美しくも厳しかった鳥海山

2024年08月19日(月) [日帰り]

• GPS: 11:51
• 距離: 17.5km
• 登り: 1,413m
• 下り: 1,417m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:04
• 休憩: 2:47
• 合計: 11:51

6:09 鉾立
7:23 7:35 賽の河原
8:09 8:25 御浜小屋
9:19 9:20 七五三掛
9:31 9:46 外輪山・千蛇谷分岐
11:15 12:07 鳥海山山頂御室参籠所
12:29 13:07 鳥海山
13:16 13:25 鳥海山山頂御室参籠所
13:43 13:49 新山・外輪分岐
14:07 14:09 行者岳
14:15 14:16 伏拝岳
14:45 文珠岳
15:17 15:23 外輪山・千蛇谷分岐
15:27 七五三掛
16:26 16:28 御浜小屋
16:52 16:57 賽の河原
17:57 17:59 鉾立
18:00 ゴール地点

天候

晴天

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山者用駐車場。トイレは稲倉山荘前に。

コース状況／危険箇所等

スマホのGPSが不正確で、細かく見るとルートを行ったり来たりしています。ヤマレコの楽ルートでみると、総距離は14.5kmです。
七五三掛より向こう側は千蛇谷、山頂部、外輪山ともに、急斜面、岩場、ガレ場、ザレ場がたくさんあります。歩行注意です。

写真

8/19 6:07

出発。山頂に立てるか？

8/19 6:21

奈曽渓谷。素晴らしい天気。

8/19 6:44

疲れて振り返ると海と雲海。

8/19 7:06

タチギボウシ。大きくてきれいでした。

8/19 7:11

ハクサンボウフウ。

8/19 7:12

疲れて再び振り返る。

8/19 7:13

シロバナトウウチソウ。

8/19 7:18

チョウカイアザミ。今回はここだけでなくたくさん見つけました。あまり好きではないので、これだけ一枚。

8/19 7:21

シロバナトウウチソウ。

8/19 7:25

賽の河原着。

8/19 7:35

御浜小屋に向かって。

8/19 7:44

大分高い所まで来ました。

8/19 7:45

ミヤマアキノキリンソウ。

8/19 7:56

稲倉岳。

8/19 8:03

ヤマハハコ。全山にたくさんありました。

8/19 8:07

ウメバチソウ。これは貴重でした。

8/19 8:07

ハクサンシャジン。ここから上では満開状態。

8/19 8:08

稲倉岳をバックに撮ってみた。

8/19 8:12

御浜小屋から見た鳥海湖。思わず声が出るいい眺め。
しばらく休憩。

8/19 8:23

山頂に向かって。ここからが本番。まだ半分も来てない。

8/19 8:32

角度を変えて見る鳥海湖もいい。

8/19 8:37

咲いたばかりのハクサンイチゲがありました。

8/19 8:40

こちらはハクサンフウロ。

8/19 8:44

白いハクサンシャジン。

8/19 8:45

ホソバイワベンケイ。実になってました。

8/19 8:49

ウゴアザミ。

8/19 8:49

山頂部が大きくなってきました。扇子森をくだっています。ここの石畳は長い。

8/19 9:01

ヤマハハコ。

8/19 9:02

トウゲブキ。

8/19 9:05

オクキタアザミ。扇子森の東側でよく見られます。

8/19 9:05

オンタデ。

8/19 9:08

ハクサンシャジン。

8/19 9:11

ニッコウキスゲ。

8/19 9:32

とうとう来ました。千蛇谷と外輪山の分岐。

8/19 9:32

千蛇谷に降りて行きます。まずはベンチのある展望台まで。

8/19 9:41

展望台から見た千蛇谷。雄大です。冬はここをバックカントリーで滑る人もいるんですよね。

8/19 9:51

下まで降りてきました。ここまでの下り道は丸木で手すりのようにしっかり保護してあるのですが、両手両足を使って降りてこなくてはなりません。厳しいです。

8/19 9:59

ここからの登りはこれまた厳しい。

8/19 10:12

アオノツガザクラが群落をなしていました。

8/19 10:25

雲がわいてきた？

8/19 11:01

イワギキョウ。

8/19 11:10

御室小屋に大分近づいて来ましたがまだまだ高い！と言ってたら、前を歩いていた人から「もうちょっとだ」と励まされました。

8/19 11:11

イワオトギリ。まとまって咲いていてとてもきれいでした。

8/19 11:18

御室小屋着。ここまできつかった。ヘトヘトです。
山頂に行くのは厳しいか？

8/19 11:31

ゆっくりお昼。
笙ヶ岳への登山道でヘリコプターがホバリング中。

8/19 12:05

奥さんが山頂に行きたいというのでチャレンジ。

8/19 12:12

ここの岩場はどうしてこんな風に積み上がったのだろう。我々にはほぼ垂直に感じられます。

8/19 12:19

眺めのいい中間地点までよじ登ってきました。

8/19 12:26

大岩の割れ目を下って、出たところの岩を登れば山頂。

山頂到達。ここまで緊張しっぱなし。

8/19 12:38

ちょうど山頂にいたご家族づれの方から記念写真を撮ってもらいました。

8/19 12:39

この山頂は本当にすごいところです。
登って来た方とは違う方向に降りることにしました。これがまた大変だった。

8/19 13:09

岩を下って登山道に戻るとミヤマコウゾリナ。

8/19 13:09

御室小屋。

8/19 13:09

降りてきた方の斜面。登った方に比べて、こちらの方は小さめの岩が積み重なっている感じ。

8/19 13:11

チョウカイフスマ。

8/19 13:32

ミヤマキンバイ。

8/19 13:44

七高山との分岐まで登り返しました。ここから外輪山を通って下山。

8/19 13:46

御室小屋。

8/19 13:47

イワギキョウ。とてもきれい。満開でした。
この花は鳥海山でしか見たことがありません。月山や朝日連峰にはあるのかな。

8/19 13:50

斜面は花盛り。

8/19 13:52

シラネニンジン。

8/19 13:55

滝ノ小屋。

8/19 14:10

河原宿。

8/19 14:10

今年はまだ滝ノ小屋コースを登っていません。

8/19 14:13

天空の道。

8/19 14:18

日本海。

8/19 14:28

笙ヶ岳方向。

8/19 14:28

稲倉岳方向。

8/19 14:42

月山森。いつかこっちも歩いてみたい。

8/19 16:16

御浜小屋まで戻ってきました。長かった。
日暮れまで下山できるか。

8/19 16:27

海が輝いている。この後忘れられない光景が。

8/19 16:53

賽の河原で休憩。

8/19 17:50

登山口に近づくと海と雲と飛島と夕日がすごいことに。

8/19 17:59

下山。ほぼ12時間の行程になりました。

8/19 18:08

駐車場から撮った夕日。しばらくご覧ください。

8/19 18:09

8/19 18:12

8/19 18:13

太陽が雲の下に顔を出しました。

8/19 18:32

今度は海に沈んでいくところ。

8/19 18:33

8/19 18:35

8/19 18:35

8/19 18:35

内陸に住む我々には貴重な忘れられない光景でした。

撮影機器：

EOS Kiss X70 ボディ CANON

感想

yukky3

　天気と休みが重なって鳥海山にチャレンジ。
　花の名山、鳥海山。期待を裏切らない花の多さです。今回のメインはハクサンシャジンやイワギキョウ、それにチョウカイフスマ、さらには春にしか見られないはずのアオノツガザクラまで、登山道脇に咲いていました。春から秋の花まで多種多様な花々が見られました。
　天気は晴天。日差しは強かったのですが、ときどき涼風が吹きわたり、登りのつらさを忘れさせてくれました。
　それにしても、千蛇谷に降りてから御室小屋までの登りはきつかった。御室に着いたときはヘトヘトで、頂上に行くのはあきらめるかと思っていました。
　しかし、人間はご飯を食べてゆっくり休むと回復するものです。あの岩山をよじ登って山頂に到達することができました。登りたいと言った奥さんにも感謝です。
　下山は外輪山から降りました。今日は景色がよくて楽しい下山になりました。ただし、一度、岩場の急斜面を降りるとき滑ってしまい転んでしまいました。怪我しなくて本当によかった。油断大敵です。
　最近は下山するとき、必ずと言っていいほど膝の後ろが痛くなります。今回は痛み止めの薬を飲みつつ、痛くなる前に休憩を取る方針で歩きました。おかげで下山までさほど気にすることなく歩き通せました。その代わりに時間がかかりました。予定より2時間オーバーです。これからは時間がかかることを見越して計画を立てないとだめかもしれません。
　時間がかかったおかげで思いがけず日没の光景に遭遇しました。いやぁ〜美しかった。自然からのプレゼント。
　鳥海山。いい山でした。そして厳しかった。