしまうのですね。遭難はこんなことがきっかけになるのかも知れません。トレランの方について行けば白根御池小屋のルートに出られたかも知れませんが自分としては戻った判断は正解だったと思います。最後は時間が押して林道でヘッドランプ点灯しましたが、登山道ではなんとか使わずにすみました。天候にも恵まれ父が好きだった農鳥の山頂も踏めて良い登山でした。
こんにちは!bicycleです。
胸にポールを取り付けれるんだ〜
速いな〜凄いな〜
っと思っていた人が、まさかKennogさんだったんですね
奇しくも同じルートをのんびり縦走しておりました
道迷いって本当に怖いですよね
しかし、冷静に来た道を戻れる体力と気力があるKennogさんなら大丈夫ですね!
もう一人のトレランのお方は、無事に白根御池に合流できたのかしら
農鳥では写真撮っていただきありがとうございました。
何という偶然でしょうか。
bicycleさんの優しい笑顔に引き込まれ
与太話にお付き合いいただき感謝です。
私も理想はノンビリですが日本への往復で
2日とられるので山行にかけられる時間は
残念ながら日帰りだけです。
なのでいつもせかせかと登ってます。
薮へ突入したトレランの方ですが
今日奈良田へ向けて日帰りで南下された方は4人なので
広河原で確認した人数と合ってます。
多分私より先に下山されたのではないでしょうか。
農鳥への登りで後ろからbicycleさんを拝見していて
あのでかい荷物はとても背負えないなと思いました。
でものんびり山行で夜空の星は夕日、日の出など
日帰りでは経験できないイベントの数々
うらやましい限りです。
海外勤務終えてからチャレンジします。
またどこかの山でお目にかかりましょう!
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