塔ノ岳(大倉尾根)
- GPS
- 07:48
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,293m
- 下り
- 1,280m
コースタイム
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 7:48
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.kanachu.co.jp/dia/diagram/timetable01/cs:0000800350-1/nid:00127899 |
コース状況/ 危険箇所等 |
以前からあった崩落箇所はロープが張られたまま。 新たな崩落箇所(と言っても前回登ったのが2年前なので)はすぐ脇に迂回路が作られています。 |
その他周辺情報 | 下山後は鶴巻温泉駅で途中下車して弘法の里湯で汗を流しました。 |
写真
感想
同じ職場のインドネシア人とベトナム人とその友人の4人で塔ノ岳に登る計画を立てましたが、前日にインドネシア人が体調を崩してしまったので、残りの3人で行ってきました。
塔ノ岳登るのは2年4ヶ月ぶり。しかも去年は登山自体2回だけ。ここは何度も登っているとはいえ体力は低下しているだろうから、登山経験は浅くても若く体力のある2人に先行されるだろうな〜、と思いつつ。
予定では、渋沢駅に7時12分着、大倉行きのバスが7時16分発なので、渋沢駅での待ち合わせに手間取るとバスに乗れなくなると思ったので、乗る車両を事前に決めておいて、一人は町田から小田急に、ぼくともう一人は海老名から乗り、海老名駅到着の小田急線の車内で合流。
渋沢駅に到着してすぐに北口のバス停に向かい、7時16分の大倉行きのバスに乗りました。
バスの車内は満席+立っている人が6人くらい、そのうち登山者以外の乗客は2人でした。平日なのに結構な人数なんですね。
大倉でバスを降り、準備を始めました。気温は高めで日差しもあるので、日焼け止めを念入りに塗りました。(今年すでに大火傷しているので、もう焼けたくなかった)
バスに乗っていた登山者の一番最後に出発!
いつも前半の体力のあるときに飛ばしてしまい、後半にバテバテになってしまうこともある上、今回は登山経験2回(奥多摩の川苔山と富士山)のメンバーがいるので、前方を歩いている何組かの登山者をペースメーカーにして登っていきます。
観音茶屋に到着して、「あれ? 何だか感じが変わった!」と思ったら、屋根の下にベンチがあった場所が様変わりしていて、屋根はなくなり、ベンチは平台に、近くにトイレが建てられていました。観音茶屋自体は閉店してしまったのでしょうか? そんな雰囲気です。
ぼくはキャメルバックのボトルをザックのショルダーベルトに付けていますが、同行者2人は持っていないのでザックを下ろして水分補給。さらにザックからパウチのゼリーを出してズボンのポケットに入れてました。
この時点ですでに背中は汗で濡れています。
この先の分岐はいつもの通り、展望台のある大倉高原山の家には行かない右ルートへ。左ルートは一度も行ったことがないので、今度登るときは行ってみようかな。
写真を撮りながら進んで行き、雑事場ノ平で休憩。2人ともパンをお腹に収めてました。木陰は涼しく、汗が冷えてくるので長居はせずに出発します。
そして見晴茶屋に到着。宿泊者がいたのでしょうか? 外に布団が干してありました。ここは軽く写真を撮ってすぐに出発。
ガレ場の登りは疲れます。頭から汗が垂れてきて、髪もびっしょり。ところどころにあるなだらかな路面にすら癒されます。
少し進んでは立ち止まって呼吸を整えを繰り返して登っていきます。水分は今回はヴァームウォーターにしましたが、アクエリアスやポカリスウェットとはまた違った味で、なんだかいまいち口に合わない感じ。この先の休憩時にザックに入っている水を飲んでみることにしよう。
駒止茶屋に到着し休憩。ザックを下ろして頂上で沸かすお湯用の水(一応人数に見合う量を持ってきていた)を口にしたら「おいしい!」 スポーツドリンクにある口に残る甘さがなく、飲んだあとに覚える喉の渇きもありません。今度から登山の水分補給は普通に水にしようかなと思った瞬間でした。(帰宅後に調べたら、スポーツドリンクは物によって2〜3倍に薄めるといいと知りました。スポーツドリンクではなく、少量の食塩を入れた水にしている人も)
階段の登山道はふくらはぎが痛み出すので、少し進んでは立ち止まってを繰り返しながら進んでいましたが、若い2人に先を越されました。2人ともぼくより一回りは若いですからね。でも、7年前の塔ノ岳のときもこんな風な登り方だったので、年齢は関係ないかな。年配の人でも立ち止まらずにゆっくりではあるけど自分のペースを保って登っている人が多いので、花立山荘の手前の階段では、ペースを落としてでも止まらずに登ってみようと決意(ってほどでもないか)
ソイジョイをかじりながら進みます。
堀山の家に到着。さすがにソイジョイだけではお腹が持たず、空腹を覚えていたのでザックを下ろしておにぎりをパクっ。やはり水はうまい! ボトルの中のヴァームウォーターは残り少なくなっているので、登りで飲みきってしまって、下りはボトルに水を入れよう。幸い1人が水を2リッター持ってきたと言ってるし。
階段の路面は先ほど決意したとおり、ゆっくりでいいから立ち止まらないようにして進んでみました。これが結構いい感じ。足がきついのはきついけど、思ったよりいける! 遅れている若い二人を時折振り返って確認しつつ、花立山荘に先着!
もし時期的にやってればかき氷食べたいな~と思っていましたが、花立山荘は営業してませんでした。
長く続く階段のおかげで、二人はへばってました。(でもカメラを向けると笑顔を返してくれる) スマホで過去の登山記録を確認して、「あと15分だから頑張ろう!」と声をかけて出発! 花立山荘の少し上に立派なトイレが建っていました。
18分経過しても山頂の兆しはさっぱりありません。同行者から「15分なんて嘘だ!」と文句が(笑) もう一度調べたら、実はさっきのは登山記録の見間違いで、花立山荘から金冷シまでが15分、金冷シから山頂までが15分でした・・・。
程なくして金冷シに到着。「ここからが15分だから!」と声をかけます。
山頂手前の階段もゆっくりと、足を止めずに進み、登頂!! この登り方、いいかも! っていうか、6年間も登山やってて今更気付くのかよ、と(笑)
山頂でカメラを構えて2人を出迎えます。
お腹がペコペコだったので、山頂の写真は後回しにして、休憩場所を確保してさっさと湯沸しにかかります。
と、同行者がザックからカップ麺を4個出してきて、「みんなの分持ってきた」と。そんだけ入ってたからザックがいっぱいだったんだね!! 水も2リッター持ってきてるし。ま、ぼくもヴァームウォーター以外に1.5リッター持ってきてたけど。
カップ麺とおにぎりで昼食を済ませ、食後のコーヒーをゆっくり味わいます。と、ぼくらのすぐ上を大きい猫が優雅に歩いていて、そのまま人間用のトイレに入っていきました。(すぐに出てきましたけど) 鹿には会えませんでした。
わずかに残っていたヴァームウォーターを飲み干し、余った水をボトルに入れました。
山頂碑の前に移動し、近くにいた人にお願いして写真を撮ってもらってから、下りに入ります。
最初の階段はカメラの話などしながら軽快に下ります。階段からガレ場に変わってから、いつものように膝が痛み出し、休憩できるところで休憩して膝を休ませながら進みます。しかし、駒止茶屋のあたりからは休んでも膝の痛みがひどくなるばかり。
山行記録を遡ると、2010年3月の塔ノ岳で膝を痛めて以降、必ず下りで膝を痛めています。歩き方を変えたわけではないのに・・・。年のせいか? いや、同行の若い2人も膝を痛めていたから、年のせいではないだろう。
これまた帰宅後に調べてみたら、下りの歩き方にコツがあるそうで、
1.歩幅は小さく
2.膝は常に軽く曲げ、着地の衝撃は膝上の筋肉と柔らかな膝の曲げで受け止める
3.前に出した足が完全に地面を捉えるまで、後ろになった足に体重を残すようにする
だそうです。確かに前に出した足だけで全体重を支えるような歩き方では、膝への負担は相当なものでしょう。そういえば、膝を痛めるようになる前は、膝を曲げて下っていたような気もしてきました。
話が逸れましたが、下っているときにはそんなことは露知らず、自分の足の筋肉か関節の衰えだろうと思っていました。
そしていつしか、大嫌いだった階段よりもガレ場の下りがつらくなってきました。
途中、ちょっとだけ年配の女性3人組に追いついてしまい、道を譲っていただきました。こちらがその先で休憩していると、その方たちも休憩していくのですが、ぼくらよりも先に出発していかれました。歩き始めると、ほどなくしてその方たちに再び追いついて、また譲っていただきました。その度ごとに「ありがとうございます」と言っていたのですが、さすがに3回目となると「何度もすみません」と付け足しました。すると「若いのに礼儀正しいのね〜」と・・・。「確かに同行の2人は若いですが、ぼくはさすがに今年41歳なのでね〜」と心の中で思いながら、満面の笑みで返しました。おかげさまでそこから先はちょっとだけいい気分で下れました(笑)
前回2013年5月の山行記録では、登り2時間50分、下り1時間40分だったので、その計算でいましたが、実際は登り3時間50分、下り2時間30分もかかってしまいました。途中の休憩が多かったのもありますが、自分よりもペースが速い人に引っ張ってもらっていた影響は大きいなと実感しました。でも今回は休憩が多かったおかげで、膝の痛みは翌日にはほとんど治まってました。筋肉痛はひどいですけどね。
下山後は鶴巻温泉駅で途中下車して、弘法の里湯で汗を流しました。そしてその後、駅前のコンビニで二人はビールを、ぼくは午後ティーを買って、その辺でたむろって簡素なお疲れ会。スパイシーチキンを散歩中の犬に狙われそうになりました。
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