念願の槍ヶ岳（上高地〜槍沢〜東鎌尾根）訳あって2回山頂へ

2024年08月16日(金) ~ 2024年08月18日(日)

• GPS: 55:05
• 距離: 48.7km
• 登り: 2,149m
• 下り: 2,147m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:50
• 休憩: 0:49
• 合計: 4:39

5:45 上高地バスターミナル
5:48 5:52 河童橋公衆トイレ
5:53 河童橋
5:58 日本山岳会上高地山岳研究所
6:06 6:07 岳沢湿原・岳沢登山口
6:42 嘉門次小屋
6:49 6:54 明神館
6:58 徳本口
7:35 徳沢公衆トイレ
7:39 7:47 徳澤園
8:01 新村橋
8:39 9:00 横尾
9:03 9:04 横尾山荘
9:38 9:44 槍見河原
9:51 9:54 一ノ俣
10:00 二ノ俣
10:24 槍沢ロッヂ

2日目

• 山行: 3:57
• 休憩: 2:22
• 合計: 6:19

5:10 槍沢ロッヂ
5:35 5:37 ババ平
6:00 6:03 槍沢大曲り
6:58 7:08 水俣乗越
8:22 8:39 ヒュッテ大槍
9:19 9:26 槍ヶ岳山荘
9:32 9:57 槍ヶ岳
10:01 10:10 槍ヶ岳山荘
10:18 11:27 槍ヶ岳
11:29 槍ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 6:20
• 休憩: 2:39
• 合計: 8:59

5:35 槍ヶ岳山荘
6:05 6:08 播隆窟
6:12 6:14 坊主岩屋下
6:45 6:48 槍沢・天狗原分岐
7:19 7:21 槍沢大曲り
7:41 7:42 ババ平
8:03 8:27 槍沢ロッヂ
8:50 8:51 二ノ俣
8:56 8:59 一ノ俣
9:06 9:08 槍見河原
9:40 9:41 横尾山荘
9:50 10:02 横尾
10:36 新村橋
10:46 11:19 徳澤園
11:20 11:21 徳沢公衆トイレ
11:53 11:54 徳本口
11:57 明神館
12:01 明神橋
12:06 12:07 嘉門次小屋
12:40 12:41 岳沢湿原・岳沢登山口
12:46 12:47 日本山岳会上高地山岳研究所
12:54 上高地アルペンホテル
13:03 ウェストン碑
13:07 14:11 上高地温泉ホテル
14:13 14:15 ウェストン碑
14:27 14:28 上高地公園活動ステーション
14:34 河童橋

初めての二泊三日山行。
無類の風呂好きとしては、最終日は早く風呂に入りたくて下山を急ぎました笑

天候

晴れたり曇ったり、一時雨降ったりしつつも全体的には晴れでした

アクセス

利用交通機関：

バス

毎日あるぺんで16日5:20に上高地BTに到着
帰路は18日16:50のハイウェイバスでバスタ新宿に21:45到着
お盆の帰省ラッシュと聞いてましたが、中央道の自然渋滞のみでした

コース状況／危険箇所等

河童橋から明神までの間は土砂流出のため通行止め。明神池経由の右岸道しか通れず。ただしこなしの湯、小梨平キャンプ場などは営業中

その他周辺情報

上高地温泉ホテルの外湯を利用（1000円）。河童橋から20分ほど歩きましたが露天もあり良いお湯でした。

写真

8/15 22:59

行きは毎日あるぺん号で23時新宿発

8/15 22:59

奮発して三列シートを申し込んだのは充電目的笑

8/16 5:22

上高地バスターミナルに5時20分に到着

8/16 5:50

諸々準備して河童橋へ。登山には心配な雲も、河童橋から見ると空と川と緑のコントラストが本当に美しい

8/16 5:54

小梨平キャンプ方面が通行止めのため、明神池方面のルートで向かいます。通常より25分増しかな。

8/16 6:45

自然探勝路で梓川を満喫していたら、いつの間にか明神橋へ

8/16 6:46

渡った後に振り返るとこの景色。格好良い！

8/16 6:53

このように通行止めでした

8/16 6:53

ほんと維持が大変な山域なんだろうなと思いますし、関係者の皆様への感謝しかありません

8/16 6:58

トイレ休憩して一気に進みます

8/16 7:05

明神から横尾まではほぼフラット

8/16 7:28

フラットの上、日陰なので歩いていて気持ち良いです。

8/16 7:35

徳沢に到着。まずはトイレがずらっと笑。

8/16 7:45

徳沢園のソフトクリームは下山時の楽しみとして残しておきます。ここで水を汲んで持ってきてた水道水と全て入れ替えました。飲みやすい！

8/16 7:52

徳沢から横尾は事前情報とは異なり迂回なく通常ルートを通ることになりました

8/16 8:38

横尾に到着。登山届は出したか？と聞かれたのでヤマレコで、と回答しておきました笑

8/16 8:41

横尾山荘で軽く食事をしようと思っていたのですが、11時から食事提供らしく到着が早すぎました笑

8/16 8:52

誰や君？笑

8/16 9:04

横尾山荘の標高は1,620mで、ここから初日の目的地の槍沢ロッジは1,820mなので、200m稼ぎます

8/16 9:16

さすが北アルプス。倒木もダイナミックです笑

8/16 9:38

まさに丸木橋

8/16 9:43

槍見で槍ヶ岳が見えた！後から来た人に教えてあげたんですが、韓国人集団のようで通じなかった笑

8/16 10:26

登りやすく整備された登山道のおかげで、あっという間に槍沢ロッジに到着。上高地から4時間半で獲得標高も300m程でしたので、初日はラクチン

8/16 10:49

素敵な山小屋です。

8/16 10:50

早速ビールをいただきます！

8/16 10:50

キーマカレーもピリ辛で美味かった。明日の槍ヶ岳登山成功を祈念！

8/16 11:27

今回の旅に合わせて新田次郎の本書を持参。おかげで読書時間がたっぷりあり、一気に読み進められました。これ読んでおくと、先人達への感謝の気持ちが深まります

8/16 16:29

陽射しも強くなく外でも読書やビール（おかわり）を満喫できました。同じく早め到着の皆さんは談話室で漫画読んだりまったり

8/16 16:33

風呂があるのがありがたいです。ほんとにサッと浴びてサクッと浸かるだけなんですが、気持ちよさが違います

8/16 16:33

風呂の方から入口を見た様子。どこにいても居心地よし

8/16 16:34

談話室も日が入ってきて気持ち良い。めっちゃストレッチしました笑

8/16 17:00

17時からの夕食は唐揚げなど。
美味しかった

8/16 19:50

スペースも区切りがあり助かります。布団が重めなせいか、Tシャツ1枚でぐっすり寝れました。小屋内に表示されていた翌日の槍ヶ岳の天気を見るとお昼過ぎから霧が出るとのことで、朝食までに出発準備を済ませて、朝食後すぐに出発することにしました

8/17 4:58

5時からの朝食も豪華。鮭のおかげで白米が進む！お代わりしました
なのに5分ほどで食事完了。5時10分には山小屋を出発です。せっかち！

8/17 5:36

ババ平のキャンプ場に到着

8/17 5:36

ここをベースに槍ヶ岳アタックされている方にお会いしました。平坦ですし、水場もあるので、山頂近くのテン場まで行く体力の自信が無い私のような者にはぴったりかと笑

8/17 5:36

今シーズンテント泊してねぇなぁ笑

8/17 5:59

霧が広がる前に早く槍ヶ岳に向かいたい気持ちはあったものの、早めの出発とハイペースで大曲まで来れたので、思い切って東鎌尾根経由で向かうことにしました。

8/17 6:08

メジャーなルートでないはずなのに、しっかり整備されていて登りやすかったです。北岳の草すべりより短くそこまで急登でなかったかな

8/17 6:53

槍沢ロッジから1時間50分で水俣乗越に到着。自分史上最速ペースです笑

8/17 7:03

立山方面もよく見え、黒部湖のコバルトブルーがキレイです

8/17 7:10

稜線を吹き付ける風が気持ちいいです

8/17 7:25

とはいえ、さすがに鎌尾根だけありアップダウンが続きます。思っていたほど怖さはなく、アスレチック感覚ですっごい楽しかったです笑

8/17 7:39

そして霧が晴れて槍ヶ岳がドーン！期待できる！

8/17 7:46

槍ヶ岳山荘も見えました

8/17 7:52

そして何と富士山まで！今日はついてる！

8/17 8:22

とはいえ、3,000m近い場所でのアップダウンは結構しんどい。大槍ヒュッテでジュースを購入して小休憩を挟みます。

8/17 8:49

眼下には殺生ヒュッテも見えてきたので、あと少し

8/17 9:27

槍ヶ岳山荘に到着後、チェックインもせずに、アタックザックに切り替えて山頂に向かいます。
東鎌尾根をすでに通ったおかげで全く恐怖も感じること無くサクサクと15分で登り終えました

8/17 9:44

そして青空広がる山頂へ。どの山に居ても唯一同定できる槍ヶ岳ですので、自然と憧れの気持ちを持つことになり、ようやく達成した気持ちがこみ上げてきて、柄にもなく、何故か泣けてきました

8/17 9:47

三角点タッチ！

8/17 9:49

しかし大事なことを忘れたのでいったん山小屋に戻ります。最初のハシゴが何か反ってる感じがしてそれが一番怖かった笑

8/17 10:09

そして忘れ物を持って、再度登ります。アホみたいですが笑、この時間は、山荘泊の人も居なくなり、下から上がってくる人も少ないため空いてました

8/17 10:36

そして忘れ物を含めて記念撮影。そう、登山時の心の友、キレイなジャイアンを最初の登頂時に持参をするのを忘れたのです笑

8/17 10:37

心の友です

8/17 10:29

西鎌尾根もよく見えます

8/17 10:48

高度感にも慣れてきました。すごく空いていたので、山頂に長居させてもらいましたが、天候はこれ以上回復しそうにはなかったです

8/17 11:38

山荘でビーフカレーとビールをいただきます。最高の組合せです

8/17 12:28

宿は二段ベッドの上に泊まります。こちらも布団が重くて眠り心地良く、昼寝を2時間ほどしてしまいました

8/17 14:13

14時になったら、プリンとモンブランが出来たとの館内放送が流れて来たんで、そりゃ買いますわな笑

8/17 15:00

談話室でも食事しても良いよとのことでしたので、アイスコーヒーと差し入れのポップコーンを食いながら読書タイム

8/17 16:58

食堂は広くてキレイ

8/17 17:01

夕食は酢豚でした。3人組の方と山の話をさせてもらいました。なんで山小屋泊だとあんなに自然に見ず知らずの方と話すことができるんでしょうね笑

8/17 17:28

夕食後は夕陽に沈む槍ヶ岳を眺めながら乾杯。
談話室で霧のせいで登ろうか迷っていた親子がいらっしゃって、ついに登るとのことで下から応援することに

8/17 18:15

心配しながら親子を眺めていたら、何とブロッケン現象が！
初めての経験で興奮しました。

8/17 18:15

槍ヶ岳を開山した播隆上人が、ブロッケン現象を阿弥陀仏の降臨と勘違いした場面が小説も描かれていましたが、これは神様の降臨と思いますわ。素晴らしい体験が出来た！

8/17 18:35

小5の息子さんが無事下山。70枚近く望遠で撮影しまくっており、後でLINE交換させてもらい、全部写真をお渡しいたしました。間違いなくこの日の最年少登頂者です！

8/17 19:55

就寝前に外に出ると月がきれいでした。

8/17 20:00

星空もビックリするくらいキレイ！

8/17 20:02

夜の槍ヶ岳と星空をこれだけキレイに撮影できるGalaxyの性能にビビってました笑
槍ヶ岳も看板も肉眼ではまったく見えないんです笑

8/17 20:06

就寝前の宿の通路。山小屋って感じが好き笑
もちろん、乾燥室がしっかりしていたので翌日の短パンもすっかり乾きましたし、充電用のコンセントも充実していたので、助かりました。特に私の場合、スマホ2台、デジカメ、Insta360といった機器を持ち込むため。

8/18 4:44

御来光前の朝焼けの様子。常念岳ってキレイなピラミッド型なんですね

8/18 4:50

遠くに富士山もくっきり見えます

8/18 4:59

5時からの朝食も塩っ気が聞いていて、美味しかった。そして5：09の御来光時間を目指すために、またしても3分で食べ終わりました笑

8/18 5:06

そして御来光

8/18 5:17

御来光はいつ見ても素晴らしいなぁと思うのですが、この組合せは別格！

8/18 6:00

今回は会社の後輩と二人で登る予定だったのですが、残念ながらご家庭の事情で急遽参加できずソロとなってしまいました。でも、ここは必ず再訪したいと思いましたので、再訪した時のために、三回目の登頂は止めて下山を開始しました

8/18 6:08

播隆窟！本に出てきた！笑
当時の装備で本当にすごいことを成し遂げられたと思います。

8/18 6:26

ずんずん下って水場へ。冷たくて美味しかった。

8/18 8:10

槍沢ロッジまで降りてきて、軽く行動食で休憩。心の友をリュックから出したら、隣のカップルに二度見されました笑。もちろん説明したのですが、意味不明だろうなぁ笑

8/18 10:13

本当に水がずっとキレイ

8/18 10:54

ランチは徳沢園で、と決めていたので、ピザをいただきました。山奥の山荘で出されるレベルのピザじゃありません。生地が分厚くて好みのタイプでした！

8/18 11:03

そして名物ソフトクリームを、ホットコーヒーと一緒に頂きました。もうこれ以上下山する意欲を失わさせる恐ろしい食べ物です笑

8/18 11:15

街中にあってもおかしくないオシャレな喫茶店ですやん

8/18 11:19

徳沢のテン場は芝生で気持ちよさそう。ここをベースにして蝶ヶ岳ピストンも楽しそう

8/18 11:22

そして来週行く予定の徳沢ロッヂ笑
二週連続で上高地なんです、アタマオカシイ笑

8/18 12:00

明神橋まで戻ってきました。ここからは一気に観光客の方が多くなりますので、こんにちは、の声かけもほぼ終了笑

8/18 13:03

河童橋を渡らずに上高地温泉ホテルに向かいます。途中にあるウェストン碑で先人に感謝

8/18 14:08

日帰り温泉は1000円。登山者用のリュック置き場があったり、時折心地よい風が届く露天風呂があったり、最高でした。

8/18 14:43

河童橋を眺めながらビールで乾杯

8/18 15:22

こちらのレストランは15時ラストオーダーの15時20分頃閉店のようです。
五千尺は約1,500m。まさに上高地の標高笑

8/18 15:38

そして五千尺ホテルでレアチーズケーキとコーヒーで帰りのバスまでの時間をつぶします。こちらは16時ラストオーダーの16時20分閉店です笑

8/18 16:31

コーヒー飲み終えて、バス乗り場へ。駐車場へ向かう人たちだらけ。バスは16時50分発ですが、40分には乗車開始だったので、のんびりした時間の使い方としてはベストでしたが、もう一本早めのバスでも良かったかな笑

8/18 16:46

帰省ラッシュによる地獄の渋滞も覚悟しましたが、中央道の小仏トンネル付近のいつもの自然渋滞のみで、22時前には新宿に到着！大満足な三日間でした！
Done！

撮影機器：

DSC-RX100M7 SONY

KYG01 KYOCERA

Galaxy Z Fold5 samsung

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ ヘルメット 携帯トイレ

備考

槍沢ロッジも槍ヶ岳山荘も乾燥室がしっかりしていたのと、充電用のコンセントを開放いただいたいたので、着替えや充電関連はもっと減らせたと思います。初めての二泊三日だったので多めに持って行ってしまいました笑

感想

kikuppu

念願の槍ヶ岳登山を実現できたものの、去年一緒に北岳に登ってくれた後輩が急遽参加できなかったこともあり、ソロとなってしまいました。
当初の計画とは異なり東鎌尾根を通ってみたり、ソロならではの自由も満喫しましたが、やはり槍ヶ岳は体験をシェアできる山仲間との登山が良いなぁとも思いました。
しかし、さすがに人気の山域だけあって、どの登山道も整備されていて登りやすかったですし、休憩スポットも多かったので荷物軽量化も実現できました。
これで百名山58座目！マイルストーンを越えた気がしました！