嵐の前の「編笠山」

2024年08月26日(月) [日帰り]

• GPS: 09:07
• 距離: 11.3km
• 登り: 1,080m
• 下り: 1,079m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:22
• 休憩: 0:35
• 合計: 8:57

7:06 観音平
8:53 9:02 雲海
10:16 10:27 押手川
12:07 12:19 編笠山
12:54 12:55 青年小屋
14:36 14:36 押手川
15:14 15:16 雲海
16:10 16:11 観音平
16:13 ゴール地点

天候

雨後曇り一時日が射す
東南の風0〜3m 台風の外縁か？
雲とガスで展望は限られる
湿度は高い

7時頃まで雨があがるのを待った
おおむねテンクラの予報どおりになった

アクセス

利用交通機関：

自家用車

観音平の駐車場を利用した
メインに30台 奥に20台くらい停まる
簡易トイレ有り

朝7時で25台くらい 雨のあがるのを待っていたようだ？
下山は本日の最後かと思ったら まだ15台くらい停まっていた

au 駐車場でほぼつながる その他は未確認

※ 八ヶ岳周辺のコンビニは 一部夜間閉店有り
グーグルマップなどで確認する必要がある

コース状況／危険箇所等

観音平を起点に 雲海→押手川→編笠山→青年小屋→押手川→雲海→観音平と右回りした

整備の良い道に道標は充分に有る 不明瞭なところはピンクリボンやグリーンロープを設置してある

上の方は岩ゴロになる 山頂は岩ゴロの積み重なり

15年前の記憶では青年小屋と押手川の間など 土分が多くて歩き易かった気がするけど 荒れて石ゴロの歩きづらい道になったような？

その他周辺情報

道の駅小淵沢に併設 延命の湯を利用した
市外830円 市民460円
観音平からなら 地の利有り

写真

8/26 7:07

天気予報を信じて
7時過ぎに歩き始める
20台ほどの車は
同じ考えみたい

8/26 7:13

奥の第2駐車場
ここも20台くらい
周辺はカラマツ植林？
林床は膝丈のクマザサ
巾広く草刈りしてある

8/26 7:20

雲海の先
押手川から
山頂へ進むつもり

8/26 7:28

いわれの有りそうな岩
注連縄をまとう

8/26 7:29

花は少ない
ママコナ
このピンクは
モジズリと
紛らわしい

8/26 8:28

シャジン

8/26 8:48

岩をすり抜ける

8/26 8:52

雲海
雨は上がっているけど
ガスで何も見えない

8/26 9:50

ハナイカリ

8/26 10:24

押手川青年小屋と
編笠山山頂の分岐
先に山頂へ
一時日が射す

8/26 11:12

岩が大きくなり
勾配が増す

8/26 11:36

ハシゴが1ヶ所

8/26 11:57

頂上まで 本当に
ほんとうに もうちょっと

8/26 12:00

樹林が途切れて
山頂も近い

8/26 12:01

ウメバチソウ

8/26 12:02

オトギリソウ

8/26 12:05

完熟イチゴ

8/26 12:06

山頂
山名標とケルンと三角点
岩の折り重なった上の
三角点は動かないのか？
背景 左から阿弥陀岳・横岳
・赤岳・ギボシ・権現岳

8/26 12:07

国境平方面にも道が有る

8/26 12:07

左から阿弥陀岳・横岳
・ギボシ・権現岳
赤岳は雲に隠れた

8/26 12:09

雲の動き 激しい
西岳の左遠方に
諏訪湖が見えた

8/26 12:12

左からギボシ・権現岳
右端は三ツ頭

8/26 12:20

青年小屋方向へ

8/26 12:20

山頂を振り返る
岩々が折り重なる

8/26 12:48

ギボシの他は雲に隠れた
懐かしい青年小屋
15年前のテントデビューを
思い出す

8/26 12:56

押手川目指して下りる

8/26 12:56

編笠山を振り返る

8/26 12:59

熟して乾くと
わずかな刺激で胞子を
埃のように吹き出す
面白いけど
いじめてる気になる

8/26 13:00

キノコの山

8/26 14:28

こっちも
美味しそう

8/26 14:33

押手川
いつもは乾いている
雨上がりで コロ々と
音をたてて流れていた

8/26 14:53

アキノキリンソウ

8/26 15:15

雲海
展望のあるところなのか？
ガスと雲に閉ざされている

姫様！
ヒメミヤマウズラ

失礼して横顔を拝見

アップ
ウブ毛有り

ミヤマモジズリ

ねじれているのが
わかる

アップ
ランの花の形をしている

群れている

車のそばにも居た
あれだけ探したのは
なんだったのか？
と言う気分になる

コフタバラン
ドライフラワーに
なっている

8/26 16:10

黒い雲が広がり
降られるかと思ったが
セーフ
まだ15台ほど停まっていた

8/26 16:16

下山後見かけた
フシグロセンノウ
オレンジが映えて
存在感タップリ

8/26 16:20

同じく
ハクサンフウロ

8/26 16:18

富士山が顔を出す

8/27 5:31

道の駅小淵沢
延命の湯に寄った
地の利良し

撮影機器：

EOS R8 ボディ CANON

感想

つうぶう

台風10号の影響で 週間予報はコロコロと変わる。
台風の進路予報も少しずつ変わり、天気が良さそうなのは今日 26日だけのようだ。
この機会を逃してはならない。
八ヶ岳の編笠山を歩いた。
15年前のテントデビューの懐かしい道だ。
記憶はかすかだが、ずいぶん荒れて歩きづらくなったような気がする。
人気のコースで 登山者が集中し、ダブルストックでつつかれ、雨で土や砂が流された結果、歩き易かった土の道が、石ゴロ道に変わり果てたのだろうか？
その代わり、見たかった花ふたつとの対面をはたした。

ひとつはヒメミヤマウズラ。
この時期、2000mを超える山を歩くなら 是非とも会いたい花で、どこにでも居るミヤマウズラに比べ はるかに希少だし、清楚で控えめな佇まいは、姫と呼ぶのがふさわしい。

もうひとつは深山ネジバナ。
初見のこの花を探して、直近の浅間山行と小浅間山行では じっくり時間をかけて歩いたが、影も形も無く、場所かタイミングを外したか？この課題は、来シーズンまで持ち越しになるかと危ぶまれた。
ところが、編笠山を歩くと この花が実にたくさん居る。
20までカウントして、数えるのをやめた。って自分の知能はチンパンジー並みと言うわけではない。
見たのはトータルで60株を超えているだろう。
しかも 花が少ないなかで、ピンクがとても目立つのである。(探す目線の場合)
最後に駐車場まで50mのところで 2株 目にした時は、力が抜けた。
この3日間、眼を血走らせて探した間 この花は恐れをなして姿を隠していたのだろうか？
やはり八ヶ岳は花の山だと再確認できた。

この天候で わずかながら得られた展望は貴重だったし、黒い雲が広がりながら最後まで 雨にふられなかったのもありがたい。